94 / 109
最終章 この愛が全て
第95話 アデレードとイザベル 下
しおりを挟む
「夢、なんて見てはいけなかったのね……」
イザベルは弱々しく呟き、窓の前に立つ。窓の外には街と王宮の高い塔がよく見えた。ここからはあまりに遠い。イザベルは目を細める。
「生粋の大貴族のお嬢さんには分からないでしょうけれど……」
そう言ってイザベルは語り始める。
彼女の家はサウザー公爵家の傍流も傍流のさらに傍流の末端の家柄だった。平貴族ということだったが、暮らしは庶民と変わらず、小さな農場で家畜の世話をしながら糊口をしのいでいた。来る日も来る日も家畜の世話に明け暮れても、暮らし向きは良くならず、手や肌は荒れ、服は汚れ、家畜の臭いに満ちた貧しい生活。
「そこへある日、サウザー公爵が来たのよ。貧乏臭い家だとか家畜が臭いだのぶつぶつ言いながらね」
イザベルは自嘲的に笑う。
「それで私に大貴族みたいな豪勢な暮らしがしたくはないかって聞いてきたわ」
勿論、イザベルだって出来ることならそんな生活がしてみたかった。だが、何故公爵が一族の末端の、今まで顧みることすらしなかった娘にそんなことを言うのか、というのが引っ掛かった。
「公爵は言ったわ。王子にちょっとした楽しみを提供するだけだって」
協力すれば金をやるっといってイザベルの前に金の入った黒い革の袋を見せたのだ。公爵には端金だったが、イザベルと家族には喉から手が出るほど欲しい金だった。それで一家は息を吐くことが出来る。
「それから、公爵の屋敷で王子の好みを徹底的に覚えさせられたわ。好きな花、芝居。仕草、愛読書……王子が”運命”を感じるようにね」
そして、準備が整ったある日、サウザー公爵はエーリッヒ王子を誘い、狩りへ誘い出す。2人で狩りがしたいと言えば、供の者達もそれ以上は近づけない。そうして他に誰も居なくなったところで、公爵は王子に獲物を見つけた、あの辺りに隠れているから射ってみろとけし掛ける。
「勿論、そこに獲物なんか居ないわ。私が隠れていただけよ。王子が射った矢に驚いて転んで足を怪我した振りをしたの。私は立入禁止と知らなくてたまたま通りかかってしまった田舎娘って役どころよ。王子は悪いと思ったのかとても親切にしてくれたわ」
そこで狩りを止めにして、王子はイザベルと話し始めた。時間はすぐに過ぎ、供の者が探しに来る前にサウザー公爵が親切な振りをして、王子に囁く。”彼女は俺が怪我させたようなものだがら、王都に所有する屋敷の一つで治療させるよ。怪我が心配なら訪ねて来ると良い”
そこが、イザベルと王子の逢引きの場所となった。
「楽しかったわ。だって、王子はどんどん私に夢中になっていく。ドレス、宝石、豪華な贈り物の数々。王子は私を宝物のように大事にしてくれる、夢みたいな生活!」
イザベルはそんな日々を思い出し、自分の体を抱きしめる。そして泣きそうな顔で振り返った。
「”アデレード”という貴族の令嬢に恨みがあったわけじゃないわ。でも、自分と歳も変わらない娘が、何の苦労もなく、毎日おしゃれをして、裕福に楽しく暮らしているのは妬ましかった! 私と同じように苦しめば良いと思った! 貴女には、分からないでしょうね」
アデレードは何とも答えられなかった。ただ痛ましそうにイザベルを見るだけ。
「だから、貴女が私を見つけて公衆の前で、恥も外聞もなく必死に私を罵ってたとき、私内心笑いが止まらなかったわ。貴女の可愛らしい恫喝なんて、全然怖くなかったわよ」
そう言ってのけたイザベルにアデレードは唖然とした後、笑い出した。
「まぁ……性格が悪いのは、私も貴女もお互い様ね」
イザベルも小さく吹き出す。そしてポロポロと泣きだし、力が抜けたようにその場に座り込んだ。アデレードは隣に座り、ハンカチを差し出す。
「それで、いつから王子のこと好きになったの?」
「……あの人、本当に優しいのよ。私なんてただの貧乏な田舎娘なのに。全然偉ぶるところもなくて。サウザー公爵なんて下々の者なんか、虫けらくらいにしか思ってないのとは大違い」
涙を拭きながらイザベルは答える。気が付けばいつの間にか、自分の方が王子に絆されていた。
「王子があんなに真摯な人だと思わなかったわ。だから、騙しているのが心苦しくなった。所詮は、あの人の好みになるように作り上げた偽物だもの。婚約破棄が決まって、貴女がいなくなって王子も冷静になったんでしょうね。きっと私の付け焼刃な感じに違和感を覚えたのよ。貴女の伯爵が王子に会いに来て以来、何かずっと考えていたわ。それで、ある時、私に少し待っていてくれと言ったきり、王宮から帰って来ない……」
アデレードも彼女の話を聞きながら、かつて王子に恋していた頃の気持ちを思い出していた。だからこそ、彼女の痛みも少しだけ、分かる気がした。
イザベルは顔を上げ、アデレードのハンカチを返した。
「私が公爵と謀ったのはこれだけよ。伯爵との件は、残念だけど分からないわ」
「サウザー公爵は自分の領内で麻薬を作っているみたいなの。何か心当たりはない? 屋敷に何か怪しい人物が出入りしていたとか。どこかによく出掛けていたとか」
イザベルは考え込む。そして何かを思い出したようにはっとした。
「そういえばあの公爵、領民のことなんて全然顧みない人だったのに、やたらと視察に出掛けていた村があったわ」
「それはどこっ!?」
アデレードはイザベルの両肩を掴む。
「確か……南の方にあるリーゲ何とかって話しているのを、公爵の屋敷に居たときに耳にしたことがあるわ」
「ありがとう、イザベル。これで伯爵を救えるかもしれないわ」
アデレードは胸を撫で下ろした。
「良かったわね。あぁ、それとあの公爵、貴女に振られたことを根に持ってて、婚約破棄させようと思いついたんですって」
それを聞いてアデレードは不快そうに眉間に皺を寄せる。
「私人生のほとんどは王子の婚約者だったのよ。サウザー公爵に言い寄られても応えるわけないなんてこと分かりきってるでしょう。しかも私あの人大嫌いっ」
「気が合うわね、私もよ。あいつ、王子のことも裏で散々馬鹿にしてたわ。お高くとまっているだの、俺のことを見下しているだの。こうなって一番喜んでるのは、たぶん公爵ね」
「自分の溜飲を下すだめだけにこんなことを? だとしたら、異常ですわ」
アデレードは立ち上がり、イザベルに手を差し伸べる。
「イザベル、私は出会いがどうであれ、貴女と王子の愛が本物なら幸せになって欲しいって思っているの」
「貴女からの手紙読んだわ。そう、書いてあったわね」
「王子が戻って来ないのも、きっと何か理由があってのことよ。だから……」
「いいえ。もう充分王子には迷惑を掛けてしまったわ。王家の方々にも、貴女にも」
イザベルはアデレードの手を取り立ち上がった。
「王子と歌劇を見に行く約束をしていたの。それが一週間後よ。王子が来てくれるかどうかは分からないけれど、そこで全部話すわ。それにサウザー公爵も招待されているみたい」
「イザベル……」
「優しく、美しい……そして甘い、夢だったわ。ずっと浸っていたかったけれど。もう終わりにしないとね。でも、私、本当に……あの人のこと、愛していたのよ」
イザベルは切なそうに微笑んで見せた。
イザベルは弱々しく呟き、窓の前に立つ。窓の外には街と王宮の高い塔がよく見えた。ここからはあまりに遠い。イザベルは目を細める。
「生粋の大貴族のお嬢さんには分からないでしょうけれど……」
そう言ってイザベルは語り始める。
彼女の家はサウザー公爵家の傍流も傍流のさらに傍流の末端の家柄だった。平貴族ということだったが、暮らしは庶民と変わらず、小さな農場で家畜の世話をしながら糊口をしのいでいた。来る日も来る日も家畜の世話に明け暮れても、暮らし向きは良くならず、手や肌は荒れ、服は汚れ、家畜の臭いに満ちた貧しい生活。
「そこへある日、サウザー公爵が来たのよ。貧乏臭い家だとか家畜が臭いだのぶつぶつ言いながらね」
イザベルは自嘲的に笑う。
「それで私に大貴族みたいな豪勢な暮らしがしたくはないかって聞いてきたわ」
勿論、イザベルだって出来ることならそんな生活がしてみたかった。だが、何故公爵が一族の末端の、今まで顧みることすらしなかった娘にそんなことを言うのか、というのが引っ掛かった。
「公爵は言ったわ。王子にちょっとした楽しみを提供するだけだって」
協力すれば金をやるっといってイザベルの前に金の入った黒い革の袋を見せたのだ。公爵には端金だったが、イザベルと家族には喉から手が出るほど欲しい金だった。それで一家は息を吐くことが出来る。
「それから、公爵の屋敷で王子の好みを徹底的に覚えさせられたわ。好きな花、芝居。仕草、愛読書……王子が”運命”を感じるようにね」
そして、準備が整ったある日、サウザー公爵はエーリッヒ王子を誘い、狩りへ誘い出す。2人で狩りがしたいと言えば、供の者達もそれ以上は近づけない。そうして他に誰も居なくなったところで、公爵は王子に獲物を見つけた、あの辺りに隠れているから射ってみろとけし掛ける。
「勿論、そこに獲物なんか居ないわ。私が隠れていただけよ。王子が射った矢に驚いて転んで足を怪我した振りをしたの。私は立入禁止と知らなくてたまたま通りかかってしまった田舎娘って役どころよ。王子は悪いと思ったのかとても親切にしてくれたわ」
そこで狩りを止めにして、王子はイザベルと話し始めた。時間はすぐに過ぎ、供の者が探しに来る前にサウザー公爵が親切な振りをして、王子に囁く。”彼女は俺が怪我させたようなものだがら、王都に所有する屋敷の一つで治療させるよ。怪我が心配なら訪ねて来ると良い”
そこが、イザベルと王子の逢引きの場所となった。
「楽しかったわ。だって、王子はどんどん私に夢中になっていく。ドレス、宝石、豪華な贈り物の数々。王子は私を宝物のように大事にしてくれる、夢みたいな生活!」
イザベルはそんな日々を思い出し、自分の体を抱きしめる。そして泣きそうな顔で振り返った。
「”アデレード”という貴族の令嬢に恨みがあったわけじゃないわ。でも、自分と歳も変わらない娘が、何の苦労もなく、毎日おしゃれをして、裕福に楽しく暮らしているのは妬ましかった! 私と同じように苦しめば良いと思った! 貴女には、分からないでしょうね」
アデレードは何とも答えられなかった。ただ痛ましそうにイザベルを見るだけ。
「だから、貴女が私を見つけて公衆の前で、恥も外聞もなく必死に私を罵ってたとき、私内心笑いが止まらなかったわ。貴女の可愛らしい恫喝なんて、全然怖くなかったわよ」
そう言ってのけたイザベルにアデレードは唖然とした後、笑い出した。
「まぁ……性格が悪いのは、私も貴女もお互い様ね」
イザベルも小さく吹き出す。そしてポロポロと泣きだし、力が抜けたようにその場に座り込んだ。アデレードは隣に座り、ハンカチを差し出す。
「それで、いつから王子のこと好きになったの?」
「……あの人、本当に優しいのよ。私なんてただの貧乏な田舎娘なのに。全然偉ぶるところもなくて。サウザー公爵なんて下々の者なんか、虫けらくらいにしか思ってないのとは大違い」
涙を拭きながらイザベルは答える。気が付けばいつの間にか、自分の方が王子に絆されていた。
「王子があんなに真摯な人だと思わなかったわ。だから、騙しているのが心苦しくなった。所詮は、あの人の好みになるように作り上げた偽物だもの。婚約破棄が決まって、貴女がいなくなって王子も冷静になったんでしょうね。きっと私の付け焼刃な感じに違和感を覚えたのよ。貴女の伯爵が王子に会いに来て以来、何かずっと考えていたわ。それで、ある時、私に少し待っていてくれと言ったきり、王宮から帰って来ない……」
アデレードも彼女の話を聞きながら、かつて王子に恋していた頃の気持ちを思い出していた。だからこそ、彼女の痛みも少しだけ、分かる気がした。
イザベルは顔を上げ、アデレードのハンカチを返した。
「私が公爵と謀ったのはこれだけよ。伯爵との件は、残念だけど分からないわ」
「サウザー公爵は自分の領内で麻薬を作っているみたいなの。何か心当たりはない? 屋敷に何か怪しい人物が出入りしていたとか。どこかによく出掛けていたとか」
イザベルは考え込む。そして何かを思い出したようにはっとした。
「そういえばあの公爵、領民のことなんて全然顧みない人だったのに、やたらと視察に出掛けていた村があったわ」
「それはどこっ!?」
アデレードはイザベルの両肩を掴む。
「確か……南の方にあるリーゲ何とかって話しているのを、公爵の屋敷に居たときに耳にしたことがあるわ」
「ありがとう、イザベル。これで伯爵を救えるかもしれないわ」
アデレードは胸を撫で下ろした。
「良かったわね。あぁ、それとあの公爵、貴女に振られたことを根に持ってて、婚約破棄させようと思いついたんですって」
それを聞いてアデレードは不快そうに眉間に皺を寄せる。
「私人生のほとんどは王子の婚約者だったのよ。サウザー公爵に言い寄られても応えるわけないなんてこと分かりきってるでしょう。しかも私あの人大嫌いっ」
「気が合うわね、私もよ。あいつ、王子のことも裏で散々馬鹿にしてたわ。お高くとまっているだの、俺のことを見下しているだの。こうなって一番喜んでるのは、たぶん公爵ね」
「自分の溜飲を下すだめだけにこんなことを? だとしたら、異常ですわ」
アデレードは立ち上がり、イザベルに手を差し伸べる。
「イザベル、私は出会いがどうであれ、貴女と王子の愛が本物なら幸せになって欲しいって思っているの」
「貴女からの手紙読んだわ。そう、書いてあったわね」
「王子が戻って来ないのも、きっと何か理由があってのことよ。だから……」
「いいえ。もう充分王子には迷惑を掛けてしまったわ。王家の方々にも、貴女にも」
イザベルはアデレードの手を取り立ち上がった。
「王子と歌劇を見に行く約束をしていたの。それが一週間後よ。王子が来てくれるかどうかは分からないけれど、そこで全部話すわ。それにサウザー公爵も招待されているみたい」
「イザベル……」
「優しく、美しい……そして甘い、夢だったわ。ずっと浸っていたかったけれど。もう終わりにしないとね。でも、私、本当に……あの人のこと、愛していたのよ」
イザベルは切なそうに微笑んで見せた。
1
あなたにおすすめの小説
『悪役令嬢は、二度目の人生で無言を貫く。~処刑回避のために黙っていただけなのに、なぜか冷徹宰相様から「君こそ運命の人だ」と溺愛さています~』
放浪人
恋愛
「もう、余計なことは喋りません(処刑されたくないので!)」
王太子の婚約者エリスは、無実の罪を着せられた際、必死に弁解しようと叫び散らした結果「見苦しい」と断罪され、処刑されてしまった。 死に戻った彼女は悟る。「口は災いの元。二度目の人生は、何があっても口を閉ざして生き延びよう」と。
しかし、断罪の場で恐怖のあまり沈黙を貫いた結果、その姿は「弁解せず耐え忍ぶ高潔な令嬢」として称賛されてしまう。 さらに、人間嫌いの冷徹宰相クラウスに「私の静寂を理解する唯一の女性」と盛大な勘違いをされ、求婚されてしまい……!?
「君の沈黙は、愛の肯定だね?」(違います、怖くて固まっているだけです!) 「この国の危機を、一目で見抜くとは」(ただ臭かったから鼻を押さえただけです!)
怯えて黙っているだけの元悪役令嬢と、彼女の沈黙を「深遠な知性」と解釈して溺愛する最強宰相。 転生ヒロインの妨害も、隣国の陰謀も、全て「無言」で解決(?)していく、すれ違いロマンティック・コメディ! 最後はちゃんと言葉で愛を伝えて、最高のハッピーエンドを迎えます。
断罪中、味方が多すぎて王子が孤立している件について
夏乃みのり
恋愛
バーンスタイン伯爵家の令嬢ラミリアは、魔力も剣の才能もない「ごく普通」の地味な女性。
ある日のパーティーで、婚約者であるジェラルド第二王子から「地味で無能で嫉妬深い」と罵られ、身に覚えのない罪で婚約破棄を突きつけられてしまう。
しかし、断罪劇は予想外の展開へ。
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
婚約破棄されたのでファンシーショップ始めました。 ― 元婚約者が、お人形さんを側室にしようとして大恥をかきました ―
鷹 綾
恋愛
隣国の王子から「政略的にも個人的にも魅力を感じない」と婚約破棄された、ファンタジア王国第三女王タナー。
泣きも怒りもせず、彼女が考えたのは――「いつか王宮の庇護がなくなっても困らない生き方」だった。
まだ八歳。
それでも先を見据え、タナーは王都の片隅で小さなファンシーショップを開くことを決意する。
並ぶのは、かわいい雑貨。
そして、かわいい魔法の雑貨。
お茶を淹れてくれるクマのぬいぐるみ店員《テイデイ・バトラー》、
冷めないティーカップ、
時間になると小鳥が飛び出すアンティーク時計――。
静かに広がる評判の裏で、
かつての元婚約者は「お人形さんを側室にしようとして」赤っ恥をかくことに。
ざまぁは控えめ、日常はやさしく。
かわいいものに囲まれながら、女王は今日も穏やかにお店を開けています。
---
この文面は
✔ アルファポリス向け文字数
✔ 女子読者に刺さるワード配置
✔ ネタバレしすぎない
✔ ほのぼの感キープ
を全部満たしています。
次は
👉 タグ案
👉 ランキング用超短縮あらすじ(100字)
どちらにしますか?
婚約破棄された際もらった慰謝料で田舎の土地を買い農家になった元貴族令嬢、野菜を買いにきたベジタリアン第三王子に求婚される
さら
恋愛
婚約破棄された元伯爵令嬢クラリス。
慰謝料代わりに受け取った金で田舎の小さな土地を買い、農業を始めることに。泥にまみれて種を撒き、水をやり、必死に生きる日々。貴族の煌びやかな日々は失ったけれど、土と共に過ごす穏やかな時間が、彼女に新しい幸せをくれる――はずだった。
だがある日、畑に現れたのは野菜好きで有名な第三王子レオニール。
「この野菜は……他とは違う。僕は、あなたが欲しい」
そう言って真剣な瞳で求婚してきて!?
王妃も兄王子たちも立ちはだかる。
「身分違いの恋」なんて笑われても、二人の気持ちは揺るがない。荒れ地を畑に変えるように、愛もまた努力で実を結ぶのか――。
王子、おひとり様で残りの人生をお楽しみください!
ちゃっぴー
恋愛
「ラーニャ、貴様との婚約を破棄する!」
卒業パーティーの真っ最中、ナルシストな第一王子ウィルフレッドに身に覚えのない罪で断罪された公爵令嬢ラーニャ。しかし、彼女はショックを受けるどころか、優雅に微笑んで拍手を送った。
なぜなら、ラーニャはとっくに王子の無能さに愛想を尽かし、この日のために完璧な「撤退準備」を進めていたからだ。
【 完結 】「婚約破棄」されましたので、恥ずかしいから帰っても良いですか?
しずもり
恋愛
ミレーヌはガルド国のシルフィード公爵令嬢で、この国の第一王子アルフリートの婚約者だ。いや、もう元婚約者なのかも知れない。
王立学園の卒業パーティーが始まる寸前で『婚約破棄』を宣言されてしまったからだ。アルフリートの隣にはピンクの髪の美少女を寄り添わせて、宣言されたその言葉にミレーヌが悲しむ事は無かった。それよりも彼女の心を占めていた感情はー。
恥ずかしい。恥ずかしい。恥ずかしい!!
ミレーヌは恥ずかしかった。今すぐにでも気を失いたかった。
この国で、学園で、知っていなければならない、知っている筈のアレを、第一王子たちはいつ気付くのか。
孤軍奮闘のミレーヌと愉快な王子とお馬鹿さんたちのちょっと変わった断罪劇です。
なんちゃって異世界のお話です。
時代考証など皆無の緩い設定で、殆どを現代風の口調、言葉で書いています。
HOT2位 &人気ランキング 3位になりました。(2/24)
数ある作品の中で興味を持って下さりありがとうございました。
*国の名前をオレーヌからガルドに変更しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる