バナナ

小説家目指しの初心者 #雑民 ゆるた

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ドッヂボール大会、開催のお知らせ

作戦会議

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豊「なあ、知ってるか?」
実「何が?」
豊「明日、ドッヂボール大会あるってことだよ」
休憩時間、豊がそんなことを言ってきた。


 ドッヂボール、それは、1つのボールを投げ合い、当てられた人は外野へ行き、内野に人がいなくなったら負け。という至極簡単なゲームである(知らない人はグクれっ!)
 俺は、ドッヂボールというゲームは嫌いである。
 投げられるボールは簡単に避けることが出来るが、ボールを取るのが無理だからだ。
 取ろうとすれば、ボールが指などにあたり、落ちる(不器用)
 決して不器用な訳では無い((不器用))
 と考えていると脳内からリアルに引き戻された。
豊「おーい、聞いてるか~。」
実「あ、ああ、もちろん聞いてなかった。」
豊「………もう一度言うぞ。」
 「なあ、知ってるか?」
実「そこは聞いた。」
豊「明日、バレーボール大会があるってことだよ。」
実「あれ?ドッヂボールじゃなかったっけ?」
豊「………明日、ドッヂボール大会があるってことだよ。」
実(無かったことにしたな……)
 「んでそれがどうかしたのか?」
豊「俺はな……そこで優勝したいんだよ。」
実「あっそ、がんば、んじゃおやすmi…」
豊「んで、優勝すれば、この学校のルールを1つ付けることが出来る。」
実「えっ………まじ?」
豊「嘘だよwそんなわけないじゃんw」
実「おやすみ…Zzz」
豊「ちょっと待てよ。」
実「zZZ」
豊「僕の話を聞いてくれれば、テストの答えが書いたノートを渡すよ」
実「あっそ。テストで100点なんざ頑張りゃいつでも取れ…」
豊「もちろん、数学のテストのね」
俺は目をギラつかせた。
実「話を聞こう」

豊「作戦としてはこうだ。実が俺の盾になる。俺がボールを拾って投げて当てる。終わり。」
実「それ作戦って言えるか?一応、クラスがチームになってやり合うんだろ。」
豊「そこら辺は大丈夫、クラスのみんなも買収しておくから。」
実(こいつ怖……)
 「って言うか何でそんなに優勝したいんだ?優勝してもそんなに意味ないと思うんだが。」
豊「わかってないね。僕は他人の不幸は蜜の味なんだ。他のクラスのやつが完全に敗北する姿は面白そうだからってこと。負けたらそれが見れない。」
実(コイツ……最低………)
豊「それに、優勝すれば………先生チームと戦えるからな」(訳:日頃の恨みを晴らせるからな)
実「その理由に関しては同感だな」(訳:日頃の恨み……っていうかあのゴリラぶっ潰す)
空から怒りの雷が落ちたようだった。
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