園芸店店長、ゲーム世界で生産にハマる!

緑牙

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2章 村での生活

47話 恐るべき違和感……

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 その後三十分ほど様子を見ていたが、サラさんは元に戻る様子がない。

 どうするかなぁ……

 錬金術を試しに行きたいけど、今のサラさんをこのままにして子供達に任せるのは──


「お兄さん、お母さんのことならわたしたちだけで大丈夫だよ! ……なにかやりたいことがあるんでしょ?」

「えっ!?」
「ぼくは、おねえちゃんみたいにくわしくわからないけど……おにいちゃんは、かんがえてるときいろいろなかおしてる!」


 ……色々って、俺はそこまで顔に出てるのか?

 いや、だからってそんな細かく分かるものなのか?


《リョウさん、タンジーは女の子でも女性ですからね? 気にしてる相手のことなら、色々と察することができるものなんですよ!!》

(いや、子供扱いは……してるか。でもなぁ……気にするもなにも、俺おっさんなんだけど?)

《甘い……甘いですよリョウさん! 恋に年齢など──》
(ストップ。とりあえずそれはあとでな……)


 タンジーもサラさんも微妙に厳しい目でこっち見てるんだよ……


「と、とりあえず晩御飯には戻るので……ちょっとやることをやってきてもいい……ですか……?」


 タンジーとサラさんは、分かりやすくため息をついた。

 ブレンとの念話は、やはりバレバレなようだな……


「勿論ですわ。美味しいご飯、期待してますわよ?」

「ど、努力します」

「わたしももちろんいいんだけど……わたしもブレンちゃんとおはなし出来ないのかなぁ?」

「どうなんだろ……ちょっと聞いてみよ──」
《出来ますよ》

「!! 声がきこえたよ! 今の声がブレンちゃんなの!?」
「私にも聞こえましたわ」
「ぼくも!」


 みんなに聞こえるようにしたの!?

 今まで念話を他の人に聞こえるようにしてなかったのは、なにか訳があったと言う訳じゃないのかな?

 ……後で聞いてみよう。


《改めまして、私はリョウさんの『仲間』のブレンと言います。よろしくお願いしますね》

「よろしくお願いしますわ!」
「「よろしく!」」


 仲間……か。運営からのサポート役と言うことは言わない方がいい感じかな。

 余計なことを言わないように気を付けよう。


《今日のリョウさんは錬金術が試したくて仕方ないようなので、申し訳ないのですがそろそろ……》


 え"……今それを言っちゃうの!?

 やっぱりみたいな顔で、みんなから視線が飛んでくるのだが!?


《ご安心ください! どんなに錬金術に夢中になっても、必ず晩御飯前にはお連れしますので!》

「ブレンちゃんが言うならあんしんだね!」

「ブレンさんにお任せ致しますわ!」

「ぼくはおいしいごはんがたべれるならそれでいいよ!」


 ……俺、もしかして信用ないの?
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