園芸店店長、ゲーム世界で生産にハマる!

緑牙

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2章 村での生活

73話 ブレンはやる気に溢れている!

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 いったい、『???』の正式な発動条件は何なんだ……?


「あー……お兄さん、またかんがえこんでる」

《まあ、歩きながらではないからいいのではないでしょうか?》

「あるきながらなにかをするのはあぶないもんね!」

《そうですね。私達も気を付けましょう》


 いや、聞こえてるんだけどね……

 まあ悪い効果のスキルというわけではないし、焦って解明しなくてもいいかな。

 それより、さっきブレンが教えようとしたのは力の出し方だけど、威圧の時と同じ力の使い方をしたから威圧になってしまったのでは……?


《なあブレン、さっきのことなんだが……力の出し方より、どんな気持ちで力を出すかを教えたらどうかな?》

《気持ち……ですか?》

《ブレンが首飾りを作った時、攻撃的なイメージをしながら作った訳じゃないだろ?》

《……なるほど。私は力の出し方に注力し過ぎたのですね……》


 ブレンはため息をつくと、翼の先で頭をさわさわし始めた。

 ……なにしてるんだろ……?


《よしっ! タンジーさん、もう一度やってみましょう!》

「えっ? でも……」

《大丈夫です。さっきは私の教え方が間違っていただけですから。さあ!》

「う、うん」


 ブレンにしてはぐいぐい行くなぁ……


《先程私が教えたのは、威圧の使い方そのものでした。今度は間違えたりしません!》

「ふぅん……いあつって、ああやってつかうんだ」


 ……どうやら、タンジーは無意識でしか使えてなかった威圧のやり方を、さっきのやり取りでちゃんと覚えたようだな。

 つまり、これでいつでも威圧を使えるようになったということか……

 今の年齢で威圧を使いこなせる……

 なんというか、末恐ろしい猛者に育ちそうな予感がするな。


《私がさっき行った錬金術は、目を閉じた後完成品をイメージしながら力を注ぐことで完成しました》

「うん、それは見ていたけど……ちからをそそぐのが、やりかたがよくわからないよ……」

《そこが難しいところなのです。先程の私もタンジーさんに『力』を意識してもらうために、タンジーさんが使ったことがある、威圧のやり方で力を感じてもらおうとしたのです》

「う、うん……? ちからを、かんじる……?」


 タンジーは、難しい話が多くて混乱気味みたいだな。

 せめて頭を撫でてリラックスさせようか──

 と思ったが、俺が動く前にブレンはタンジーの肩に止まると、その頬にふわふわの頭をそっと擦り付けた。
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