143 / 143
2章 村での生活
96話 何処かで見たことのある光景……
しおりを挟む
タンジーが、OKしてくれればだが──
「……ほんとはお兄さんと行きたいけど……分かった……」
「ありがとな」
《ありがとうございます!》
「ぐぉぅ!」
思わずタンジーの頭を撫でてしまったが、嫌がってはいないみたいでよかった……
というか、森熊──いや、とりあえずくま君と呼ぼう。
くま君は俺達の話を全部理解できてるみたいなんだよな……
なにかに操られていただけの森熊じゃなかったのか、それともセージ君の何らかの力のおかげなのか……気になるところだな。
「あ、でもくまさんはそのまま行ったらほかのぼうけんしゃさんにやられちゃうから──」
タンジーはそう言うと、自らが付けていた首飾りを外して、くま君の首に取り付けた。
その様子を、サラさんが恐ろしいものを見る目で見ているけどな……
「いい? くまさん! これはかすだけなんだから、あとでかならずかえしてね!」
「ぐぉー!!」
「うん! いいこいいこ!」
そう言ってくま君の頭を撫でるタンジーは、もはやペットを愛でる心境なのかもな。
というか……このシーン、かなり昔にどこかのゲームで見たことがあるような気がするなぁ……
確か、主人公親子が滞在していた村から自分達の村へ帰るという時、その村で一緒に行動していた女の子が主人公に──
「しばらく会えないと思うからこれをあげる! ◯◯につけてあげるね!」
と言って自分のリボンを片方外して、村に滞在中に仲間になった魔物につけてあげるという……
その後主人公は奴隷にされ、仲間になった魔物とはぐれてしまうが、大人になって魔物と再会する。
しかし、数年の時が魔物を野生化させてしまっていた。
主人公のこともわからず襲いかかって来たが、奴隷になっても無くしていなかった女の子のリボンのお陰で再び仲間になるという──
タンジーがつけてあげたのは首飾りだし、俺達は遠くに帰る訳でもないから関係はないが……
とても似てる様に感じるんだよな。
《では急ぎましょう。まずは近くに潜んでいると思われる森熊からですね》
おっと、今は余計なことを考えてる場合じゃなかったな。
気を引き締めないとだな。
《どうやらくまさんは相手の場所が分かるそうなので、先導してもらいましょう》
「了解! よろしく頼むな、くま君!」
「ぐおぅっ!」
なんと言ってるのかは分からないが、腕を突き上げた姿を見るに「おー!」といった感じだろうか。
「……ほんとはお兄さんと行きたいけど……分かった……」
「ありがとな」
《ありがとうございます!》
「ぐぉぅ!」
思わずタンジーの頭を撫でてしまったが、嫌がってはいないみたいでよかった……
というか、森熊──いや、とりあえずくま君と呼ぼう。
くま君は俺達の話を全部理解できてるみたいなんだよな……
なにかに操られていただけの森熊じゃなかったのか、それともセージ君の何らかの力のおかげなのか……気になるところだな。
「あ、でもくまさんはそのまま行ったらほかのぼうけんしゃさんにやられちゃうから──」
タンジーはそう言うと、自らが付けていた首飾りを外して、くま君の首に取り付けた。
その様子を、サラさんが恐ろしいものを見る目で見ているけどな……
「いい? くまさん! これはかすだけなんだから、あとでかならずかえしてね!」
「ぐぉー!!」
「うん! いいこいいこ!」
そう言ってくま君の頭を撫でるタンジーは、もはやペットを愛でる心境なのかもな。
というか……このシーン、かなり昔にどこかのゲームで見たことがあるような気がするなぁ……
確か、主人公親子が滞在していた村から自分達の村へ帰るという時、その村で一緒に行動していた女の子が主人公に──
「しばらく会えないと思うからこれをあげる! ◯◯につけてあげるね!」
と言って自分のリボンを片方外して、村に滞在中に仲間になった魔物につけてあげるという……
その後主人公は奴隷にされ、仲間になった魔物とはぐれてしまうが、大人になって魔物と再会する。
しかし、数年の時が魔物を野生化させてしまっていた。
主人公のこともわからず襲いかかって来たが、奴隷になっても無くしていなかった女の子のリボンのお陰で再び仲間になるという──
タンジーがつけてあげたのは首飾りだし、俺達は遠くに帰る訳でもないから関係はないが……
とても似てる様に感じるんだよな。
《では急ぎましょう。まずは近くに潜んでいると思われる森熊からですね》
おっと、今は余計なことを考えてる場合じゃなかったな。
気を引き締めないとだな。
《どうやらくまさんは相手の場所が分かるそうなので、先導してもらいましょう》
「了解! よろしく頼むな、くま君!」
「ぐおぅっ!」
なんと言ってるのかは分からないが、腕を突き上げた姿を見るに「おー!」といった感じだろうか。
1
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(14件)
あなたにおすすめの小説
この子、貴方の子供です。私とは寝てない? いいえ、貴方と妹の子です。
サイコちゃん
恋愛
貧乏暮らしをしていたエルティアナは赤ん坊を連れて、オーガスト伯爵の屋敷を訪ねた。その赤ん坊をオーガストの子供だと言い張るが、彼は身に覚えがない。するとエルティアナはこの赤ん坊は妹メルティアナとオーガストの子供だと告げる。当時、妹は第一王子の婚約者であり、現在はこの国の王妃である。ようやく事態を理解したオーガストは動揺し、彼女を追い返そうとするが――
聖女の座を奪われてしまったけど、私が真の聖女だと思うので、第二の人生を始めたい! P.S.逆ハーがついてきました。
三月べに
恋愛
聖女の座を奪われてしまったけど、私が真の聖女だと思う。だって、高校時代まで若返っているのだもの。
帰れないだって? じゃあ、このまま第二の人生スタートしよう!
衣食住を確保してもらっている城で、魔法の勉強をしていたら、あらら?
何故、逆ハーが出来上がったの?
30代社畜の私が1ヶ月後に異世界転生するらしい。
ひさまま
ファンタジー
前世で搾取されまくりだった私。
魂の休養のため、地球に転生したが、地球でも今世も搾取されまくりのため魂の消滅の危機らしい。
とある理由から元の世界に戻るように言われ、マジックバックを自称神様から頂いたよ。
これで地球で買ったものを持ち込めるとのこと。やっぱり夢ではないらしい。
取り敢えず、明日は退職届けを出そう。
目指せ、快適異世界生活。
ぽちぽち更新します。
作者、うっかりなのでこれも買わないと!というのがあれば教えて下さい。
脳内の空想を、つらつら書いているのでお目汚しな際はごめんなさい。
【完結】お花畑ヒロインの義母でした〜連座はご勘弁!可愛い息子を連れて逃亡します〜+おまけSS
himahima
恋愛
夫が少女を連れ帰ってきた日、ここは前世で読んだweb小説の世界で、私はざまぁされるお花畑ヒロインの義母に転生したと気付く。
えっ?!遅くない!!せめてくそ旦那と結婚する10年前に思い出したかった…。
ざまぁされて取り潰される男爵家の泥舟に一緒に乗る気はありませんわ!
アルファポリス恋愛ランキング入りしました!
読んでくれた皆様ありがとうございます。
*他サイトでも公開中
なろう日間総合ランキング2位に入りました!
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
【長編・完結】私、12歳で死んだ。赤ちゃん還り?水魔法で救済じゃなくて、給水しますよー。
BBやっこ
ファンタジー
死因の毒殺は、意外とは言い切れない。だって貴族の後継者扱いだったから。けど、私はこの家の子ではないかもしれない。そこをつけいられて、親族と名乗る人達に好き勝手されていた。
辺境の地で魔物からの脅威に領地を守りながら、過ごした12年間。その生が終わった筈だったけど…雨。その日に辺境伯が連れて来た赤ん坊。「セリュートとでも名付けておけ」暫定後継者になった瞬間にいた、私は赤ちゃん??
私が、もう一度自分の人生を歩み始める物語。給水係と呼ばれる水魔法でお悩み解決?
無属性魔法しか使えない少年冒険者!!
藤城満定
ファンタジー
「祝福の儀式」で授かった属性魔法は無属性魔法だった。無属性と書いてハズレや役立たずと読まれている属性魔法を極めて馬鹿にしてきた奴らの常識を覆して見返す「ざまあ」系ストーリー。
不定期投稿作品です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
ありすさん、お久しぶりです!
そして、またもや感想をありがt《ありすさん、感想ありがとうございます!》
ブレンは緑牙のお礼コメントに割り込むと、ありすさんの肩に止まった。
《ですが、ごめんなさい……私にはリョウさん以外に咬み付くことなんか出来ません……! ……ですので、このままお話するというのはどうでしょうか?》
その後数時間、ありすさんとブレンは楽しそうにお喋りをするのだった。
リョウ「俺にはいいのかよ……」
緑牙「……ドンマイ」
みつおさん、感想ありがとうございます!
どのようなご意見でも、自分は大歓迎です!
……流石に罵倒されたらキツいですけどね……
( ;´・ω・`)
ストーリーを楽しんでいただけているなら、嬉しい限りです!
個人的に動物は好きなので、1度きりの出番の子達はいないと思います!
人とNPCには大きな違いがありますが、少なくともこの世界では垣根を越えて仲良くして欲しいな……と、個人的には思っています……!
返答が遅くなりました!
まーふさん、感想ありがとうございます!
ゲームに詳しくない方にイメージが伝わっているのであれば、書いた物として嬉しい限りです!
タンジーは、除虫菊の一種だったのですね……!
自身で育てたことがなかったので、正直なところ存じてませんでした……