センチメントの心

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北村マイは不思議な少女だった。


といってもそれは僕の個人的な感情だけれど…

何でだろう…
一人ぼっちじゃないし女友達と話たりしてるのに、普通の女子とは違う感じがする…
するんだけれど時折フッと表情が曇る。


つまらなそうな
冷めた瞳…


肩まで伸びたストレートの黒髪が、少し俯いたせいでその表情を隠す。
膝上10cm以上の短い制服のスカート。そこから覗く適度に脂肪のついた、形の良い長い足。黒のハイソックス。
ピンクのグロスが塗られている柔らかそうな少し厚みのある唇。少し目尻が吊り上がった瞳。黒目が大きく見えるのは、太く長いまつ毛のせいだろうか…


他の女子とは見た目そんなに変わらない筈なのに…


北村マイは違う…

僕はそう思った。