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潮の香りがしそうな
小麦色の肌
夏川高次
そのノースリーブから覗く鎖骨や二の腕から
甘い淫靡な香りを感じるのは
僕だけなのだろうか……
「…ねぇ、ハイジ」
そう言って
僕の目の前で女はハイジに近寄った
先程出ていった先生は
黒板に自習と書き残していった
「…ん?何だ」
「今日さ、みんなで遊ぼうよ」
「…わりぃ、今日ムリ」
そう言うハイジは
申し訳なさそうに笑った
二重の瞳
少し遊ばせた明るい髪が
チャラい印象を与える
……ハイジ
決まってハイジは
火曜日、誘いを断っているのに
僕は気付いていた
小麦色の肌
夏川高次
そのノースリーブから覗く鎖骨や二の腕から
甘い淫靡な香りを感じるのは
僕だけなのだろうか……
「…ねぇ、ハイジ」
そう言って
僕の目の前で女はハイジに近寄った
先程出ていった先生は
黒板に自習と書き残していった
「…ん?何だ」
「今日さ、みんなで遊ぼうよ」
「…わりぃ、今日ムリ」
そう言うハイジは
申し訳なさそうに笑った
二重の瞳
少し遊ばせた明るい髪が
チャラい印象を与える
……ハイジ
決まってハイジは
火曜日、誘いを断っているのに
僕は気付いていた
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