Shining Rhapsody 〜神に転生した料理人〜

橘 霞月

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転生〜統治(仮題)

女性騎士団

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「好みの女性は・・・笑顔の素敵な人、ですかね?あとは、ご飯を美味しそうに食べる人かなぁ。」

「それなら全員にチャンスがあるわ!」
「でも、当たり障りのない事を言って誤魔化してる可能性もあるわよ?」
「見た目は!?美人じゃないとダメですか!?」

「え?まぁ、美人である方が良いのは確かですけど、そこまで気にしないですね。」

オレの最後の一言が余計だったようで、騎士団はお祭り騒ぎになってしまった。暫く圧倒されていたが、全員落ち着きを取り戻したのか、恥ずかしそうにしながらも整列してくれた。

「本当に申し訳ありませんでした。お見苦しい所をお見せしてしまって・・・」
「い、いえ、構いませんよ。それよりも、先程の質問の意味を教えてもらえません?」
「・・・そうですね。えぇと、この国は他国と比較しても、特に女性の権力が強いのです。」
「は?」
「女王陛下を始めとして、貴族も女性が多く、相応の男性は貴重な存在なのです。」
「はぁ。」
「特に!女王陛下に関しては一切妥協を許さない性格でして、未だに未婚を貫いているのです!!」
「・・・で?」
「この国では、めぼしい男性の入国者は女王陛下に品さだ、あ、いえ、謁見して頂く事にしております!!」

品定めって言おうとしたよね!?そんな法律無いよね!?

「・・・・・それって強制?」
「通常は強制ではありません。ですが、女王陛下と結婚出来るかもしれませんから、皆さん快く引き受けて下さいます。」
「ちなみに女王陛下の年齢を聞いても?」
「27歳です。あ、私は22歳です。」

いや、あんたの年齢は聞いてないからね?そもそも『通常は』って付けたのが気になって仕方ない。オレの勘が告げている。『危険だ、逃げろ』と。
しかし、10代前半か半ばには婚約・結婚する世界において、20代というのは晩婚に当たるのだろう。その焦りは相当なものかもしれない。知らんわ!!

「そうですか、わかりました。」
「では・・・」
「お断りします。あ、もう失礼しますね?それじゃ!」
「え?え?・・・総員、確保!!」
「「「「「「「「「「はっ!!」」」」」」」」」」

倒すのは簡単だったが、女性に怪我させるのは本意ではなかったので、大人しく捕まった。
口で勝てるとは思えないが、精一杯の抵抗はしよう。

「これって、不当逮捕ではありませんか?」
「拘束させて頂いただけです。」
「でも、不当ですよね?」
「いいえ。国の利益となる行為ですから、罪には問われないはずです。」
「個人の人権を無視してますよね?」
「国家に損害を与えかねない状況ですので、この場合はやむを得ません。」
「何の罪も無い人間を連行するんですか?」
「我々は只の護衛ですよ。それに、ルーク様の存在自体が罪です。」

オレの存在を否定された気分だよ。どうやったら諦めてくれるかなぁ?

「私はシリウス国際学園の入学が決まってまして、急いでいるんですよ。」
「馬を潰す事になろうとも、我々の全速力で王城へとお連れします。」
「いや、それは可哀想だからやめてあげて。」
「では、我々に同行して頂けますか?」
「わかりましたよ、行けばいいんでしょ?行けば?」
「助かります。それではよろしくお願いしますね?・・・よしっ!!総員、直ちに王城へと帰還する!!」
「「「「「「「「「「はっ!!」」」」」」」」」」

仕方ないよね?オレ、動物好きだし・・・何より馬が可哀想だし・・・。
そんな訳で、オレは女性騎士団に囲まれて王都へと移動する羽目になった。
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