Shining Rhapsody 〜神に転生した料理人〜

橘 霞月

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転生〜統治(仮題)

女王の野営2

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「・・・スフィアです。」
「はい?」
「スフィアとお呼び下さい。」
「い、いや・・・スフィア様?」

目つきが鋭くなったので、仕方なく名前を呼ぶが、陛下に変化は見られない。

「様はいりません!スフィアと呼び捨てにして下さい!!ね、王子様?」
「お、王子様!?・・・・・・・ルークとお呼び下さい、スフィア。」
「敬語も禁止です!」
「はい、あ・・・わかったよ、スフィア?」
「ありがとう!嬉しいわ、やっと夢が叶うんだもの。・・・さて、セラ、シェリー?貴女達が呼ばれた理由はわかるかしら?」

スフィアは笑顔になったが、目が笑っていない。セラさんとシェリーさんを置いて、逃げる訳にもいかない。いざとなったら、オレが矢面に立つしかないだろう。

「そ、それは・・・」
「陛下の危機に、不在であった事に対する罰でしょうか?」

流石は団長!お手本のような惚け方。100点をあげよう!

「野外演習は私が命じた事です!今回の件で、近衛騎士団に対する罰則はありません!!」

はい、違った~!セラさん0点!!っていうか、チラチラとオレの方を見ないで!気付かれるから!!

「で、では・・・」
「はぁ。ならば聞きます!今回貴女達がルークと共に行動している理由は何ですか!?」
「女王陛下に品定めをして頂く為です!!」

セラさん、今ハッキリと『品定め』って言いましたよね?減点です!-100点!!

「シェリー!それは何故ですか?」

スフィアも否定しようよ・・・。

「ルーク様が陛下の理想の男性像そのものであったからです!

本当にそんな理由なのかよ~。シェリーも減点ね。仲良く-100点だから。

「そうです。私が夢見ていた、理想の王子様です!ならば何故!?貴女達はルークに唾をつけるような真似をしたのですか!?」

「「毒見です!」」

毒見って何だぁ!って言うか、何故ハモったぁ!!ま、まさか・・・練習してたのか!?

「そ、そうですか。毒見・・・それならば仕方ありませんね。」
「え?仕方ないの!?」

やべっ!思わずツッコんじゃったよ!!セラさんとシェリーさんに、裏切者って思われるかなぁ?

「えぇ、仕方のない事です。そもそも、ルークには婚約者が2人いるのでしょう?」
「そ、そうですね。」
「ならば、最初から『私だけの王子様』というわけではありませんでした。ですので、2人がルークに手を出した事は許します。」
「へ、陛下・・・」
「ありがとうございます!!」

セラさんとシェリーさんが罰せられなくて良かったよ。あとは、この2人との関係を何処まで許してもらえるか、だよな。

「ですが!でーすーがー!!」
「「「っ!?」」」
「ルークには、私とも関係を持って頂きます!寧ろ、最優先は私です!!」
「はぁぁぁぁぁ!?」
「「ははっ!」」
「従っちゃうのぉ!?」

そこは拒絶しようよ!他の人に渡したく・・・・・オレには何も言う権利ないや。婚約者が2人もいるのに、他の人に手を出したんだから。

「えっ・・・」
女王陛下が瞳に涙を溜め、悲しそうにオレを見つめている。なんか罪悪感が。

「ルーク様は、女王陛下がお嫌いですか?」
「いいえ、そんな事はありませんよ。」
「では、容姿に問題が?」
「2人の婚約者に比肩する程の美しさだと思ってますね。」
「では性格ですか?」
「国民の為に、自ら進んで魔物討伐に向かう程です。その優しさには心を打たれました。」
「それでは・・・年齢ですか?」
「っ!?」

美人で優しくて一国の主だ。ティナとナディアとは違って、今の所は欠点が見当たらないな。あ、この人も料理は出来ないかも!?セラさんの息をつかせぬ質問の最後、年齢に触れた段階で、スフィアが口を開いた。

「ルーク?・・・年上は嫌いですか?」
「オレは年齢で人を好きになったりはしないよ。好きになった人が、偶々その年齢だっただけでしょ?」
「では問題ありませんね。」

オレの回答に、スフィアが満面の笑みを浮かべながら言い返す。ヤバイ!年上なのに可愛い!!あ、いや、丸め込まれた!?
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