Shining Rhapsody 〜神に転生した料理人〜

橘 霞月

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転生〜統治(仮題)

自己紹介と

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教室内には机が縦に3つ、横に6つずつで廊下側の最後尾が1つ無い、計17個並んでいる。廊下側から縦の順番で

クリミア商国第5王女 レムリア=メイウェザー
ドラゴニア武国第7王女 カグラ=ドラゴニア
クリミア商国第3王子 ライト=メイウェザー
ベルクト王国第1王子 フリッツ=アルヴァンス=ベルクト
ラミス神国次期聖女 エミリア=シーベルト
ベルクト王国ユリウス公爵令嬢 マリアンナ=ユリウス
ミーニッツ共和国 雪
ミーニッツ共和国 凛
アームルグ獣王国第8王女 ジュリア=オズワルド=アームルグ
シルヴァニア王国第4王女 テア=エトワール=シルヴァニア
ローデンシア天空王国 リリエル=トワイライト
シシル海洋王国 第5王女 ララ=ユークリッド
        第6王女 ルル=ユークリッド
スカーレット共和国第2王女 リノア=ファロン=スカーレット
ライム魔導大国第2王女 カンナ=フィリスティア=ライム
ヴァイス騎士王国第3王女 クレア=ブリジット=ヴァイス
フォレスタニア帝国皇帝 ルーク=フォレスタニア

このような並びとなっている。一応国家権力とは無縁と謳っているので、出身地と名前のみの紹介だった。オレは事務長に教わったので、全員の素性はある程度知っている。

改めて思う。良くぞここまで王族を集めたものだ。いや、集まったものだ。それぞれの詳しい性格等は、今後機会があれば紹介しようと思う。いや、ここは正直に言おう、覚え切れない。オレが覚えられたのは、耳が変わった形状のララとルル。日本語っぽいユキとリン。今後は漢字表記としよう。雪と凛だ。理由?何となく好きだから(笑)

あとは、オレを睨みつけているカグラと、穴が開きそうな程の熱い視線のエミリア。最後に、前の席のクレアと隣の席のリノアだ。全員が美人ではあるが、クレアとリノアは別格だった。クレアは前世のオレのタイプの女性。可愛いと綺麗をミックスしたような感じ。これは表現が難しいし、理解してもらえるかわからないので、これ以上は説明しない。リノアに関しては、美人耐性全開のオレが一瞬固まった程だ。カレンよりもオーラがあった。物語のヒロインかお姫様という表現が適切だろう。髪の色が桃色というのも素晴らしい。ここが異世界だと忘れていたが、久々に思い出した。クレアの水色にも一瞬見惚れたが、桃色の破壊力たるや、恐ろしいの一言に尽きる。

オレの美人耐性が不調な場合、休む事も考えねばなるまい。平和な学園生活の為にも、早く美人耐性のレベルが上がる事に期待しよう。レベルなんて無いのだが。

本日はこれで終了との事だったので、オレは帰宅する事にした。皆は昨日から特待生専用の寮生活らしいが、オレには帰る家・・・城がある。

あまり目立ちたくないので、皆が雑談している隙に教室を出た。沢山の視線を感じるが、気付かぬフリをしながら、ゆっくりと学園都市を出て魔の森に入る。1人で歩いている間、スカーレット共和国の名産開発について考える事に集中していたのが不味かったのだろう。後ろの方から女性の悲鳴が聞こえて来た。

全速力で戻ると、ハーピーの集団に囲まれている桃色の髪の女性が見えた。あの素晴らしい髪色はリノアだ。オレはアイテムボックスから美桜を取り出し、目の前のハーピーを両断してからリノアの前に立つ。

「大丈夫?すぐに片付けるから、ここでじっとしててくれるかな?」
「え?・・・・・は、はい!」

リノアの様子を伺いながら声を掛けたが、怪我も無いようなのでハーピーに視線を戻す。リノアから離れぬように、襲い掛かって来るハーピーの首を3匹刎ねると、残ったハーピーは逃げて行った。暫くの間警戒していたが、戻って来る様子も無かったのでリノアの手を引き森を出る。すっかり安心したのか、リノアが座り込んでしまったので叱りつける事にした。

「あのなぁ!ここは魔の森と言って、Sランク以上の魔物が闊歩する危険地帯なんだぞ?学生が1人で来るなんて、命を捨てるようなものだ!!」
「ご、ごめんなさい!そんな場所だとは知りませんでした。」

俯いて黙り込んでしまったので、オレはさっさと立ち去る事にした。これ以上関わると、オレの美人耐性が破壊されてしまう。

「森の外なら安全だから、1人でも戻れるだろ?じゃあな!」
「え?あ、あの!待って下さい!!」

急に後ろから抱き着かれ、オレの美人耐性が悲鳴を上げる。『メーデー、メーデー!こちらアルファワン。ロックされました!』って言ってる気がする。背中に柔らかい物が当たっているし、いい匂いもしている。背中に拳銃、いや、ミサイルを突き付けられている気分だ。

「ちょ、な、何?」
「ありがとうございました!私、貴方とお話したかったんです!!」
「え?・・・あ~、何だろう?とりあえず、そろそろ放してもらえるかなぁ?」
「え?・・・あ、ごめんなさい!!」

やっと放してもらえたので、オレの美人耐性が機能を回復した。『シグナルオールグリーン、良好です!』・・・うむ。いや、オレちゃん壊れてますね。

「とりあえず、何処か落ち着ける場所に移動しようか?ここだと魔物の声とか聞こえるから落ち着かないでしょ?何処かいい場所ある?」
「はい。えっと・・・学園都市には安全な場所がありませんので、出来ればルーク様のお宅に・・・。」

耳まで真っ赤にしながら俯いてしまった。ヤバイ、可愛いです。世界一の美女、伊達じゃないね。この世の男は全て瞬殺されるだろう。この娘に欠点はあるのだろうか?おっと、今は安全な場所ね。・・・ん?安全な場所?どういう事だ?

「安全な場所って言ったけど、リノアは狙われてるの?」
「名前で呼んで頂けるんですね!?あ、じゃなかった・・・はい。昨日も何者かが寮の部屋に侵入しようとしたらしくて・・・。」
「そうか・・・。わかった!じゃあ・・・黙って付いて来て?」
「え?は、はい。」

この場で転移しようと思ったが、こちらを伺う視線を感じたので、一端森に入ってから転移する事にした。

「え?森の中に?だ、大丈夫なんですか!?」
「あぁ、リノアはオレが守るから安心して!・・・あ!?」

言ってから気付いたが、リノアの顔が真っ赤になった。今のは完全にフラグだ。口説いているつもりはないが、この世界では口説き文句である。失敗したと思ったが、視線の主が近付いて来ているのを感じたので、足早に森へ入り、相手から見えなくなった位置で転移魔法を使用した。

「え?あれ?ここって・・・」
「ん?オレの城だよ。フォレスタニア城へようこそ!」
「フォレ・・・えぇぇぇぇぇ!?」

自己紹介で冒険者のルークって説明したから、オレの正体に気付かなかったらしい。貴重なキャラですね。
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