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転生〜統治(仮題)
冒険者ギルド本部長
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世界政府の定例会議も終わりに近付いた頃。またしてもスフィアはベルクト女王から嫌味を言われ、いよいよ我慢の限界を迎えていた。そして閉会の言葉が告げられようとしたその時、待ってましたとばかりにスフィアの反撃が始まったのである。
「以上で、今回の定例会議を終了したいと思います。最後に、何か報告が残っている方は?」
「では、私から数点報告したい事が。」
「またしてもそなたの声を聞かなければならぬのか?皇帝陛下のご機嫌取りもほどほどにして貰いたいものじゃ。あぁ、早く皇帝陛下に出席して貰いたいものじゃのぉ。」
以前はスフィアにも優しかったベルクト女王であったが、今は敵意剥き出しである。理由は簡単、ベルクト女王はスフィアに嫉妬しているのだ。30代後半である女王は、大の男好きであり、今尚お盛んだった。見た目の良い男を見付けては、夜な夜な自室に招き入れているのは周知の事実。そんな女王だからこそ、ルークをひと目見た時から考えていた。どうやって関係を持とうかと。当然スフィアも気付いており、失言によるチャンスを与えない為にも我慢を続けていたのだ。しかし、その我慢も終わりを迎えた。
「・・・私の夫ですが、現在ベルクト王国に滞在しております。どうやらそこで、貴族に因縁をつけられたようなのです。」
「な、なんじゃと!?」
「主人は売られた喧嘩は買ってしまう性格ですから?当然今回も、その貴族には消えて貰うと申しておりました。」
「な、な、な、なんという事じゃ!?それはイカン!わらわがその者に言って「黙って!」な、何じゃと!?」
「主人の言葉はこうです。『もしオレと敵対した貴族を庇うなら、ベルクト王国が敵対したと見なすから。』・・・良いのですか?女王陛下が口を出せば、主人と敵対する事になりますよ?喧嘩を売られたからと言って、旧帝国と全面戦争をするような人を敵に回すと?」
「そんな事は・・・。ならば、わらわにどうしろと言うのじゃ?」
「傍観すればいいのでは?」
スフィアの要求は、到底容認出来るものではなかった。セイルという街は、ベルクト王国でも3番目に大きな街である。貴族も多く、その資産は膨大だ。そんな貴族達がルークによって潰されると、国力の大幅な低下は免れない。まぁ、街の名前を告げていないので、そんな事までは知らないのだが・・・。ベルクト女王が答えを出せずにいるが、スフィアは関係ないとばかりに話を続ける。
「まぁ、ベルクト王国の好きなようになさって下さい。そして、この件には続きがあります。どうやらその貴族に、冒険者ギルドも加担しているようなのです。」
「ほ、本当ですか!?」
本来女性が持っているはずのメロンが見当たらない、聡明そうなエルフの女性が驚き立ち上がる。
「はい、冒険者ギルド本部長。貴女にも伝言を預かっています。『変装しているとは言え、ベルクト王国の貴族に目をつけられたオレに、ギルド側も敵対してきた。近々ルーク=フォレスタニアのギルドカードは返却し、冒険者ギルドからは脱退。以後、本来ギルドが掲げる理念や信念に反するような支部は徹底的に潰させてもらう。』と。」
「ぎ、ギルドカードの返却!?冒険者登録を抹消すると言う事ですか!?」
「おそらくそうなのでしょうね?」
「そんな事をして、一体何のメリットが・・・」
「ですから、たった今お話したではありませんか。」
「つまり、冒険者ギルドに喧嘩を売ると?」
「喧嘩を売って来たのは、そちらの支部が先でしょう?それに、私の主人は皇帝なのです。冒険者である理由など無いのですよ?それと、大切な事なので言わせて頂きますが、私は夫からの言葉を伝えているに過ぎません。ですが、我が夫と敵対する者は、私を含めた妻達全員が全力を以って排除させて頂く、という事だけは忘れないで下さい。」
スフィアの言葉に、会議の参加者全員が固唾を呑む。何を言いたいのか、正確に伝わった結果だろう。妻達全員、つまりカレンも含まれているという事に。ルークと嫁達、どちらを敵に回しても国が滅びる可能性があるのだ。
「わ、わかりました。ですが、これでも私は冒険者ギルドのトップなのです。部下の行いを正す必要があります。ですから、何処の街のギルドか教えて頂けませんか?」
「・・・フィルフィアーナさん、私の忠告を聞いていなかったのですか?・・・貴女の為にも、街の名前を教えるつもりはありません。ですが、もう貴女の好きなようにして下さい。私からは以上です。」
必死に食い下がる冒険者ギルド本部長のフィルフィアーナを一蹴し、無情にもスフィアは報告を終える旨を伝える。そのまま会議は閉会し、スフィアは詮索を避ける為にも足早に城へと帰還してしまった。
その後、ギルド本部長とベルクト女王が情報収集に走るのだが、この通信技術の拙い世界
では、当日中に場所と事実関係を確認する事は叶わないのであった。
そしてその日の夜、通信の魔道具で見るスフィアの姿は満足そうなものであった。
「ルーク、お陰でスッキリしました。ですがベルクト女王は兎も角、フィルフィアーナさんには悪い事をしましたね・・・。」
「フィル・・・誰?」
「冒険者ギルド本部長、フィルフィアーナさんです。あの方に恨みはありませんでしたが、私も機嫌が悪かったので冷たくあしらってしまいましたから。」
スフィアの機嫌が悪かったと聞き、『うわぁ』という言葉が出掛かったルークとその他の嫁達であったが、誰1人として声に出した者はいなかった。誰しも自分が可愛いのである。
その後は全員が何事も無かったかのように雑談を交わし、翌朝を迎える。
約束通りに翌朝冒険者ギルドへ向かうと、ガラの悪そうな冒険者達とギルド職員達が、ギルド内の一角に集まっていた。それを一瞥し、アストルは昨日の受付嬢の元へと向かう。
「あら、昨日の新人じゃない?何の用?」
「買い取り査定は終わってるか?」
「えぇ。ゴブリン20体にコボルト30体で・・・はい、銅貨50枚よ。」
「銅貨50枚?内訳は?」
「一律で1体銅貨1枚よ!」
ルークの予想通り、あり得ない程に安い金額である。ここまで予想通りに事が運ぶと、顔がニヤけてしまいそうになるが必死に堪える。
「随分と安いんだな?」
「ランクFのくせに、何か文句でもあるの?買い取って貰えるだけありがたいと思いなさい!それよりも、手続きするからギルドカードを出して!!」
言われた通り、無言でギルドカードを提出する。真ん中に星のあしらわれた、金色のギルドカードを。それを受け取った受付嬢の表情が驚愕へと変わる。さらに名前を確認して、真っ青になりガタガタと震え出した。そこに記されている名前、ルーク=フォレスタニア。フォレスタニア帝国の皇帝の名であり、たった1人で旧帝国を滅ぼした冒険者。ギルド職員でなくとも知っている、現在世界で最も有名な名前なのだ。
受付嬢は一瞬、偽造されたカードではないかと疑ったのだが、それはあり得ないと気付く。ギルドカードは偽造防止処理が施されており、他人が扱う事など出来ないのだから。そんな受付嬢の異変に気付いたのか、ギルドマスターが全員を引き連れてこちらへとやって来る。
「おいおい、うちの職員に何してんだよ?」
「ぎ、ギルドマスター!?この人は、いえ、こちらのお方は、ひぃ!」
正体をバラしそうになった受付嬢に向けて殺気を放ち、その言葉を遮る。これから起こる惨劇を考え、ギルドカードを取り返してからギルドマスターへと向き直る。
「買い取り価格に納得出来なかったから、確認しようと思っていた所だ。ゴブリン20対にコボルト30対で銅貨50枚。これは適正な査定なのか?」
「くっくっくっ・・・これから死ぬ奴が、そんな事を気にしてどうするんだ?」
「誰が死ぬって?」
「お前だよ!ヤミー伯爵に目をつけられた運の無さを呪うんだな。さて、とりあえず表に出て貰おうか?」
その場にいた冒険者達が刃物をちらつかせ始めたので、そろそろ種明かしといこう。変装用の魔道具の効果を解除し、全員に告げる。
「さて、この場にいる全員がオレの敵であると認識した。残念ながら冒険者ギルドの理念に反しているこのギルドも今日で終わりだ。」
「金髪に金眼だと・・・お前は一体!?」
「そ、そのお方は、フォレスタニア皇帝陛下です!!」
「「「「「「「「「「っ!?」」」」」」」」」」
「・・・とりあえず、オレに武器を向けた奴は殺す。それ以外は話を聞いて・・・いや、やっぱり仲良く死んどくか?」
唯一オレの名前を知った受付嬢が正体をバラしやがった。それを聞いた全員の顔が驚愕したものへと変わる。この件で後日、オレは後悔する事になる。『てってれ~』という効果音とプラカードを用意してなかった事を。異世界では理解して貰えないんだけどね・・・。
「以上で、今回の定例会議を終了したいと思います。最後に、何か報告が残っている方は?」
「では、私から数点報告したい事が。」
「またしてもそなたの声を聞かなければならぬのか?皇帝陛下のご機嫌取りもほどほどにして貰いたいものじゃ。あぁ、早く皇帝陛下に出席して貰いたいものじゃのぉ。」
以前はスフィアにも優しかったベルクト女王であったが、今は敵意剥き出しである。理由は簡単、ベルクト女王はスフィアに嫉妬しているのだ。30代後半である女王は、大の男好きであり、今尚お盛んだった。見た目の良い男を見付けては、夜な夜な自室に招き入れているのは周知の事実。そんな女王だからこそ、ルークをひと目見た時から考えていた。どうやって関係を持とうかと。当然スフィアも気付いており、失言によるチャンスを与えない為にも我慢を続けていたのだ。しかし、その我慢も終わりを迎えた。
「・・・私の夫ですが、現在ベルクト王国に滞在しております。どうやらそこで、貴族に因縁をつけられたようなのです。」
「な、なんじゃと!?」
「主人は売られた喧嘩は買ってしまう性格ですから?当然今回も、その貴族には消えて貰うと申しておりました。」
「な、な、な、なんという事じゃ!?それはイカン!わらわがその者に言って「黙って!」な、何じゃと!?」
「主人の言葉はこうです。『もしオレと敵対した貴族を庇うなら、ベルクト王国が敵対したと見なすから。』・・・良いのですか?女王陛下が口を出せば、主人と敵対する事になりますよ?喧嘩を売られたからと言って、旧帝国と全面戦争をするような人を敵に回すと?」
「そんな事は・・・。ならば、わらわにどうしろと言うのじゃ?」
「傍観すればいいのでは?」
スフィアの要求は、到底容認出来るものではなかった。セイルという街は、ベルクト王国でも3番目に大きな街である。貴族も多く、その資産は膨大だ。そんな貴族達がルークによって潰されると、国力の大幅な低下は免れない。まぁ、街の名前を告げていないので、そんな事までは知らないのだが・・・。ベルクト女王が答えを出せずにいるが、スフィアは関係ないとばかりに話を続ける。
「まぁ、ベルクト王国の好きなようになさって下さい。そして、この件には続きがあります。どうやらその貴族に、冒険者ギルドも加担しているようなのです。」
「ほ、本当ですか!?」
本来女性が持っているはずのメロンが見当たらない、聡明そうなエルフの女性が驚き立ち上がる。
「はい、冒険者ギルド本部長。貴女にも伝言を預かっています。『変装しているとは言え、ベルクト王国の貴族に目をつけられたオレに、ギルド側も敵対してきた。近々ルーク=フォレスタニアのギルドカードは返却し、冒険者ギルドからは脱退。以後、本来ギルドが掲げる理念や信念に反するような支部は徹底的に潰させてもらう。』と。」
「ぎ、ギルドカードの返却!?冒険者登録を抹消すると言う事ですか!?」
「おそらくそうなのでしょうね?」
「そんな事をして、一体何のメリットが・・・」
「ですから、たった今お話したではありませんか。」
「つまり、冒険者ギルドに喧嘩を売ると?」
「喧嘩を売って来たのは、そちらの支部が先でしょう?それに、私の主人は皇帝なのです。冒険者である理由など無いのですよ?それと、大切な事なので言わせて頂きますが、私は夫からの言葉を伝えているに過ぎません。ですが、我が夫と敵対する者は、私を含めた妻達全員が全力を以って排除させて頂く、という事だけは忘れないで下さい。」
スフィアの言葉に、会議の参加者全員が固唾を呑む。何を言いたいのか、正確に伝わった結果だろう。妻達全員、つまりカレンも含まれているという事に。ルークと嫁達、どちらを敵に回しても国が滅びる可能性があるのだ。
「わ、わかりました。ですが、これでも私は冒険者ギルドのトップなのです。部下の行いを正す必要があります。ですから、何処の街のギルドか教えて頂けませんか?」
「・・・フィルフィアーナさん、私の忠告を聞いていなかったのですか?・・・貴女の為にも、街の名前を教えるつもりはありません。ですが、もう貴女の好きなようにして下さい。私からは以上です。」
必死に食い下がる冒険者ギルド本部長のフィルフィアーナを一蹴し、無情にもスフィアは報告を終える旨を伝える。そのまま会議は閉会し、スフィアは詮索を避ける為にも足早に城へと帰還してしまった。
その後、ギルド本部長とベルクト女王が情報収集に走るのだが、この通信技術の拙い世界
では、当日中に場所と事実関係を確認する事は叶わないのであった。
そしてその日の夜、通信の魔道具で見るスフィアの姿は満足そうなものであった。
「ルーク、お陰でスッキリしました。ですがベルクト女王は兎も角、フィルフィアーナさんには悪い事をしましたね・・・。」
「フィル・・・誰?」
「冒険者ギルド本部長、フィルフィアーナさんです。あの方に恨みはありませんでしたが、私も機嫌が悪かったので冷たくあしらってしまいましたから。」
スフィアの機嫌が悪かったと聞き、『うわぁ』という言葉が出掛かったルークとその他の嫁達であったが、誰1人として声に出した者はいなかった。誰しも自分が可愛いのである。
その後は全員が何事も無かったかのように雑談を交わし、翌朝を迎える。
約束通りに翌朝冒険者ギルドへ向かうと、ガラの悪そうな冒険者達とギルド職員達が、ギルド内の一角に集まっていた。それを一瞥し、アストルは昨日の受付嬢の元へと向かう。
「あら、昨日の新人じゃない?何の用?」
「買い取り査定は終わってるか?」
「えぇ。ゴブリン20体にコボルト30体で・・・はい、銅貨50枚よ。」
「銅貨50枚?内訳は?」
「一律で1体銅貨1枚よ!」
ルークの予想通り、あり得ない程に安い金額である。ここまで予想通りに事が運ぶと、顔がニヤけてしまいそうになるが必死に堪える。
「随分と安いんだな?」
「ランクFのくせに、何か文句でもあるの?買い取って貰えるだけありがたいと思いなさい!それよりも、手続きするからギルドカードを出して!!」
言われた通り、無言でギルドカードを提出する。真ん中に星のあしらわれた、金色のギルドカードを。それを受け取った受付嬢の表情が驚愕へと変わる。さらに名前を確認して、真っ青になりガタガタと震え出した。そこに記されている名前、ルーク=フォレスタニア。フォレスタニア帝国の皇帝の名であり、たった1人で旧帝国を滅ぼした冒険者。ギルド職員でなくとも知っている、現在世界で最も有名な名前なのだ。
受付嬢は一瞬、偽造されたカードではないかと疑ったのだが、それはあり得ないと気付く。ギルドカードは偽造防止処理が施されており、他人が扱う事など出来ないのだから。そんな受付嬢の異変に気付いたのか、ギルドマスターが全員を引き連れてこちらへとやって来る。
「おいおい、うちの職員に何してんだよ?」
「ぎ、ギルドマスター!?この人は、いえ、こちらのお方は、ひぃ!」
正体をバラしそうになった受付嬢に向けて殺気を放ち、その言葉を遮る。これから起こる惨劇を考え、ギルドカードを取り返してからギルドマスターへと向き直る。
「買い取り価格に納得出来なかったから、確認しようと思っていた所だ。ゴブリン20対にコボルト30対で銅貨50枚。これは適正な査定なのか?」
「くっくっくっ・・・これから死ぬ奴が、そんな事を気にしてどうするんだ?」
「誰が死ぬって?」
「お前だよ!ヤミー伯爵に目をつけられた運の無さを呪うんだな。さて、とりあえず表に出て貰おうか?」
その場にいた冒険者達が刃物をちらつかせ始めたので、そろそろ種明かしといこう。変装用の魔道具の効果を解除し、全員に告げる。
「さて、この場にいる全員がオレの敵であると認識した。残念ながら冒険者ギルドの理念に反しているこのギルドも今日で終わりだ。」
「金髪に金眼だと・・・お前は一体!?」
「そ、そのお方は、フォレスタニア皇帝陛下です!!」
「「「「「「「「「「っ!?」」」」」」」」」」
「・・・とりあえず、オレに武器を向けた奴は殺す。それ以外は話を聞いて・・・いや、やっぱり仲良く死んどくか?」
唯一オレの名前を知った受付嬢が正体をバラしやがった。それを聞いた全員の顔が驚愕したものへと変わる。この件で後日、オレは後悔する事になる。『てってれ~』という効果音とプラカードを用意してなかった事を。異世界では理解して貰えないんだけどね・・・。
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