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転生〜統治(仮題)
遠山の金さん?1
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カレンとルークが戻るまでの間、見学していた者達の反応は様々であった。特に、上に立つ者達の心は穏やかではない。冷静に考えると、カレン単独の戦力と同等の驚きをルークが見せたのである。
ルークが帝国兵を殲滅した様子は、各国の密偵によって伝えられていた。その報告には、ルークの使う魔法こそ脅威であるとあったのだ。しかし、ルークの身体能力事自体も恐ろしいものだった。
近衛騎士団長の意見を聞き、フィリップ国王は考えを改める。国を滅ぼせる人間が2人もいる帝国とは、何があっても争う訳にはいかないと。
(フォレスタニアの姓を持つ者は、やはり人知を超えた存在という事か・・・。ワシが体を張らねば、滅びる国が増えそうじゃ。)
一方ルビアも、敵に回してはいけない存在が増えた事に頭を抱えていた。ティナどころの騒ぎではない。スフィアがカレンに逆らえないのは、単に年上だからとの考えを捨てる。
(駆け出す際の踏み込みで地面が爆ぜるだなんて、一体どんな体なのよ!?どんな手を使ってでもルークの1番になるつもりだったけど、作戦を練り直さないとダメね。正面切ってあんなのと敵対する勇気なんて、私には無いわ・・・。)
ちなみにドワーフ側の反応は、素直に賞賛であったので割愛する。細かい事は気にしない、素晴らしい思考の持ち主達であった。この場に王妃がいなかったのは、幸いといった所か。
全員が様々な事を考えていると、ルークとカレンが談笑しながら帰って来る。全員がルークの嘘に納得した為、この場での顔合わせは終了となった。フィリップ国王はルドルフ国王の歓待を行うという事で、ルーメルの街に向かう予定となっているらしい。
2日後に世界政府の総会が開かれるとの事で、ルドルフ国王はカイル王国から直接向かう事にしたらしい。魔物討伐の礼も兼ね、ルーク達も誘われたのだが、自国での予定が詰まっている為断る事にした。
ルーク達は全員を見送ってから、城へと転移する。のんびりと夕食を済ませ、ルークはフィーナに冒険者ギルドの様子を聞いてみる事にした。
「フィーナはギルドに行ってたんだよね?どんな感じだったの?」
「今日はギルドに入らなかったの。」
「入らなかった?」
「えぇ。見た目で判断すべきじゃないのは理解してるんだけど、出入りする冒険者がね・・・。だから今日は、離れた場所で様子を伺うに留めたって所よ。」
言い難そうな様子のフィーナを見て、もしやと考える。
「ひょっとして、ベルクトの・・・セイルだっけ?あそこのギルドと似たような状況?」
「えぇ。むしろセイルのギルドより酷いかもね。昔の自分を殴ってやりたい気分だわ。」
「いくらフィーナさんでも、支部の全てに目を光らせるのは不可能でしょう?」
「スフィアの言う事はもっともだけど、王都にあるギルドの状況くらいは把握出来ていないとマズイと思うのよ。」
全員がフィーナの言う事に納得してしまい、その後のフォローが出来なくなる。気不味い雰囲気になった為、オレが話題を振る事にした。
「『今日は』って事は、明日はギルドに行くんでしょ?」
「う~ん、ちょっと悩んでるのよね・・・。」
「悩むって何を?」
「ナディアがギルドに入らなかったのは、顔が知られてるからなのよ。当然私も知られてるから、行けば警戒されるでしょ?それだと動き辛くなるのよね。」
各国の王都にあるギルドは、何処も大きい。依頼の数も多く、優秀な職員が多いのが一般的である。当然そのような者達は、人の顔を覚えるのも得意である為、要職に就いている者の顔は当然頭に入っているのだ。
「だったらオレが行ってみようか?自分の国だけど、あんまり出歩いてないから顔も割れてないだろうし。」
「そうして貰えると助かるけど・・・。」
申し訳なさそうなフィーナが、チラリとスフィアの顔色を伺う。目を合わせた瞬間、スフィアの表情が険しくなる。
「何をバカな事を言っているんです!?皇帝がフラフラ出歩くだけでも問題だと言うのに、自分から首を突っ込むなど話になりません!大体、3日後には世界政府の総会もあるんですよ!!そんな大事な時に騒ぎを起こすなど、許される訳がないでしょう!?」
「騒ぎを起こす前提なの!?」
オレを何だと思っているのだろう?軽く凹みました。言い返せずに口を開けていると、フィーナから援護射撃が飛んで来る。
「自国の不正を正すのは大切な事だと思うけど?それにルークなら危険は無いと思うわよ?」
「そうかもしれませんが、ルークが行く必要は無いと言っているのです!」
「でしたら私が行きましょうか?」
「「「「「「「「「「カレン(さん)はもっとダメ!!」」」」」」」」」」
「そんな・・・」
カレンの提案を、全員が一斉に拒絶する。あまりの即答ぶりに、ショックを受けたカレンが呆然としてしまった。何やらブツブツと呟いている。「ルークより扱いが酷い」とか言ってるのは聞かなかった事にしよう。もっと凹んでしまう。
「だけど他に適任もいない事だし、やっぱりオレが行くしかないと思うよ?」
「・・・・・わかりました。ですが、これだけは約束して下さい。王都に被害を出さない事!いいですね?」
「それはいいけど・・・オレとカレンを何だと思ってるのさ?」
「何って・・・トラブルメーカーですが?」
「「ひどっ!!」」
オレとカレンが傷つき、話し合いは終了となった。その後、フィーナによって宥められたオレとカレンであったが、この時の憂さ晴らしを3日後にする事となる。それに気付いたスフィアが必死に土下座するのだが、詳しい事は後日のお楽しみとしよう。
夜のうちに装備を整え、翌日朝食を摂ってすぐに冒険者ギルドへと向かった。今日はアストルとして、駆け出し冒険者に相応しくない格好をしている。
普段は鎧や盾を装備していない。だが今回は、軽装ではあるが冒険者らしい格好をしている。これにより、新人冒険者を狙う不埒な輩を釣り上げようという作戦であった。
冒険者ギルドに入ると、見るからにガラの悪そうな冒険者で溢れかえっていた。暫く掲示板に貼られた依頼を確認していたのだが、絡んで来る者はいない。しかし、確実に視線を向けて来ているのがわかる。
(絡んで来てくれた方が手っ取り早く終わったのにな・・・)
そんな事を考えながらオレは、ランクEの依頼書の中からゴブリンさん10体の討伐を選んで受付嬢の所へと向かう。
「この依頼を受けたいのですが?」
「かしこまりました。それではギルドカードの提出をお願いします。」
セイルの受付嬢とは違い、愛想の良い応対である。手続き中、何処にも不審な点は見られないと思っていたのだが、チラチラとオレの装備を確認しているようだった。
(剣について話題を振らせようとしてるのがバレバレなんだよな・・・。とりあえず無視してみるか。)
オレは今回、刀ではなく剣を装備して来ている。クレアに借りたミスリル製の長剣である。これに気付いた所を見ると、随分と装備に詳しい受付嬢のようだった。お互いに観察し合っていると、不意に受付嬢が奇妙な提案をしてくる。
「見たところ新人さんのようですが、実は新人さん達に声を掛けておりまして・・・安全の為にも合同での討伐依頼を受ける気はありませんか?」
「新人同士の合同ですか?・・・ちなみに人数は?」
「アストルさん以外ですと、本日は女性3名になります。」
ナディアに聞いた話だが、ギルド側が他のパーティを斡旋するような真似はしていないとの事だった。過去にはあったようだが、トラブルが多かった為にギルド側から話を振るのを辞めた経緯があるとか。
「安全の為って、ゴブリンですよね?お気遣いには感謝しますが、1人で全く問題無いですよ?」
「・・・・・いえ、アストル様の安全ではなく、女性達の方です。」
飛びつくとでも思っていたのだろう。オレが断ると、一瞬だけ険しい表情に変わったのを見逃さなかった。その後の微妙な間もある。これはほぼクロといった所だろうか。既に新人女性を確保している辺り、このまま断っても尻尾を掴めない可能性が出て来た。
「そうですか・・・どうするかな?」
「受けて頂けるのであれば、私が自腹で報酬を支払っても構いません。どうです?」
「自腹って・・・どうしてそこまでするんです?」
「同じ女性として、心配するのは当然ではありませんか!?」
ほぼクロだと思ったのだが、どうやら真っ黒だったらしい。そんなに心配なら、後ろにいるベテラン冒険者に依頼するのが普通だろう。一網打尽にするつもりなのか、はたまた女性達はサクラなのか。
これ以上断ると引き下がる可能性が高い為、大人しく釣られてみる事にした。
「わかりました。引き受ける事にします。」
「ありがとうございます!女性達は王都の入り口で待っていますので、早速こちらの書状を持って向かって頂けますか?出発まで時間もありませんし、依頼内容は彼女達に聞いて下さい。」
「え?・・・わかりました。では、失礼します。」
笑顔の受付嬢に見送られ、オレは王都の入り口を目指す。その間に、フィーナに事情を説明する事にした。
「・・・・・とまぁ、こんな状況なんだけど・・・どう思う?」
「何から何までおかしいわね。そもそも、何処へ何をしに行く依頼なのよ?」
「オレの持って行った依頼は道中で1泊の距離だから、似たようなものだろうね。」
「目的地付近か、野営中に襲撃されるのは確実・・・かしら。距離を取って追い掛けるから、何かわかったら教えて貰える?」
「了解。こっちも尾行されるだろうから、フィーナも気付かれないようにね?」
フィーナに2重尾行を頼み、音声のみの通信を終了する。人通りの少ない裏通りとはいえ、あまりブツブツ呟くのは不審である。
こうして王都の入り口へと向かったオレは、それらしい女性3人組と合流したのであった。気分は合コンに向かう遠山の金さんと言った所だろうか。
ルークが帝国兵を殲滅した様子は、各国の密偵によって伝えられていた。その報告には、ルークの使う魔法こそ脅威であるとあったのだ。しかし、ルークの身体能力事自体も恐ろしいものだった。
近衛騎士団長の意見を聞き、フィリップ国王は考えを改める。国を滅ぼせる人間が2人もいる帝国とは、何があっても争う訳にはいかないと。
(フォレスタニアの姓を持つ者は、やはり人知を超えた存在という事か・・・。ワシが体を張らねば、滅びる国が増えそうじゃ。)
一方ルビアも、敵に回してはいけない存在が増えた事に頭を抱えていた。ティナどころの騒ぎではない。スフィアがカレンに逆らえないのは、単に年上だからとの考えを捨てる。
(駆け出す際の踏み込みで地面が爆ぜるだなんて、一体どんな体なのよ!?どんな手を使ってでもルークの1番になるつもりだったけど、作戦を練り直さないとダメね。正面切ってあんなのと敵対する勇気なんて、私には無いわ・・・。)
ちなみにドワーフ側の反応は、素直に賞賛であったので割愛する。細かい事は気にしない、素晴らしい思考の持ち主達であった。この場に王妃がいなかったのは、幸いといった所か。
全員が様々な事を考えていると、ルークとカレンが談笑しながら帰って来る。全員がルークの嘘に納得した為、この場での顔合わせは終了となった。フィリップ国王はルドルフ国王の歓待を行うという事で、ルーメルの街に向かう予定となっているらしい。
2日後に世界政府の総会が開かれるとの事で、ルドルフ国王はカイル王国から直接向かう事にしたらしい。魔物討伐の礼も兼ね、ルーク達も誘われたのだが、自国での予定が詰まっている為断る事にした。
ルーク達は全員を見送ってから、城へと転移する。のんびりと夕食を済ませ、ルークはフィーナに冒険者ギルドの様子を聞いてみる事にした。
「フィーナはギルドに行ってたんだよね?どんな感じだったの?」
「今日はギルドに入らなかったの。」
「入らなかった?」
「えぇ。見た目で判断すべきじゃないのは理解してるんだけど、出入りする冒険者がね・・・。だから今日は、離れた場所で様子を伺うに留めたって所よ。」
言い難そうな様子のフィーナを見て、もしやと考える。
「ひょっとして、ベルクトの・・・セイルだっけ?あそこのギルドと似たような状況?」
「えぇ。むしろセイルのギルドより酷いかもね。昔の自分を殴ってやりたい気分だわ。」
「いくらフィーナさんでも、支部の全てに目を光らせるのは不可能でしょう?」
「スフィアの言う事はもっともだけど、王都にあるギルドの状況くらいは把握出来ていないとマズイと思うのよ。」
全員がフィーナの言う事に納得してしまい、その後のフォローが出来なくなる。気不味い雰囲気になった為、オレが話題を振る事にした。
「『今日は』って事は、明日はギルドに行くんでしょ?」
「う~ん、ちょっと悩んでるのよね・・・。」
「悩むって何を?」
「ナディアがギルドに入らなかったのは、顔が知られてるからなのよ。当然私も知られてるから、行けば警戒されるでしょ?それだと動き辛くなるのよね。」
各国の王都にあるギルドは、何処も大きい。依頼の数も多く、優秀な職員が多いのが一般的である。当然そのような者達は、人の顔を覚えるのも得意である為、要職に就いている者の顔は当然頭に入っているのだ。
「だったらオレが行ってみようか?自分の国だけど、あんまり出歩いてないから顔も割れてないだろうし。」
「そうして貰えると助かるけど・・・。」
申し訳なさそうなフィーナが、チラリとスフィアの顔色を伺う。目を合わせた瞬間、スフィアの表情が険しくなる。
「何をバカな事を言っているんです!?皇帝がフラフラ出歩くだけでも問題だと言うのに、自分から首を突っ込むなど話になりません!大体、3日後には世界政府の総会もあるんですよ!!そんな大事な時に騒ぎを起こすなど、許される訳がないでしょう!?」
「騒ぎを起こす前提なの!?」
オレを何だと思っているのだろう?軽く凹みました。言い返せずに口を開けていると、フィーナから援護射撃が飛んで来る。
「自国の不正を正すのは大切な事だと思うけど?それにルークなら危険は無いと思うわよ?」
「そうかもしれませんが、ルークが行く必要は無いと言っているのです!」
「でしたら私が行きましょうか?」
「「「「「「「「「「カレン(さん)はもっとダメ!!」」」」」」」」」」
「そんな・・・」
カレンの提案を、全員が一斉に拒絶する。あまりの即答ぶりに、ショックを受けたカレンが呆然としてしまった。何やらブツブツと呟いている。「ルークより扱いが酷い」とか言ってるのは聞かなかった事にしよう。もっと凹んでしまう。
「だけど他に適任もいない事だし、やっぱりオレが行くしかないと思うよ?」
「・・・・・わかりました。ですが、これだけは約束して下さい。王都に被害を出さない事!いいですね?」
「それはいいけど・・・オレとカレンを何だと思ってるのさ?」
「何って・・・トラブルメーカーですが?」
「「ひどっ!!」」
オレとカレンが傷つき、話し合いは終了となった。その後、フィーナによって宥められたオレとカレンであったが、この時の憂さ晴らしを3日後にする事となる。それに気付いたスフィアが必死に土下座するのだが、詳しい事は後日のお楽しみとしよう。
夜のうちに装備を整え、翌日朝食を摂ってすぐに冒険者ギルドへと向かった。今日はアストルとして、駆け出し冒険者に相応しくない格好をしている。
普段は鎧や盾を装備していない。だが今回は、軽装ではあるが冒険者らしい格好をしている。これにより、新人冒険者を狙う不埒な輩を釣り上げようという作戦であった。
冒険者ギルドに入ると、見るからにガラの悪そうな冒険者で溢れかえっていた。暫く掲示板に貼られた依頼を確認していたのだが、絡んで来る者はいない。しかし、確実に視線を向けて来ているのがわかる。
(絡んで来てくれた方が手っ取り早く終わったのにな・・・)
そんな事を考えながらオレは、ランクEの依頼書の中からゴブリンさん10体の討伐を選んで受付嬢の所へと向かう。
「この依頼を受けたいのですが?」
「かしこまりました。それではギルドカードの提出をお願いします。」
セイルの受付嬢とは違い、愛想の良い応対である。手続き中、何処にも不審な点は見られないと思っていたのだが、チラチラとオレの装備を確認しているようだった。
(剣について話題を振らせようとしてるのがバレバレなんだよな・・・。とりあえず無視してみるか。)
オレは今回、刀ではなく剣を装備して来ている。クレアに借りたミスリル製の長剣である。これに気付いた所を見ると、随分と装備に詳しい受付嬢のようだった。お互いに観察し合っていると、不意に受付嬢が奇妙な提案をしてくる。
「見たところ新人さんのようですが、実は新人さん達に声を掛けておりまして・・・安全の為にも合同での討伐依頼を受ける気はありませんか?」
「新人同士の合同ですか?・・・ちなみに人数は?」
「アストルさん以外ですと、本日は女性3名になります。」
ナディアに聞いた話だが、ギルド側が他のパーティを斡旋するような真似はしていないとの事だった。過去にはあったようだが、トラブルが多かった為にギルド側から話を振るのを辞めた経緯があるとか。
「安全の為って、ゴブリンですよね?お気遣いには感謝しますが、1人で全く問題無いですよ?」
「・・・・・いえ、アストル様の安全ではなく、女性達の方です。」
飛びつくとでも思っていたのだろう。オレが断ると、一瞬だけ険しい表情に変わったのを見逃さなかった。その後の微妙な間もある。これはほぼクロといった所だろうか。既に新人女性を確保している辺り、このまま断っても尻尾を掴めない可能性が出て来た。
「そうですか・・・どうするかな?」
「受けて頂けるのであれば、私が自腹で報酬を支払っても構いません。どうです?」
「自腹って・・・どうしてそこまでするんです?」
「同じ女性として、心配するのは当然ではありませんか!?」
ほぼクロだと思ったのだが、どうやら真っ黒だったらしい。そんなに心配なら、後ろにいるベテラン冒険者に依頼するのが普通だろう。一網打尽にするつもりなのか、はたまた女性達はサクラなのか。
これ以上断ると引き下がる可能性が高い為、大人しく釣られてみる事にした。
「わかりました。引き受ける事にします。」
「ありがとうございます!女性達は王都の入り口で待っていますので、早速こちらの書状を持って向かって頂けますか?出発まで時間もありませんし、依頼内容は彼女達に聞いて下さい。」
「え?・・・わかりました。では、失礼します。」
笑顔の受付嬢に見送られ、オレは王都の入り口を目指す。その間に、フィーナに事情を説明する事にした。
「・・・・・とまぁ、こんな状況なんだけど・・・どう思う?」
「何から何までおかしいわね。そもそも、何処へ何をしに行く依頼なのよ?」
「オレの持って行った依頼は道中で1泊の距離だから、似たようなものだろうね。」
「目的地付近か、野営中に襲撃されるのは確実・・・かしら。距離を取って追い掛けるから、何かわかったら教えて貰える?」
「了解。こっちも尾行されるだろうから、フィーナも気付かれないようにね?」
フィーナに2重尾行を頼み、音声のみの通信を終了する。人通りの少ない裏通りとはいえ、あまりブツブツ呟くのは不審である。
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