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相澤 対 速水〈8〉無駄な疲労
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《ハァ…、無駄に疲れる。いちいちやってられるか!フン、バカバカしい!》
人間は空腹になるとイライラするものだ。バッグの中から菓子パンを取り出しモソモソと齧り付く。
《まったく…誰のせいでパン食ってると思ってるんだよ!速水が居なけりゃオニギリで済んだのに…ホント面倒臭い!》
《大体、俺はパンが好きで食ってる訳じゃない!それなのに…モグモグ…毎朝パン買って…モグモグ…夕方にオニギリ捨てて…モグモグ…それこそ無駄遣いじゃないか?!一体、誰のせいだよ!?》
《クソッ!パン代だってバカにならないんだからな…モグモグモグッ……グフッ!?》
苛立ちも度を過ぎると身体に悪い。勢い余って喉詰めしそうになる。
「ケホ、ケホッ…、コホン…。」
小さく咳き込んだ後、チラリと速水の方を盗み見る。情けないかな…これも条件反射のようなものだ。だが、昼寝をしている速水が俺を気にする事はない。
《チッ、人の気も知らないで…呑気に昼寝かよ?!》
ちなみに、屋外に出た速水は態度が変わる。「友達の振り」をする必要がなくなるからだろう。だからといって、変に身構えている感じでもない。単純に「自分の時間を満喫している」ようにしか見えない。
《毎回毎回、食って寝て食って寝て…他にやる事ないのかよ?!》
必要以上に絡んで来ないのは良いのだが…俺の胸中は穏やかではない。
《……チッ、勝手にしろ!速水なんて無視だ!無視、無視!》
向こうが攻撃を仕掛けて来ない以上、こちらにも反撃する理由がない。
《まったく…家で寝てないのか?!授業中も寝てるんじゃないのか?!一体、何しに学校に来てるんだよ?!》
適当に「ケチ」をつけてみるものの、授業中の速水の様子など気にした事がない。普段は何を考えてどんな風に過ごしているのか等…俺には関わりのない事だと思っていた。
《ハァ~~、参ったな。いつまでこんな事を続けりゃいいんだよ?!》
知らず知らず大きな溜め息を吐く。計画通りに進めて来たはずが…通常の復讐とは違うだけに終着点が見当たらない。
《フン、気持ち良さそうに寝やがって…俺だって疲れてるんだよ!お前のせいでな!!》
昼寝する相手を前に愚痴ったところで意味がない。
《ハァ~~、やめた!アホらしい!貴重な昼休みが台無しじゃないか!》
溜め息を連発しつつ両膝を抱えて顔を埋める。
《フン、速水なんてどうでもいい!俺の知ったことか!》
所詮、他人のアレコレを気にしたところでどうにもならない。気にするだけ無駄で、気にするだけ疲れる。それ以前に、他人の為に疲れる事こそが無駄でしかない。
《ハァ……。それにしても、日直は疲れる。朝から気が滅入るし…身体も怠い。最近は寝ても疲れが取れてないし…ホント、嫌になる。今日なんて早く終わればいいのに…ブツブツ…》
俺は目を閉じて「自分の時間」に身を浸す。
人間は空腹になるとイライラするものだ。バッグの中から菓子パンを取り出しモソモソと齧り付く。
《まったく…誰のせいでパン食ってると思ってるんだよ!速水が居なけりゃオニギリで済んだのに…ホント面倒臭い!》
《大体、俺はパンが好きで食ってる訳じゃない!それなのに…モグモグ…毎朝パン買って…モグモグ…夕方にオニギリ捨てて…モグモグ…それこそ無駄遣いじゃないか?!一体、誰のせいだよ!?》
《クソッ!パン代だってバカにならないんだからな…モグモグモグッ……グフッ!?》
苛立ちも度を過ぎると身体に悪い。勢い余って喉詰めしそうになる。
「ケホ、ケホッ…、コホン…。」
小さく咳き込んだ後、チラリと速水の方を盗み見る。情けないかな…これも条件反射のようなものだ。だが、昼寝をしている速水が俺を気にする事はない。
《チッ、人の気も知らないで…呑気に昼寝かよ?!》
ちなみに、屋外に出た速水は態度が変わる。「友達の振り」をする必要がなくなるからだろう。だからといって、変に身構えている感じでもない。単純に「自分の時間を満喫している」ようにしか見えない。
《毎回毎回、食って寝て食って寝て…他にやる事ないのかよ?!》
必要以上に絡んで来ないのは良いのだが…俺の胸中は穏やかではない。
《……チッ、勝手にしろ!速水なんて無視だ!無視、無視!》
向こうが攻撃を仕掛けて来ない以上、こちらにも反撃する理由がない。
《まったく…家で寝てないのか?!授業中も寝てるんじゃないのか?!一体、何しに学校に来てるんだよ?!》
適当に「ケチ」をつけてみるものの、授業中の速水の様子など気にした事がない。普段は何を考えてどんな風に過ごしているのか等…俺には関わりのない事だと思っていた。
《ハァ~~、参ったな。いつまでこんな事を続けりゃいいんだよ?!》
知らず知らず大きな溜め息を吐く。計画通りに進めて来たはずが…通常の復讐とは違うだけに終着点が見当たらない。
《フン、気持ち良さそうに寝やがって…俺だって疲れてるんだよ!お前のせいでな!!》
昼寝する相手を前に愚痴ったところで意味がない。
《ハァ~~、やめた!アホらしい!貴重な昼休みが台無しじゃないか!》
溜め息を連発しつつ両膝を抱えて顔を埋める。
《フン、速水なんてどうでもいい!俺の知ったことか!》
所詮、他人のアレコレを気にしたところでどうにもならない。気にするだけ無駄で、気にするだけ疲れる。それ以前に、他人の為に疲れる事こそが無駄でしかない。
《ハァ……。それにしても、日直は疲れる。朝から気が滅入るし…身体も怠い。最近は寝ても疲れが取れてないし…ホント、嫌になる。今日なんて早く終わればいいのに…ブツブツ…》
俺は目を閉じて「自分の時間」に身を浸す。
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キノウ様へ
いつも有り難うございます♡
以前にも増して…公開が遅くなって行くばかりです(涙)
相澤君の内部事情が複雑すぎて右往左往〜!私までもが振り回されてる感じです…(笑)
難解で秘密の多い相澤君ですが…取り敢えず、速水との♡シーンまで頑張ります!
引き続き、宜しくお願いします(≧∇≦)♪
キノウ様へ
(о´∀`о)コメント有り難うございます♪いつも、嬉しく読ませて頂いています♡
相澤君ストーリーが続編の進行に影響を及ぼす理由が発覚〜!別々のストーリー展開ですが、絡みまくってきてます(笑)
弘人&剛の絆が強く結ばれて行く中で…陰ながらの立役者(?)となる相澤君も大苦戦中〜!2人の男の登場に振り回されてしまう自分にも振り回されている…(笑)という感じでしょうか…(^o^;)
ポツリポツリと頑張って書き続けます。今後も宜しくお願いします♪
✧◝(⁰▿⁰)◜✧
キノウ様へ
いつも有り難うございます♪
相澤君はかなり意地っ張りな性格のようで…なかなか素直にならないので(;´∀`)その複雑さを表現するのに苦戦しています(笑)
現在は、心を取り戻した相澤君が過去の記憶を辿りながら自分を振り返っている最中…というイメージで描いています(^o^;)巻き戻し再生シーンの解説付きですね(笑)
相澤君の「頭の中」を覗いている感覚で読んで頂けると有り難いです。
オニギリ事件!それは、速水にバカにされたくない一心です(笑)
相澤君の中にある「男とはこういうものだ!」というイメージの強さですね。女扱いされて来た事への反発から、必要以上に「男」への拘りが強いです。悲しい事に…友達も居なかったので、自分の中だけで組み立てて来たものが強くなっています。そこに登場したのが速水です。初ライバル体験?!初疑似友体験?!のような感覚でしょうか。めちゃくちゃ意固地になってますね(笑)
孤独に生きて来た彼の強固な壁がぶち破られて行く〜!今後どうなる?!孤独の戦士「相澤 克己」を宜しくお願いします♪