俺達の行方【続編】

まったりラブ

「弘人、シャワー浴びようぜ。」

剛が俺の服を脱がせてくれる。俺も剛の服を脱がせてゆく。シャツのボタンを外す手がドキドキして震えてしまった。露わになった肉体は男の色気に満ちている。

《剛の裸は見慣れてるけど…最初の頃よりドキドキする…。もう、当分会えないんだよな…》

剛に抜かれた後だが、興奮とは別の愛おしさが募るばかりだ。肩から腕へと手を這わせる。そして、その綺麗な乳首に軽く吸い付く。柔らかな突起に舌を這わせてみる。もっと触れ合ってその身体を感じたいと思ってしまう。

《剛、感じるかな…？》

何度も吸い付いて舌でくすぐり歯を引っ掛けるようにしてみるものの、乳首が勃つ気配はない。
剛は俺に身を任せながら、背中や髪の毛を優しく撫でてくれる。

「剛…？少しは感じる？」

「ん…？弘人が舐めてくれるの気持ちいいぜ。」

「でも、乳首勃たないぞ…。」

「フフッ…。何？俺を興奮させる気か？」

「だって、俺はまだ何もしてないだろ…？」

「そうか？俺には充分だけどな。いいぜ、弘人…見てな。」

剛は自ら乳首を摘み上げる。クイクイと何度か摘んで引っ張るような動きと、爪でカリカリと引っ掻くような動きを繰り返す。そして、強引にギュウッと摘んで引っ張りクリクリと捏ねくり回す。すると、乳首が軽くツンと勃った。

「ハハハ…、自分でやってもあんまり気持ち良くねぇからな。こんなもんかな？随分前は、どうやったら弘人が感じるかって…自分で試してた事もあるけど、もうやってねぇし。触らなくなると感度が落ちるかもな？」

「俺はすげぇ感じるけど…。」

「フフッ、俺としてはすげぇ嬉しいぜ。ほら、弘人も俺を感じさせてくれよ。」

剛が俺の身体を上に乗せてベッドに倒れ込む。その胸に抱かれるように俺は剛の乳首に吸い付いた。ツンと勃った乳首は可愛らしく、舌で舐めるとクリクリとして戯れつく感触が癖になる。愛おしくて何度も吸い付いては舌で弄ぶ。

「いいよ…、弘人…、気持ちいい…。」

剛が甘い息を漏らして柔らかな声で応えるてくれる。愛おしそうに髪の毛を撫でる指先から剛の幸せが伝わってくるようで嬉しくなる。

もう一方の乳首にも指を這わせ優しく撫でる。左右交互に舌と指でその感触を堪能する。剛の舌づかいや指先の動きを思い出しながら同じようにやってみる。
徐々に反応を示す突起が硬さを増して大きくなる。

「ん……、はぁ……、弘…人……。」

俺に身を任せて気持ち良さそうにしている剛、その手が緩やかに俺の肌を撫で擦り、ゆったりと動く脚が絡まってくる。

《こんな風に剛と過ごせるなんて…すげぇ幸せ…》

俺はうっとりしながら剛の乳首と戯れる。時折、剛の両手が俺の顔をすくい上げるようにしてキスをせがむ。軽くチュッと応えれば嬉しそうに微笑んで目を閉じる。戯れるように抱き合い、優しいキスを交わし、お互いを愛おしむ。

まったりとした幸せな時間…。


「弘人、そろそろシャワー浴びる？」

「ん…？」

「それとも、このまま第２ラウンドやる？」

「バ、バカ…。も～う、剛のバカ！」

「ハハハ～、弘人、可愛い！」

楽しそうに笑う剛、満たされた俺の心、最高の夜景と幸せな時間は最高の贈り物だ。