75 / 106
剛に捧げる〈3〉
しおりを挟む
興奮を高めた剛が首すじへと吸い付いてくる。荒々しく動く舌が攻めてくる。首から耳へ、そして頬から顎を伝って喉へ、反対の首すじへと移動してゆく口唇。その食らいつくような口づけは抑えきれないといった感じだ。
剛は長い間、俺を抱きたいという欲望を抑え続けてきたのだ。飢えに飢えていた野生の黒豹が待ちに待った獲物を手にして興奮しているとでも言えば良いのだろうか。その荒々しい姿は美しくもある。
《うわわわ~!?想像してたのよりすげぇ激しいかも!?でも、これはこれで嬉しい!ヤバイ~!超ドキドキする~!》
俺なりに色々とイメージはしていた。
ムード満点に迫られて、甘いキスから始まる初めての夜…。剛の手がゆっくりと身体を這い、服を脱がされるのか自ら脱ぐのかは分からないが裸になって肌を合わせる。互いに求め合う身体が熱くなり気分が高まる。耳元で色気たっぷりに囁かれて、脳も身体も痺れるようなとろける感覚。そして、剛の指で解されて…。
そこから先は想像も出来ないが、かなりの覚悟が要るのだろうと…そんな風に考えていた。
だが、現実的に興奮した剛は激しい。時折、雄の本能を垣間見せる。どうにか理性で抑えてくれてはいるものの、その本気度が全開になった時はどうなるのだろうか…?
デカイ身体で力も強い。まともにやり合えば俺など一網打尽の木っ端微塵だ。剛の攻めに翻弄されて全てを食らい尽くされてしまうのだろう。そして、訳が分からなくなる自分が恐い。愛されるだけの自分がもどかしい。俺も剛を愛したいのだ。
《ああ…っ!でも、俺、剛のペースに付いて行けてない~!うわっ!うわっ?この先はどうなるんだ~?!》
剛に抱かれる事を望むようになり、剛の熱い激しさを全身で感じ取った。その全てを受け止めたいと思った。愛おしくて抱きしめて包み込んでやりたくなった。
その激しさに飲み込まれしまう自分も感じた。剛の虜になり、ますますのめり込み、剛で埋め尽くされてゆく満足感。その情熱に身体を焼かれる事を望んだ。
剛が俺を求めてくれる事が嬉しくて、それが何よりも幸せで、大きな喜びを感じていた。そして…俺も、剛が俺を求める以上に剛を求めている。
俺が進む道の先にはいつも剛が居る。俺は、やっと剛の元まで辿り着けたような気がしていた。それでも、やはり剛の情熱の方が遥かに上を行くのだろう。
《うぅ…!もう、剛に全部任せるしかない!頼むからお手柔らかに~!》
覚悟はしていても、やはり初体験となると緊張するものだ。剛の激しさは知っている。そして、もの凄く優しい事も知っている。いつも俺を優先して気遣ってくれる剛に、俺も男として堂々たる態度で臨むつもりだった。自分の意思でしっかりと剛を受け止め、その全てを受け入れるつもりだった。
だが、開始早々から興奮度を上げている剛の勢いにお手上げ状態になる。
「……んっ、……うっ、……っん…っ…」
ギュッと目を閉じて身を任せる。荒々しく吸い付いてくる口唇、激しく動く舌先、首にまとわりつく熱い息。襟首から上の露出した部分を余す事なく貪るような熱く激しい口づけが続く。その度にピクピクと反応しては小さく震え続ける俺。ジワジワと熱が上がり始める。
顎の辺りまで食らいつくように吸い付いてはくるものの、なかなか口唇にはキスをしてこない。既にお手上げ状態で〈まな板の上の鯉〉と化した俺だったのだが、何だかもどかしさを感じ始める。
《こんなに激しいのにキスはまだか?!俺、どうすりゃいい?!剛とキスしたい…キスしたい…キスしたい~!》
「ちょ…、ちょっと…、ご、剛…?」
「………何だ?」
興奮しながらも俺の声は聞こえているらしい。首すじに食らいついたまま短く返事をした。
「な、なぁ…剛…?キ、キスは…?キスしたい。」
ピタリと動きを止めた剛が顔を上げて俺を覗き込んでくる。興奮した熱い瞳で見つめられたかと思うと、チュッと軽く吸い付くようなキス一つ。そして再び首すじに激しく食らいついてくる。
《え?あ、あれ…?それだけ?!》
いつもはキスをしたがる剛だ。これほど激しく求めて来る割にキスをしないのは珍しい。襲いかかってくる剛の興奮度にペースを合わせられずに戸惑う。身体を交わらせる上では、どんな状況でも剛が一枚上手だ。そして上手くリードしてくれる。
完全な攻めの剛に受けの俺。主導権は剛にある。少なくとも俺の頭の中ではそうなる。そして、長年我慢し続けて来た剛だ。その蓄積された想いは強い。剛の想いのままに受け止める、それが俺の役目なのだろう。
《もう…お前の好きにしろ…!》
《ああっ!でも、もどかしい~!俺もキスしたい~!出来れば、もっとゆっくりジックリがいい~!》
《俺は初めてなんだぞ~!剛~~!!》
頭の中で葛藤する。耐えられなくなり剛の腕をギュッと掴む。
「やだ…!やだ、やだ!剛…!俺、キスしたい~!ちゃんとキスしたい~!」
思わず駄々っ子のように叫んでしまった。何とも情けない。何故か涙まで滲んでいる。
「まだしねぇよ。勿体ねぇだろ。キスしたら止まらなくなる…。」
低くかすれた声が耳元で呟くように答える。剛は興奮しながらも自分を抑えているらしい。俺の身体に触れて来ないのもその為なのだろう。
その強烈な興奮度、荒々しく吐く息に耳の奥まで撫で上げられて身体の芯がゾクリと疼く。
《うわわっ!こんな剛は初めてだ!すっげぇ興奮してる!ヤバイ…っ!》
全身がカーッと熱くなる。これほど強烈な雄の姿を見せられて、俺の中の雄が黙っているはずはない。
四つん這いになったまま身体を重ね合わせて来ない剛の股間に手を伸ばす。既に興奮しきったそこは熱くイキり勃っている。これほどまでに興奮した状態でどこまで我慢するつもりだったのだろうか。剛の激しさにも頷ける。
「……っ、くぅ…っ……弘人…っ!」
突然の股間への刺激にビクンと腰を跳ねさせた剛が切ない声を漏らす。
そのまま指先でサワサワと軽く撫でると、更に腰を震わせて軽く仰け反る。
「……ん…っ、はぁ…っ…、…ぁぁ……」
剛の熱い溜め息が色濃く漏れる。興奮した野生の雄が堪能的に身を震わせる姿は至上の色気に満ちている。もしかすると、俺の中にも同じような野生心があるのかもしれない。
剛の野生が目覚めると、俺の中の野生が刺激されてゆくような気がする。俺が淫らになるのはその為だろうか…?
俺は男でありながら母性がある。そして、男の機能と本能も備えている。本来は雄でありながら雌にもなれる。それは、純粋な野生の心なのかもしれない。
人間社会の中で生きるには制約が多すぎる。誰が決めたか知らないが、そういうものだと思いながら生きている。それが人間だ。そして俺も人間だ。
恋愛は男女でするもの、結婚も男女がするもの。そして子を育み家族になり子孫を増やす。子を授からない男同士の婚姻など許されるはずがない。同じく、女同士の婚姻も認められてはいない。男女のペアだからこそ、恋愛にも結婚にも意味がある。
ならば何故、俺達はこれほどに惹かれ合い求め合うのだろう。お互いの身体を繋げるだけでも簡単にはいかないのだ。本来は排泄する為に備わった部位に挿れるのだ。目的が違うのだから苦痛を伴う。そして面倒な手順を踏む。やってはいけない事をやろうとしているのだから仕方がない。
それでも、俺達は深く繋がりたいと願う。人間というものは不思議でならない。俺が女に生まれていれば何の問題も無かったはずだ。だが、俺は生まれ間違った訳ではない。女に生まれて男に愛されたい等と思った事は一度も無い。間違いなく俺は男で、男に生まれた事を悔やんだ事さえ無い。
剛が女だったら…?そんな事を考えた事が有るのか無いのかさえも記憶には残っていないが、それを望んだ事は一度も無い。
日々、何となくボンヤリと考えてしまう事もあるのだが…その答えなど解らないままだ。考えても答えが出るようなものではないという事だけは分かっている。
俺の心が剛を求めている。いや、俺だけではない。剛の心も俺を求めているのだ。社会の常識や在るべき姿、人間の概念や形など関係無い。それよりももっと深い部分で繋がり合いたいと願う。それが何故かは分からない。
……これは魂の記憶?……
……太古の昔から、野生の頃から、魂に刻み込まれた記憶……
……何度も出逢い、何度も愛し合い、何度も結ばれてきた……
……俺達は互いの魂の片割れ……
それは一瞬の出来事だった。何かが俺の心の中をかすめて通り過ぎる。
剛と身体を交わらせる度に、俺の中で少しずつ砕け散ってゆく何かがある。そして、新たに生まれてくる何かがある。
剛は長い間、俺を抱きたいという欲望を抑え続けてきたのだ。飢えに飢えていた野生の黒豹が待ちに待った獲物を手にして興奮しているとでも言えば良いのだろうか。その荒々しい姿は美しくもある。
《うわわわ~!?想像してたのよりすげぇ激しいかも!?でも、これはこれで嬉しい!ヤバイ~!超ドキドキする~!》
俺なりに色々とイメージはしていた。
ムード満点に迫られて、甘いキスから始まる初めての夜…。剛の手がゆっくりと身体を這い、服を脱がされるのか自ら脱ぐのかは分からないが裸になって肌を合わせる。互いに求め合う身体が熱くなり気分が高まる。耳元で色気たっぷりに囁かれて、脳も身体も痺れるようなとろける感覚。そして、剛の指で解されて…。
そこから先は想像も出来ないが、かなりの覚悟が要るのだろうと…そんな風に考えていた。
だが、現実的に興奮した剛は激しい。時折、雄の本能を垣間見せる。どうにか理性で抑えてくれてはいるものの、その本気度が全開になった時はどうなるのだろうか…?
デカイ身体で力も強い。まともにやり合えば俺など一網打尽の木っ端微塵だ。剛の攻めに翻弄されて全てを食らい尽くされてしまうのだろう。そして、訳が分からなくなる自分が恐い。愛されるだけの自分がもどかしい。俺も剛を愛したいのだ。
《ああ…っ!でも、俺、剛のペースに付いて行けてない~!うわっ!うわっ?この先はどうなるんだ~?!》
剛に抱かれる事を望むようになり、剛の熱い激しさを全身で感じ取った。その全てを受け止めたいと思った。愛おしくて抱きしめて包み込んでやりたくなった。
その激しさに飲み込まれしまう自分も感じた。剛の虜になり、ますますのめり込み、剛で埋め尽くされてゆく満足感。その情熱に身体を焼かれる事を望んだ。
剛が俺を求めてくれる事が嬉しくて、それが何よりも幸せで、大きな喜びを感じていた。そして…俺も、剛が俺を求める以上に剛を求めている。
俺が進む道の先にはいつも剛が居る。俺は、やっと剛の元まで辿り着けたような気がしていた。それでも、やはり剛の情熱の方が遥かに上を行くのだろう。
《うぅ…!もう、剛に全部任せるしかない!頼むからお手柔らかに~!》
覚悟はしていても、やはり初体験となると緊張するものだ。剛の激しさは知っている。そして、もの凄く優しい事も知っている。いつも俺を優先して気遣ってくれる剛に、俺も男として堂々たる態度で臨むつもりだった。自分の意思でしっかりと剛を受け止め、その全てを受け入れるつもりだった。
だが、開始早々から興奮度を上げている剛の勢いにお手上げ状態になる。
「……んっ、……うっ、……っん…っ…」
ギュッと目を閉じて身を任せる。荒々しく吸い付いてくる口唇、激しく動く舌先、首にまとわりつく熱い息。襟首から上の露出した部分を余す事なく貪るような熱く激しい口づけが続く。その度にピクピクと反応しては小さく震え続ける俺。ジワジワと熱が上がり始める。
顎の辺りまで食らいつくように吸い付いてはくるものの、なかなか口唇にはキスをしてこない。既にお手上げ状態で〈まな板の上の鯉〉と化した俺だったのだが、何だかもどかしさを感じ始める。
《こんなに激しいのにキスはまだか?!俺、どうすりゃいい?!剛とキスしたい…キスしたい…キスしたい~!》
「ちょ…、ちょっと…、ご、剛…?」
「………何だ?」
興奮しながらも俺の声は聞こえているらしい。首すじに食らいついたまま短く返事をした。
「な、なぁ…剛…?キ、キスは…?キスしたい。」
ピタリと動きを止めた剛が顔を上げて俺を覗き込んでくる。興奮した熱い瞳で見つめられたかと思うと、チュッと軽く吸い付くようなキス一つ。そして再び首すじに激しく食らいついてくる。
《え?あ、あれ…?それだけ?!》
いつもはキスをしたがる剛だ。これほど激しく求めて来る割にキスをしないのは珍しい。襲いかかってくる剛の興奮度にペースを合わせられずに戸惑う。身体を交わらせる上では、どんな状況でも剛が一枚上手だ。そして上手くリードしてくれる。
完全な攻めの剛に受けの俺。主導権は剛にある。少なくとも俺の頭の中ではそうなる。そして、長年我慢し続けて来た剛だ。その蓄積された想いは強い。剛の想いのままに受け止める、それが俺の役目なのだろう。
《もう…お前の好きにしろ…!》
《ああっ!でも、もどかしい~!俺もキスしたい~!出来れば、もっとゆっくりジックリがいい~!》
《俺は初めてなんだぞ~!剛~~!!》
頭の中で葛藤する。耐えられなくなり剛の腕をギュッと掴む。
「やだ…!やだ、やだ!剛…!俺、キスしたい~!ちゃんとキスしたい~!」
思わず駄々っ子のように叫んでしまった。何とも情けない。何故か涙まで滲んでいる。
「まだしねぇよ。勿体ねぇだろ。キスしたら止まらなくなる…。」
低くかすれた声が耳元で呟くように答える。剛は興奮しながらも自分を抑えているらしい。俺の身体に触れて来ないのもその為なのだろう。
その強烈な興奮度、荒々しく吐く息に耳の奥まで撫で上げられて身体の芯がゾクリと疼く。
《うわわっ!こんな剛は初めてだ!すっげぇ興奮してる!ヤバイ…っ!》
全身がカーッと熱くなる。これほど強烈な雄の姿を見せられて、俺の中の雄が黙っているはずはない。
四つん這いになったまま身体を重ね合わせて来ない剛の股間に手を伸ばす。既に興奮しきったそこは熱くイキり勃っている。これほどまでに興奮した状態でどこまで我慢するつもりだったのだろうか。剛の激しさにも頷ける。
「……っ、くぅ…っ……弘人…っ!」
突然の股間への刺激にビクンと腰を跳ねさせた剛が切ない声を漏らす。
そのまま指先でサワサワと軽く撫でると、更に腰を震わせて軽く仰け反る。
「……ん…っ、はぁ…っ…、…ぁぁ……」
剛の熱い溜め息が色濃く漏れる。興奮した野生の雄が堪能的に身を震わせる姿は至上の色気に満ちている。もしかすると、俺の中にも同じような野生心があるのかもしれない。
剛の野生が目覚めると、俺の中の野生が刺激されてゆくような気がする。俺が淫らになるのはその為だろうか…?
俺は男でありながら母性がある。そして、男の機能と本能も備えている。本来は雄でありながら雌にもなれる。それは、純粋な野生の心なのかもしれない。
人間社会の中で生きるには制約が多すぎる。誰が決めたか知らないが、そういうものだと思いながら生きている。それが人間だ。そして俺も人間だ。
恋愛は男女でするもの、結婚も男女がするもの。そして子を育み家族になり子孫を増やす。子を授からない男同士の婚姻など許されるはずがない。同じく、女同士の婚姻も認められてはいない。男女のペアだからこそ、恋愛にも結婚にも意味がある。
ならば何故、俺達はこれほどに惹かれ合い求め合うのだろう。お互いの身体を繋げるだけでも簡単にはいかないのだ。本来は排泄する為に備わった部位に挿れるのだ。目的が違うのだから苦痛を伴う。そして面倒な手順を踏む。やってはいけない事をやろうとしているのだから仕方がない。
それでも、俺達は深く繋がりたいと願う。人間というものは不思議でならない。俺が女に生まれていれば何の問題も無かったはずだ。だが、俺は生まれ間違った訳ではない。女に生まれて男に愛されたい等と思った事は一度も無い。間違いなく俺は男で、男に生まれた事を悔やんだ事さえ無い。
剛が女だったら…?そんな事を考えた事が有るのか無いのかさえも記憶には残っていないが、それを望んだ事は一度も無い。
日々、何となくボンヤリと考えてしまう事もあるのだが…その答えなど解らないままだ。考えても答えが出るようなものではないという事だけは分かっている。
俺の心が剛を求めている。いや、俺だけではない。剛の心も俺を求めているのだ。社会の常識や在るべき姿、人間の概念や形など関係無い。それよりももっと深い部分で繋がり合いたいと願う。それが何故かは分からない。
……これは魂の記憶?……
……太古の昔から、野生の頃から、魂に刻み込まれた記憶……
……何度も出逢い、何度も愛し合い、何度も結ばれてきた……
……俺達は互いの魂の片割れ……
それは一瞬の出来事だった。何かが俺の心の中をかすめて通り過ぎる。
剛と身体を交わらせる度に、俺の中で少しずつ砕け散ってゆく何かがある。そして、新たに生まれてくる何かがある。
3
あなたにおすすめの小説
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
BL 男達の性事情
蔵屋
BL
漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。
漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。
漁師の仕事は多岐にわたる。
例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。
陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、
多彩だ。
漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。
漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。
養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。
陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。
漁業の種類と言われる仕事がある。
漁師の仕事だ。
仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。
沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。
日本の漁師の多くがこの形態なのだ。
沖合(近海)漁業という仕事もある。
沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。
遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。
内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。
漁師の働き方は、さまざま。
漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。
出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。
休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。
個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。
漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。
専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。
資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。
漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。
食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。
地域との連携も必要である。
沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。
この物語の主人公は極楽翔太。18歳。
翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。
もう一人の主人公は木下英二。28歳。
地元で料理旅館を経営するオーナー。
翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。
この物語の始まりである。
この物語はフィクションです。
この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
男子高校に入学したらハーレムでした!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
ゆっくり書いていきます。
毎日19時更新です。
よろしくお願い致します。
2022.04.28
お気に入り、栞ありがとうございます。
とても励みになります。
引き続き宜しくお願いします。
2022.05.01
近々番外編SSをあげます。
よければ覗いてみてください。
2022.05.10
お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。
精一杯書いていきます。
2022.05.15
閲覧、お気に入り、ありがとうございます。
読んでいただけてとても嬉しいです。
近々番外編をあげます。
良ければ覗いてみてください。
2022.05.28
今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。
次作も頑張って書きます。
よろしくおねがいします。
俺の親友がモテ過ぎて困る
くるむ
BL
☆完結済みです☆
番外編として短い話を追加しました。
男子校なのに、当たり前のように毎日誰かに「好きだ」とか「付き合ってくれ」とか言われている俺の親友、結城陽翔(ゆうきはるひ)
中学の時も全く同じ状況で、女子からも男子からも追い掛け回されていたらしい。
一時は断るのも面倒くさくて、誰とも付き合っていなければそのままOKしていたらしいのだけど、それはそれでまた面倒くさくて仕方がなかったのだそうだ(ソリャソウダロ)
……と言う訳で、何を考えたのか陽翔の奴、俺に恋人のフリをしてくれと言う。
て、お前何考えてんの?
何しようとしてんの?
……てなわけで、俺は今日もこいつに振り回されています……。
美形策士×純情平凡♪
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる