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転生した
契約
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「いいけど、いったい何をするつもりなんだ?」
「見てればわかるさ」
それだけ言うと俺はベッドの端に腰掛け目を閉じた。周りの音に耳を澄ましながら自分の心臓のあたりに意識を集中させる。確か、自分の中のオーラのようなものを解き放つようなイメージ、だったよな。
するとどこか遠くで魂と共鳴するような反応があった。よし、ビンゴ。俺は見えない糸を手繰り寄せるように、小さく瞬く光みたいなそれを自分の方へ引っ張ってくる。
「出てこい!」
叫ぶと同時に辺りが強い光で包まれた。
「おい、あんた…!?」
ランディーの焦ったような声が聞こえる。
『ずいぶん常識破りな召喚もあったものだな』
直接頭に響くような声が聞こえてきて、そっと目を開けると、そこには光輝く鳥がいた。
おぉ、と思わず声が漏れる。
「まさかそれ…」
異変に駆けつけようとしたらしいランディーがあんぐりと口を開けているのが見えた。俺はこくりと頷く。
「そう、精霊だ」
やった!一か八かで試してみたけど、精霊の召喚に成功したぞ!内心ガッツポーズを決める俺に鳥の形をした精霊はバサバサと羽ばたいた。
『もしかして、と思ったが。お主、何やら奇妙なことになっているではないか』
「やっぱり俺の状態がわかるのか?」
期待をこめて聞くと精霊はうむ、と肯定した。
『魂が入れ替わっておる。が、一部融合しているな』
融合、とはどういうことだろう。アシュリーの魂とくっついたってことか?
頭の中がハテナで埋まる俺にランディーが精霊を指して聞いてきた。
「精霊さん、なんて言ってるんだ?」
「え、聞こえないのか?」
『契約してもいない我と意思疎通ができるのは、親和力が高いお主が為せるわざだ。それに大精霊でもない限り普通の精霊は会話を不得意とすることもあるからな』
呆れたように精霊が説明する。そうだったのか。納得した俺はランディーに後で要約するからちょっと待ってと伝えた。それから目の前の精霊に向き直る。
「俺、お前と契約したいんだけど」
精霊はふむ、と思索するような素振りを見せた。
『それは構わないが。新たに名前が必要になるな』
名前。いまいち理解できていない俺に精霊は「まずは状況を整理しよう」とサイドテーブルに舞い降りた。
この精霊は、アシュリーが原作で契約を交わした精霊である。原作で主人公とアシュリーは聖遺物を探しに古代文明に赴く。しかし星国の調査隊と鉢合わせてしまい、さらには星国に囚われているアステリアの民の力で結界の中に閉じ込められてしまう。絶体絶命かと思われたその時、アシュリーが魔力暴走を引き起こして敵の注意を引きつけている隙に契約した精霊で主人公を外に逃すのだ。普通結界スキルを持つ者の管理下から勝手に抜け出すことはできないが、この世界の事象に人間よりも干渉できる精霊がいたことと、アシュリーを囮にした作戦が功を成したことで主人公は大きな怪我もなく生き残る。主人公は結界の外で急いで助けを求めるがその奮闘も虚しくアシュリーは魔力暴走の反動と敵の攻撃により亡くなり、その事件は主人公の心に大きな影を落とすことになる。ここの場面は原作でも見どころのあるシーンのひとつで、徐々に主人公に心を開きつつあったアシュリーの死にコメント欄は阿鼻叫喚だった。
で、だ。「かながい」では物語の終盤主人公が「回帰」のスキルを覚醒し何度も時間の巻き戻しを行う。しかし大切な人たちの死の前までは時を戻すことができず、さらにタイムリープを繰り返す度に制限が強くなったり自分の居場所や状態が筒抜けになって星皇側に有利になってしまうという悪循環から抜け出せなくなる。結局主人公はアシュリーを殺した敵の助力によって星皇に打ち勝ち物語に終止符を打つことになるのだ。
しかし転生前のアシュリーの話によると、原作の結末の後主人公は大幅に時を巻き戻したらしい。「次はない」と言っていたから大方最終手段を使ったんだろう。なので今俺がアシュリーに転生している時間軸は原作の後、つまり「回帰」を繰り返した後にあるということになる。わかりにくいけど。
そのことを精霊に確認すると精霊は「そうらしいな」と同意した。
「我ら精霊は人間とはまた別の時空に存在するものが故に、世界の巻き戻しが行われたことは自覚できるのだ」
その本人に親和力がなかったために接触することは叶わなかったがな、と精霊は少し寂しそうに言う。だから、と続けた。
『お主の身体の持ち主は今この時点では我とまだ契約をしていないことになる』
「時間を巻き戻す前にアシュリーがつけていた名前じゃ駄目なのか?」
確かアシュリーはこの精霊を「オルニス」と呼んでいた気がする。精霊は「ならぬ」と首を振った。
『お主の今の魂と結びつける必要があるのだ』
どうやら今回はかろうじてこの身体と精霊を結んでいた繋がりを辿ってきたのだそうだ。
それにしても、うーん。名前かぁ。俺、あんまり横文字の名前考えるの得意じゃないんだよな。
うんうんと悩む俺に精霊は優しく語りかけた。
『お主が分かりやすい名前にするのがいちばんだ。名を呼ぶ気持ちがこもりやすいほど、我らの繋がりは強くなるのだからな』
精霊は人間にあまり関心がないって思ってたけど、この精霊からは俺に寄せる気遣いのようなものを感じる。転生してすぐにランディーの殺気に晒された俺にはかなり沁みるものがあるんだよなぁ。精霊の言葉に背中を押され、俺は「よし。決めた」と顔を上げた。
「千鳥。お前の名前は千鳥だ」
精霊は『チドリ…。不思議な響きだな。だが、良い名だ』と呟きパタパタと俺の目線まで飛んだ。
『我、千鳥はアシュリーと契約を結ぶことをここに宣言する』
精霊…千鳥がそう言い終えると強い光が千鳥を包み込む。
「え、契約成功したのか?」
俺と千鳥のやり取りを黙って見ていたランディーが口を挟んでくる。
「あぁ」
俺は確かに千鳥と自分の間にしっかりとした繋がりが結ばれたのを感じていた。
契約前よりも輪郭が明確になった千鳥が「久しいな」とランディーの方を見て言った。
「こ、声が聞こえる!本当に成功したのか!」
驚きながらも会ったことあったっけ?と不思議そうにするランディーにさっきのやり取りを説明する。
「ってことは、今朝あんたが言ってた話も本当だったのか?」
精霊が嘘をつくはずないし…とぶつぶつ言うランディーに確かに精霊を介して俺の主張の信憑性を証明する手もあったか、と思い至った。もうセドリック呼び寄せちゃったけど。
「そうだ、千鳥。精霊だってわからないように普通の鳥に変身することはできるか?」
見るからに精霊です、って見た目だといろいろ困るのでせめて使い魔的な感じにしたい。
俺リクエストに千鳥は『お安い御用だ』と言いポンッと青と紫色の羽が綺麗な小さい鳥になってみせた。そのまま俺の肩にとまる千鳥を見ながら、ランディーは何やら考え込んでいる。
俺はその後しばらく初めての契約に成功した興奮のまま千鳥といくつか精霊魔法を試していた。
「失礼、します」
お昼頃サンディーが今度は普通にドアから入ってきて、セドリックと連絡が取れたこと、今皇都にいるため到着するのは早くても3日後になりそうなことを伝えた。
「そうか、ありがとう。今回の任務は一週間ほどみておきたいから、あまり急がず道中気をつけて来るように伝えておいてくれないか?」
サンディーはこくりと頷きすぐ出て行こうとしたので、ついでにいくつか調達してほしいものを頼んでおく。
ランディーは俺の言うことをリストに書き留めながら首を傾げた。
「今回の任務には必要ないものが多くないか?」
「いや、どれも必要だ」
せっかく公爵城を離れる口実ができたんだ。やれるだけのことはやっておきたい。
そこで俺は今回の作戦を二人に共有した。
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それだけ言うと俺はベッドの端に腰掛け目を閉じた。周りの音に耳を澄ましながら自分の心臓のあたりに意識を集中させる。確か、自分の中のオーラのようなものを解き放つようなイメージ、だったよな。
するとどこか遠くで魂と共鳴するような反応があった。よし、ビンゴ。俺は見えない糸を手繰り寄せるように、小さく瞬く光みたいなそれを自分の方へ引っ張ってくる。
「出てこい!」
叫ぶと同時に辺りが強い光で包まれた。
「おい、あんた…!?」
ランディーの焦ったような声が聞こえる。
『ずいぶん常識破りな召喚もあったものだな』
直接頭に響くような声が聞こえてきて、そっと目を開けると、そこには光輝く鳥がいた。
おぉ、と思わず声が漏れる。
「まさかそれ…」
異変に駆けつけようとしたらしいランディーがあんぐりと口を開けているのが見えた。俺はこくりと頷く。
「そう、精霊だ」
やった!一か八かで試してみたけど、精霊の召喚に成功したぞ!内心ガッツポーズを決める俺に鳥の形をした精霊はバサバサと羽ばたいた。
『もしかして、と思ったが。お主、何やら奇妙なことになっているではないか』
「やっぱり俺の状態がわかるのか?」
期待をこめて聞くと精霊はうむ、と肯定した。
『魂が入れ替わっておる。が、一部融合しているな』
融合、とはどういうことだろう。アシュリーの魂とくっついたってことか?
頭の中がハテナで埋まる俺にランディーが精霊を指して聞いてきた。
「精霊さん、なんて言ってるんだ?」
「え、聞こえないのか?」
『契約してもいない我と意思疎通ができるのは、親和力が高いお主が為せるわざだ。それに大精霊でもない限り普通の精霊は会話を不得意とすることもあるからな』
呆れたように精霊が説明する。そうだったのか。納得した俺はランディーに後で要約するからちょっと待ってと伝えた。それから目の前の精霊に向き直る。
「俺、お前と契約したいんだけど」
精霊はふむ、と思索するような素振りを見せた。
『それは構わないが。新たに名前が必要になるな』
名前。いまいち理解できていない俺に精霊は「まずは状況を整理しよう」とサイドテーブルに舞い降りた。
この精霊は、アシュリーが原作で契約を交わした精霊である。原作で主人公とアシュリーは聖遺物を探しに古代文明に赴く。しかし星国の調査隊と鉢合わせてしまい、さらには星国に囚われているアステリアの民の力で結界の中に閉じ込められてしまう。絶体絶命かと思われたその時、アシュリーが魔力暴走を引き起こして敵の注意を引きつけている隙に契約した精霊で主人公を外に逃すのだ。普通結界スキルを持つ者の管理下から勝手に抜け出すことはできないが、この世界の事象に人間よりも干渉できる精霊がいたことと、アシュリーを囮にした作戦が功を成したことで主人公は大きな怪我もなく生き残る。主人公は結界の外で急いで助けを求めるがその奮闘も虚しくアシュリーは魔力暴走の反動と敵の攻撃により亡くなり、その事件は主人公の心に大きな影を落とすことになる。ここの場面は原作でも見どころのあるシーンのひとつで、徐々に主人公に心を開きつつあったアシュリーの死にコメント欄は阿鼻叫喚だった。
で、だ。「かながい」では物語の終盤主人公が「回帰」のスキルを覚醒し何度も時間の巻き戻しを行う。しかし大切な人たちの死の前までは時を戻すことができず、さらにタイムリープを繰り返す度に制限が強くなったり自分の居場所や状態が筒抜けになって星皇側に有利になってしまうという悪循環から抜け出せなくなる。結局主人公はアシュリーを殺した敵の助力によって星皇に打ち勝ち物語に終止符を打つことになるのだ。
しかし転生前のアシュリーの話によると、原作の結末の後主人公は大幅に時を巻き戻したらしい。「次はない」と言っていたから大方最終手段を使ったんだろう。なので今俺がアシュリーに転生している時間軸は原作の後、つまり「回帰」を繰り返した後にあるということになる。わかりにくいけど。
そのことを精霊に確認すると精霊は「そうらしいな」と同意した。
「我ら精霊は人間とはまた別の時空に存在するものが故に、世界の巻き戻しが行われたことは自覚できるのだ」
その本人に親和力がなかったために接触することは叶わなかったがな、と精霊は少し寂しそうに言う。だから、と続けた。
『お主の身体の持ち主は今この時点では我とまだ契約をしていないことになる』
「時間を巻き戻す前にアシュリーがつけていた名前じゃ駄目なのか?」
確かアシュリーはこの精霊を「オルニス」と呼んでいた気がする。精霊は「ならぬ」と首を振った。
『お主の今の魂と結びつける必要があるのだ』
どうやら今回はかろうじてこの身体と精霊を結んでいた繋がりを辿ってきたのだそうだ。
それにしても、うーん。名前かぁ。俺、あんまり横文字の名前考えるの得意じゃないんだよな。
うんうんと悩む俺に精霊は優しく語りかけた。
『お主が分かりやすい名前にするのがいちばんだ。名を呼ぶ気持ちがこもりやすいほど、我らの繋がりは強くなるのだからな』
精霊は人間にあまり関心がないって思ってたけど、この精霊からは俺に寄せる気遣いのようなものを感じる。転生してすぐにランディーの殺気に晒された俺にはかなり沁みるものがあるんだよなぁ。精霊の言葉に背中を押され、俺は「よし。決めた」と顔を上げた。
「千鳥。お前の名前は千鳥だ」
精霊は『チドリ…。不思議な響きだな。だが、良い名だ』と呟きパタパタと俺の目線まで飛んだ。
『我、千鳥はアシュリーと契約を結ぶことをここに宣言する』
精霊…千鳥がそう言い終えると強い光が千鳥を包み込む。
「え、契約成功したのか?」
俺と千鳥のやり取りを黙って見ていたランディーが口を挟んでくる。
「あぁ」
俺は確かに千鳥と自分の間にしっかりとした繋がりが結ばれたのを感じていた。
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「そうだ、千鳥。精霊だってわからないように普通の鳥に変身することはできるか?」
見るからに精霊です、って見た目だといろいろ困るのでせめて使い魔的な感じにしたい。
俺リクエストに千鳥は『お安い御用だ』と言いポンッと青と紫色の羽が綺麗な小さい鳥になってみせた。そのまま俺の肩にとまる千鳥を見ながら、ランディーは何やら考え込んでいる。
俺はその後しばらく初めての契約に成功した興奮のまま千鳥といくつか精霊魔法を試していた。
「失礼、します」
お昼頃サンディーが今度は普通にドアから入ってきて、セドリックと連絡が取れたこと、今皇都にいるため到着するのは早くても3日後になりそうなことを伝えた。
「そうか、ありがとう。今回の任務は一週間ほどみておきたいから、あまり急がず道中気をつけて来るように伝えておいてくれないか?」
サンディーはこくりと頷きすぐ出て行こうとしたので、ついでにいくつか調達してほしいものを頼んでおく。
ランディーは俺の言うことをリストに書き留めながら首を傾げた。
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