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「BL声劇台本」例え結ばれなくても 外伝 後編 弟side
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弟「(その日兄様と交わることはなかった……ただ一緒に寝ていただけ……兄様の横顔……触れたい)」
兄「すー……すー……」
弟「(ダメだ……兄様の気持ちを無視しては……!)」
頬に口付け
弟「兄様、好きだよ」
弟は兄の反対に向き眠る
兄「……っ(目だけ弟を見つめまた眠る)」
━朝
弟「……ん……朝か……あれ兄様は?!」
兄「起きたのか……?」
弟「兄様……あ、すいません。男巫様」
兄「……(目を逸らし)」
弟「どうかされましたか?」
兄「俺のわがままきいてくれないか?」
弟「……なんでしょうか?」
兄「神のもとへ向かうその日にまた部屋に来て欲しい。その瞬間まで向かう前は別の者に世話を頼んで欲しい」
弟「何故ですか……!」
兄「……頼む」
弟「分かりました……」
弟「(そして俺はその瞬間が向かう前に世話を外された……どうしても兄様と繋がっていたくて料理やお風呂の準備などをしていた)……兄様のシーツ……匂い……くんくん……兄様……(シーツを抱きしめる)」
兄「(弟に見つからないように)っ……」
弟「(そして次の日は兄様が神のもとへと旅立つ準備が着実に進められていた。━俺は賛成していない……兄様はやはり俺の事嫌いなのだろうか)」
兄「お前らしくないな」
弟「あ、男巫様!」
兄「俺はお前をそんな顔をさせたくないんだ」
弟「……俺らしいってなんですか……勝手に決めて勝手に消えて……男巫様に俺の何が分かるんですか……!?俺はもう耐えられないっ……!」
兄「俺はお前だ」
弟「っ……!」
兄「俺はお前に忘れて欲しくないんだ……それに俺以外誰も好きになって欲しくない」
弟「……それは男巫として言っていますか?」
兄「俺たちは双子だ。普通のきょうだいより絆は深いと思うんだ……同じ姿で同じ声で……それは素敵じゃないか?俺はお前が弟であることを後悔してない、寧ろ誇りだ」
弟「誇り……?」
兄「あぁ、俺が神へと旅立った後、次の生贄は間違いなくお前だ。俺は少しでもお前に生きて欲しい、そしてお前が神へと旅立つ時に迎えに行くから……双子は欠けちゃだめなんだ。お互い必要としている……お前もそうだろう?」
弟「(目をそらす)」
兄「さよならは言わない、俺たちは直ぐに1つになる」
弟「(そう言い残し、兄様は神へと旅立った……)兄様、もうすぐ会えます」
新しい神職「男巫様、こちらにお座り下さい」
弟「(もし、俺が旅立ったら次はこの子が新しい男巫になるのか……俺は兄様という存在がいたから光は失われなかったが……俺も兄様のように光をつくる者でありたい)……お前は神職になって後悔したことはあるか?」
新しい神職「え……」
弟「俺はお前に会えたこと後悔してない。寧ろ感謝している」
新しい神職「そんな滅相もございません」
弟「俺が神へと旅立った後、次の男巫になるのはお前だ……お前が神へと旅立つ時に俺はお前を迎えに来る」
新しい神職「男巫様……」
弟「ありがとう……でもさよならは言わない(兄様はこんな気持ちだったんだな……)ここまでついてくれてありがとう。ここからは俺が一人で行く」
新しい神職「はい」
弟「……ここが河か……兄様、ついにこの時が来ました……(河へと身を投げる)」
兄「弟よ……」
弟「兄様……!会いたかったです」
兄「俺も会いたかった(微笑むと弟の後ろに目をやる)」
弟「兄様……?」
兄「次の男巫は彼なんだな」
弟「……はい……(新しい神職と目を合わすと微笑み弟の姿は跡形もなく消える)」
新しい神職「……男巫様……」
縁は巡る
繋がる
END
兄「すー……すー……」
弟「(ダメだ……兄様の気持ちを無視しては……!)」
頬に口付け
弟「兄様、好きだよ」
弟は兄の反対に向き眠る
兄「……っ(目だけ弟を見つめまた眠る)」
━朝
弟「……ん……朝か……あれ兄様は?!」
兄「起きたのか……?」
弟「兄様……あ、すいません。男巫様」
兄「……(目を逸らし)」
弟「どうかされましたか?」
兄「俺のわがままきいてくれないか?」
弟「……なんでしょうか?」
兄「神のもとへ向かうその日にまた部屋に来て欲しい。その瞬間まで向かう前は別の者に世話を頼んで欲しい」
弟「何故ですか……!」
兄「……頼む」
弟「分かりました……」
弟「(そして俺はその瞬間が向かう前に世話を外された……どうしても兄様と繋がっていたくて料理やお風呂の準備などをしていた)……兄様のシーツ……匂い……くんくん……兄様……(シーツを抱きしめる)」
兄「(弟に見つからないように)っ……」
弟「(そして次の日は兄様が神のもとへと旅立つ準備が着実に進められていた。━俺は賛成していない……兄様はやはり俺の事嫌いなのだろうか)」
兄「お前らしくないな」
弟「あ、男巫様!」
兄「俺はお前をそんな顔をさせたくないんだ」
弟「……俺らしいってなんですか……勝手に決めて勝手に消えて……男巫様に俺の何が分かるんですか……!?俺はもう耐えられないっ……!」
兄「俺はお前だ」
弟「っ……!」
兄「俺はお前に忘れて欲しくないんだ……それに俺以外誰も好きになって欲しくない」
弟「……それは男巫として言っていますか?」
兄「俺たちは双子だ。普通のきょうだいより絆は深いと思うんだ……同じ姿で同じ声で……それは素敵じゃないか?俺はお前が弟であることを後悔してない、寧ろ誇りだ」
弟「誇り……?」
兄「あぁ、俺が神へと旅立った後、次の生贄は間違いなくお前だ。俺は少しでもお前に生きて欲しい、そしてお前が神へと旅立つ時に迎えに行くから……双子は欠けちゃだめなんだ。お互い必要としている……お前もそうだろう?」
弟「(目をそらす)」
兄「さよならは言わない、俺たちは直ぐに1つになる」
弟「(そう言い残し、兄様は神へと旅立った……)兄様、もうすぐ会えます」
新しい神職「男巫様、こちらにお座り下さい」
弟「(もし、俺が旅立ったら次はこの子が新しい男巫になるのか……俺は兄様という存在がいたから光は失われなかったが……俺も兄様のように光をつくる者でありたい)……お前は神職になって後悔したことはあるか?」
新しい神職「え……」
弟「俺はお前に会えたこと後悔してない。寧ろ感謝している」
新しい神職「そんな滅相もございません」
弟「俺が神へと旅立った後、次の男巫になるのはお前だ……お前が神へと旅立つ時に俺はお前を迎えに来る」
新しい神職「男巫様……」
弟「ありがとう……でもさよならは言わない(兄様はこんな気持ちだったんだな……)ここまでついてくれてありがとう。ここからは俺が一人で行く」
新しい神職「はい」
弟「……ここが河か……兄様、ついにこの時が来ました……(河へと身を投げる)」
兄「弟よ……」
弟「兄様……!会いたかったです」
兄「俺も会いたかった(微笑むと弟の後ろに目をやる)」
弟「兄様……?」
兄「次の男巫は彼なんだな」
弟「……はい……(新しい神職と目を合わすと微笑み弟の姿は跡形もなく消える)」
新しい神職「……男巫様……」
縁は巡る
繋がる
END
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