無色の騎士《ナイト・オブ・カラーレス》

花月慧

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第一章 第一部

旅路

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名前変更しました。

ジェニファー→メアリィ

★★★★★★★★★★★★★★★★★


「で、なんでドブルがいんの?」

包帯姿のまま、貨物室へと入れられた僕はすでにその場にいた親友に聞いていた。

「聞いて、驚けっ!俺様の眠れる才能が爆発し、魔力ありと認められたのだっ!」

「へぇ、ドブルも魔光石割れたの?」

「え?」

「え?」

僕らの間に沈黙が支配した。

「ふ、普通は、割れるもんなの?た、確かに俺の魔力を見てくれたメガネかけた人は、明らか残念そうな顔で、君は違うんだねとか言ってた気がしてたけど・・・」

「さ、さあ・・・」

また、沈黙が訪れた。ドブルからの視線が痛い痛い。話しを変えるとしよう。

「そういや、なんで僕らだけここなの?ちらっと見えたけど、もう少し席空いてたよね」

「うーん。何か今日泊まるとこで、もう一人乗っけるから空けとけって」

「ふーん。ん?じゃあ、今空いてんだよな。は?どういうことだよっ!僕、怪我人なんだけどっ!」

「す、すいませんでしたぁっ!ホントはアタルも座れる場所があったのに教会の人に土下座までして頼み込んで、一緒に堕ちてもらいましたあっ!」

「バカヤロオオオォっ!」

僕はドブルを殴り飛ばし、木箱の上に腰を下ろした。旅行中はこの窓もない空間にアホと二人か。なんという罰なのだろうか、そう考えていると激しい揺れが次第に収まっていき、扉が開かれた。

「到着でーすっ!って、コレどういう状況?」

一人は頭を抱え、一人は散乱した食糧の上で舌を出して暢ている。

「ち、ちょっと!あなた方は、なにをしていたのですかっ!」

ターニャの隣にいたメガネの神父さんが、この惨状を見て激怒していた。

「ぼ、僕は止めとけって言ったんですが『最高だぜぇっ!波に乗っているんだぜえっ!』ってコイツが木箱の上でふざけてたんです。友達として、すいませんでしたっ!」

そう、僕はヤツが暢ているのをいいことに嘘八百を並べ立てた。まあ、ヤツが俺にしたことに比べればマシであろう。

「ん?ふぁ~あ、どうしたの?みんなして?」

ドブルが間の抜けた声で周りを見渡しながら話していると、きゅうに光の輪がドブルを拘束した。

「えっ!な、何コレ?」

「じゃあ、ドブルくん。あっちでお兄さんと話そうか」

笑顔のまま青筋を立てたメガネ神父さんが慌てふためくドブルを連れ消えていった。

「はあ。どうせ、アタルなんでしょ。可哀想にドブル」

「真実は闇の中なのだよ。ターニャくん」

「何それ?で、到着したんだけどアタルたちは宿とかどうすんの?」

「え?・・・教会のご好意に甘えられないの?」

「ばーか。聞いてなかったの?アタルのせいで遅れてるからこの魔導車両に乗せてもらってるんだよ。だから、宿の手配は自分達でって話したじゃん」

そうだった。王都が開発した最新式の魔力で動く乗り物の試運転の為、行われた今回の巡礼。馬での旅行と比べ費用や日数も抑えられ、余裕のあった巡礼の旅は僕の看病というタイムロスにより、大幅に遅れていた。そもそも巡礼なのだから時間がかかるものだろうと逡巡したが、学園の入学試験がギリギリに迫っていたので仕方のないことらしい。

「・・・マジか。そこまで、手持ちないから王都までここで寝泊まりだなあ」

「はあぁ、だと思った。そんな、アタルに朗報でーす。私がその宿代払ってあげましょうっ!」

「ははあ、ありがとうごぜえますっ!・・・・・・で、なんで?」

「まあ、私のというかアタルのなんだけどね。出発前にアタルのお母さんから報償金の一部を預かったのよ。どうせ、そのまま渡したらバカなことに使いこむんだから、それならいっそ、ターニャちゃんに預けてお金の管理をしてもらったら、こっちの心配もすくないってさ。・・・そして、ゆくゆくは家計の紐も・・・なんちゃってぇ・・・」

「ん?なんか、言った?」

「わ、わ、わ!な、なんでもないっ!だから、私がアタルの財布は預かるからねっ!」

「んー。まっ、いいか」

「えっ!いいの?」

「ああ。ターニャだったら変に使い込むこともないし、必要なものがあればそこから出してもいいよ」

まあ、お小遣いをもらってたときは、たまに来る行商人から匂いがキツイ薬品を大量に買い込んでは、母さんにボコボコにされてたっけ。まっ、必要なものがあれば今まで通り現地調達でいいだろうし、学園に通えるのであれば自分で薬草を育成するのもありか。わっはっは、そしたらあんな薬やこんな薬が作れそうだ!夢が広がるなあ。

「・・・なんか、不穏なこと考えてないでしょうね?」

そして、ターニャと何故か顔面の腫れたドブルで宿を取り、村で歓迎をしてくれる夜まで僕達はブラブラと探索していた。

「なんで、あなたみたいな鈍臭いのが選ばれて私みたいな人間が落ちなきゃいけないのっ!」

「きゃっ!」

ちょうど村の外れまで歩き、戻ろうとしたところで何か言い争いが聞こえ、三人で聞き耳を立てていた。どうやら、突き飛ばされた子には魔力があり、突き飛ばした子には魔力がないようで、それを妬んでのいざこざのようだった。

「私は許さないからっ!」

「アリアちゃぁん・・・う、うぅん、ごめんねぇ」

「その態度がムカつくのっ!バカにしてっ!」

アリアちゃんと呼ばれた子が近くに置いてあった鍬手に取り、尻餅をついたままの白い髪の子に降り下ろそうとした時、ゴオッと突風が吹いた。

「一応、あなた達だけの問題だから見て見ぬふりして去ろうと思ったけど、それはやり過ぎよ」

「五月蠅いっ!あんたなんかに私の気持ちが分かるわけないでしょっ!部外者が口だしすん「バシッ」」

ターニャは彼女が話しているのを頬を叩いて止めてみせた。こわっ!こんなキャラだったっけ?と僕とドブルはドン引きで顔を見合わせた。

「鬱陶しい女。普通の女の子の方が良いことだってあるだろうに・・・。どうせ明日になれば彼女はこの村を出ていくのよ。そうしたら、忘れなさい。それでも妬むのであれば、自分自信を磨きなさい!磨いて、磨いて幸せになるの。そうしたら、彼女のことなんて、どうでも良くなるわっ!」

「で、でも「バシッ!」」

「でもじゃないっ!考える前に行動っ!」

「は、はいっ!お姉さまっ!」

そう言うといじめっ子のアリアちゃんは涙を拭うと立ち去っていった。

「ターニャ、やり過ぎじゃねえか?」

「危険なことは年長者が止めて、諌めるのが責務でしょ」

年長者って・・・。まあ、言いたいことは分かるんだが、彼女のさっきのターニャを恍惚と見つめる眼差しは、なにかヤバイものを見たような気がした。まあ、心配したところで明日には出発なんだけどね。

「さっ、あんたも呆けてないで、立ちなさいっ!」

「は、はいぃ。お姉さまぁ」

「てか、さっきからお姉さま、お姉さまってなんだよ?明らかにお前らよりこいつの方がチミッコだ、痛っ!」

禁句《デス・ワード》を言ってしまったドブルはターニャに思いっきり蹴られていた。

「うっさいっ!ばかドブルっ!なにが、小粒よっ!あんたの足を粉砕して私より小さくしてあげようかしらっ?!・・・次はぁ、ないわよ。・・・って、こんなアホはほっといて。確かに、お姉さまってどういうことなの?」

ターニャにメンチを切られ、ガクブルしているドブルはほっとこう・・・。なんか股間の辺りが濡れているようだが、たぶん気のせいだろう。

彼女の話では、今村で大流行の漫画「ベリーバッドアイドル」略して「ベリバル」の主人公の憧れの人とターニャの先程の言動が酷似しているのだという。

「さっきのあのセリフはぁ、まさにベリバルの男装の麗人オスカルンド様そのものでしたのぉ。だから、ついぃ」

「だ、男装?男装?あっはははっ!そりゃ、傑作っ!オスカルンド様っ!あっはははっ!最高っ!良かったなあ、オスカ、ぶっ!」

ターニャが静かに手をドブルに向け、「死ね」と小さく呟くとドブルは華麗に宙を舞っていた。合掌・・・。 

「さ、私たちも行きましょう。えーっと、あなた、名前は?」

「メアリィですぅ。お姉さまぁ」

「そのお姉さまって、嫌なんだけど・・・。ま、いいや。メアリィ、そろそろ宴も始まる時間だろうし早く行こうっ!」

「はいぃ。お姉さまぁ」

お姉さまと呼ばれ満更でも無さそうな顔のターニャをニヤニヤしながら眺めながら僕らは会場へと急いだ。

そこで、先程助けた子ジェニファーが同じ魔力持ちだと改めて紹介された。そして、豪勢な食事が出され、僕は村で食べたこともないような絶品料理に舌鼓を打った。途中、メガネ神父さんにドブルくんはどこだい?と聞かれたけど、村を散策してるうちにはぐれたと伝えておいた。

宴も終盤に差し掛かり、メアリィが両親に感謝の手紙を読んでいた。この宴には、旅立つ我が子への別れの会の意味合いもあるのかと気づき、ターニャには申し訳ない気持ちになった。そして、感動に包まれた宴は幕を閉じた。なにか忘れている気がするが、気にしてはいけない気がして忘れたままにしてターニャと宿へ戻った。

さあ、寝ようと部屋に向かうと、部屋の前には負のオーラを纏った男が仁王立ちしていた。直感的に危険を察知した僕は逃げ出そうとしたが、その男に肩を掴まれ戦慄した。 

「どこに行くんだぁいっ!アタルぅぅぅっ!」

「や、やあ、ドブル。どうしたんだい?そんな、怖い顔して。そういえば、先に着いてたんだ」

「シャラァァップッ!シャラァァップッ!シャッ!ラァァップッ!なんで私が怒っているのか、分からないとは言わせませんよっ!ねぇっ!被告人アタル・ギルバードっ!」

「うっ、宴を、ドブルだけ取り残して楽しんだから?」

「それから?」

「ド、ドブルの好きなハムメロンをつい二人前食べてしまいましたっ!」

「な、なんだとっ!ハムメロンをっ!く、くそっ!そ、それからっ!」

「メ、メインのミール牛を使ったステーキも余っていたので二人前食べてしまいましたっ!」

「えっ、それ俺のじゃん・・・。そ、それから?」

あれ、何か楽しくなってきたぞ。それから僕は料理の感想を述べつつ、宴の様子を語った。

「・・・・・・最後の〆のデザートは山のフルーツをふんだんに使ったタルトケーキでトロッ、サクッ!って最高でしたっ!」

「アホぉぉっ!誰が宴の食レポ頼んだよっ!てか、お前かっ!俺の晩飯平らげたのはっ!目が覚めて急いで向かったら、宴は終わってて後片付けしてるおばちゃんしかいないし、食べ物は残飯しか残ってないから諦めて、この溜まった恨みを宿で脅かしてはらそうと急いで宿屋に向かったら、カギはアタルが持っていることに気づいたこの俺の気持ちっ!お前に分かるかっ?!」

前半はまあ、僕が悪いんだけど後半はあまり悪くないんじゃ・・・いや、悪いのか。

そして、僕は宿の主人に無理言って食事を用意してもらい、朝方までドブルの愚痴を聞いていた。

朝、ターニャ達に叩き起こされた僕らは魔導車両まで引きずられ、またも貨物室へと押し込まれた。

寝ぼけていた僕は、まだ一つ席空いてんじゃなかったっけーと考えたが物凄く眠かったので木箱の上で眠りについた。

激しい横揺れに目を覚ました僕は、後悔した。またこの窓もない部屋で残念なこいつと過ごすのかと思うと憂鬱な気持ちで、一杯だった。

景色も見れず、ふて寝しようと寝床スペースを作っていると、またしても激しく揺れ、魔導車両は急停車した。構造上この貨物室は内側から扉を開けることが出来ない。僕は心の底から叫んだ。

「誰かぁぁぁっ!」

状況が分からない僕は、することもないので寝床作りを再開した。そんなとき、扉が開かれた。

「アタルっ!手伝って!早くっ!」

ターニャの焦る声に僕は急いで外へ飛び出した。外に出ると異常な状態に唖然とした。なんと、おびただしい数の魔獣が周りを包囲していた。フェルドさんはじめ教会の護衛係が奮闘してはいるが、数の暴力により徐々に押され始めていた。

「な、なんなんだよこれっ!」

「なんかいろんな魔獸がこっちに大量に押し寄せてるんだって。魔導車両は頑丈に作ってあるけど、万が一に備えて外に出とけって。あっ、一応結界でこの周囲を守ってるみたいだよ」

確かによく見るといろいろな魔獣が押し寄せ、ほんのり光る膜のようなものにぶつかっている。この状況はもしや魔獸大暴走《スタンピート》か?

子供の頃、村のじいさん、ばあさんに昔話の一つとして聞いたことがあるように、確かに魔獣は興奮状態にあるが、魔獣大暴走《スタンピート》のもうひとつの特徴である赤い瞳に変わっていないしなあ。

そんな感想をのべていると、ジークさん達が戻ってきていた。

「いやあ、けっこう不味い状況だねぇ」

「お兄様、お怪我はありませんか?お兄様で苦戦されるとなると、ここを突破するのは困難ですわね」

「まあ、手がないこともないんだけど。それやっちゃうと、皆死んじゃうからなあ」

「もうっ!お兄さまが万全ならこんな雑魚共なんて、一瞬ですのにっ!平民なんかにお力をお使いにならなければっ!」

「プリシラ、そこまで。幸い防御結界が有効なのか、凌げている。だけど、早々になんとかしないと防御結界の魔力が尽きるだろうねえ」

「の、呑気ですね」

僕はジークさんのピクニック気分な態度に驚き、つい呟いていた。

「まあ、焦っても仕方ないからね。」

「そ、そうなんですけど・・・」

なぜかじっと見つめてくるジークさんからそっと目を逸らすと、あることに気づいた。少し考えるように気になった箇所を眺めていると、ジークさんに話しかけられた。

「アタルくん、どうかしたかい?」

「あっ、はい。なぜか、魔獣があそこに集中してるような気がして・・・。そしたら、魔導車両の車輪部分になにか布のようなものが付いてるような・・・」

「どれどれ?おっ、確かに!ロイド、頼むっ!」

ロイドと呼ばれたメガネの神父さんとターニャが魔導車両に取り付けてあった布きれを取りはずし、匂いを嗅いだり考察し始めた

「どれどれ。この香りはリリスの香料でしょうか?」

「ん~、どうかなぁ?どっかで嗅いだことあるんだようなあ、うーん。アタルっ!アッ!タッ!ルッ!カモンッ!カモンッ!」

はい、はい、分かりましたよと呟やきながら、大声で叫ぶターニャのもとに僕は駆け寄り、ロイドさんから魔導車両に付いていた布を受け取った。

「うーん。確かに、リリスの匂いがするね・・・ん?これはっ!」

「どうしたの、アタル?何か分かったの?」

「うん・・・。リリスの香料で誤魔化しているけど・・・ほら、これ」

僕は魔導車両の車輪に付いていた布のようなものの中から小さな種が付着しているのを見つけ取り出した。

「これはっ!」

「はい。キュリオス、通称魔獣寄せの実。その種です」
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