無色の騎士《ナイト・オブ・カラーレス》

花月慧

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第一章 第一部

王都

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「いやあ、なんとか無事着いたねぇ」

「いやいや、ジークさんっ!《暴龍》をあの人達だけに任せて大丈夫なんですか?」

「まあね。それにやばくなったら王都に逃げるでしょ。王都にはどんな敵にも侵入を許さない守護結界が張り巡らされているからね」

「だけどっ!」

「キミの言い分も分かるけどね。ここは王国最強の守護者たる彼等に任せようじゃないか。おっ、噂をすればフーガじゃないか」

いつの間にか、馬と並走する風雷坊の姿に僕はぎょっとした。

「敵、ニゲタ。だけど、エイラ怪我した。オレ守れなかった。星、揺らめいていたのに。油断、慢心。ジークすまない」

「そっか・・・。エイラは無事かい」

「ああ、まだ寝てる。腕折れた、だけど無事。武器が、守った。だから、エイラ無事」

「なるほどね。それで、用件はそれだけかい?」

「・・・。王、呼んでる。アイツも」

「うん、分かった。彼等を届けたら向かうと伝えてくれるかい?」

「・・・わかった」

そして、ごおっと風が吹くと風雷坊は夜の闇へ消えていった。

「・・・さっ、先を急ごう」

その横顔はいつものジークさんの笑顔だが、僕には少し哀しそうな顔に感じた。

十字教会の本部に着いたジークさんは僕らに軽く挨拶を済ませ、颯爽と走り去ってしまった。僕らはあまりの疲労でベットで倒れ込むようにねむるのだった。




とある一室では4人の男が集まっていた。《土仙人》エドに《風雷坊》フーガ、威厳のある顔立ちの現国王のフリット・バンデス。純白の法衣に身を包んだ少年《聖白》ニコライの4人が重い顔をして、席に着いていた。

「君らがいながら、どういうことかなぁ?仮にも五天騎士を名乗りながら龍一匹にこの体たらく。舐めてんのぉ?」

「ふぉふぉふぉ!言葉がないのぉ。確かに三人揃ってこの様とは、情けない話で申し訳ないのぅ」

微塵もそんなことを思ってもいない態度にフリットは溜息を吐く。

「それについては不問とする。して、敵は何者だ?目的はあるのか?」

「ヤツは《龍の祖》と名乗りました。目的は分かりませぬ」

「えぇ、ナニソレぇ。情報も大したことないしぃ、やられるだけやられた感じだねぇ」

「戦わぬ、臆病者、なんでも言う、構わない。でも、我等の、侮辱、許さないっ!」

「なにぃ?流民のくせにバカにしてんのぉ?」

「全く相変わらずだね、君たちは。ちょっとは落ち着いたらどうだい?」

いつの間に現れたのか、ジークが空いた席に座っていた。

「おお、息災か、ジークよ」

「なんとか。しっかし、君たちは水と油だね。まあ、私としては楽しいからいいんだけどねえ」

「ねぇジーク、キミのせいでこんな状況になっているんだよぉ。分かっ!」

突如発せられるフリットの殺気にニコライは押し黙ってしまった。 

「少しは黙っとれ、ニコライ。・・・で、ジークよ何があった」

「これが試作機の魔導車両に付いていたよ。誰を狙ってのことか分からないけどね」

「フムフム、だいぶ薄れてはいるがこの香りは、キュリオス。魔力寄せの実じゃな」

「な、なんとっ!そんなものを使うものがまだおるとはっ!」

「ええ、これに誘われて魔獣の大軍に我々は襲われました。なんとかその大軍は殲滅に成功しましたが、その後《暴龍》タイラントレックスが出現。撃退は困難と考え、魔導車両にて逃走を図り念話にて救援を求めました。あとはそこの二人が詳しいでしょう」

「魔物寄せか・・・。ジークよ、そなたであればその異変をすぐに察知し対処出来なかったのか」

「いえ。・・・どうなるかは分かってはいたのですが、何が原因かまでは。それに、これに気づいたのも村から連れてきた子供ですからね。不甲斐ない限りですよ」

「なんと、例の少女か?それとも・・・」

「ええ、報告した少年ですよ」

「なるほどのぉ。お前さんみたいになにかの能力持ちかのう」

「さあ、どうでしょうか。ただ、マッド・ドッグの手解きを受けていました」

「な、なんじゃとおぉっ!」

エドはあまりのことに、驚き立ち上がって、叫んだ

「?マッド・ドッグ?ああっ!あのサイコ科学者かぁ。懐かしいなぁ」

「ニコライは黙っとれっ!ジーク、どう言うことじゃっ!アイツは研究所の爆発で死んだはずじゃろうっ!」

「怖いですねぇ、そんな殺気を向けないでくださいよ。僕もそう信じていたんですけどね、生き延びて最果てに辿り着いたみたいですよ。・・・ただ、マッド・ドッグは2年前に亡くなったそうですよ。老衰だそうで・・・」

「・・・本当じゃろうな。アイツは死んでも、死んでも蘇りおる。儂らの予想を越え遥か斜め上をいく。何度、ヤツに煮え湯を飲まされたことかっ!・・・・・・ほうか、ヤツは土に還ったか」

「まあ、土に還ると小五月蝿いヤツがいるから海に撒いてくれって言われて、彼を看取った人がそうしたみたいだけどね」

「さ、最期まで儂の予想を裏切るかっ!・・・はあ、で、ジークからは以上じゃな。次は儂からの報告じゃ・・・」

会議はそれから何時間も続き、終わる頃には夜が明け始めていた。

「ふぅ、ジークよ、長旅ご苦労。また苦労をかけるがな」

「まあ、いいさ。だけど、よくタイミングよく皆を集めれたね」

「まあな。フーガのおかげだ。ヤツの星詠みに不吉な凶星と始まりを告げる新星が出たというのでな、無理言って駆けつけてもらったというわけさ」

「エイラがいるとは思わなかったけどね」

「貴様に危険が迫っていると伝えたら、一瞬で駆け付けおったわ。・・・はあ、本当によいのか?」

真剣な眼差しでジークを見つめ国王は問う。

「その話は、何遍も説明したろフリット」

「す、すまん。だが、もし、もしだっ!全てが終わったら、考えてはくれんかのう?」

「はあ。本当にお前は昔から変わらないねぇ」

夜が明けたにも関わらず二人は談笑を続けた。幼馴染だった二人が昔を思い出し、語らうかのように。





「がっ!」

朝の目覚めは最悪だった。ドブルの寝相の悪さからベッドから転げ落ちた僕は、頭を抱え目を覚ました。ドブルは幸せそうに大の字で寝ている。叩き起こそうかと思ったが、もっとひどい目に合わせてやろうと顔に落書きを施した。

落書きを描き終えた僕は満足した顔で部屋を出た。昨日は疲労困憊で、辺りも暗くそのまま寝てしまったので、僕は王都を探索してみようと思い立ち建物の外に出てみた。

「おおっ!」

そこは別世界のように感じた。石で作られた建物が整然と配置され、整備された街道に感動を覚えた。早朝のためか人の往来は少なく、馬車が数台と王都まで乗ってきた魔導車両の様な物が通りすぎていった。

僕はワクワクした気持ちになり、散歩を始めた。街道での一歩一歩の音が、村の道路とは大違いで僕はどんどんどんどん歩き進めた。

変わりゆく町並みに僕は胸を弾ませ歩いていった。そして、気づくと槍を持った武装集団に囲まれていた。

ホワァイッッ?!

僕は突然のことに頭がついていかず、ただ目をキョロキョロさせ、口を半開きにして呆然と立ち尽くしていた。完全にやばいヤツである。

「わ、ワタシハア、あ、あやしく、あぁりませえぇんっ!」

ダメだ、何かをする度に深みへと嵌まっていく。僕はこの世の終わりのような顔をして、絶望した。

「んっ?おお、よく見れば、アタルくんじゃないか」

僕が声のする方へ顔を向けると、そこには救いの神ジーク様が微笑んでいた。

「な、《王の剣》、ジークっ!」

「おお、神よぉ、じゃなくて、ジークさんっ!助けてくださいっ!」

「えっ!えっとぉ、どういうことかな?」

槍を向けていた一人が進み出て、ジークさんの前で跪いた。

「はっ!この薄汚れたガキが許可なく上流区画へと上がろうとした為、取り押さえようとしたところですっ!」

「それは、それはご苦労様。ただ、この子は昨日、西の果てにあるバスクからやって来たんだ。見逃してやってくれないかな」

「はあ。ですが、その身なりは・・・」

「まあ、魔獣の大軍に《暴龍》タイラントレックスを相手にしたからねえ。そのまま着替えずに来ちゃったんだろう」

「な、なんと、タイラントレックスと・・・」

「と言うわけだから、僕らは行くよ。ほらアタルくん、ぼけっとしてないで歩いて歩いて」

僕は、ジークさんに急かされ走ってついていった。僕は一言謝ろうと後ろを振り返ったが、彼等はいつの間にか去っていた。何者だったんだろうか。



「勝手に出歩かれると、こっちも困るんだよ」

「す、すいません」

「じゃあ、急ぐよ。そろそろ正式な魔力検査を行う時間だからね」

僕はスタスタと歩くジークさんに小走りで付いていき、昨日寝泊まりした建物も素通りしてしまった。

「あ、あの、ジークさん。この建物じゃ?」

「ああ、そこは、教会の護衛騎士の宿舎なんだよ。今回はちゃんとした魔力鑑定だからね。教会の聖堂でやるんだよ。ほら、あそこ。あの大きな建物だよ」

ジークさんが指差す方には巨大な建造物があり、絵本や図鑑でしか見たこともない造形で、至るところに彫刻が施されていた。

「す、すごいですね」

近づくほどにその巨大さに圧倒され、僕は周りの目も気にせずキョロキョロとしていた。

「アタルっ!遅いっ!どこ行ってたの?」

声のする方を見ると列に並んだターニャの姿があった。

「ごめん、ごめん。街をブラブラしてたらつい。それで、ジークさんに連れてこられたんだけど?あれ?ジークさん?」

「何言ってるの?あんた一人だったわよ」

「えーっ、さっきまで一緒だったんだけどなあ・・・」

「それよりも、アタルッ!早く列に並びなよっ!今日過ぎると、この魔力検査は1ヶ月も先ないんだってっ!」

「えっ!嘘っ!」

そうして、僕はさっきよりもさらに伸びていた列の最後尾に並んだ。


「キミも魔力検査を受けるんだね。僕は、世界一の魔導騎士になる男ガーニウス・モーザス。キミは・・・まあ、魔力検査は年に何回もやっているから気長にやるといいさ、というのもね、・・・」

並んでいると前の人に話しかけられた。な、何だろう、鬱陶しい。妙に早口で聞き取りずらいし、何故しゃべる度に薄ら笑いを浮かべるのだろうか。

それにちょい、ちょい僕を見下しているような態度が見られる。えっとぉ、これは王都流の喧嘩なのだろうか?確かに、僕はこのウザキモイ奴に圧倒されて言葉がでない。返事したら、10倍に返ってきそうで辟易している部分もある。完敗だ。僕の敗けだからその口を閉じとくれ、でないと田舎流喧嘩になってしまいそうだよ。

そんな物騒なことを考えながら、僕は拳を握り始めたそんなとき。

「アタルゥゥゥッ!」

だ、誰だっ!この圧倒的なプレッシャーはっ!僕は、恐る恐る声のする方を振り返った。

「アタルくぅぅぅん。これはぁぁ、どういうことかなぁぁぁっ?んっっ?ねえぇぇ、教えてくれるかなぁぁぁっ!」

僕が描いた《堕落した鬼》オーク面のドブルが現れた。

「お前なああ、街中でクスクスと指差され、馬鹿にされた俺の気持ちをぉぉっ!神父さん達には神聖な儀式を馬鹿にしてんのかって怒られた俺のこの気持ちをおぉっ!お前は理解できるのかああああっ!」

「い、いや、どっかで落とせばいいだろう」

「バカヤロオオオッ!お前は、どんなペンで描いたのか忘れたのかっ!」

「あっ」

「あ、じゃねえだろうがぁぁぁっ!水洗いしても一切、落ちねえしっ!お前も同じ目にあわずぞっ!」

ふと、前にいるガーニウス君に助けを求めようとすると彼は、滝のように汗を流し他人のふりを装っていた。まあ、こんな変な奴とは関わりたくないよね!

「うっせぇっよっ!グチグチっ!だったら言わせてもらうけど、ドブルっ!お前どこで寝てた?」

僕はドブルに負けないぐらいの声で叫んだ。

「あぁ?ベッドだろ、決まってんじゃん」

「ベッドのどこだよおおぉっ!あぁっ?」

「ど真ん中・・・はっ!」

「そうだよ。一緒のベッドで寝かされ、スヤスヤ寝ていたところをお前に蹴落とされた俺の気持ちをおぉっ!お前は分かるのかぁぁっ!ああんっ?」

「っ!だ、だからって、この仕打ち、あんまりじゃねえか・・・」

よし、相手は怯んでいる。畳み掛けるなら今のうちだ。

「僕は、昨日の戦いで魔力も枯渇ぎみで疲労困憊だった。ドブルは敵に物を投げてただけだよな」

「うっ!だ、だけど」

「そんな僕を、お前は叩き落としたんだっ!報いは受けるべきだろう。これでも甘いものだよっ!」

「そ、そうだったのか?確かに、昨日頑張っていたアタルを俺は無理矢理起こしてしまったのかもしれない。だから、この罰はしょうがない。あれ?しょうがないのか?」

相手よりも大きな声で威圧しながら行う秘技『理不尽返し』は成功のようだ。ドブルは考えこんだように黙ってしまった。

「そういえばドブルは魔力検査終わったの?」

「ん?そうそうっ!俺様は新たなる力を手に入れたっ!」

「うん。で、属性はなんだったの?」

「ああ、うん。蒼属性だった」

ふーっ、なんとか誤魔化しに成功した。これでドブルの追求も無くなることだろう。

「へぇ。って、蒼って射撃が得意な人が多いんじゃなかったっけ?」

「ああ、俺様の隠れた才能を神は見逃さなかった訳だな」

「で、結論は?」

ドブルが意味のない会話をするとき、それは何かかくし球がある時だ。いちいち聞いているのも面倒なので、僕は結論を求めた。

「じゃーん!これですっ!」

ドブルは懐からロイドさんもかけていたような眼鏡を取り出した。

「これが?なんなの?」

「実はこれ、可視化された魔力の輝きを抑える効果があります」

「ん。ち、ちょっ、ちょっと待てっ!可視化された魔力って、ということはっ!」

「いやあ、よくアタル達がダブったり、魔獣が輝くから、変だなあとか思ってたんだけど、俺、魔力見えてたみたい。それで、狙いが外れていたんじゃないかって」

宝の持ち腐れとはこのことだろう。何故14年も生きてその事実に気づくのだろう。おかしいと感じたら、周りに言えばいいものを。・・・ああ、昔から弟と比べられてきたんだっけ、変なものが見えるといえば、周りからは腫れ物を触るように扱うかもしれない。だから、道化になるしかなかったのか・・・。

「ドブル、良かったな」

「ん?おうっ!」

「・・・その顔の落書き、油で落ちるから」

「マジかっ!じゃ、急いで落としてくるぜっ!アタルの報告、楽しみにしてるからっ!」

そう言うとドブルは足早に駆けていき、あっという間に見えなくなっていた。

「か、彼とは友人なのかな。でも、あの若さで魔力視とはすごいね。魔力視というのはね「うっせえよっ!」」

「さっきからごちゃごちゃと、五月蝿いんだよっ!」

それっきり、ガーニウス君は話しかけてこなかった。列はあと3分の1ほどだろうか。時間はお昼に差し掛かり、ジリジリと
暑くなり始めていた。
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