魔法少女の敵なんだが魔法少女に好意を寄せられて困ってる

ブロッコリークイーン

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第39話

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 やっとガキから離れることが出来た。

 もう当分は小さい奴はいいわ。

「いつからそんなに美紀ちゃんと仲良くなったの?」

「仲良くない。たまたまあいつとは縁があったんだよ」

 桜井莉緒の父親が怪人化した時とゴミ拾いした時にたまたまあいつが巻き込まれていたからな。

 あいつ何かに巻き込まれ過ぎだろ。

「前に宇野が犯罪者を捕まえたの覚えてる?」

「うん。すごかったって聞いたよ」

「その時の人質が美紀ちゃんで、それを宇野が助けたの」

「え~!そうだったの!」

 確かあの時は桜井莉緒はいなかったな。

 珍しく余がゴミ拾いをしていたというのに邪魔をしてきたからな、あの時は怒ったな。

「宇野は怖いものとかあるの?」

「あるわけがないだろう」

「苦手なものとかは?」

「無いな」

「お化けとか平気なの?」

「余の方が強いからな」

 実際に戦ってみたいところではあるな、触れることはできるのだろうか。

 ま、余が勝つに決まっているのだがな。

「虫とかも?」

「虫の何が怖いのだ」

「え~虫怖いでしょ」

 高宮千沙は虫が苦手なのかこれはいつか役に立つかもしれないな。

 なんだ、こいつらは魔法少女と言えども所詮は人間だ。

 こいつらは弱点が多いからな、いつでも地球を征服出来るな。
 
「にゃ~」

 え?

「あ、猫ちゃんだ」

「わ~かわいい」

 猫が桜井莉緒と高宮千沙のところへ擦り寄って来た。

「どこから来たの?」

「首輪はしてないね」

「にゃ~」

「わ~もう本当にかわいい」

 桜井莉緒は猫を撫でる。

「宇野くんも触っ、あれ?遠くない?」

「おい、それ以上近づけるなよ」

「え?もしかして宇野って」

 高宮千沙は猫を抱えて余に近づいてくる。

「おい、バカ。近づけるなと言っているだろう」

 余は後ろに後退る。

「もしかして宇野って猫苦手なの?」

「そ、そんなわけがないだろう」

「じゃあ触ってみる?」

 高宮千沙はさらに近づく。

「それ以上近づいたら猫を放り投げてやるからな」

「そもそも触れないくせに」

 高宮千沙は猫を地上に降ろし、猫はどこかへと行った。

 ふぅ、やっとどこかへ行ったか。

「なんで猫が苦手なの?」

「苦手ではない」

「アレルギーとか?」

「余はアレルギーにならない」

「じゃあ本当に猫が苦手なんだ」

 だから苦手では無いと言っているではないか。

「何がそんなに無理なの?」

「小さい頃に色々あったんだよ」

 まだ余が普通の人間だった頃に噛まれてから未だにあいつのことが苦手なのだ。

「じゃあいつか猫カフェで克服しよ」

「絶対に行かないからな」

 * * *

 色々あったが学校に戻ってくることが出来た。

 教室にいた皆は頑張って作業を進めていた。
 
 このまま準備は順調に進んでいくのかと思っていた。
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