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第1章 香奈子編「私があなたに惹かれた理由」
3.旅立ち
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スウェット素材のフード付きワンピースにカーディガンを羽織った姿の私。いつもはこんな家着で外出なんてありえない。でも目は腫れあがっているし、メイクもしていない状態で家を飛び出してきてしまったのだった。
マスクをし、腫れた目が少しでも隠せるようにサングラスをかけた私は、東京駅でみどりの窓口の場所案内を見ていた。みどりの窓口までは少し歩かなければならない。
その間に、たくさんの観光地のポスターや素敵な場所のパンフレットが目に入った。しかし、今私が目指しているのは、楽しむための観光地ではない。一人きりで自分を立ち直すための旅に出るのだ。
みどりの窓口に着くと、いくつも窓口がある。偶然にもその中の1つがすぐにあいた。
「新潟まで大人1枚」
そう言って片道切符を買った。
新幹線乗り場に向かう途中、篤志のいるこの街から出たい衝動に強く駆られていた。まだ好きな気持ちが心の中にあるから。時折、篤志の笑顔が浮かんでくる。3年も付き合っていたのだから前に進むには時間がかかるのかもしれない。それは嫌だった。
私は、どうにかして今を、自分を替えたかった。こんなことで人生を終わりにしたくなかった。だから、見知らぬ街に行って、自分を取り戻すことを決意したんだ。
私は、子どもの頃からそういう質だった。一旦決めたら、突き進むという猪突猛進なところがあって、それがいい結果も悪い結果も生んできた。今回は、いい結果に繋げたい。だって、今はどん底にいるのだから…。
新幹線乗り場のホームに降りると、家に居た時とは違う暗い気分とは全く異なる気持ちになってきていた。どん底であるのには変わらないが、一人旅自体が初めてだったし、大勢の人が行き来して活気のようなものを感じる。家にいたら、感じることはなかっただろう温度だった。
私はベンチに座り、スマホを出して時刻と切符を交互に見ながら、「本当に行くんだな」という気持ちがふつふつと湧き上がってきた。ネットでは美味しそうな料理と、きれいな海、観光名所などが紹介されていた。でも、ぼーっと海を眺めていたい。自分をリセットするにはいいだろう。
ただ、宿を決めていなかった。今から向かって、泊まるところがあるかどうかも分からない。でも、今行かなきゃ絶対に後悔する。行ったら何とかなる、この時期なら野宿しても大丈夫なような気がしていた。
そう言えば、あのことがあってからほとんど何も食べていないことを思い出した。
新幹線に乗る、旅に出るというような環境が変わったことで、自分の身体の中も動き出す準備をしているように感じた。新幹線のホームに入る前にお弁当屋さんがある。何か軽く食べられる物を買おうと見ていると、販売員さんから「鶏めし弁当がおすすめですよ!」と声をかけられた。
「えっと…、じゃあそれとお茶ください」
「はい、ありがとうございます」
カバンの中からエコバッグを取り出し、店員さんに入れてもらった。
お金を払って、店をあとにした。新幹線のホーム、人が意外と多い。自分が乗る号車の乗り口に着いた時、アナウンスが入った。
本当に行った方がいいのだろうか、先に理子に連絡をした方がいいのではないかなどと考えていたら、新潟行き『MAXとき』が入ってきた。
数名の乗客に続いて乗り込むと、中はまばらだった。まぁ、この時間帯なら混雑するとは思っていなかった。なにせ、平日の午後だ。
私は、チケットにある番号を確認しながら、座席を探して座った。
窓側の席にしたので、新潟駅に着くまでの間、景色を見ることができる。そうすれば、余計なことを考えなくても済む。篤志のことを思い出したら、きっとまた泣いてしまうだろう。それに、自分を追い込んでしまう気持ちを抑えたかった。とりあえず、落ち着いた状態で理子に連絡したかった。
荷物という荷物はなかったので、足元に置き、買ったお弁当が入った袋をセットしたテーブルの上に置いた。そうして準備をして一息つくと、『MAXとき』が動き出した。
走りだした新幹線が地上に出た。眩しくて目が痛かった。目が慣れてくると東京の半端ない高さのビルとか、商業施設にいる人の多さとか、見慣れているはずなのに、自分が取り残されてどこかへ運ばれていくような変な感覚がした。
しばらく景色をぼんやり眺めていると、突如お腹が鳴って現実に引き戻され。私もまだ生きているんだなと実感。お弁当を食べようと、ふたを開けた。
「うわぁ~」と感嘆の声が漏れた。鶏そぼろと卵のそぼろの間に鶏照り焼きがころっとそこにいる。おかずも色鮮やかなにんじんを中心にした煮物やきんぴらごぼうなどが入っていてとてもおいしそうだ。また、お腹が鳴った。
私は空腹をいやすためにすぐ食べ始めた。どれも優しい味で私好みだ。ガツガツ食べてしまうのがもったいないと思うほどの美味しさだった。
食べながら、私は飢えていたんだということに気がついた。美味しい物好きの私が、こんなにも飢えた状態にあったことがわからなくなるくらい、身体も心もショックを受けていたのだ。
涙が出そうになったが、ぐっとこらえた。私はこんなことで負けちゃいけない。そう思って一生懸命に味わって食べた。
新幹線『MAXとき』は、驚くほど早く着いた。お弁当を食べ終わり、お茶を飲みながらぼーっとしているうちに、新潟駅に着くアナウンスが入った。慌てて荷物を持ち、席を離れて出口へと急いだ。
ゆっくりと新潟駅に入り、止まった。「さあどうぞ」と言わんばかりにゆっくりと扉が開いた。
駅に降り立つと、その日のうちに佐渡ヶ島に渡りたいと思ったので、足早に改札に向かった。駅を一歩出ると、澄み切った空が広がっているせいか、夕方なのに明るく感じた。「今日のうちに何とか佐渡ヶ島に着きたい」その思いが強く、近くにいた駅員さんにどこへ行けばいいか尋ねた。
「すみません。佐渡ヶ島に渡りたいんですが、どこへ行ったらいいでしょうか?」
「ここの先が、タクシー乗り場だから、そこで佐渡汽船乗り場まで頼むといいですよ。」
「ありがとうございます。」
そう言って、お辞儀をした私は、何故か小走りで出口に向かい、駅で待っていた一番前のタクシーに乗り込んだ。
「佐渡ヶ島に行きたいんですけど」
「はい、汽船乗り場だね。お客さん佐渡は初めて?」
「はい。」
「じゃあ、次出港の船に乗れるように急ぐから、シートベルト締めてね。」
「はい。」
運転手さんは安全運転と言いながらもタクシーをとばしてくれたので、あっという間に、汽船乗り場まで乗り付けた。景色を楽しむより何としても次の船に乗りたい気持ちが先に立っていた。
「ここの階段を上れば、切符売り場だからね。まだ間に合うから、気をつけて。いい旅をね!」
「はい!ありがとうございました。」
教えてもらった通りに階段を駆け上がり、上の階にある切符売り場へ向かった。
「これから出る便に乗りたいんですけど」
「ジェットフォイルがですね。お一人様でよろしいですか?」
「はい。」
「お帰りは?」
「片道で結構です。」
「六千百三十円になります。」
お金を支払って、切符を手にすると、私は未知の島へ行くという気持ちがぐんと高まった。それはワクワクとは違う感情だと思う。
「そこの通路を真っ直ぐ進んで、ジェットフォイル乗り場と書いてある通路に進んでください。あと十五分で出向します。」
「はい。」
切符と荷物を持ち、教えてもらった通りの乗り場から船に乗り込むことができた。思っていたよりもずっと豪華な船で、座席はまるで飛行機に乗っている様な心地だ。
出港の合図が鳴り、アナウンスが入った。港を出るまでは進んでいないほどゆっくりな感じがした。
大きな川を下り、海に向かう途中で船体が浮き上がるような感覚がした。そこからは、ジェットフォイルがものすごい速さで航行している。あっという間に海に出て、新潟港はすぐに視界から遠くなってしまった。船の後ろには白波というか、チョークで線を引いたように白い波後と夕焼けのオレンジがとても印象的だ。
ほんの何時間か前は、パジャマ姿でパソコンの前に座り込んでいたのに、今は海の上にいる。
篤志と別れてから時間がゆっくりしか進んでくれなかったのに、今の進みようといったらどうだろう。私の時間があっという間に過ぎていく。
マスクをし、腫れた目が少しでも隠せるようにサングラスをかけた私は、東京駅でみどりの窓口の場所案内を見ていた。みどりの窓口までは少し歩かなければならない。
その間に、たくさんの観光地のポスターや素敵な場所のパンフレットが目に入った。しかし、今私が目指しているのは、楽しむための観光地ではない。一人きりで自分を立ち直すための旅に出るのだ。
みどりの窓口に着くと、いくつも窓口がある。偶然にもその中の1つがすぐにあいた。
「新潟まで大人1枚」
そう言って片道切符を買った。
新幹線乗り場に向かう途中、篤志のいるこの街から出たい衝動に強く駆られていた。まだ好きな気持ちが心の中にあるから。時折、篤志の笑顔が浮かんでくる。3年も付き合っていたのだから前に進むには時間がかかるのかもしれない。それは嫌だった。
私は、どうにかして今を、自分を替えたかった。こんなことで人生を終わりにしたくなかった。だから、見知らぬ街に行って、自分を取り戻すことを決意したんだ。
私は、子どもの頃からそういう質だった。一旦決めたら、突き進むという猪突猛進なところがあって、それがいい結果も悪い結果も生んできた。今回は、いい結果に繋げたい。だって、今はどん底にいるのだから…。
新幹線乗り場のホームに降りると、家に居た時とは違う暗い気分とは全く異なる気持ちになってきていた。どん底であるのには変わらないが、一人旅自体が初めてだったし、大勢の人が行き来して活気のようなものを感じる。家にいたら、感じることはなかっただろう温度だった。
私はベンチに座り、スマホを出して時刻と切符を交互に見ながら、「本当に行くんだな」という気持ちがふつふつと湧き上がってきた。ネットでは美味しそうな料理と、きれいな海、観光名所などが紹介されていた。でも、ぼーっと海を眺めていたい。自分をリセットするにはいいだろう。
ただ、宿を決めていなかった。今から向かって、泊まるところがあるかどうかも分からない。でも、今行かなきゃ絶対に後悔する。行ったら何とかなる、この時期なら野宿しても大丈夫なような気がしていた。
そう言えば、あのことがあってからほとんど何も食べていないことを思い出した。
新幹線に乗る、旅に出るというような環境が変わったことで、自分の身体の中も動き出す準備をしているように感じた。新幹線のホームに入る前にお弁当屋さんがある。何か軽く食べられる物を買おうと見ていると、販売員さんから「鶏めし弁当がおすすめですよ!」と声をかけられた。
「えっと…、じゃあそれとお茶ください」
「はい、ありがとうございます」
カバンの中からエコバッグを取り出し、店員さんに入れてもらった。
お金を払って、店をあとにした。新幹線のホーム、人が意外と多い。自分が乗る号車の乗り口に着いた時、アナウンスが入った。
本当に行った方がいいのだろうか、先に理子に連絡をした方がいいのではないかなどと考えていたら、新潟行き『MAXとき』が入ってきた。
数名の乗客に続いて乗り込むと、中はまばらだった。まぁ、この時間帯なら混雑するとは思っていなかった。なにせ、平日の午後だ。
私は、チケットにある番号を確認しながら、座席を探して座った。
窓側の席にしたので、新潟駅に着くまでの間、景色を見ることができる。そうすれば、余計なことを考えなくても済む。篤志のことを思い出したら、きっとまた泣いてしまうだろう。それに、自分を追い込んでしまう気持ちを抑えたかった。とりあえず、落ち着いた状態で理子に連絡したかった。
荷物という荷物はなかったので、足元に置き、買ったお弁当が入った袋をセットしたテーブルの上に置いた。そうして準備をして一息つくと、『MAXとき』が動き出した。
走りだした新幹線が地上に出た。眩しくて目が痛かった。目が慣れてくると東京の半端ない高さのビルとか、商業施設にいる人の多さとか、見慣れているはずなのに、自分が取り残されてどこかへ運ばれていくような変な感覚がした。
しばらく景色をぼんやり眺めていると、突如お腹が鳴って現実に引き戻され。私もまだ生きているんだなと実感。お弁当を食べようと、ふたを開けた。
「うわぁ~」と感嘆の声が漏れた。鶏そぼろと卵のそぼろの間に鶏照り焼きがころっとそこにいる。おかずも色鮮やかなにんじんを中心にした煮物やきんぴらごぼうなどが入っていてとてもおいしそうだ。また、お腹が鳴った。
私は空腹をいやすためにすぐ食べ始めた。どれも優しい味で私好みだ。ガツガツ食べてしまうのがもったいないと思うほどの美味しさだった。
食べながら、私は飢えていたんだということに気がついた。美味しい物好きの私が、こんなにも飢えた状態にあったことがわからなくなるくらい、身体も心もショックを受けていたのだ。
涙が出そうになったが、ぐっとこらえた。私はこんなことで負けちゃいけない。そう思って一生懸命に味わって食べた。
新幹線『MAXとき』は、驚くほど早く着いた。お弁当を食べ終わり、お茶を飲みながらぼーっとしているうちに、新潟駅に着くアナウンスが入った。慌てて荷物を持ち、席を離れて出口へと急いだ。
ゆっくりと新潟駅に入り、止まった。「さあどうぞ」と言わんばかりにゆっくりと扉が開いた。
駅に降り立つと、その日のうちに佐渡ヶ島に渡りたいと思ったので、足早に改札に向かった。駅を一歩出ると、澄み切った空が広がっているせいか、夕方なのに明るく感じた。「今日のうちに何とか佐渡ヶ島に着きたい」その思いが強く、近くにいた駅員さんにどこへ行けばいいか尋ねた。
「すみません。佐渡ヶ島に渡りたいんですが、どこへ行ったらいいでしょうか?」
「ここの先が、タクシー乗り場だから、そこで佐渡汽船乗り場まで頼むといいですよ。」
「ありがとうございます。」
そう言って、お辞儀をした私は、何故か小走りで出口に向かい、駅で待っていた一番前のタクシーに乗り込んだ。
「佐渡ヶ島に行きたいんですけど」
「はい、汽船乗り場だね。お客さん佐渡は初めて?」
「はい。」
「じゃあ、次出港の船に乗れるように急ぐから、シートベルト締めてね。」
「はい。」
運転手さんは安全運転と言いながらもタクシーをとばしてくれたので、あっという間に、汽船乗り場まで乗り付けた。景色を楽しむより何としても次の船に乗りたい気持ちが先に立っていた。
「ここの階段を上れば、切符売り場だからね。まだ間に合うから、気をつけて。いい旅をね!」
「はい!ありがとうございました。」
教えてもらった通りに階段を駆け上がり、上の階にある切符売り場へ向かった。
「これから出る便に乗りたいんですけど」
「ジェットフォイルがですね。お一人様でよろしいですか?」
「はい。」
「お帰りは?」
「片道で結構です。」
「六千百三十円になります。」
お金を支払って、切符を手にすると、私は未知の島へ行くという気持ちがぐんと高まった。それはワクワクとは違う感情だと思う。
「そこの通路を真っ直ぐ進んで、ジェットフォイル乗り場と書いてある通路に進んでください。あと十五分で出向します。」
「はい。」
切符と荷物を持ち、教えてもらった通りの乗り場から船に乗り込むことができた。思っていたよりもずっと豪華な船で、座席はまるで飛行機に乗っている様な心地だ。
出港の合図が鳴り、アナウンスが入った。港を出るまでは進んでいないほどゆっくりな感じがした。
大きな川を下り、海に向かう途中で船体が浮き上がるような感覚がした。そこからは、ジェットフォイルがものすごい速さで航行している。あっという間に海に出て、新潟港はすぐに視界から遠くなってしまった。船の後ろには白波というか、チョークで線を引いたように白い波後と夕焼けのオレンジがとても印象的だ。
ほんの何時間か前は、パジャマ姿でパソコンの前に座り込んでいたのに、今は海の上にいる。
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