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6・依頼人②一ノ瀬涼
森内くんの光 【6・依頼人②最終話】
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ゆらゆらと身体を揺さぶられ、ゆっくりと目を開ける。かすんだ視界の先に、森内くんがいた。
「あ、あ、良かった、あまねくん……」
彼は泣きそうな顔をしていた。
「……あ、ごめ……意識トんだ……?」
ぼーっとし、頭が回らない。
「ごめん、あまねくん、まだ体調悪かったんだね」
森内くんの瞳から、涙がこぼれた。
「泣かないで、俺はだいじょうぶ……でも、ちょっと……このまま寝そう……」
うつらうつらとなるが、コンコンとドアを叩く音がし、慌てて反応する。
「あまねー、ごめんちょっといい?」
涼くんの声だ。
あ、服……と思ったが、先にドアが開いた。
「瑛二がさー、あまねの部屋行ってくれっていうから……え、玲央?」
露出した森内くんと俺の脚を見て、涼くんはバッとドアを全開し駆けつける。
「あまね!!」
涼くんはベッドに寝転ぶ俺の顔を確認し、森内くんの胸ぐらを掴んだ。
「お前っ!!」
「あ、……ちがうんだ、涼くん……」
俺は少し上体を起こし、涼くんを止める。
「何がだよ!!」
「おねがい……」
ぐにゃりと視界がうねり、俺は再びベッドに倒れた。
「あまねっ」
「ドアしめて、おれの服、きせて……」
まぶたが重く、ゆっくりと閉じた。
「━━━ッ、わかった」
涼くんは、半開きになったドアを閉め、俺の身だしなみを整えてくれた。
「……玲央、何したか話せ」
涼くんが来て一言もしゃべれなかった森内くんは、へなりと座って、涼くんに何度も謝っていた。
完全に落ち、気づくと21時すぎていた。
ゆっくりまぶたを開けると、涼くんと森内くんが机に向かって背を向けていた。2人で勉強しているようだ。
よろよろと起き上がると、それに気づいた涼くんが手を貸してくれた。
「何か飲む?」
「うん……」
「食堂閉まっちゃうからって、瑛二が3人分の食事持ってきてくれた。牛乳もある」
「牛乳飲む……」
涼くんは俺の机を片付け、秋吉くんの机に置いていた食事を運んでくれた。
「森内くん、ごめん。数学教えるんだったよね」
「ばか、あまね。玲央が悪いだろ」
森内くんに謝ると、涼くんがすかさず反論してきた。
「玲央に聞いた。お前、襲われたんだろ」
「……あー、そうだっけ……えっちするって言わなかったっけ?」
頭が回らず、目をつぶりながら答える。
「……いや、合意、合意。するって言ったわ俺」
「それに殴るの含んだわけ? そんなに殴られたかったの、あまねは」
そういえば、涼くんとそんな話したね、と脳内で一昨日のことを反復する。口に出さず、しばし無言でいると、森内くんが謝ってきた。
「あまねくん、ごめん。なんか……」
森内くんはそれ以上言葉が出ず、うつむいた。
「……うん、わかる。言葉にするのって難しいよね。あのことも、……森内くんの色んな感情が混じってたんだろうなあと思った」
「あのこと? ああ……」
涼くんは気づいたようで、改めて森内くんの顔をじっと見つめた。
「お兄ちゃんのことか」
「……こんな風に、なると思わなかったんだ」
「そっか」
俺は、すべてを受け止めようと思った。
そして、森内くんのぐちゃぐちゃに絡まった感情が、ゆっくりとほどけるまで、待とうと思った。
「ゆっくり、話してみようよ」
浴場が閉まるので、3人で急いで向かい、ザバンと湯船に浸かる。
森内くんは、食事中も、湯船でも、ぽつり、ぽつりと思ったことを口に出していった。それは、再び部屋に戻ってからも続いた。
俺と涼くんはただ、すべてを傾聴した。
「殴られて痛かった」
「オレの方がサッカー上手くて、イヤだった」
「ローションつけずに挿れられて、痛かった」
「兄ちゃんはオレを何で殴ったのかな」
「無理やり彼女作った」
「嫉妬が、嬉しかった」
「咥えさせられて吐きそうだった」
「噛まれて痛かった」
「兄ちゃんが勉強しなくなった」
「兄ちゃんはオレのこと恨んでた」
「縛られて、痛かった」
「何度もイかせてくれて、気持ち良かった」
「兄ちゃんがすぐに怒った」
「兄ちゃんは何でオレを蹴ったのかな」
「兄ちゃんが好きだった」
「フォークで刺されて怖かった」
「キスが上手だった」
「兄ちゃんが、オレしか見てないのが辛かった」
「怪我でサッカーやめられて嬉しかった」
「兄ちゃんに会いたい」
「兄ちゃんはオレが泣くと嬉しそうだった」
「フェラで喜ぶ兄ちゃんが愛おしかった」
「無理やりでも気持ち良かった」
「兄ちゃんは、オレのこと好きかな」
ケントさんから、着信があった。
「あまね、何回も鳴ってたから出ろよ」
と涼くんが言った。
「ごめん、一回はオレが出たんだ。めちゃくちゃキレられたけど……あ、玲央のことは言ってないからな」
「あちゃー、……森内くんちょっとごめんね」
「大丈夫。なんか、言えてスッキリした」
俺は森内くんをハグし、窓際で電話に出る。
「……はい」
「あまねー? 何で電話出ないんだよ」
「ケントさん、ごめんなさい~俺寝てた」
「らしいな。大丈夫か?」
「うーん、うん」
「大丈夫じゃないんだな? 今から迎えに行こうか?」
「あ、いや、補習終わってないからそれはいいよ。あ、今日ってクリスマスですね。それで電話くれたんですか」
「そうだよ。昨日も何も言わないし。……プレゼント何がいい?」
「え? くれるんですか?」
「何も言わない恋人は初めてだ」
「えー嬉しい。あーでも服もいっぱいもらってるしなあ~」
「じゃあ考えとけよ。またな」
「メリークリスマス」
甘い電話が終わると、にやにやとこちらを見ている2人と目があった。
「な、なんだよ~」
「あまね、かわいい~」
「かわいい~」
と2人にからかわれる。
「けっこう貢いでくれる彼氏なんだね。ハイブランドの下着はそういうことか」
森内くんも目ざとい。こういうところ、涼くんと同じですぐに気づくようだ。
「ボディーバッグもポーターだし」
「万年ユニクロGUだったあまねがねえ~」
涼くんが乗っかって俺をからかう。
「ええ、貢いでもらいましたけど何か?」
俺は開き直ってやった。
ひた隠しにしてきた感情を、さらけ出せるのはひどく心地が良かった。
森内くんも、楽になったかな。
追記、前向きに書いていいよね。
━━━━依頼人②一ノ瀬涼
8月17日一ノ瀬より、森内玲央(16)と連絡がつかないと相談。その後も音信不通が続き、9月2日始業式欠席。実家を訪ねるも不在。中学からの同級生、古賀侑人(17)によると最近見かけていない。幼なじみのミオ(18)も同様の意見。
ミオからの証言で、7月27日兄の森内光太(19)と花火大会に出かけるも体調を悪くし、兄が森内玲央に自宅までの送迎依頼。
(翌日7月28日のサッカー部2年による歓迎会ドタキャン)
・7月13日スマホに兄からの着信、メール多数確認
9月3日欠席の連絡が兄のため、江南町にある森内光太宅へ向かう。
多数の傷発見、森内玲央救出。
兄光太によるひと月あまりの監禁事件だったが、家族の都合で刑事事件にはならず。
その後薬物依存として森内光太は入院。森内玲央は別の病院にて療養。
追記・12月25日森内玲央による聞き取り
兄を慕い、彼女を見せることで嫉妬を欲したが予想以上に兄が暴力的な人間で、完全に支配されてしまった。本人の被虐性もあるものの兄にそれ以上の破壊行動があり関係が破綻。
もう一度、やり直したいと考えている。
━━━━依頼人②´森内玲央
離婚した父のもとにいる兄の行方を探してほしい。
この依頼があるのは、
もう少しだけ未来の話━━━
「あ、あ、良かった、あまねくん……」
彼は泣きそうな顔をしていた。
「……あ、ごめ……意識トんだ……?」
ぼーっとし、頭が回らない。
「ごめん、あまねくん、まだ体調悪かったんだね」
森内くんの瞳から、涙がこぼれた。
「泣かないで、俺はだいじょうぶ……でも、ちょっと……このまま寝そう……」
うつらうつらとなるが、コンコンとドアを叩く音がし、慌てて反応する。
「あまねー、ごめんちょっといい?」
涼くんの声だ。
あ、服……と思ったが、先にドアが開いた。
「瑛二がさー、あまねの部屋行ってくれっていうから……え、玲央?」
露出した森内くんと俺の脚を見て、涼くんはバッとドアを全開し駆けつける。
「あまね!!」
涼くんはベッドに寝転ぶ俺の顔を確認し、森内くんの胸ぐらを掴んだ。
「お前っ!!」
「あ、……ちがうんだ、涼くん……」
俺は少し上体を起こし、涼くんを止める。
「何がだよ!!」
「おねがい……」
ぐにゃりと視界がうねり、俺は再びベッドに倒れた。
「あまねっ」
「ドアしめて、おれの服、きせて……」
まぶたが重く、ゆっくりと閉じた。
「━━━ッ、わかった」
涼くんは、半開きになったドアを閉め、俺の身だしなみを整えてくれた。
「……玲央、何したか話せ」
涼くんが来て一言もしゃべれなかった森内くんは、へなりと座って、涼くんに何度も謝っていた。
完全に落ち、気づくと21時すぎていた。
ゆっくりまぶたを開けると、涼くんと森内くんが机に向かって背を向けていた。2人で勉強しているようだ。
よろよろと起き上がると、それに気づいた涼くんが手を貸してくれた。
「何か飲む?」
「うん……」
「食堂閉まっちゃうからって、瑛二が3人分の食事持ってきてくれた。牛乳もある」
「牛乳飲む……」
涼くんは俺の机を片付け、秋吉くんの机に置いていた食事を運んでくれた。
「森内くん、ごめん。数学教えるんだったよね」
「ばか、あまね。玲央が悪いだろ」
森内くんに謝ると、涼くんがすかさず反論してきた。
「玲央に聞いた。お前、襲われたんだろ」
「……あー、そうだっけ……えっちするって言わなかったっけ?」
頭が回らず、目をつぶりながら答える。
「……いや、合意、合意。するって言ったわ俺」
「それに殴るの含んだわけ? そんなに殴られたかったの、あまねは」
そういえば、涼くんとそんな話したね、と脳内で一昨日のことを反復する。口に出さず、しばし無言でいると、森内くんが謝ってきた。
「あまねくん、ごめん。なんか……」
森内くんはそれ以上言葉が出ず、うつむいた。
「……うん、わかる。言葉にするのって難しいよね。あのことも、……森内くんの色んな感情が混じってたんだろうなあと思った」
「あのこと? ああ……」
涼くんは気づいたようで、改めて森内くんの顔をじっと見つめた。
「お兄ちゃんのことか」
「……こんな風に、なると思わなかったんだ」
「そっか」
俺は、すべてを受け止めようと思った。
そして、森内くんのぐちゃぐちゃに絡まった感情が、ゆっくりとほどけるまで、待とうと思った。
「ゆっくり、話してみようよ」
浴場が閉まるので、3人で急いで向かい、ザバンと湯船に浸かる。
森内くんは、食事中も、湯船でも、ぽつり、ぽつりと思ったことを口に出していった。それは、再び部屋に戻ってからも続いた。
俺と涼くんはただ、すべてを傾聴した。
「殴られて痛かった」
「オレの方がサッカー上手くて、イヤだった」
「ローションつけずに挿れられて、痛かった」
「兄ちゃんはオレを何で殴ったのかな」
「無理やり彼女作った」
「嫉妬が、嬉しかった」
「咥えさせられて吐きそうだった」
「噛まれて痛かった」
「兄ちゃんが勉強しなくなった」
「兄ちゃんはオレのこと恨んでた」
「縛られて、痛かった」
「何度もイかせてくれて、気持ち良かった」
「兄ちゃんがすぐに怒った」
「兄ちゃんは何でオレを蹴ったのかな」
「兄ちゃんが好きだった」
「フォークで刺されて怖かった」
「キスが上手だった」
「兄ちゃんが、オレしか見てないのが辛かった」
「怪我でサッカーやめられて嬉しかった」
「兄ちゃんに会いたい」
「兄ちゃんはオレが泣くと嬉しそうだった」
「フェラで喜ぶ兄ちゃんが愛おしかった」
「無理やりでも気持ち良かった」
「兄ちゃんは、オレのこと好きかな」
ケントさんから、着信があった。
「あまね、何回も鳴ってたから出ろよ」
と涼くんが言った。
「ごめん、一回はオレが出たんだ。めちゃくちゃキレられたけど……あ、玲央のことは言ってないからな」
「あちゃー、……森内くんちょっとごめんね」
「大丈夫。なんか、言えてスッキリした」
俺は森内くんをハグし、窓際で電話に出る。
「……はい」
「あまねー? 何で電話出ないんだよ」
「ケントさん、ごめんなさい~俺寝てた」
「らしいな。大丈夫か?」
「うーん、うん」
「大丈夫じゃないんだな? 今から迎えに行こうか?」
「あ、いや、補習終わってないからそれはいいよ。あ、今日ってクリスマスですね。それで電話くれたんですか」
「そうだよ。昨日も何も言わないし。……プレゼント何がいい?」
「え? くれるんですか?」
「何も言わない恋人は初めてだ」
「えー嬉しい。あーでも服もいっぱいもらってるしなあ~」
「じゃあ考えとけよ。またな」
「メリークリスマス」
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「な、なんだよ~」
「あまね、かわいい~」
「かわいい~」
と2人にからかわれる。
「けっこう貢いでくれる彼氏なんだね。ハイブランドの下着はそういうことか」
森内くんも目ざとい。こういうところ、涼くんと同じですぐに気づくようだ。
「ボディーバッグもポーターだし」
「万年ユニクロGUだったあまねがねえ~」
涼くんが乗っかって俺をからかう。
「ええ、貢いでもらいましたけど何か?」
俺は開き直ってやった。
ひた隠しにしてきた感情を、さらけ出せるのはひどく心地が良かった。
森内くんも、楽になったかな。
追記、前向きに書いていいよね。
━━━━依頼人②一ノ瀬涼
8月17日一ノ瀬より、森内玲央(16)と連絡がつかないと相談。その後も音信不通が続き、9月2日始業式欠席。実家を訪ねるも不在。中学からの同級生、古賀侑人(17)によると最近見かけていない。幼なじみのミオ(18)も同様の意見。
ミオからの証言で、7月27日兄の森内光太(19)と花火大会に出かけるも体調を悪くし、兄が森内玲央に自宅までの送迎依頼。
(翌日7月28日のサッカー部2年による歓迎会ドタキャン)
・7月13日スマホに兄からの着信、メール多数確認
9月3日欠席の連絡が兄のため、江南町にある森内光太宅へ向かう。
多数の傷発見、森内玲央救出。
兄光太によるひと月あまりの監禁事件だったが、家族の都合で刑事事件にはならず。
その後薬物依存として森内光太は入院。森内玲央は別の病院にて療養。
追記・12月25日森内玲央による聞き取り
兄を慕い、彼女を見せることで嫉妬を欲したが予想以上に兄が暴力的な人間で、完全に支配されてしまった。本人の被虐性もあるものの兄にそれ以上の破壊行動があり関係が破綻。
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