悪役令嬢に転生しましたが、行いを変えるつもりはありません

れぐまき

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恋愛編

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昼休み
ランチを終えたセシリアは残りの時間を本を読みながら過ごしていた

「セシリア様」

名を呼ばれ、顔をあげて声の方を向くと研究室の仲間が入り口の側からこちらを見ている

「なにかしら?」
「読書中に申し訳ありません
セシリア様を呼んでほしいと彼が…」
「私を?」

首をかしげて視線を向ける
そこには見慣れない青年の姿

誰かしら…?

「…なんのご用?」

問いかけると青年は礼をしてから口を開いた

「アルベルト様から伝言をお預かりしました」
「殿下から?なにかしら」
「二人で話がしたいので次の休日に自室に来てほしいとのことです」
「自室に?そう…わかったわ」

返事をすると青年は再び礼をして去っていった

…なんのご用かしら
次の休日ということは急用ではないのよね?
それより人を使ってまで呼びだすなんて珍しい…
国で何かあったのかしら?
でもそれなら私にもお父様から連絡が来るはずよね…?

思考を巡らせていると隣から声がかかる

「デートのお誘いですか?仲がよろしいのですね
羨ましいですわ」
「…フレイヤ様」

にこにこと人懐っこい笑みを浮かべ恋に恋する少女のように瞳を輝かせている彼女に苦笑が漏れた

「自室への呼び出しだもの
デートではないのではないかしら?」
「あら、わかりませんわよ?
最近は“おうちデート”というものが流行りらしいですもの」

人目を気にせず二人でゆっくり過ごせるので恋人たちに人気らしいですわ、と力強く教えてくれる彼女
それに内心でまた苦笑しつつも感心したような声で返事を返し

「そうなの?知らなかったわ…」

たぶんデートの誘いではないだろうと思うが、あまり否定して彼女の理想を壊しては悪い
私はあまりそう言うことには詳しくなくて…と笑顔を浮かべて続ける、と彼女はずいっと近寄ってきておうちデートを成功させるための心構えや準備を語り始めた
フレイヤの話に適度に相づちを返しつつ殿下の呼び出しについて思考を巡らせる

そうしてその日の昼休みは過ぎていった
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