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恋愛編
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しおりを挟む「あぁ、そうそう
偶然にもさっきの話と同じで僕の国でも兄たちが君たちを巻き込んで問題を起こしただろ?
その兄たちの処遇についてなんだけどね・・・」
そう言いおいて話し出したレオナルド様によると、第一・第二両王子は隣国との関係悪化に大きく関わる企てをし、国を危機にさらしたとして王位継承権を剥奪のうえ、田舎町の地方領主として辺境に送られることに決まったらしい
ローズマリー姫は企みには関わっていないものの、今までの我が儘な行いや医師を買収して病弱だと偽り学校に通わなかったこと、浪費癖なんかを議会から指摘・危険視されて公正を図るために規律の厳しい修道院に行儀見習いに出されるそうだ
王様と王妃様は関与が証明されていないので表だった罰はないが、今後おかしな事を思いついたり相談したりしないように宰相やレオナルド様の息のかかったメイドや使用人が常時つけられることになったとのこと
そして・・・
「僕は王太子になることが決まったよ
長期休暇中に立太子の儀式をすることになると思う」
晴れやかな笑顔でそう告げるレオナルド様に、私も殿下もつられて笑顔になった
「よかったな」
「おめでとうございます」
「ありがとう」
__________________________________________________
あの会話の後、お茶を飲みながら談笑していると使用人が殿下を呼びにやって来た
どうしても急ぎで殿下のサインがいる仕事があるとクラヴァット様から言付かってきたらしい
すぐ戻ると言い置いて席を外した殿下を見送ったところで、レオナルド様がふと思い付いたように口を開いた
「そう言えばさ…」
「?はい、何でしょう?」
紅茶の入ったカップを持ったまま首をかしげる
レオナルド様は少し考えるようなそぶりを見せてから言葉を続けた
「セシリア嬢、うちの国ではあまり元気がないようだったけど大丈夫?」
問われてキョトンと目を瞬く
そんな私の反応に、レオナルド様は自覚なかった?と苦笑を浮かべた
「なんかぼーっとしてることが多かったからちょっと心配だったんだ」
「あら、そうでしたか…
恥ずかしながら私、学校以外で国外に出るのははじめてでして…おそらく疲れが出たのかと
ご心配お掛けして申し訳ございません」
そう言って頭を下げると、レオナルド様はそれを手で制す
「いや、僕が勝手に気にしてただけだから謝らないで
疲れてただけならいいんだ
僕はてっきり…」
そこで意味深に言葉を区切られ、私は再び首をかしげる
彼はにこりと笑顔を浮かべて言葉を続けた
「ローズマリーがアルベルトに付きまとっていただろ?それのせいかと思ってたんだ」
「………え?」
思わず言葉につまった私に、レオナルド様が笑みを深めた
「ローズマリーが、アルベルトの側にいるのが、君は嫌なのかと思ってたんだよね」
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