最強避妊薬で昇天乱舞

井之四花 頂

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第三部 女王様の禁じられたよろこび

23***

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 二ケタの足し算もできない劣等生が、許しもなく私の激しく揺れる乳房に手を伸ばしてきた。もう私はなすがままだ。能無しの亀に傍若無人に乳房を揉まれ、乳首をひねり回されると、さらなる快感が脳髄に駆け上がる。

「この薄のろ亀ッ……! 後で、たっぷり、折檻を……んぎっ! あ、あぁ、だめ、だめだってのにぃ!」

 腰を振りたてながら、またしてもイってしまった。

 上体をのけぞらせて痙攣する私の腰を、亀が両手で押さえている。お前、何をする気なの。私をどうしようっていうの? 足し算引き算もできないくせに、私をもてあそぼうっていうのか。

 いいわよ。やってごらん。お前が好きなようにしてごらん。

 これから先、お前はろくな大人にならない。真っ当に世間を渡っていくなんてできやしない。だから今のうちに、私を好きなようにしたらいい。

 頭部を黒いマスクで包んだ亀が、両腕をベッドに突っ張って上体を起こした。一心に腰を振って快感を貪る私の目の前で、何やら言っている。

「せ、先生……キスしても、いいですか」

 答えるよりも先に、私は真朋の首に腕を回して引き寄せ、唇を重ねた。こういう時に、煩わしい言葉など不要。舌をねじ込んで、絡み合わせて、互いの唾液を交換するのも作法に適っている。

 このバカ亀。お前、身の程知らずにもこの私の唇を奪ったわね。その分の対価は、お前のこの立派な逸物で、たっぷりと払わなきゃいけないよ。

 腰を振る勢いが加速し、そのまま背中を弓なりにして、痙攣しながらイってしまう。
 息を喘がせながら生唾を飲み込んで、正常位へ男を促すべく、真朋の首を抱きかかえ陰部に肉柱を咥え込んだまま仰向けになった。

 私に覆いかぶさったジジイが、ゆっくりとちんぽこを出し入れし始める。63歳なのに、信じられないくらいのこの硬さは、何か薬物を使ってるに違いない。

 ……ああ。このバカ亀、いつになったらイくのよ。私を何回イかせるつもりなの!

 どっちにしても私は、まるっきり算数のできない亀の神々しいまでに硬い肉柱を突き込まれ、教え子の前でよがり狂っているのである。勉強そっちのけで授業中もしごき続けていた陰茎によって、完全に制圧されてしまった。

「皆さんっ! 真朋くんは算数ができなくても、こんなに、こんなに、すごいことができます! 何度も先生をイかせてっ……めっちゃくちゃにしてしまいます、ああっ! ひぃぃぃ、だめ、だめぇ! またせんせい、イっちゃう、イっちゃうのぉっ!」

 真朋が抜いた拍子に、私は派手に潮を噴いてしまった。児童の顔にもかかってしまっただろう。教師を快楽にのたうち回らせる問題児は、今度は痙攣する私をうつ伏せに転がし、ぞんざいな手付きで尻を持ち上げさせる。

 後背位からずぶり。私は野太い雌の叫びを発した。

「真朋くんすごい、すごい、せんせいもうだめ、だめぇ!」

 これでよかったんだ!

 この、稀に見る劣等生には、学習成績なんかどうでもよかった! 算数ができなくたって、こうやって、大人の女を、よがり狂わせて、昇天させてしまえる、もう立派なおとなの男!

 ほんとに、ほんとにわるい子、だって……こんなに、こんなに、私を、メッロメロにしてしまうんだもの、ひぃぃ、もうやめて、せんせい、ほんとにしんじゃう、まと、も、くんは、わたしをどうするつもりなの、また、またイっちゃう、だめなのよおおお!

 
 派手な声をあげて絶頂に達し、息も絶え絶えになって尻を抱えられている私の頭上で、校内放送のチャイムが鳴った。

「観月先生。校長先生と教頭先生が、授業のことで話があるそうです」

 この別荘の玄関で私を出迎えた、田所という営業2課課長補佐の声だ。
 スピーカーがブツリという音を立て、田所に続いて「校長」の声が教室に響いた。

「困りますなあ観月先生! あなたの授業の進め方はまったくもって自分本位です。児童のことをこれっぽっちも考えておられない!」

 声の主は他でもない、フタツ星薬品の偉大なる総務担当取締役、野平康。まだイかないジジイのちんぽこを突き込まれている私は、声がうわずったままでも釈明せずにいられない。

「わ、わたしは、こどもたちの、ために、せいいをつくしているつもり、なのですが」
「何が誠意ですか。自分がいい思いをしてるだけではないですか」
「いえっ! わたくしはぁ、やめてうごかないでこうちょうせんせいがぁっ! あっ……、またい、イく! も、もうしわけありませんこうちょうぉぉぉぉぉ、だめっ! あうっ……」

 ど、どうして……しょくいん、しつの、はなしをきいてるのに、せんせいを、イかせてしまうのよ……。あとでせんせい、こうちょうせんせいに、おこられちゃうじゃないのでも、よかった……。

「ほらご覧なさい。あなたは自分が気持ちよくなりたいだけで、奉仕の心はこれっぽっちもないんだ。奉仕とはいかなることか、私と教頭であなたにしっかり仕込んであげる。待ってなさい」

 スピーカーの音は途切れた。

 さ、さあ、がんばるのよまともくん。せんせい、おこられちゃった。くびに、なるかもしれない、ぜんぶ、まともくんのせいなんだからね、くびになったら、せきにんとってね、ほらやすまないで、こしうごかして、ふかいところまでついて、ついて、つきまくるのよ!

 そう、そう……。またせんせいきもちよくなって、イかされちゃうう……。ほんといけないこなんだからまともくんはたしざんもできないくせにおんなをよろこばせるのはいちにんまえでどうやってこれからいきていくつもり、でもでもせんせいがずっといっしょにいてあげるめんどうみてあげるだからまともくんのちんぽこはわたしだけのもの、ああっ!


 また、また、すんごいのがきた、だめよ、そんなにしたらほんと、せんせいしんじゃう!

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