10 / 207
1章 出会いの町キャルト
STORY4 武器屋ウェポンズ
しおりを挟む
暁の渡り鳥が滞在中の町キャルトの武器屋ウェポンズの品揃えはお世辞にも充実しているとは言い難かった。
「いらっしゃいませ!」
店主の男はようやく現れた客を逃がすまいと満面の笑顔で接客にあたる。
(どうしよう……。出づらくなっちゃったかも……)
店主によって揉み手をしながら店の奥へと案内され、リアーナは苦笑する。隣の相棒ウラボスを見やる。最初から期待などしていなかった様子で、店内にところ狭しと置かれている、武器というよりはガラクタに近いと思われる商品を一瞥している。
「それで、どのような武器をお探しですか? 当店自慢の逸品をご用意させていただきますよ」
「えぇっと……」
武器と呼べるような商品が一つでもあるのかすら疑わしいラインナップに困惑しているリアーナ。
「ふむ」
ウラボスは壁に立て掛けられていた木製の杖を手に取る。
「おぉ! お客様はなんとお目が高い!! そちらはかの有名なユグドラシル・ロッドでございます!!!」
「えぇぇ!! ユグドラシル・ロッドっていえば伝説の武器の一つじゃない!?」
リアーナは大声をあげた。店主は慌てて口の前で人差し指を立てる。
「気をつけて下さいませ。そちらの商品は、物の真価を見抜ける方のみにお譲りしようと決めていたのです。そして、今日、お客様が来店されたといことはその杖が呼び寄せたのやもしれません」
店主はリアーナとウラボスに小声で囁くように言う。
(たしかに、これが本物のユグドラシル・ロッドなら絶対に手にいれたい! ウラボスならきっと使いこなすことができるはずだもの! でも、どう見ても普通のウッドロッドにしか見えないのよね……)
リアーナは目の前の古びた杖が本物の伝説の杖なのかどうか判断できずにいた。しかし、ウラボスは数あるガラクタのような品物の中から迷うことなくこの杖を選びとったのだ。しかも、店の奥の壁際の目立たない場所にあったにもかかわらずである。
「こいつの値段は?」
ウラボスが杖を手に店主に訊く。
「本来ならば100万コルドですが、その杖の価値を理解しておられるのならば特別に50万コルドでいかがですか?」
(50万コルド!?……残念だけど払える額じゃないわ……)
スライム討伐の報酬金が10万コルド。そこから昨夜の2部屋分の宿代1万コルドを支払って残りを山分けした。つまり、二人の全財産を合わせたとしても9万コルドだ。とても手が出せる金額ではなかった。どう考えても諦めるしかない。
「高いな」
ウラボスは呟き、店主を見つめる。
「そう仰られても、こちらも生活がありますからねぇ……。しかし、お客様には是非ともユグドラシル・ロッドをお使いいただきたい。そこで、特別に25万コルドにお値引きいたしましょう。これが限界です!」
(すごい……。25万まで値切っちゃった! でも、まだ手が届かないよ……)
「なるほどね。伝説のユグドラシル・ロッドが25万コルドなら安いものだ」
「そうでしょう! お買い上げいただけますね!?」
店主は両手を合わせてパンッと鳴らす。
「いやぁ、残念だ! ユグドラシル・ロッドのためなら25万コルドも惜しくないんだけど、所持金が10万しかないんだよなぁ。無念だけど諦めるしかないか……」
ウラボスはガックリと肩を落とす。
「いやはや、10万コルドですか……。わかりました! わたくしも涙を飲んで、その金額でお譲りいたします!!」
「本当か!?」
店主の言葉にウラボスが目を輝かせる。が、再び落胆する。
「……ダメだ。昨日、いろいろと使いすぎたから1万コルドしか残ってないんだった……。せっかく10万コルドまでまけてもらったけど諦めるしかないか。……行こうか、リアーナ」
「え?…あっ、うん……」
ウラボスはすっかり落ち込んだ様子で、リアーナを連れて店を出ようとする。
「お待ちください! ここまできたら商売抜きです。1万コルドでお売りします!!!」
出入口の扉に手をかけたウラボスに店主がやけくそ気味に声を掛ける。
(すごい、すごい! 100万コルドを1万コルドにしちゃった!!)
事の成り行きを見守っていたリアーナが感動する。
「本当に!? よかった。だったら買わせてもらうよ!!」
ウラボスは嬉々と財布からお札を出して店主に手渡す。
「ありがとうございま……」
店主は手渡された紙幣を見て言葉を止める。
「あのぅ…こちらの紙幣は1000コルドですが?」
店主が言いにくそうしながら紙幣をウラボスに返す。
「えぇ!? 本当だ、勘違いしてた……。今、財布にはそれだけしかないんだ。ごめん、購入はまたの機会にするよ」
ウラボスは店から出ようと扉を開ける。
「えぇい、しかたありません! 1000コルドで手を打ちましょう!!」
「なんだか申し訳ないね! ……あっ、そうだ。マントを安く売ってるお店を知らないか?」
「は? マントですか?」
商品の受け渡しを済ませた店主が問い返す。
「ああ。実はポケットに100コルドあってね。これでマントを買えないかと思ってさ」
ウラボスは硬貨を1枚見せる。
「それでしたら、当店にもございますよ。お代は100コルドでけっこうです」
店主はボロボロのマントを持ってきて手渡す。
「いやぁ、何から何まで悪いね」
「いえいえ……」
こうして、ウラボスとリアーナが武器屋ウェポンズを出るころには店主は今にも泣き崩れそうになっていた。
◎
「なんだか、店主さんに申し訳ないね」
武器屋ウェポンズをあとにして冒険者ギルドに向かう道中、リアーナが言う。ウラボスはククク…と笑っている。
「ねぇ、その杖。本物のユグドラシル・ロッドだったりするの!?」
「これ? まさか。真っ赤な偽物だよ。ただのウッドロッドさ。まあ、そこそこの強度はあるから1000コルドが妥当だろうね」
「そうだったの? それじゃ、さっきの店主さんはその事を?」
「おそらく知ってただろう」
リアーナは店主に同情したことを後悔してしまった。
「いらっしゃいませ!」
店主の男はようやく現れた客を逃がすまいと満面の笑顔で接客にあたる。
(どうしよう……。出づらくなっちゃったかも……)
店主によって揉み手をしながら店の奥へと案内され、リアーナは苦笑する。隣の相棒ウラボスを見やる。最初から期待などしていなかった様子で、店内にところ狭しと置かれている、武器というよりはガラクタに近いと思われる商品を一瞥している。
「それで、どのような武器をお探しですか? 当店自慢の逸品をご用意させていただきますよ」
「えぇっと……」
武器と呼べるような商品が一つでもあるのかすら疑わしいラインナップに困惑しているリアーナ。
「ふむ」
ウラボスは壁に立て掛けられていた木製の杖を手に取る。
「おぉ! お客様はなんとお目が高い!! そちらはかの有名なユグドラシル・ロッドでございます!!!」
「えぇぇ!! ユグドラシル・ロッドっていえば伝説の武器の一つじゃない!?」
リアーナは大声をあげた。店主は慌てて口の前で人差し指を立てる。
「気をつけて下さいませ。そちらの商品は、物の真価を見抜ける方のみにお譲りしようと決めていたのです。そして、今日、お客様が来店されたといことはその杖が呼び寄せたのやもしれません」
店主はリアーナとウラボスに小声で囁くように言う。
(たしかに、これが本物のユグドラシル・ロッドなら絶対に手にいれたい! ウラボスならきっと使いこなすことができるはずだもの! でも、どう見ても普通のウッドロッドにしか見えないのよね……)
リアーナは目の前の古びた杖が本物の伝説の杖なのかどうか判断できずにいた。しかし、ウラボスは数あるガラクタのような品物の中から迷うことなくこの杖を選びとったのだ。しかも、店の奥の壁際の目立たない場所にあったにもかかわらずである。
「こいつの値段は?」
ウラボスが杖を手に店主に訊く。
「本来ならば100万コルドですが、その杖の価値を理解しておられるのならば特別に50万コルドでいかがですか?」
(50万コルド!?……残念だけど払える額じゃないわ……)
スライム討伐の報酬金が10万コルド。そこから昨夜の2部屋分の宿代1万コルドを支払って残りを山分けした。つまり、二人の全財産を合わせたとしても9万コルドだ。とても手が出せる金額ではなかった。どう考えても諦めるしかない。
「高いな」
ウラボスは呟き、店主を見つめる。
「そう仰られても、こちらも生活がありますからねぇ……。しかし、お客様には是非ともユグドラシル・ロッドをお使いいただきたい。そこで、特別に25万コルドにお値引きいたしましょう。これが限界です!」
(すごい……。25万まで値切っちゃった! でも、まだ手が届かないよ……)
「なるほどね。伝説のユグドラシル・ロッドが25万コルドなら安いものだ」
「そうでしょう! お買い上げいただけますね!?」
店主は両手を合わせてパンッと鳴らす。
「いやぁ、残念だ! ユグドラシル・ロッドのためなら25万コルドも惜しくないんだけど、所持金が10万しかないんだよなぁ。無念だけど諦めるしかないか……」
ウラボスはガックリと肩を落とす。
「いやはや、10万コルドですか……。わかりました! わたくしも涙を飲んで、その金額でお譲りいたします!!」
「本当か!?」
店主の言葉にウラボスが目を輝かせる。が、再び落胆する。
「……ダメだ。昨日、いろいろと使いすぎたから1万コルドしか残ってないんだった……。せっかく10万コルドまでまけてもらったけど諦めるしかないか。……行こうか、リアーナ」
「え?…あっ、うん……」
ウラボスはすっかり落ち込んだ様子で、リアーナを連れて店を出ようとする。
「お待ちください! ここまできたら商売抜きです。1万コルドでお売りします!!!」
出入口の扉に手をかけたウラボスに店主がやけくそ気味に声を掛ける。
(すごい、すごい! 100万コルドを1万コルドにしちゃった!!)
事の成り行きを見守っていたリアーナが感動する。
「本当に!? よかった。だったら買わせてもらうよ!!」
ウラボスは嬉々と財布からお札を出して店主に手渡す。
「ありがとうございま……」
店主は手渡された紙幣を見て言葉を止める。
「あのぅ…こちらの紙幣は1000コルドですが?」
店主が言いにくそうしながら紙幣をウラボスに返す。
「えぇ!? 本当だ、勘違いしてた……。今、財布にはそれだけしかないんだ。ごめん、購入はまたの機会にするよ」
ウラボスは店から出ようと扉を開ける。
「えぇい、しかたありません! 1000コルドで手を打ちましょう!!」
「なんだか申し訳ないね! ……あっ、そうだ。マントを安く売ってるお店を知らないか?」
「は? マントですか?」
商品の受け渡しを済ませた店主が問い返す。
「ああ。実はポケットに100コルドあってね。これでマントを買えないかと思ってさ」
ウラボスは硬貨を1枚見せる。
「それでしたら、当店にもございますよ。お代は100コルドでけっこうです」
店主はボロボロのマントを持ってきて手渡す。
「いやぁ、何から何まで悪いね」
「いえいえ……」
こうして、ウラボスとリアーナが武器屋ウェポンズを出るころには店主は今にも泣き崩れそうになっていた。
◎
「なんだか、店主さんに申し訳ないね」
武器屋ウェポンズをあとにして冒険者ギルドに向かう道中、リアーナが言う。ウラボスはククク…と笑っている。
「ねぇ、その杖。本物のユグドラシル・ロッドだったりするの!?」
「これ? まさか。真っ赤な偽物だよ。ただのウッドロッドさ。まあ、そこそこの強度はあるから1000コルドが妥当だろうね」
「そうだったの? それじゃ、さっきの店主さんはその事を?」
「おそらく知ってただろう」
リアーナは店主に同情したことを後悔してしまった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
クラス最底辺の俺、ステータス成長で資産も身長も筋力も伸びて逆転無双
四郎
ファンタジー
クラスで最底辺――。
「笑いもの」として過ごしてきた佐久間陽斗の人生は、ただの屈辱の連続だった。
教室では見下され、存在するだけで嘲笑の対象。
友達もなく、未来への希望もない。
そんな彼が、ある日を境にすべてを変えていく。
突如として芽生えた“成長システム”。
努力を積み重ねるたびに、陽斗のステータスは確実に伸びていく。
筋力、耐久、知力、魅力――そして、普通ならあり得ない「資産」までも。
昨日まで最底辺だったはずの少年が、今日には同級生を超え、やがて街でさえ無視できない存在へと変貌していく。
「なんであいつが……?」
「昨日まで笑いものだったはずだろ!」
周囲の態度は一変し、軽蔑から驚愕へ、やがて羨望と畏怖へ。
陽斗は努力と成長で、己の居場所を切り拓き、誰も予想できなかった逆転劇を現実にしていく。
だが、これはただのサクセスストーリーではない。
嫉妬、裏切り、友情、そして恋愛――。
陽斗の成長は、同級生や教師たちの思惑をも巻き込み、やがて学校という小さな舞台を飛び越え、社会そのものに波紋を広げていく。
「笑われ続けた俺が、全てを変える番だ。」
かつて底辺だった少年が掴むのは、力か、富か、それとも――。
最底辺から始まる、資産も未来も手にする逆転無双ストーリー。
物語は、まだ始まったばかりだ。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
靴屋の娘と三人のお兄様
こじまき
恋愛
靴屋の看板娘だったデイジーは、母親の再婚によってホークボロー伯爵令嬢になった。ホークボロー伯爵家の三兄弟、長男でいかにも堅物な軍人のアレン、次男でほとんど喋らない魔法使いのイーライ、三男でチャラい画家のカラバスはいずれ劣らぬキラッキラのイケメン揃い。平民出身のにわか伯爵令嬢とお兄様たちとのひとつ屋根の下生活。何も起こらないはずがない!?
※小説家になろうにも投稿しています。
ゲーム未登場の性格最悪な悪役令嬢に転生したら推しの妻だったので、人生の恩人である推しには離婚して私以外と結婚してもらいます!
クナリ
ファンタジー
江藤樹里は、かつて画家になることを夢見ていた二十七歳の女性。
ある日気がつくと、彼女は大好きな乙女ゲームであるハイグランド・シンフォニーの世界へ転生していた。
しかし彼女が転生したのは、ヘビーユーザーであるはずの自分さえ知らない、ユーフィニアという女性。
ユーフィニアがどこの誰なのかが分からないまま戸惑う樹里の前に、ユーフィニアに仕えているメイドや、樹里がゲーム内で最も推しているキャラであり、どん底にいたときの自分の心を救ってくれたリルベオラスらが現れる。
そして樹里は、絶世の美貌を持ちながらもハイグラの世界では稀代の悪女とされているユーフィニアの実情を知っていく。
国政にまで影響をもたらすほどの悪名を持つユーフィニアを、最愛の恩人であるリルベオラスの妻でいさせるわけにはいかない。
樹里は、ゲーム未登場ながら圧倒的なアクの強さを持つユーフィニアをリルベオラスから引き離すべく、離婚を目指して動き始めた。
妻に不倫され間男にクビ宣告された俺、宝くじ10億円当たって防音タワマンでバ美肉VTuberデビューしたら人生爆逆転
小林一咲
ライト文芸
不倫妻に捨てられ、会社もクビ。
人生の底に落ちたアラフォー社畜・恩塚聖士は、偶然買った宝くじで“非課税10億円”を当ててしまう。
防音タワマン、最強機材、そしてバ美肉VTuber「姫宮みこと」として新たな人生が始まる。
どん底からの逆転劇は、やがて裏切った者たちの運命も巻き込んでいく――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる