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11章 タレク島の決戦!!
STORY184 VSジョアファルア②
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「ちっ……随分と余裕がありそうじゃねぇかよ」
ゼルアルは大剣を正眼に構えてジョアファルアを見据える。
「当たり前のことを言うでないわ。わらわをだれだと思うておる? 神ぞ。人間や妖精がいかに強くなろうと神の領域に達することなどあり得ぬ」
ジョアファルアは高らかに笑う。
「その人間に一度敗北したのを忘れたのか?」
続いてのウラボスの言葉にジョアファルアは鋭い視線を投げつける。
「貴様、まぐれでわらわを封印した程度のことで付け上がるでないわ!」
言いつつ、光線魔術を無詠唱で乱発する。
「ウニャァァァァァ!」
「きゃぁぁぁぁっ!」
リアーナとリャッカは降り注ぐ光線を避けきない。ゼルアルも完全には回避できず、深紅の鎧の一部が砕けている。
「氷刃魔術! 雷撃矢魔術! 水圧矢魔術!」
ウラボスは光線を避けつつ攻撃魔術を連続詠唱する。
(やはり、最も厄介なのはラフィアスか!)
ジョアファルアはウラボスが放った攻撃魔術をかわす。
「聖光剣技・遠距離光斬撃!」
ジョアファルアの攻撃の手が緩んだ隙に、ゼルアルの魔剣技が放たれた。
「ぬぅ!」
ゼルアルの一撃を受けて痛みに顔をゆがめる。
「大爆発魔術!!」
ジョアファルアは爆発魔術で反撃する。
「防御魔術!」
リャッカが仲間全員に防御魔術をかける。ノーダメージとはいかないまでも軽減される。
「真空刃魔術!」
爆炎の中からウラボスが真空の刃を撃つ。
「ちぃ!」
ジョアファルアは咄嗟に左手で払う。
(血……だと!……)
ジョアファルアは左手から流れ落ちる自らの血に凝視する。
「……調子に……乗るでないわぁぁ!!」
ジョアファルアはウラボスに向かって急降下する。
「死ねぇぇい!!」
ウラボスを攻撃範囲にとらえ、強烈の回し蹴りをくり出す。
(消えた!?)
目の前にいたはずのウラボスの姿が消えたことに驚くジョアファルア。
「氷塊魔術!」
背後から聞こえた魔術を詠唱する声に、ジョアファルアは振り向く。
巨大な氷塊を叩きつけられたジョアファルアは怒りを顔面に張り付かせる。
「もう一丁あるぜ! 火炎剣技・炎尖貫通突き!!」
ゼルアルの一撃がジョアファルアを捉える。
「おのれ! 脆弱な者どもがぁ……」
ジョアファルアはウラボスとゼルアルを見据える。
「武具強化魔術!」
「全能力強化超魔術!」
リアーナとリャッカが同時に魔術を詠唱発動する。リアーナのレイピアが強化され、さらにリアーナ自身の能力も大幅に向上した。
「ふん! あまい!!」
ジョアファルアは振り返り、リアーナを迎撃すべく魔力を練り上げた。
「照明魔術!」
リャッカがさらに魔術名を詠唱する。
リアーナの身体が光を発する。ジョアファルアは咄嗟に顔を背けた。
(しまった!)
迎撃のタイミングをずらされたジョアファルアの胸にリアーナのレイピアが深々と突き刺さった。
「ぬ……あ……」
ジョアファルアが短く声を発する。
「やったかニャ!?」
リャッカが歓声をあげる。
「まだだ!! ジョアファルアから離れろ!!!」
ウラボスが叫ぶ。リアーナはすぐに反応して後方に飛び退く。が、遅かった。ジョアファルアは両手の掌をリアーナに向ける。無詠唱で雷撃渦魔術が発動された。
「きゃぁぁぁぁっ!」
リアーナは悲鳴をあげて、吹き飛ばされてしまう。
「これだけ攻撃してるのに……あいつは不死身なのかニャ!?」
リャッカが驚嘆の声を漏らす。
ゼルアルは大剣を正眼に構えてジョアファルアを見据える。
「当たり前のことを言うでないわ。わらわをだれだと思うておる? 神ぞ。人間や妖精がいかに強くなろうと神の領域に達することなどあり得ぬ」
ジョアファルアは高らかに笑う。
「その人間に一度敗北したのを忘れたのか?」
続いてのウラボスの言葉にジョアファルアは鋭い視線を投げつける。
「貴様、まぐれでわらわを封印した程度のことで付け上がるでないわ!」
言いつつ、光線魔術を無詠唱で乱発する。
「ウニャァァァァァ!」
「きゃぁぁぁぁっ!」
リアーナとリャッカは降り注ぐ光線を避けきない。ゼルアルも完全には回避できず、深紅の鎧の一部が砕けている。
「氷刃魔術! 雷撃矢魔術! 水圧矢魔術!」
ウラボスは光線を避けつつ攻撃魔術を連続詠唱する。
(やはり、最も厄介なのはラフィアスか!)
ジョアファルアはウラボスが放った攻撃魔術をかわす。
「聖光剣技・遠距離光斬撃!」
ジョアファルアの攻撃の手が緩んだ隙に、ゼルアルの魔剣技が放たれた。
「ぬぅ!」
ゼルアルの一撃を受けて痛みに顔をゆがめる。
「大爆発魔術!!」
ジョアファルアは爆発魔術で反撃する。
「防御魔術!」
リャッカが仲間全員に防御魔術をかける。ノーダメージとはいかないまでも軽減される。
「真空刃魔術!」
爆炎の中からウラボスが真空の刃を撃つ。
「ちぃ!」
ジョアファルアは咄嗟に左手で払う。
(血……だと!……)
ジョアファルアは左手から流れ落ちる自らの血に凝視する。
「……調子に……乗るでないわぁぁ!!」
ジョアファルアはウラボスに向かって急降下する。
「死ねぇぇい!!」
ウラボスを攻撃範囲にとらえ、強烈の回し蹴りをくり出す。
(消えた!?)
目の前にいたはずのウラボスの姿が消えたことに驚くジョアファルア。
「氷塊魔術!」
背後から聞こえた魔術を詠唱する声に、ジョアファルアは振り向く。
巨大な氷塊を叩きつけられたジョアファルアは怒りを顔面に張り付かせる。
「もう一丁あるぜ! 火炎剣技・炎尖貫通突き!!」
ゼルアルの一撃がジョアファルアを捉える。
「おのれ! 脆弱な者どもがぁ……」
ジョアファルアはウラボスとゼルアルを見据える。
「武具強化魔術!」
「全能力強化超魔術!」
リアーナとリャッカが同時に魔術を詠唱発動する。リアーナのレイピアが強化され、さらにリアーナ自身の能力も大幅に向上した。
「ふん! あまい!!」
ジョアファルアは振り返り、リアーナを迎撃すべく魔力を練り上げた。
「照明魔術!」
リャッカがさらに魔術名を詠唱する。
リアーナの身体が光を発する。ジョアファルアは咄嗟に顔を背けた。
(しまった!)
迎撃のタイミングをずらされたジョアファルアの胸にリアーナのレイピアが深々と突き刺さった。
「ぬ……あ……」
ジョアファルアが短く声を発する。
「やったかニャ!?」
リャッカが歓声をあげる。
「まだだ!! ジョアファルアから離れろ!!!」
ウラボスが叫ぶ。リアーナはすぐに反応して後方に飛び退く。が、遅かった。ジョアファルアは両手の掌をリアーナに向ける。無詠唱で雷撃渦魔術が発動された。
「きゃぁぁぁぁっ!」
リアーナは悲鳴をあげて、吹き飛ばされてしまう。
「これだけ攻撃してるのに……あいつは不死身なのかニャ!?」
リャッカが驚嘆の声を漏らす。
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