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6章 決戦! 正義の鉄槌
53話 逆転
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「氷属性中級魔術!」
崖の上から飛び降りてくる異形の怪物に対して、ルットは魔杖ロープワンドを掲げて氷の矢を射つ。頭部を射抜かれた怪物たちは次々に命を散らしていく。
(ほぉ……降りてくる者たちの頭をあれほど正確に狙い射つとは大したものだ。やはり、あいつは手に入れたかった。だが、それだけでは数の不利は埋まらぬぞ?)
ジュベックはラースと共に崖の上から観戦を決め込む。
「ウィナー殿、リーシャ、お二人は前線で敵の戦力を削いでください。僕とメルティナ様でサポートします!」
「おぅ、任せとけ!!」
「了解しました!」
ルットの指示を受けてウィナーとリーシャが敵陣に突っ込む。
「氷属性初級広域魔術!」
ルットが放った攻撃魔術により氷柱の雨が怪物たちの頭上から降り注ぐ。
「いよぉし! 怪物どもの出鼻を挫いた。抜かるんじゃねぇぞ、リーシャ!!」
「はい!!」
ルットの連続攻撃により怯んだ異形の怪物の群れにウィナーが斬り込む。アルフォスから譲り受けた大剣クレイモアを豪快に揮う。その一撃で複数体の怪物の首が飛ぶ。
「まだまだぁぁ!!」
返す刃でさらに複数体の腹を掻っ斬る。
「グルガァァァッ!!!」
ここに至って怪物たちの反撃が始まった。怪物がウィナーに爪を突き立てようと高々と掲げた右腕を振り下ろす。
「おっと!」
いち早く後方へと躱したウィナーの眼前を太い腕が空振りしていく。
「甘ぇぜ!」
がら空きとなった腹部にクレイモアを突き刺し、そのまま横に薙ぐ。
「ギャアッ!!」
短く声をあげて絶命する。
「はぁぁぁぁっ!!」
リーシャも負けてはいない。愛用の大槍が閃き、怪物たちを次々に屠る。時折、反撃を繰り出す怪物もいるが、魔神リュカリオンから賜った重鎧には傷一つつけることができない。
「ヌガァァァッ!!」
怪物の一体が手のひらに魔力をためて、火属性初級魔術を放つ。
避けきれないと覚悟したリーシャが瞼を固く閉じる。
「魔力反射魔術!!」
リーシャが狙われていることに気付いたメルティナが間一髪のところで防御魔術を発動した。リーシャと怪物との間にバリアが展開され、放たれた火属性初級魔術を跳ね返す。
「グギャァァァッ!!!」
自らが撃った攻撃魔術をそのまま受け、黒焦げになった怪物が仰向けに倒れる。
(メルティナ様。あの離れた位置から魔力反射魔術で味方を守るとは! かなり成長されているようですね……)
崖の上から見ていたラースがメルティナの成長に驚く。
「クハハハハハ! やるではないか! アルフォスがいなければ雑魚の集まりに過ぎぬと踏んでいたが、なかなかどうして、存外に楽しませてくれる!!」
ジュベックは、四人の奮闘ぶりを目にしてもまるで慌てた様子を見せない。
「そらそらそらそらそらそらそらぁぁぁぁぁ!!!!」
ウィナーは豪快にして鋭い大剣捌きで凄まじい勢いで怪物を蹴散らしていく。
「ウィナー殿! 一度戻ってください!!」
ルットが叫ぶ。が、ウィナーは止まらない。
「あぁん!? オレは今、熱く滾ってんだよ! 止まれるわけねぇだろ!!」
自分を裏切り悪の道に墜ちた元側近ラース、そして、そのラースを奪っていったジュベック。この仇敵二人を前にしてウィナーの気持ちは昂っていた。
「まずいですね。ウィナー殿は先走り過ぎています……」
「ええ。それにリーシャもウィナーさんのあとを追うことに集中し過ぎてるわ。このままだと敵に囲まれてしまうかも……」
後衛のルットとメルティナが前衛二人の身を案ずる。
「しかたありません。僕たちも前進しましょう。前衛と後衛がバラバラになってしまうのが最も危険です」
ルットの判断にメルティナが同意するように頷く。
「こいつぁ、傑作だな! あのハゲ頭が突っ走ってくれたお陰で後衛が置いてきぼりをくってるぞ」
「相変わらずの単細胞ですね。あれでは近衛騎士団長は勤まりません」
ジュベックが言う隣でラースが冷ややかな視線をウィナーに投げている。
「まぁ、いいさ。それよりも……」
そこまで言って、ジュベックは後ろを振り返る。
「おまえたちの出番だぜ。出陣しろ」
「「「はっ!!」」」
ジュベックからの命令を受け、控えていた三人の男が立ち上がり、その身を異形の者へと変貌させた。
一人は、全身に赤い獣毛が生え、筋肉が盛り上がり、着ていた衣服が弾け飛んだ。特に両腕は何倍のも太さになっている。それは赤猿の姿であった。
一人は、全身が銀色の獣毛で覆われ、口からは犬歯が異常なまでに伸び、四肢の爪が長く鋭くなった。その姿は銀色の剣歯虎のようだ。
一人は、背中から巨大な翼が生え、両の手足の指先から鋭い爪が伸びた鳥人の姿となる。
赤猿と銀色剣歯虎は崖から飛び降り、鳥人は大空に飛翔する。
「まずはあの眼鏡の優男を殺る! ワシに任せろ!!」
赤猿は地面を強く蹴って猛スピードでルットに迫る。
「くっ!?」
突き刺さるような、強烈な殺気を感じたルットが振り向く。だが、既に遅かった。赤猿の剛腕から繰り出された左拳がルットの腹を強打する。
「ぐはぁぁっ!!」
全ての内臓を破裂させてしまいそうな衝撃を受けたルットが吹っ飛ばされる。
「ルット!?」
メルティナがルットの回復を行うべく即座に動く。
「そうはさせぬぞ、姫君!」
銀色剣歯虎がメルティナの右腕を爪で引っ掻く。
「メルティナ様!? ルット様!?」
後衛の危機に気付いたリーシャが悲痛な叫び声をあげる。それに反応して振り返ったウィナーの表情が凍りつく。
「待ってろ!」
ウィナーは引き返そうと踵を返すが、怪物に取り囲まれてすぐには駆けつけることができない。
「リーシャ、ルットとメルティナ嬢ちゃんを頼む!!」
まだ身動きがとれる状態の重騎士の少女に指示を飛ばす。
「はい!」
リーシャが慌てた様子で後衛に戻ろうとする。
「行かせぬ!」
鳥人が無詠唱で風属性中級魔術を撃つ。
「きゃあっ!」
リーシャは上空から放たれた攻撃を回避できない。重鎧によってダメージは大幅に軽減されたが、体勢を崩してしまう。
「そらそら、いつまで耐えられるかな!?」
鳥人は重騎士の少女に対して風属性中級魔術を容赦なく連発する。空中の敵への攻撃をできないリーシャは防御を固めつつ、回避に専念するほかない。
ウィナーたちにとって有利に展開していたはずの戦況は見事なまでに覆され、一気に苦境に立たされてしまった。
崖の上から飛び降りてくる異形の怪物に対して、ルットは魔杖ロープワンドを掲げて氷の矢を射つ。頭部を射抜かれた怪物たちは次々に命を散らしていく。
(ほぉ……降りてくる者たちの頭をあれほど正確に狙い射つとは大したものだ。やはり、あいつは手に入れたかった。だが、それだけでは数の不利は埋まらぬぞ?)
ジュベックはラースと共に崖の上から観戦を決め込む。
「ウィナー殿、リーシャ、お二人は前線で敵の戦力を削いでください。僕とメルティナ様でサポートします!」
「おぅ、任せとけ!!」
「了解しました!」
ルットの指示を受けてウィナーとリーシャが敵陣に突っ込む。
「氷属性初級広域魔術!」
ルットが放った攻撃魔術により氷柱の雨が怪物たちの頭上から降り注ぐ。
「いよぉし! 怪物どもの出鼻を挫いた。抜かるんじゃねぇぞ、リーシャ!!」
「はい!!」
ルットの連続攻撃により怯んだ異形の怪物の群れにウィナーが斬り込む。アルフォスから譲り受けた大剣クレイモアを豪快に揮う。その一撃で複数体の怪物の首が飛ぶ。
「まだまだぁぁ!!」
返す刃でさらに複数体の腹を掻っ斬る。
「グルガァァァッ!!!」
ここに至って怪物たちの反撃が始まった。怪物がウィナーに爪を突き立てようと高々と掲げた右腕を振り下ろす。
「おっと!」
いち早く後方へと躱したウィナーの眼前を太い腕が空振りしていく。
「甘ぇぜ!」
がら空きとなった腹部にクレイモアを突き刺し、そのまま横に薙ぐ。
「ギャアッ!!」
短く声をあげて絶命する。
「はぁぁぁぁっ!!」
リーシャも負けてはいない。愛用の大槍が閃き、怪物たちを次々に屠る。時折、反撃を繰り出す怪物もいるが、魔神リュカリオンから賜った重鎧には傷一つつけることができない。
「ヌガァァァッ!!」
怪物の一体が手のひらに魔力をためて、火属性初級魔術を放つ。
避けきれないと覚悟したリーシャが瞼を固く閉じる。
「魔力反射魔術!!」
リーシャが狙われていることに気付いたメルティナが間一髪のところで防御魔術を発動した。リーシャと怪物との間にバリアが展開され、放たれた火属性初級魔術を跳ね返す。
「グギャァァァッ!!!」
自らが撃った攻撃魔術をそのまま受け、黒焦げになった怪物が仰向けに倒れる。
(メルティナ様。あの離れた位置から魔力反射魔術で味方を守るとは! かなり成長されているようですね……)
崖の上から見ていたラースがメルティナの成長に驚く。
「クハハハハハ! やるではないか! アルフォスがいなければ雑魚の集まりに過ぎぬと踏んでいたが、なかなかどうして、存外に楽しませてくれる!!」
ジュベックは、四人の奮闘ぶりを目にしてもまるで慌てた様子を見せない。
「そらそらそらそらそらそらそらぁぁぁぁぁ!!!!」
ウィナーは豪快にして鋭い大剣捌きで凄まじい勢いで怪物を蹴散らしていく。
「ウィナー殿! 一度戻ってください!!」
ルットが叫ぶ。が、ウィナーは止まらない。
「あぁん!? オレは今、熱く滾ってんだよ! 止まれるわけねぇだろ!!」
自分を裏切り悪の道に墜ちた元側近ラース、そして、そのラースを奪っていったジュベック。この仇敵二人を前にしてウィナーの気持ちは昂っていた。
「まずいですね。ウィナー殿は先走り過ぎています……」
「ええ。それにリーシャもウィナーさんのあとを追うことに集中し過ぎてるわ。このままだと敵に囲まれてしまうかも……」
後衛のルットとメルティナが前衛二人の身を案ずる。
「しかたありません。僕たちも前進しましょう。前衛と後衛がバラバラになってしまうのが最も危険です」
ルットの判断にメルティナが同意するように頷く。
「こいつぁ、傑作だな! あのハゲ頭が突っ走ってくれたお陰で後衛が置いてきぼりをくってるぞ」
「相変わらずの単細胞ですね。あれでは近衛騎士団長は勤まりません」
ジュベックが言う隣でラースが冷ややかな視線をウィナーに投げている。
「まぁ、いいさ。それよりも……」
そこまで言って、ジュベックは後ろを振り返る。
「おまえたちの出番だぜ。出陣しろ」
「「「はっ!!」」」
ジュベックからの命令を受け、控えていた三人の男が立ち上がり、その身を異形の者へと変貌させた。
一人は、全身に赤い獣毛が生え、筋肉が盛り上がり、着ていた衣服が弾け飛んだ。特に両腕は何倍のも太さになっている。それは赤猿の姿であった。
一人は、全身が銀色の獣毛で覆われ、口からは犬歯が異常なまでに伸び、四肢の爪が長く鋭くなった。その姿は銀色の剣歯虎のようだ。
一人は、背中から巨大な翼が生え、両の手足の指先から鋭い爪が伸びた鳥人の姿となる。
赤猿と銀色剣歯虎は崖から飛び降り、鳥人は大空に飛翔する。
「まずはあの眼鏡の優男を殺る! ワシに任せろ!!」
赤猿は地面を強く蹴って猛スピードでルットに迫る。
「くっ!?」
突き刺さるような、強烈な殺気を感じたルットが振り向く。だが、既に遅かった。赤猿の剛腕から繰り出された左拳がルットの腹を強打する。
「ぐはぁぁっ!!」
全ての内臓を破裂させてしまいそうな衝撃を受けたルットが吹っ飛ばされる。
「ルット!?」
メルティナがルットの回復を行うべく即座に動く。
「そうはさせぬぞ、姫君!」
銀色剣歯虎がメルティナの右腕を爪で引っ掻く。
「メルティナ様!? ルット様!?」
後衛の危機に気付いたリーシャが悲痛な叫び声をあげる。それに反応して振り返ったウィナーの表情が凍りつく。
「待ってろ!」
ウィナーは引き返そうと踵を返すが、怪物に取り囲まれてすぐには駆けつけることができない。
「リーシャ、ルットとメルティナ嬢ちゃんを頼む!!」
まだ身動きがとれる状態の重騎士の少女に指示を飛ばす。
「はい!」
リーシャが慌てた様子で後衛に戻ろうとする。
「行かせぬ!」
鳥人が無詠唱で風属性中級魔術を撃つ。
「きゃあっ!」
リーシャは上空から放たれた攻撃を回避できない。重鎧によってダメージは大幅に軽減されたが、体勢を崩してしまう。
「そらそら、いつまで耐えられるかな!?」
鳥人は重騎士の少女に対して風属性中級魔術を容赦なく連発する。空中の敵への攻撃をできないリーシャは防御を固めつつ、回避に専念するほかない。
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