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悪夢は覚めてくれない 5
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少し話は遡る…
領都ファティニール
クナイツァー本邸
中庭の東屋に、その少年はいた。
朝の専属教師による授業が終わり、ティータイムになった。
もっぱら、今年入学する学院での取り決めやトラブルが発生した時の対処方法の確認に話が集中しており…勉学という訳ではなかった。
少年は、学院に行けることを当初は喜んでいたが、次第に憂鬱になってきた。
最大の問題は、少年が歩けないことだった。
帝国学院ファティニール校は、子爵領に置かれている学院なのでクナイツァー家がいくらでも設備を変更出来た。
学院の設備費負担は、所領を収める貴族持ちなのでかなり自由にできるのだ。
そこに、貴族の見栄の競技大会の様相になっているので、帝都にある本学院より辺境伯領の分校扱いの学院の方が設備も教師の質も良いというパラドックスを生んでいた。
この監獄のような、本邸から出れることを期待していたのだが、学院での決まり事を覚える事が多く少年は辟易しているのだ。
「はぁー、先生…これを覚えるんですか」
と、両肩を落とし山のように積まれた、難しいタイトルばかりの本溜息が出た。
銀髪で色白の少年だった。
両足は歩けなくトレーニングをしているが、細いままだ。
傷みも感じないので怪我をしてしまっても気づくのが遅くなってしまい細心の注意が必要と侍女達はいつも目を尖らせていた。
右目には眼帯がしてあり、印が施され魔力波動が漏れていた。
少年の部屋は塔のような本邸中央の建物の中にあり、どの部屋がそうなのか皆目検討もつかない。防犯上の都合上見える窓からの階層数と、実室内での階層数は違うのだ。
少年の側に、お付きの侍女達が二人いる。邸内という事もありシュバリエではないが、嗜む程度には武道の心得はあった。
レインは、本邸を陸の孤島と呼んでいる、この孤島から出たことは数える程だ。
出たとしても、本邸から飛行艇場か、中央駅かの二択である。
衣服の採寸も、出入りの業者が直接来るのだから、本邸から出る必要もない。
”まるで、監獄ね。若様は外の世界を知らない…”
そんな、侍女達の話が聞こえてきた時から、外の世界が気になった。
いつの話だかは、忘れたが…監獄という言葉は忘れた事がなかった。
「ここは、監獄なんだ…」
籠の中の鳥…そんな本を読んだのを思い出しレインは悲しくなった。
自分の足を触るが…何も感じない。
「シュバリエは、泣いてはダメです。」
と、レインを叱咤激励してくれるレイン付きの護衛の彼女はいない。
「母上、外に行ってみたいです」
と、お願いしたことが何度かあるが、いい返事を聞けた事はない。
護衛問題もさることながら、歩けないので誰かが抱えて行ける所でないと問題があるのだ。
考えてみてほしい。
子爵家の嫡男が歩けない…武断派の家の跡取りが介添えがないと歩く事が不自由であるのは、領民はどう思うだろうか。
可哀想な子…であるのも、屈辱的だが…領地を領民を守れるのか?と不信感を持たれるデメリットは後ろ盾のないレインにとって、反レイン派である純血主義者陣営に塩を送る行為になるのだ。
次の領主は自分の身も守れない、本当にシュバリエなのか?
古きものと戦えるのか?我々はどうなる?不安を煽る行為に他ならないのだ。
アブローラの執政官の仕事も多忙なのもあるが、断れない付き合いもあるせいか…時間の調整が出来ずに話は先に進まないのだ。
中庭の東屋で、二人が座っているだけの時間が流れる…そんな光景が見受けられた。
レインが、アブローラの膝枕で眠っている…二人の時間は限られたものだったが幸せだった。
アブローラにとって、外で我が子が好奇の目で見られる屈辱より、中庭で自分の膝で眠っている我が子を見つめている幸福な時間がいつまでも続く事をいつも祈っていた。
”海”と”湖”は違うのを知ったのもつい最近だ。
見渡す限りの湖面なのに、アークベルテ湖より大きいのが海なんだと思ったが、ルンドバール湖はどうなのか?と聞いた時、そのような湖はありません。と、言われ困惑した。
地図には、ルンドバール湖など載ってないのだ…レインは、ルンドバール湖で飛空艇の乗り換えをした経験があったので、覚えていた。
アークベルテとルンドバールどちらが大きいのかと聞いた時、
「アークベルテですね」
と、教えて貰ったのを覚えていたからだ。
「ルンドバールは、人造湖ですよ」
教えてくれた護衛騎士ティナは、いまだに帰ってこない。
彼女は素っ気無いところもあるが、誠実な女性であり、それこそが魅力の一つだった。
彼女が帝都の本学院卒業と同時に求婚が溢れるほどの魅力ある美しい女性だった。
アムセトの再来と言われる程の美貌の持ち主だった。
当のアムセトは、その話を聞くと剥れてしまう…ティナと比べられると余裕がなくなるようだ。後日。
東屋で
「ティナ姉…一週間で戻ってくるって言っていたのに…」
二週間経っても連絡一つない。
侍女達に聞いても、分かりません、知りませんとしか返事が返ってこない。
レインは、積極的に話をするタイプではない。
話すネタがそもそもないのだ。
身分的なものあるが、皆腫れ物に触るような扱いになってしまうので孤独感が増すのだ。
今日は、祖母アムセトが来るらしいのだが、それもいつになるか分からない。
それまで、一人だ。
コロ助は、レインの授業時間中なので本邸の部屋の中に隔離されている。
コロ助がいると授業にならないのだ。
「ティナ姉ェ…会いたい…よ」
小さな声で、レインは呻いた。
中央の本邸にレインの部屋がある。
外周面には一切の窓がなく、内周側に窓とバルコニーがつけられた重要区画である。
コロ助の部屋もあるがいた試しが無い、レインの後ろにいつもペタペタ付いて歩き回る。
就寝時に、いつも必ずコロ助を柵の中に入れて、寝るのを確認するのが侍女たちの習慣なのだ。だが、朝になると何故か鍵が外れレインのベッドに紛れ込んでいる。
侍女達はレインが柵の鍵を外すのは現実的ではないのを理解しているので、犯人は限定されるのだ。
「コロちゃん」
きゃんと返事をするコロ助。
「レイン様のベッドに入っちゃダメでしょ?君の毛が抜けて毛だらけになっちゃのうのよ?」
人差し指を立て幼い子供の言い聞かせるように注意する。
もう一人の侍女がシーツをコロ助の前で広げてみせる。
コロ助の白銀の家がキラキラ煌めくのだ。
レインは歩けないので這って、柵の所まで行って鍵を外して、またベッドに戻るのは無理なのは、誰にでも分かる話なのだ。
トイレは、横に備え付けられた小型の便器に用を足すのだ。
コロ助は、魔獣であると侍女達は知らされていた。
無論、知っているのはレイン付きの侍女と護衛達のみである。
何らかの魔力を使い鍵を外しているのだろう事は想像は出来たが追求する事はなかった。
クゥーン
クゥーーん。
と、甘えれば許してもらえることを、すでに覚えている。
侍女の足元で哀願するのだ…なかなかしたたかなワンコだった…狼か。
「もう、仕方ないわねぇ」
と、諦め気味だ。
強く言って若様の不評を買うのはつまらないことであり、毎日洗っているのだから…洗濯使用人達に頑張ってもらうしか無いかと納得することになった。
「ティナ様がいればねぇ…」
と漏らす。ティナだったら、コロ助を捕まえて尻を叩くのは請け合いである。
コロ助が、その言葉に反応し、クンクン言いだした。
もう一人の侍女が、首を横に振る。
その名を漏らしてしまった侍女が片目を瞑り舌を出し、困った顔をする。
「コロちゃん、オヤツにしましょう」
と、もう一人が機転を利かせる。
オヤツというパワーワードに、キャンキャンはしゃぎ出すコロ助。
ティナ…の事は、どうでも良くなった様だ。
ティナ フォン マルテール帝国貴族家、マルテール男爵の末子でありレインの護衛兼身の回りの世話をしていた。
今、彼女はファティニールにいない。
主家クナイツァーの若君の護衛より、大切な任務を受けていた。
領都ファティニール
クナイツァー本邸
中庭の東屋に、その少年はいた。
朝の専属教師による授業が終わり、ティータイムになった。
もっぱら、今年入学する学院での取り決めやトラブルが発生した時の対処方法の確認に話が集中しており…勉学という訳ではなかった。
少年は、学院に行けることを当初は喜んでいたが、次第に憂鬱になってきた。
最大の問題は、少年が歩けないことだった。
帝国学院ファティニール校は、子爵領に置かれている学院なのでクナイツァー家がいくらでも設備を変更出来た。
学院の設備費負担は、所領を収める貴族持ちなのでかなり自由にできるのだ。
そこに、貴族の見栄の競技大会の様相になっているので、帝都にある本学院より辺境伯領の分校扱いの学院の方が設備も教師の質も良いというパラドックスを生んでいた。
この監獄のような、本邸から出れることを期待していたのだが、学院での決まり事を覚える事が多く少年は辟易しているのだ。
「はぁー、先生…これを覚えるんですか」
と、両肩を落とし山のように積まれた、難しいタイトルばかりの本溜息が出た。
銀髪で色白の少年だった。
両足は歩けなくトレーニングをしているが、細いままだ。
傷みも感じないので怪我をしてしまっても気づくのが遅くなってしまい細心の注意が必要と侍女達はいつも目を尖らせていた。
右目には眼帯がしてあり、印が施され魔力波動が漏れていた。
少年の部屋は塔のような本邸中央の建物の中にあり、どの部屋がそうなのか皆目検討もつかない。防犯上の都合上見える窓からの階層数と、実室内での階層数は違うのだ。
少年の側に、お付きの侍女達が二人いる。邸内という事もありシュバリエではないが、嗜む程度には武道の心得はあった。
レインは、本邸を陸の孤島と呼んでいる、この孤島から出たことは数える程だ。
出たとしても、本邸から飛行艇場か、中央駅かの二択である。
衣服の採寸も、出入りの業者が直接来るのだから、本邸から出る必要もない。
”まるで、監獄ね。若様は外の世界を知らない…”
そんな、侍女達の話が聞こえてきた時から、外の世界が気になった。
いつの話だかは、忘れたが…監獄という言葉は忘れた事がなかった。
「ここは、監獄なんだ…」
籠の中の鳥…そんな本を読んだのを思い出しレインは悲しくなった。
自分の足を触るが…何も感じない。
「シュバリエは、泣いてはダメです。」
と、レインを叱咤激励してくれるレイン付きの護衛の彼女はいない。
「母上、外に行ってみたいです」
と、お願いしたことが何度かあるが、いい返事を聞けた事はない。
護衛問題もさることながら、歩けないので誰かが抱えて行ける所でないと問題があるのだ。
考えてみてほしい。
子爵家の嫡男が歩けない…武断派の家の跡取りが介添えがないと歩く事が不自由であるのは、領民はどう思うだろうか。
可哀想な子…であるのも、屈辱的だが…領地を領民を守れるのか?と不信感を持たれるデメリットは後ろ盾のないレインにとって、反レイン派である純血主義者陣営に塩を送る行為になるのだ。
次の領主は自分の身も守れない、本当にシュバリエなのか?
古きものと戦えるのか?我々はどうなる?不安を煽る行為に他ならないのだ。
アブローラの執政官の仕事も多忙なのもあるが、断れない付き合いもあるせいか…時間の調整が出来ずに話は先に進まないのだ。
中庭の東屋で、二人が座っているだけの時間が流れる…そんな光景が見受けられた。
レインが、アブローラの膝枕で眠っている…二人の時間は限られたものだったが幸せだった。
アブローラにとって、外で我が子が好奇の目で見られる屈辱より、中庭で自分の膝で眠っている我が子を見つめている幸福な時間がいつまでも続く事をいつも祈っていた。
”海”と”湖”は違うのを知ったのもつい最近だ。
見渡す限りの湖面なのに、アークベルテ湖より大きいのが海なんだと思ったが、ルンドバール湖はどうなのか?と聞いた時、そのような湖はありません。と、言われ困惑した。
地図には、ルンドバール湖など載ってないのだ…レインは、ルンドバール湖で飛空艇の乗り換えをした経験があったので、覚えていた。
アークベルテとルンドバールどちらが大きいのかと聞いた時、
「アークベルテですね」
と、教えて貰ったのを覚えていたからだ。
「ルンドバールは、人造湖ですよ」
教えてくれた護衛騎士ティナは、いまだに帰ってこない。
彼女は素っ気無いところもあるが、誠実な女性であり、それこそが魅力の一つだった。
彼女が帝都の本学院卒業と同時に求婚が溢れるほどの魅力ある美しい女性だった。
アムセトの再来と言われる程の美貌の持ち主だった。
当のアムセトは、その話を聞くと剥れてしまう…ティナと比べられると余裕がなくなるようだ。後日。
東屋で
「ティナ姉…一週間で戻ってくるって言っていたのに…」
二週間経っても連絡一つない。
侍女達に聞いても、分かりません、知りませんとしか返事が返ってこない。
レインは、積極的に話をするタイプではない。
話すネタがそもそもないのだ。
身分的なものあるが、皆腫れ物に触るような扱いになってしまうので孤独感が増すのだ。
今日は、祖母アムセトが来るらしいのだが、それもいつになるか分からない。
それまで、一人だ。
コロ助は、レインの授業時間中なので本邸の部屋の中に隔離されている。
コロ助がいると授業にならないのだ。
「ティナ姉ェ…会いたい…よ」
小さな声で、レインは呻いた。
中央の本邸にレインの部屋がある。
外周面には一切の窓がなく、内周側に窓とバルコニーがつけられた重要区画である。
コロ助の部屋もあるがいた試しが無い、レインの後ろにいつもペタペタ付いて歩き回る。
就寝時に、いつも必ずコロ助を柵の中に入れて、寝るのを確認するのが侍女たちの習慣なのだ。だが、朝になると何故か鍵が外れレインのベッドに紛れ込んでいる。
侍女達はレインが柵の鍵を外すのは現実的ではないのを理解しているので、犯人は限定されるのだ。
「コロちゃん」
きゃんと返事をするコロ助。
「レイン様のベッドに入っちゃダメでしょ?君の毛が抜けて毛だらけになっちゃのうのよ?」
人差し指を立て幼い子供の言い聞かせるように注意する。
もう一人の侍女がシーツをコロ助の前で広げてみせる。
コロ助の白銀の家がキラキラ煌めくのだ。
レインは歩けないので這って、柵の所まで行って鍵を外して、またベッドに戻るのは無理なのは、誰にでも分かる話なのだ。
トイレは、横に備え付けられた小型の便器に用を足すのだ。
コロ助は、魔獣であると侍女達は知らされていた。
無論、知っているのはレイン付きの侍女と護衛達のみである。
何らかの魔力を使い鍵を外しているのだろう事は想像は出来たが追求する事はなかった。
クゥーン
クゥーーん。
と、甘えれば許してもらえることを、すでに覚えている。
侍女の足元で哀願するのだ…なかなかしたたかなワンコだった…狼か。
「もう、仕方ないわねぇ」
と、諦め気味だ。
強く言って若様の不評を買うのはつまらないことであり、毎日洗っているのだから…洗濯使用人達に頑張ってもらうしか無いかと納得することになった。
「ティナ様がいればねぇ…」
と漏らす。ティナだったら、コロ助を捕まえて尻を叩くのは請け合いである。
コロ助が、その言葉に反応し、クンクン言いだした。
もう一人の侍女が、首を横に振る。
その名を漏らしてしまった侍女が片目を瞑り舌を出し、困った顔をする。
「コロちゃん、オヤツにしましょう」
と、もう一人が機転を利かせる。
オヤツというパワーワードに、キャンキャンはしゃぎ出すコロ助。
ティナ…の事は、どうでも良くなった様だ。
ティナ フォン マルテール帝国貴族家、マルテール男爵の末子でありレインの護衛兼身の回りの世話をしていた。
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