怠惰を貪る為なら最恐になる

最強龍誕生

3

記憶は消しておくように言ったのに、言ったのにぃ!!
何で残ってるですかぁ?!ハッ!!フラグ?!フラグだったのです?!
くぁあ、こうなったら前世の知識フルパワー活用で天才現るを?!……………する筈ねぇのです。前世で馬車馬のように働かされて転生してまで働きたくねぇのです。ニートバンザイなのです。
それに今は赤ちゃんです。堂々とニートできるではないですか。ドヤァッ!!
それにしても全然お腹減らないなぁ??
人間の赤ちゃんなら生まれてすぐに母乳って思ってたけど??龍神種だから??
そこんとこどうなのですママンさん??

「ピィー??」

「あらあら、ステラどうしたの??首を傾げて可愛いわねぇ」

ステラ??あっはい、私の名前ですね。
ステラ…うん。良い名前なのです！
因みにママンはエミリーでパパンはシュビルなのです。
エミリーママは竜種で竜種の中では中位の強さだけど、すっごく美人でモテモテ、シュビルパパは龍種で上位の強さの上に魔力量が膨大でこれまた美形でモテモテなのです。
何で生まれてすぐにそんな情報を仕入れられるのかって??
フッ…それは既に親バカ全開のパパンが抱っこした状態で私にペラペラ喋ってるからなのです…その間にもママンにはほっぺプニプニ攻撃を。
生まれて数時間で悟りを開くとは思わなかったなのです……

それでも何とか身振り手振りで疑問に気づいてアピールです!!

「もしかしてお腹が空かないのを不思議に思ってるのかな??」

通じた、イエス!!パパンその通りなのです!!

「それなら簡単だよステラ。我々竜や龍種は外気に漂ってるマナを体内に吸収して取り込んでいるからね。吸収したマナを体の中で循環させて魔力に変換しているんだよ。だから他の生き物みたいに物を食べなくても別に支障はないんだよ。まぁそれでも趣味程度で口にしたりはするけどね。ステラも魔力が体に完全に馴染んで人化出来るようになれば食べれるようになるさ」

そっか。なんだか微かに体の中に入り込んでる感じが偶にすると思ったらそういうことだったのですね。
そして、今更ですけどママンとパパンの今の姿が人の姿なのは人化してるからですか。そうですか。2人の子供である私が人の姿になったらどんな姿なのでしょうか??ひとつ確実なのは絶対にび し ょ う じ ょ ！だという事なのです。
うふふ、これは人化がいまから楽しみです!!

「まぁ、ステラったら笑ってる顔も可愛いわねぇ」

「本当だねぇ。本当に天使のような愛らしさだよねぇ。今から悪い虫がつかないように目を光らせておかないとダメだねぇ。ステラ、もし男の子が君に近づいてきたらすぐにパパに言うんだよ??パパが追い払っても立ち向かう奴とだけ遊ぶんだよ??」

うん、パパ。パパさんのいう追い払うは何か物騒な部分が含まれてる気がするのです。









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