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最強龍誕生
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しおりを挟む現在、ステラは、絶賛不貞腐れ中、なのです。
それは、なぜかって??
生まれて数時間で普通可愛い我が子を置いて居なくなりますか?!
理由なんざ知らんのです!!
いきなり目の前でママンとパパンがお互いベタ褒めしてたかと思うとこれまたなぜか寝室へレリゴーなのですよ!!
いや理由は分かりますけどね?!いきなりベビーベッドらしき物にゴロンと置かれて放置されてみなさいな?!誰だってキョトンなのですよ!!ケッ!!
「ビィー…」
くそぅ、大人なんてクソ食らえなのです。
んぁ??なんだかカツカツ音がするのです??さてはやっとステラの事を思い出してやってきたですね?!
ここは教育的指導をしてビシッと叱るのです!!さぁ、恐れ慄くがいいのです!!おバカ夫婦め!!フハハハハハッ!!いざっ!!
私を置いていくとはどういう事なのですかぁ!!!!
「ピギシャー!!」
「ほう…威勢の良い小娘だな。それに久方ぶりに見る龍神種だとはな…なる程、流石は2人の子か」
「ピキ??」
えーと……………………間違えちゃった!なのです。テヘペロ!
それにしてもなんだか偉そうな人がやってきたのです。もしかして我は竜を束ねし長であ~るとかいうオチじゃ??
まさかなのです。そんなテンプレな事が起きるはずがないのですよ。
「ほぉ、私は確かに竜種を束ねる皇帝である黒龍のラグナだ。小さくとも偉大な龍神種よ。お前の父と母はまた2人の世界に行ってしまったらしいな…生まれたばかりの子を置いて情けない。あの2人には後で私から叱っておこう、あれでも仕事で右に出る者はおらぬ程の優秀なふたりなのだよ。許してやってくれ」
おっふ。まさかのテンプレ、しかも皇帝なのです。そして意外といい人だったのですね。でも何でステラの思ってる事がバレバレです??
「そうかステラというのだな、とても良き名だ。それと私には心読みの力があるからな、それでステラと会話が出来ているのだよ。…でも普通赤子というのはこんなにはっきりと思考を読めたことはないのだが…君が龍神種だからなのか、君は神から加護でも貰っているのか??」
「ピィキ??」
さぁ?どうなのでしょう??
でも心読みとはとても面白いのです!!ステラもその力が欲しいのです!!どうやったら使えるのですか??
「ピピッキュ!!キュピ??」
「そう簡単には使えるようにはならないぞ。現在一番力をもっているのは私だが、私でも習得するのには5年ほどかかったからな」
「びぃ…」
そんなぁ…いいなぁ欲しいなぁなのです。
念じれば使えるかもです??ムムムゥッ
「(それにしてもあの二人はこんなに幼い子を置いて寝室へ行ってしまうとは…いくら仲が良くても流石に子が可哀想ではないか。だが、本当に可愛いなステラは。今でこれ程の愛らしさなら将来は大変であろうな。私ももう少し若ければステラに求婚してあたであろうな、いや…愛さえあれば今からでもいけるか??)」
そこの変態それ以上ステラに近寄るなです?!一体何百歳離れてると思ってるですかこのロリコン野郎!!ママンパパンヘルミーなのです!!娘の貞操の危機なのですよぉ?!
「ギシャー?!ピギッギュ?!」
「なにっ?!もしや私の心を読んだのか?!そんなバカな事が…龍神種とはこうも規格外なものなのか??」
あれ??本当なのです。皇帝黒龍…変態ラグドで十分なのです、の心今ステラ読めてたです??あっ。もしかしてこれも創作の力なのです??てあっ、こら!!近寄るな抱き上げるなですぅ!!
「ふむ。2人の子だけあって生まれて間もないというのに魔力は膨大。だが、それ以外にこれといって目立ったものはなさそうだが…??」
こらぁ?!乙女の体をなにベタベタ触ってるですかぁ?!いやぁ!!変態ぃぃ…身体の構造を調べてるにしては手つきがおかしいのですぅ!!
ひっ?!
「む…流石にまだ匂いは雌の匂いではなく赤子の匂いだな」
この……………ど変態がぁぁぁぁぁぁ?!!!!??!!!
暴れに暴れてクリティカルヒットした当然の鉄拳制裁でムカつくけど、顔はイケメンの中身はど変態ロリコン野郎の顔面に強烈ダブルニーなのですよ!!
もろ入ったニーで野郎は鼻血を出して悶えてるのです!!ザマァみろっケッ!!なのです。
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