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1人旅は人助けから始まった
プロローグ3
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湯呑みは甥っ子特製の逸品。嬉しい事に『おじちゃま』では無く『おにいちゃん』と書いてある。
甥っ子は姉の子供で、俺とは9歳しか違わない。
そうだなぁ……あの頃は可愛かったなぁ……。と、しみじみと湯呑みを愛でて懐かしむ。良いじゃないか、いつ戻れるかも知れない、遠い故郷の事だ。
懐かしんだ所で、早々に床に着く。
元の世界ならもう暫く夜更かしをする所なんだが、如何せん物事総てが遅れている世界だ、有る筈の生活魔法すら無いので、灯りはランプに頼るしか術が無い。
だからと言っては何なんだが、この世界の住人は夜早く朝も早くなるって訳だ。
物作りも余り進歩してなくて、ランプの灯りすら薄暗く足元を照らせるだけで、魔法の『ライト』程明るく無いんだ。
そんでもって、魔法事態は無い訳じゃあ無いんだよ。
魔力は誰しもが胎内に持っている力なんだけどさ、大抵の人はその使い方を知らないんだわ。
魔法なんて物は学問の1つなんで、習わなければ何んも解らん訳で……。
その教えはなかなかの高額で、庶民には手が届かない。俺から見りゃ簡単な魔法でも、勿体ぶって居る強屈張りの教師ばかりでは、人類の発展など…………、うん、愚問だ。
俺は魔法に長けている。ソレもこれも師匠のおかげだ。幼い頃、薬師である義兄に憧れて無理を言った。あの人の『技術』は特殊でおいそれと弟子は取らない。だから何度も断られた。それでも諦めなかった俺は、様々なお願いを長いことし続けて根負けした師匠が漸く弟子にしてくれた。
その後は……、……、……。
眠っ、あかん、もう寝るわ。お休み。
……、
………………、
『この波長か? 繋がったかもしれん…… 』
っうっ、ふあぁぁぁ……よく寝た。
ギルドの宿だから意外とベッドが堅かったんだけど、結構寝れたかも。
さて、此処は人口が1000人にも満たない小さな街だ。俺からしたら街より町って感じなんだけどね。大した娯楽もないし、昨日のあの貴族か町長か何か知らないけど、裕福野郎に見つけ出されるのも嫌だからさ、さっさと移動する事にしようか。
と、思い、さっさとギルドから出る。朝飯はその辺の屋台で買い食いする事にして、辻馬車の停留所に行く。宣言通りそば粉のクレープのような包み焼きがあったので購入。『コケッコー』と言う鳥の魔獣(どっかで聞いたことが有る気がするが、気のせいか?)の目玉焼きとハムが引かれた、包み焼きだ。とりあえず、馬車に乗ってから食べよう。
少しくらい乗り心地の良い馬車なら良いんだけどな……………………無理か。クッションと、サスペンションの良い馬車なんて造らないと無理だなぁ。
魔法で少しだけ身体を浮かせる…なんて都合の良い術式なんて無い。作れない事もないか?磁力を頭上と足元に展開させて……嫌、止めとこ。そんな術式創ったと知れたら、またどこぞの国に狙われる。
あんなのは御免被りたい。
渡されたそば粉?のクレープをカバンに放り込むと、辻馬車の停留所へと急いだ。
到着した停留所は、この街の規模に比べてかなりデカい。馬車停留所……。
ちゃうや~ん、キャリッジターミナルや~ん。
此処って中継地点なの?
そ・う・な・の?
取り敢えず、乗り場探そう。馬鹿やってないで探そ。
路線図を見る。意外と完結に書かれている。有り難い。此処は、このセイロット大陸の一部分ではあるんだけど、簡単に描かれた地図に、これまた簡潔に描かれた路線。停留所の名前が描かれた所を四角で囲って線で繋げてあるのが4種類別あって、それぞれが色分けされていて見やすくなっている。
この大陸は広い。
都市と呼ばれる場所の他に、街、町、村、が点在していて、都市と1部の街、町、は街道が側に有るか都市や街を貫いているが、町や村は其処から少し離れた場所に点在している。
この街の規模は町と言える程度の割に、キャリッジターミナルを有する理由は、首都と港を持つ都市との中間地点に有るからなのだろうと推測する。多分。知らんけど。
俺の目的地は、この『港を持つ都市』だ。エステラント領の首都港町キシャ。此処が俺の目的地だ。
友人に勧められて、港町でもあり避暑地でもあるキシャに滞在する事になった。
甥っ子は姉の子供で、俺とは9歳しか違わない。
そうだなぁ……あの頃は可愛かったなぁ……。と、しみじみと湯呑みを愛でて懐かしむ。良いじゃないか、いつ戻れるかも知れない、遠い故郷の事だ。
懐かしんだ所で、早々に床に着く。
元の世界ならもう暫く夜更かしをする所なんだが、如何せん物事総てが遅れている世界だ、有る筈の生活魔法すら無いので、灯りはランプに頼るしか術が無い。
だからと言っては何なんだが、この世界の住人は夜早く朝も早くなるって訳だ。
物作りも余り進歩してなくて、ランプの灯りすら薄暗く足元を照らせるだけで、魔法の『ライト』程明るく無いんだ。
そんでもって、魔法事態は無い訳じゃあ無いんだよ。
魔力は誰しもが胎内に持っている力なんだけどさ、大抵の人はその使い方を知らないんだわ。
魔法なんて物は学問の1つなんで、習わなければ何んも解らん訳で……。
その教えはなかなかの高額で、庶民には手が届かない。俺から見りゃ簡単な魔法でも、勿体ぶって居る強屈張りの教師ばかりでは、人類の発展など…………、うん、愚問だ。
俺は魔法に長けている。ソレもこれも師匠のおかげだ。幼い頃、薬師である義兄に憧れて無理を言った。あの人の『技術』は特殊でおいそれと弟子は取らない。だから何度も断られた。それでも諦めなかった俺は、様々なお願いを長いことし続けて根負けした師匠が漸く弟子にしてくれた。
その後は……、……、……。
眠っ、あかん、もう寝るわ。お休み。
……、
………………、
『この波長か? 繋がったかもしれん…… 』
っうっ、ふあぁぁぁ……よく寝た。
ギルドの宿だから意外とベッドが堅かったんだけど、結構寝れたかも。
さて、此処は人口が1000人にも満たない小さな街だ。俺からしたら街より町って感じなんだけどね。大した娯楽もないし、昨日のあの貴族か町長か何か知らないけど、裕福野郎に見つけ出されるのも嫌だからさ、さっさと移動する事にしようか。
と、思い、さっさとギルドから出る。朝飯はその辺の屋台で買い食いする事にして、辻馬車の停留所に行く。宣言通りそば粉のクレープのような包み焼きがあったので購入。『コケッコー』と言う鳥の魔獣(どっかで聞いたことが有る気がするが、気のせいか?)の目玉焼きとハムが引かれた、包み焼きだ。とりあえず、馬車に乗ってから食べよう。
少しくらい乗り心地の良い馬車なら良いんだけどな……………………無理か。クッションと、サスペンションの良い馬車なんて造らないと無理だなぁ。
魔法で少しだけ身体を浮かせる…なんて都合の良い術式なんて無い。作れない事もないか?磁力を頭上と足元に展開させて……嫌、止めとこ。そんな術式創ったと知れたら、またどこぞの国に狙われる。
あんなのは御免被りたい。
渡されたそば粉?のクレープをカバンに放り込むと、辻馬車の停留所へと急いだ。
到着した停留所は、この街の規模に比べてかなりデカい。馬車停留所……。
ちゃうや~ん、キャリッジターミナルや~ん。
此処って中継地点なの?
そ・う・な・の?
取り敢えず、乗り場探そう。馬鹿やってないで探そ。
路線図を見る。意外と完結に書かれている。有り難い。此処は、このセイロット大陸の一部分ではあるんだけど、簡単に描かれた地図に、これまた簡潔に描かれた路線。停留所の名前が描かれた所を四角で囲って線で繋げてあるのが4種類別あって、それぞれが色分けされていて見やすくなっている。
この大陸は広い。
都市と呼ばれる場所の他に、街、町、村、が点在していて、都市と1部の街、町、は街道が側に有るか都市や街を貫いているが、町や村は其処から少し離れた場所に点在している。
この街の規模は町と言える程度の割に、キャリッジターミナルを有する理由は、首都と港を持つ都市との中間地点に有るからなのだろうと推測する。多分。知らんけど。
俺の目的地は、この『港を持つ都市』だ。エステラント領の首都港町キシャ。此処が俺の目的地だ。
友人に勧められて、港町でもあり避暑地でもあるキシャに滞在する事になった。
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