薬師だからってポイ捨てされました!2 ~俺って実は付与も出来るんだよね~
偉大な師匠(神様)とその脇侍に、薬師の業から魔術、その他諸々(主にサバイバルとツッコミ力)を仕込まれた男、ロベルト=グリモワール=シルベスタ。
自領を治めるための経済留学の帰り道、あろうことか「異世界勇者巻き込まれ召喚」に遭い、見知らぬ世界へ落とされて数年――。
勇者? 魔王? そんなものロベルトには関係ない。
彼はこの異世界でも、持ち前の逞しさで薬師として堅実に生きていた。
しかし、ロベルトの「巻き込まれ体質」は留まることを知らない。
ただでさえ災難が向こうから全力疾走してくるというのに、彼の旅路には、戦闘力は高いが胃壁を破壊しにくる脳筋元騎士のガリウス、そして別のベクトルでトラブルを牽引するお嬢様のキャロラインという、愉快で厄介な同行者たちが加わることに。
この濃すぎるメンツが揃って、大人しく旅ができるはずもなかった。
乗るだけで一苦労だった「魔獣列車」の展望車。ようやく一息ついて「部屋に戻るか……」と独りごちた瞬間、ロベルトの頭上に最悪の影が差す。
生息しているはずのない最上位の危険魔獣、一本足の怪鳥『黒禽(こっきん)』の強襲!
列車の動きを「読んで」突っ込んでくる絶望的な敵を前に、防護結界が火花を散らし、車内は大パニック!
……と思いきや、背後の扉からぬっと現れた丸顔ぽっちゃりの車掌は、信じられないほど のほほんと声をかけてきて――!?
「大丈夫な訳ねぇだろ!!!」
とんでもないお師匠様の、最高に不憫で逞しい弟子・ロベルトの、危難・災難・巻き込まれ痛快世直し異世界道中。
怒涛のツッコミと文字の弾幕が荒れ狂う、待望のパート2、ここに開幕!
【ご注意】
・このお話はロベルトの一人称で進行していきます。セリフよりも「ト書き」という名のロベルトの脳内呟きと、突っ込みだけで進行します。文字がびっしり詰まっておりますので、スカスカな文字列を期待している方は、回れ右を推奨します。なるべく読みやすいよう努力はいたします!
・この物語には短編の「1」が存在します。できればそちらを先に読んでいただき、作風が大丈夫そうでしたらこちらへ来ていただければ幸いです。もちろん、本作から読み始めてもストーリー上の不都合はございません。
・所々、作中のイメージを補う挿し絵画像が入ります。大丈夫な方は、そのまま先へお進みください。
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