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第1章
17話 招待
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17話
俺とタリアが村を出て2日が過ぎていた。マイナ町までは10キロほどなので3時間もあればつくのだが俺たちはまだ5キロほどしか進んでいなかった。その訳を話そう。
2日前
「タリアは自分の父親のことについてどれだけ知っている?」
俺は、タリアの父親の名前を聞いた瞬間、興味が全てそちらにいった。
「父は変わった人でした。なぜ、ダンジョンに行くのかも教えてくれないし昔のことも教えてくれませんでした。けど、まだ私が小さい時別の世界の話をよくしてくれました。」
「別の世界というと?」
「そこはこの世界と違って魔法が存在しない代わりに科学というものがあるそうです。科学は魔法みたいにロマンはないが努力の結晶みたいな力だと何度も言ってました。
変わってますよね。存在しない世界の話を繰り返しするなんて」
タリアの話を聞いていると元の世界にいた自分のことを思い出していた。
「タリアは、もしその世界が存在するとしたら行ってみたいと思ったか?」
「うーん、そうですね。存在するんだったら一度は見てみたいと思いますね。」
「じゃあ、行くか!」
「え!?」
説明するのも面倒だったので俺はタリアと自分の下に魔法陣を展開していつもの場所に行った。
「また、来たの?あんた毎日来て向こうに友達いないの?
あ、タリアちゃんこんにちわ」
「女神様、こんにちわ」
「毎日うるさいなお前は。今日は、ここじゃなくて元の世界に用があってな」
「ふーん、行くのはいいけどタリアちゃんのことちゃんと見ていなさいよ。危険な物も違えば場所も違うんだから」
「あぁ、任せておけ」
「あの、父が話していた世界があるみたいな感じなんですけど本当なんですか?」
「タリアちゃん、それはこの先に行ってからのお楽しみね」
女神は、笑顔でタリアに話しかけた。そして俺はタリアを連れて反対側の魔法陣に入った。
元の世界
教室の中は、静まりかえっていた。グラウンドからは生徒達の声が聞こえてきた。隣では、タリアが言葉を失っていた。
「どうだ、タリア?ここが話していた世界だ」
「本当にあったんですね。信じられません。ここは、なんて言うのお城なのですか?」
「城じゃないよ。学校って言うところで向こうで言うと稽古場みたいなとこかな。」
「凄いんですね、学校というところは」
タリアと話していると教室の扉が開いて先生が入ってきた。
「今日も、鏡はいるな。数日ぶりだな。ん?その子は、誰だ?変わった格好しているな、文化祭はまだだぞ。」
相変わらず、こっちの世界で俺達が消えたことに関して問題にはなっていないらしい。
「先生!、用事ができたので早退します。」
俺は、そう言うとタリアの手を引っ張って教室の外に出た。
「お、おい、まだ学校始まったばかりだぞ、、、行っちまった、、」
そのまま、俺達は学校の外に出た。
「良かったんですか?さっきの人何かやろうとしてましたけど」
「いいんだよ。たいしたことじゃないから。それよりもこれからの方が大事さ。」
そう言って、タリアと一緒に校門を抜けて前を見た。
タリアは、見たことのない世界に目を輝かせていた。
続く
俺とタリアが村を出て2日が過ぎていた。マイナ町までは10キロほどなので3時間もあればつくのだが俺たちはまだ5キロほどしか進んでいなかった。その訳を話そう。
2日前
「タリアは自分の父親のことについてどれだけ知っている?」
俺は、タリアの父親の名前を聞いた瞬間、興味が全てそちらにいった。
「父は変わった人でした。なぜ、ダンジョンに行くのかも教えてくれないし昔のことも教えてくれませんでした。けど、まだ私が小さい時別の世界の話をよくしてくれました。」
「別の世界というと?」
「そこはこの世界と違って魔法が存在しない代わりに科学というものがあるそうです。科学は魔法みたいにロマンはないが努力の結晶みたいな力だと何度も言ってました。
変わってますよね。存在しない世界の話を繰り返しするなんて」
タリアの話を聞いていると元の世界にいた自分のことを思い出していた。
「タリアは、もしその世界が存在するとしたら行ってみたいと思ったか?」
「うーん、そうですね。存在するんだったら一度は見てみたいと思いますね。」
「じゃあ、行くか!」
「え!?」
説明するのも面倒だったので俺はタリアと自分の下に魔法陣を展開していつもの場所に行った。
「また、来たの?あんた毎日来て向こうに友達いないの?
あ、タリアちゃんこんにちわ」
「女神様、こんにちわ」
「毎日うるさいなお前は。今日は、ここじゃなくて元の世界に用があってな」
「ふーん、行くのはいいけどタリアちゃんのことちゃんと見ていなさいよ。危険な物も違えば場所も違うんだから」
「あぁ、任せておけ」
「あの、父が話していた世界があるみたいな感じなんですけど本当なんですか?」
「タリアちゃん、それはこの先に行ってからのお楽しみね」
女神は、笑顔でタリアに話しかけた。そして俺はタリアを連れて反対側の魔法陣に入った。
元の世界
教室の中は、静まりかえっていた。グラウンドからは生徒達の声が聞こえてきた。隣では、タリアが言葉を失っていた。
「どうだ、タリア?ここが話していた世界だ」
「本当にあったんですね。信じられません。ここは、なんて言うのお城なのですか?」
「城じゃないよ。学校って言うところで向こうで言うと稽古場みたいなとこかな。」
「凄いんですね、学校というところは」
タリアと話していると教室の扉が開いて先生が入ってきた。
「今日も、鏡はいるな。数日ぶりだな。ん?その子は、誰だ?変わった格好しているな、文化祭はまだだぞ。」
相変わらず、こっちの世界で俺達が消えたことに関して問題にはなっていないらしい。
「先生!、用事ができたので早退します。」
俺は、そう言うとタリアの手を引っ張って教室の外に出た。
「お、おい、まだ学校始まったばかりだぞ、、、行っちまった、、」
そのまま、俺達は学校の外に出た。
「良かったんですか?さっきの人何かやろうとしてましたけど」
「いいんだよ。たいしたことじゃないから。それよりもこれからの方が大事さ。」
そう言って、タリアと一緒に校門を抜けて前を見た。
タリアは、見たことのない世界に目を輝かせていた。
続く
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