91 / 97
第1章
90話 死
しおりを挟む
90話
マリウスは不敵な笑みを浮かべた後またブラックホールを出した。
ブラックホールで攻撃してくると思ったがその中から2体の悪魔が出てきた。
みんなの気持ちは絶望へと変わった。中から出てきたのはベリアルとルシファーだった。マリウスにコピーされたのだ。
「まずいぞ鏡」
内田は2体の悪魔を見ながら言った。
「くるぞ」
マリウス含め3体の悪魔が攻撃を仕掛けてきた。テス君が懸命に攻撃を交わし被弾した場合は五十嵐が前に出て攻撃を跳ね返した。
「一夜くん、このままじゃ追い込まれるだけだよ」
空中に浮いているためまともにこちら側から攻撃ができない。
戦えているのはアルベイトとタリア親子だけだ。
「鏡!貴様は一旦あっちの世界に帰って作戦を練って来い。ここは我が時間を稼ぐ」
確かに一旦落ち着いて作戦を立て直したい。しかし、いくら強いアルベイトでもこの状況で1人にするのは気が引ける。
「俺も残る。ここは大人である俺達が残らなくてはな」
戸村さんはアルベイトと目と目を合わせて頷いた。
「ありがとう2人ともすぐ作戦を立てて戻ってくる」
「気をつけてお父さん」
「アルベイト様も無茶しないでください」
俺はテス君の上に魔法陣を出した。1人1人と魔法陣の中に入っていく。
「テス君お願いなの。あの2人を守ってほしいなの」
「いいのかナノ?」
「大丈夫なの、テス君もそのつもりらしいなの」
「分かった。頼むぞテス君」
全員が魔法陣に入ったことを確認した後俺も魔法陣に入った。
「うざいな。本当にあの転移魔法の奴厄介だな」
マリウスは大量の岩槍のような物を作り出し鏡が作った魔法陣目掛けて放った。
「まずい」
アルベイトが空間をねじ曲げて岩槍を破壊するが間に合わない。戸村さんとテス君はベリアルとルシファーの相手で精一杯だった。
そして、岩槍が一本魔法陣の中に入ったと同時に魔法陣が閉じた。
「くそ、無事でいてくれ」
俺達は魔法陣の中に入り教室に出ようとしていた。
その時、最後尾にいた俺は背中が熱くなるのを感じた。直後激しい痛みが襲った。腹の方を見てみると岩槍が胴体を貫通していた。
俺は倒れ込むと同時に教室に出た。
「鏡さん!鏡さん!そんな」
「嘘だよね一夜くん。まだ、これからなんだよ」
「おい!誰か回復魔法を使える奴はいないのか!?」
内田は叫んだ。しかし、この世界で魔法を使うことはできない。
魔法陣の中から女神も慌てて飛び出してきた。
「...すまん、わしも油断しておった。こんな岩槍くらいわしには簡単に防げたのに」
「女神様のせいじゃありません。私が鏡さんの近くにいたら...」
遠のいていく意識の中でみんなの会話が聞こえる。最後の力を振り絞って女神に言った。
「頼む女神」
「ああ、任せておけ。他の女神にお主は渡さん」
この会話の意味も分かっていない沙知はただただ泣いていた。
「一夜くん!一夜くん!」
「大丈夫です、沙知さん。きっと女神様がなんとかしてくれます」
女神は急いで元の空間に戻った。
「......」
「......」
「...何故じゃ、取られたじゃと!?
ありえん今のわし以上にこやつらを見ている女神なんて居りはせん。わし以上に...」
「ここは?」
俺が目を開けるといつもの白い空間だった。しかし何か違う。何か違うがなんだか懐かしい気持ちになった。
「不幸な死を遂げた者よ。あなたには選択肢があります。1、元の世界で生まれ変わるか。2、元の世界とは別の世界で生きていくか。そして3、あなたの守りたい世界を救いに行くか。
どうする鏡?」
続く
マリウスは不敵な笑みを浮かべた後またブラックホールを出した。
ブラックホールで攻撃してくると思ったがその中から2体の悪魔が出てきた。
みんなの気持ちは絶望へと変わった。中から出てきたのはベリアルとルシファーだった。マリウスにコピーされたのだ。
「まずいぞ鏡」
内田は2体の悪魔を見ながら言った。
「くるぞ」
マリウス含め3体の悪魔が攻撃を仕掛けてきた。テス君が懸命に攻撃を交わし被弾した場合は五十嵐が前に出て攻撃を跳ね返した。
「一夜くん、このままじゃ追い込まれるだけだよ」
空中に浮いているためまともにこちら側から攻撃ができない。
戦えているのはアルベイトとタリア親子だけだ。
「鏡!貴様は一旦あっちの世界に帰って作戦を練って来い。ここは我が時間を稼ぐ」
確かに一旦落ち着いて作戦を立て直したい。しかし、いくら強いアルベイトでもこの状況で1人にするのは気が引ける。
「俺も残る。ここは大人である俺達が残らなくてはな」
戸村さんはアルベイトと目と目を合わせて頷いた。
「ありがとう2人ともすぐ作戦を立てて戻ってくる」
「気をつけてお父さん」
「アルベイト様も無茶しないでください」
俺はテス君の上に魔法陣を出した。1人1人と魔法陣の中に入っていく。
「テス君お願いなの。あの2人を守ってほしいなの」
「いいのかナノ?」
「大丈夫なの、テス君もそのつもりらしいなの」
「分かった。頼むぞテス君」
全員が魔法陣に入ったことを確認した後俺も魔法陣に入った。
「うざいな。本当にあの転移魔法の奴厄介だな」
マリウスは大量の岩槍のような物を作り出し鏡が作った魔法陣目掛けて放った。
「まずい」
アルベイトが空間をねじ曲げて岩槍を破壊するが間に合わない。戸村さんとテス君はベリアルとルシファーの相手で精一杯だった。
そして、岩槍が一本魔法陣の中に入ったと同時に魔法陣が閉じた。
「くそ、無事でいてくれ」
俺達は魔法陣の中に入り教室に出ようとしていた。
その時、最後尾にいた俺は背中が熱くなるのを感じた。直後激しい痛みが襲った。腹の方を見てみると岩槍が胴体を貫通していた。
俺は倒れ込むと同時に教室に出た。
「鏡さん!鏡さん!そんな」
「嘘だよね一夜くん。まだ、これからなんだよ」
「おい!誰か回復魔法を使える奴はいないのか!?」
内田は叫んだ。しかし、この世界で魔法を使うことはできない。
魔法陣の中から女神も慌てて飛び出してきた。
「...すまん、わしも油断しておった。こんな岩槍くらいわしには簡単に防げたのに」
「女神様のせいじゃありません。私が鏡さんの近くにいたら...」
遠のいていく意識の中でみんなの会話が聞こえる。最後の力を振り絞って女神に言った。
「頼む女神」
「ああ、任せておけ。他の女神にお主は渡さん」
この会話の意味も分かっていない沙知はただただ泣いていた。
「一夜くん!一夜くん!」
「大丈夫です、沙知さん。きっと女神様がなんとかしてくれます」
女神は急いで元の空間に戻った。
「......」
「......」
「...何故じゃ、取られたじゃと!?
ありえん今のわし以上にこやつらを見ている女神なんて居りはせん。わし以上に...」
「ここは?」
俺が目を開けるといつもの白い空間だった。しかし何か違う。何か違うがなんだか懐かしい気持ちになった。
「不幸な死を遂げた者よ。あなたには選択肢があります。1、元の世界で生まれ変わるか。2、元の世界とは別の世界で生きていくか。そして3、あなたの守りたい世界を救いに行くか。
どうする鏡?」
続く
0
あなたにおすすめの小説
異世界帰りの勇者、今度は現代世界でスキル、魔法を使って、無双するスローライフを送ります!?〜ついでに世界も救います!?〜
沢田美
ファンタジー
かつて“異世界”で魔王を討伐し、八年にわたる冒険を終えた青年・ユキヒロ。
数々の死線を乗り越え、勇者として讃えられた彼が帰ってきたのは、元の日本――高校卒業すらしていない、現実世界だった。
凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
はずれスキル念動力(ただしレベルMAX)で無双する~手をかざすだけです。詠唱とか必殺技とかいりません。念じるだけで倒せます~
さとう
ファンタジー
10歳になると、誰もがもらえるスキル。
キネーシス公爵家の長男、エルクがもらったスキルは『念動力』……ちょっとした物を引き寄せるだけの、はずれスキルだった。
弟のロシュオは『剣聖』、妹のサリッサは『魔聖』とレアなスキルをもらい、エルクの居場所は失われてしまう。そんなある日、後継者を決めるため、ロシュオと決闘をすることになったエルク。だが……その決闘は、エルクを除いた公爵家が仕組んだ『処刑』だった。
偶然の『事故』により、エルクは生死の境をさまよう。死にかけたエルクの魂が向かったのは『生と死の狭間』という不思議な空間で、そこにいた『神様』の気まぐれにより、エルクは自分を鍛えなおすことに。
二千年という長い時間、エルクは『念動力』を鍛えまくる。
現世に戻ったエルクは、十六歳になって目を覚ました。
はずれスキル『念動力』……ただしレベルMAXの力で無双する!!
夢幻の錬金術師 ~【異空間収納】【錬金術】【鑑定】【スキル剥奪&付与】を兼ね備えたチートスキル【錬金工房】で最強の錬金術師として成り上がる~
青山 有
ファンタジー
女神の助手として異世界に召喚された厨二病少年・神薙拓光。
彼が手にしたユニークスキルは【錬金工房】。
ただでさえ、魔法があり魔物がはびこる危険な世界。そこを生産職の助手と巡るのかと、女神も頭を抱えたのだが……。
彼の持つ【錬金工房】は、レアスキルである【異空間収納】【錬金術】【鑑定】の上位互換機能を合わせ持ってるだけでなく、スキルの【剥奪】【付与】まで行えるという、女神の想像を遥かに超えたチートスキルだった。
これは一人の少年が異世界で伝説の錬金術師として成り上がっていく物語。
※カクヨムにも投稿しています
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
転生貴族の領地経営〜現代日本の知識で異世界を豊かにする
初
ファンタジー
ローラシア王国の北のエルラント辺境伯家には天才的な少年、リーゼンしかしその少年は現代日本から転生してきた転生者だった。
リーゼンが洗礼をしたさい、圧倒的な量の加護やスキルが与えられた。その力を見込んだ父の辺境伯は12歳のリーゼンを辺境伯家の領地の北を治める代官とした。
これはそんなリーゼンが異世界の領地を経営し、豊かにしていく物語である。
『ミッドナイトマート 〜異世界コンビニ、ただいま営業中〜』
KAORUwithAI
ファンタジー
深夜0時——街角の小さなコンビニ「ミッドナイトマート」は、異世界と繋がる扉を開く。
日中は普通の客でにぎわう店も、深夜を回ると鎧を着た騎士、魔族の姫、ドラゴンの化身、空飛ぶ商人など、“この世界の住人ではない者たち”が静かにレジへと並び始める。
アルバイト店員・斉藤レンは、バイト先が異世界と繋がっていることに戸惑いながらも、今日もレジに立つ。
「袋いりますか?」「ポイントカードお持ちですか?」——そう、それは異世界相手でも変わらない日常業務。
貯まるのは「ミッドナイトポイントカード(通称ナイポ)」。
集まるのは、どこか訳ありで、ちょっと不器用な異世界の住人たち。
そして、商品一つひとつに込められる、ささやかで温かな物語。
これは、世界の境界を越えて心を繋ぐ、コンビニ接客ファンタジー。
今夜は、どんなお客様が来店されるのでしょう?
※異世界食堂や異世界居酒屋「のぶ」とは
似て非なる物として見て下さい
スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~
深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】
異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる