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第1章
94話 危機
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94話
「いきなり悪魔達が消えたと思ったらこんなところに親玉がいたのか」
「気をつけろ榊、あれは悪魔達が合わさった姿だ。ベリアルより遥かに強いぞ」
「前にきたあの女神様はこれないのか?」
「残念ながら、難しいな」
「そうか」
榊は不安そうな声で答えた。
「みんな、倒すことは考えないでいい時間を稼いでくれれば俺がなんとかする」
「流石だ鏡、
みんな!とりあえず時間を稼ぐぞ!」
「「「おーー」」」
クラスメイト達は攻撃をおこないながらも回避や防御魔法を使って計画的に戦い始めた。
体力を回復するためタリア含め沙知、ナーラ、ナノが俺の元までやってきた。
「みなさんには後でお礼を言わなければなりませんね。このまま戦い続けたら確実に負けていました」
「悪いなタリア、お前には1番負担をかけたな」
「そんないつも謝らないでください、沙知さん達がいなかったら私1人じゃ何も出来ませんでした」
「みんな無事でよかったなの」
「そうだなナノ、誰が頑張ったじゃなくてみんなの安否が1番大事だもんな」
「それより一夜くんは何のために時間を稼いでいるの?」
「それはなっ」
「鏡一夜!危ない!」
ナーラが攻撃を察知して俺の前に出た。
「くっ」
「ナーラさん!」
ナーラは攻撃から俺を庇い重傷を負った。
攻撃された方を見るとマリウスがいた。再度攻撃の姿勢をとったがアルベイトと内田に阻止された。
「「貴様!」」
アルベイトと内田は怒りを露わにした。一緒に旅をしてきた仲間に重傷を負わせたのだ怒るのも当然だ。
「仲間を1人やられたくらいで騒がないでよ。
僕はあの厄介な転移魔法のやつをやるつもりだったのに」
「お前の相手は俺らだろ!」
内田は怒りのせいか残りの体力も考えず戦い始めた。
「それは君達の思想だろ。でもこれで分かった。転移魔法の君はまた何かしようとしてるね」
マリウスは辺りを見渡し上空を見た。
「やっぱり、予想通りだ。しかし、君すごい力を持っているんだね。この世界全て飲み込んでしまいそうだ」
マリウスがはるか上空の魔法陣に気づいた頃には空を全て多い尽くすような巨大な魔法陣が出来ていた。
「あれで僕を倒すつもり?けど僕にだって秘策があるんだ」
マリウスが指を鳴らした。すると、遠くにいた巨大な悪魔がマリウスの元までやってきた。
「この子はね、みんなで作った悪魔だからみんなの魔法が使えるんだ。その中にね全ての魔法を軽減させることができる魔法があってねそれを僕が吸収するとどうなると思う?」
マリウスに食べられた悪魔は魔法を奪われるのはもちろんさらにマリウスの強さで更にその魔法は強くなる。ルシファーの魔法もそうだ。神器を数本しか使えないルシファーに対してマリウスは何十本も使うことができる。
「みな!阻止するんだ!」
危険を察知したアルベイトが叫んだ。
しかし、あの巨大を止めることはできない。
気づいた時にはマリウスの吸収は終わっていた。
みんなは一斉に魔法を放った。
「「消えた!?」」
マリウスに魔法は効かなくなった。
「僕の勝ちだね」
続く
「いきなり悪魔達が消えたと思ったらこんなところに親玉がいたのか」
「気をつけろ榊、あれは悪魔達が合わさった姿だ。ベリアルより遥かに強いぞ」
「前にきたあの女神様はこれないのか?」
「残念ながら、難しいな」
「そうか」
榊は不安そうな声で答えた。
「みんな、倒すことは考えないでいい時間を稼いでくれれば俺がなんとかする」
「流石だ鏡、
みんな!とりあえず時間を稼ぐぞ!」
「「「おーー」」」
クラスメイト達は攻撃をおこないながらも回避や防御魔法を使って計画的に戦い始めた。
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「悪いなタリア、お前には1番負担をかけたな」
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「それより一夜くんは何のために時間を稼いでいるの?」
「それはなっ」
「鏡一夜!危ない!」
ナーラが攻撃を察知して俺の前に出た。
「くっ」
「ナーラさん!」
ナーラは攻撃から俺を庇い重傷を負った。
攻撃された方を見るとマリウスがいた。再度攻撃の姿勢をとったがアルベイトと内田に阻止された。
「「貴様!」」
アルベイトと内田は怒りを露わにした。一緒に旅をしてきた仲間に重傷を負わせたのだ怒るのも当然だ。
「仲間を1人やられたくらいで騒がないでよ。
僕はあの厄介な転移魔法のやつをやるつもりだったのに」
「お前の相手は俺らだろ!」
内田は怒りのせいか残りの体力も考えず戦い始めた。
「それは君達の思想だろ。でもこれで分かった。転移魔法の君はまた何かしようとしてるね」
マリウスは辺りを見渡し上空を見た。
「やっぱり、予想通りだ。しかし、君すごい力を持っているんだね。この世界全て飲み込んでしまいそうだ」
マリウスがはるか上空の魔法陣に気づいた頃には空を全て多い尽くすような巨大な魔法陣が出来ていた。
「あれで僕を倒すつもり?けど僕にだって秘策があるんだ」
マリウスが指を鳴らした。すると、遠くにいた巨大な悪魔がマリウスの元までやってきた。
「この子はね、みんなで作った悪魔だからみんなの魔法が使えるんだ。その中にね全ての魔法を軽減させることができる魔法があってねそれを僕が吸収するとどうなると思う?」
マリウスに食べられた悪魔は魔法を奪われるのはもちろんさらにマリウスの強さで更にその魔法は強くなる。ルシファーの魔法もそうだ。神器を数本しか使えないルシファーに対してマリウスは何十本も使うことができる。
「みな!阻止するんだ!」
危険を察知したアルベイトが叫んだ。
しかし、あの巨大を止めることはできない。
気づいた時にはマリウスの吸収は終わっていた。
みんなは一斉に魔法を放った。
「「消えた!?」」
マリウスに魔法は効かなくなった。
「僕の勝ちだね」
続く
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