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座っていても立っていても歩いていても、他人からの目線を感じる。軽蔑する者、舐めるように見る者、妬む者、蔑む者など様々だ。
ひそひそ聞こえる声には「悪女」「悪魔」「落ちぶれ女」など様々な罵倒が聞こえてくる。
私はエメルネス・ユナイデル。ティアミス学園の2学年だ。
そろそろ結婚相手を見つけるか就職先を考えるかしなければいけない時期になってきている。
でも私はきっと結婚相手を見つけることも就職をすることもできないと思う。
なぜなら私が〝落ちぶれ悪女〟だからだ。
落ちぶれ悪女と言われている理由は簡単だ。
入学当初から会ったこともない女の人から聞いたこともない男の人の名前を出され、婚約者だった、誑かした、寝取っただの言われ頬を打たれたこと70回以上。
見たことのない男の人から呼び出され誘っただろう?誰とでもやれるんだろう?と言われ襲われかけたこと100回とちょっと。
そんなことが続いたせいでいつからか〝悪女〟と呼ばれはじめていた。
さらに、1学年の時私は魔法検定──所謂テスト──で上位5人に入るほど優秀だった。頭脳はもちろん魔力量、魔力の質、魔法の強さともに高評価。
しかし2学年に進級した途端突然順位が落ちた。それもワースト10位のところまで。
魔力量が枯渇しほぼないと教師に言われた時は驚愕した。
教師も今までの生徒であんなにあった魔力がここまで無くなった人なんか見たことがないと言われ異例の事態とも言われた。
魔力量がないため魔法も使えない。魔道具はかろうじて使えるが、30分もすれば魔力がなくなり使えなくなる。
今私はこの国で1番魔力がない人間だと思う。
〝悪女〟が〝落ちぶれた〟から落ちぶれ悪女。単純。
落ちぶれた理由は男遊びをしすぎたからだの家のお金で入学し、賄賂で上位にいたけど両親に見放され賄賂を払ってもらえなくなっただの言われている。
しかし、私にはわかっていた。
なぜ突然魔力が枯渇したのか。いや、なぜ体内で魔力の生成ができなくなったのか。
それは私に混じった血が原因だった。
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