聖女ですが何も知らない狼獣人をだましています

植野あい

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王弟妃 ベリンダ

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でもファルクを愛している気持ちだけは本当だ。世間一般の人たちがしているように体を重ねたら、きっと信じてもらえる。そんな気がしていた。

「じゃあ脱ぐから……」

 私はファルクの前で、まだ裸になったことはなかった。ベリンダへの遠慮もあり、毎夜着衣のまま何とかしていた。

「いや、俺が脱がせてもいい?」
「うん」

 ファルクが前開きの寝間着の紐を解くと、豊満な胸がふるりと零れ出る。
 以前、事故的にファルクに裸を見られたときはスタイル抜群のベリンダの身体だし、と恥ずかしくなかった。でも今はこの身体に慣れてしまっているせいか、ひどく恥ずかしかった。末端まで私の意識が染み渡り、薄っすらと汗が滲んでくる。

「ここ、もう勃ってる。まだ触ってないのに」
「あっ」

 初めて布越しではなく直接、乳首に触れられる。何度もここで快感を得てきたけれど、ファルクの指は桃色の乳嘴の表面を擦り、乳房に押し込むようにくるくると刺激した。

「ファルク……なんか、全然ちがう」
「こんなこと言っていいかわかんないけど、やっぱり見えてるほうが興奮するな」

 ファルクの金色の瞳が爛々と輝く。おもちゃを与えられた子どもみたいに、ふたつの乳房を両手ですくい上げ、プルプルと重みを確かめる。それが終わると彼は顔を近付けた。来る、とわかっていたけれど先端をチュッと吸われる。舐められているのは胸なのに、腰の奥がドクドクと疼き、私は吐息を漏らした。

「はぁ……ぁ」
「アルミナ」

 彼は上目遣いで私の反応を伺っていた。熱に浮かされたような色っぽい目つきに、また体温が上がってくる。

「ンンッ……き、気持ちいい、それ」
「アルミナは本当に素直でかわいい」

 褒められると先端はさらに敏感になり、ファルクの濡れた舌先の細かな動きを拾い上げる。コロコロと転がされ、吸い上げられ、気持ちよすぎて目を開けていられない。ファルクの口の中は熱くて、これだけでどうにかなってしまいそう。

 無意識に揺らしていた腰に気付いたファルクが、脚の間に手を伸ばす。まだ下着をつけたままの、濡れた箇所をぬるぬると擦られた。もどかしい快感に背中が震える。

「や、あっ」
「いつもより濡れてるな」
「……脱がせて、ねえ」

 いつもファルクは下着の中に手を入れて、器用に刺激するだけで終わらせてきた。私は羞恥心も忘れてひたすらに欲望を口にした。

「ふふっ、アルミナは仕方ないな」
「だって……」

 ファルクは蜜を含んだ白い下着を取り去ると、私の太腿を掴んで大きく広げさせる。

「ま、待って、そこまでは……しなくていいの」

 彼の頭を押しとどめようと精一杯に両手を伸ばす。けれど私が黒髪をグチャグチャにしても、ファルクは意に介せず顔を近付けた。そこについての羞恥心だけはまた別物で、じわっと汗が出る。

 一回だけ鏡で確認したけれど、大体同じようなものだった女性特有の箇所。ファルクが脚を高く持ち上げるから、腰が浮いてお尻の穴まで見られているようで堪らなかった。

「すごい……濡れてるし、入り口がヒクヒクしてる」
「えっ?そ、そうなの?わかんないよ……あんまり見ないで」
「でも思ったより狭いから慣らさないと」

 やっと脚を解放してくれたファルクは、おそらく入り口に軽く触れる。

「んん……」

 ぬるぬると蜜を馴染ませ、中に指が侵入した。いつもは感じやすい花芯だけで昇りつめているから、ひどく新鮮だ。

「痛くないか?」
「大丈夫、だって……」

 この身体は経験豊富、と聞いていた。破瓜の痛みを知らずにできることもまた、私を積極的にさせる。

「でもアルミナは初めてだから」
「……うん」
「ゆっくり、息を吐いて。指を増やすから」

 たしかに、私は初めてだ。どちらの身体でも指を入れるのは何となく怖くて、したことがない。内臓を直接触られているような、不思議な感覚に震える息を吐いた。
 ファルクは傷つけないようそうっと指を内壁に添わせ、何かを探してるようだ。
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