魔力0の魔剣使い、魔法学園で無双する

五味葛粉

文字の大きさ
1 / 8

第一話 ……なん……だ、と……!?

しおりを挟む
『キマッタ――――――――――――――!!!!!!
 第百三十八回全闘会、魔王軍からの刺客、次期魔王候補筆頭、深淵のマジョリーを破り、優勝するはやはりこの男!!!
 我らが裏闘技会の生きる伝説、魔剣使い、アッシュ・グレモリーだァァァァァァァァァ!!!!!』

 司会の声を受けて観客席につめた各国の貴族達が歓声を上げる。
 客席に被害が及ばないように張られた、魔法結界越しにも鼓膜が揺れる程の大歓声だ。

 鞘に魔剣を納め、客席に手を降っていると倒れたマジョリーが俺を睨みながら言った。
「貴様、何故、何故魔法を使わなかった!?妾をバカにしているのか!!!」

 相手が誰であれ、基本的に峰打ちで終らせるのだが、今回戦ったコイツは正直強すぎて加減が出来なかった。
 つまり全力で斬った結界、血もかなり出てるし明らかに致命傷なんだが、よく喋れるな。

 いつもなら適当に誤魔化すのだが、勇者には敬意をって事で、秘密を教える事にする。
使んじゃなくて使んです。俺には魔力が無い。」

「ふざけるな人間!集中せずとも感じるこの禍禍しい魔力、一体何だと言うつもりだ!」

「いや、魔剣これですよ、魔剣これ
 愛刀を指して言う。

「な……ん……だと!?……」
 マジョリーが心底驚いた顔になる。
 うむ、いいリアクションだ。

「ですから、魔法を使わずに貴方を侮辱したとかそんな事は無いので。むしろ尊敬しますよ。刃を使わされたのはおよそ二年振りですから。さすがは噂に名高い深淵のマジョリー様です」

 ……真剣に敬意を表したつもりだったが何故か煽ったみたいになってしまった。
 マジョリーも何か言いたげに睨んでいる。
「グ……グ……キ、サマ……」

 こうして睨まれているだけで寿命が縮まりそうだったので、さっさと退散する事にした。

 ――――――――――――――――――――――

 控え室に戻ると高貴な雰囲気を纏う初老の男性が立っていた。
 俺の雇い主兼親代わりであるマーガリン伯爵である。

「おぉ、アッシュ!おかえり、優勝おめでとう」
「ご主人様、ありがとうございます」
 部屋に入るや否や抱き締められた。

 ご主人様は抱擁を離すと熱く語る。
「さすがは私の騎士だ。今回ばかりはと思っていたが、まさかあの魔王の娘に勝つとは!」
「はい、それもこれもご主人様のお陰です。」
 俺は膝をつき、頭を下げた。

「何が私のお陰なのか。立ってくれアッシュ。毎日毎日、世辞も敬語も要らぬと言っているのに、まったく困った息子だ」
 言ってご主人様は優しい笑みを浮かべる。

 何の価値も無い奴隷だった俺をここまで育て、あまつさえ息子と呼んでくれるこの人は俺にとっての神のような存在だ。
 信じる者は救われる、と言うのなら宗教の神様偽物より現実のご主人様神様を信じると言うもの。
 それなら俺が得たものは全てご主人様のお陰と言っても過言ではない筈だ。

「こうして生きて呼吸している事、それ自体ご主人様のお陰ですから」
「ふぅ、良いと言っているのに。お主がそんな様子ではアリアも困ってしまうんだがな」
 言って、チラリとカーテンの方を見るご主人様。

 今気づいたが右側のカーテンだけ不自然に盛り上がっている。
 それに下から白い足が二本見えている。

「お嬢様もいらっしゃったんですか?」
 そうご主人様に尋ねるとカーテンがビクッ、と震えそこからおずおずと美しい少女が出てきた。

 確か俺と同い年の十五歳。
 白い肌に柔らかな金髪。パッチリと大きなブラウンの瞳、整った顔が乗る体つきは年相応のなだらかな膨らみが各所に見られる。
 身に纏うのは清楚な白いワンピース。
 同じ人間とは思えない程の美少女だ。

 その少女、ご主人様の娘アリアお嬢様は顔を伏せて言う。
「お、おはようございますアッシュ様」
「おはようございますお嬢様」

 テコテコと歩いてお嬢様はご主人様の背に隠れるようにこちらを見ている。
 母屋で暮らすお嬢様と、修練場に住ませて頂いている俺が直接会う事はあまり無い。

 今回も目の前にするのは一年振りくらいではなかろうか。
 元気で活発な方だと他の人には聞いているのだが、俺の前でその姿を見せてくれる事は無い。
 嫌われるのは仕方が無いが、ご主人様に申し訳ない気分になる。

「申し訳ありませんお嬢様。ご多忙の中このような野蛮な場所までご足労頂き、誠に申し訳ありません」
 両膝をつき、床に頭をつける。

「はぁ……アッシュ」
「わわわ、お止め下さいアッシュ様!」
 ため息をつくご主人様と慌てて駆け寄るお嬢様。

 やってしまった、お嬢様に気を使わせてしまった。
「申し訳ありませんお嬢様!処分は何なりと!」
「いえ、処分などしませんから!お顔を上げて下さい!」
「いえ、しかし!」

 そこでご主人様が声を上げた。
「アッシュ!お主に罰を与える!」
「はい。何なりと仰って下さい」
 俺が再び膝をついた姿勢になるとお嬢様はご主人様に詰め寄った。

「ちょっとお父さん!」
「落ち着けアリア、大丈夫だ、分かっているから」
 今にも喰いかかりそうなお嬢様をさすがの貫禄でなだめるご主人様。
 何事か耳打ちするとお嬢様はご主人様の背に移動、最初のようにそこからちょこん、とこちらを覗く。

「オホン、では改めて。」
 咳払いをして、背筋を正したご主人様は尊大な声で、それに似合わぬいたずらっぽい笑みを浮かべて言った。

「汝アッシュよ。私の騎士として、お主は歴史上の英雄にも劣らぬ武を持っておる。しかし、知略や常識、特に人の気持ち、心がまったく分かっていない。」
 それから、ご主人様はさらに笑みを深めて言う。
「よってお主にはそれを学ぶ為の罰として、これから我が娘、アリアと共にヨーロピア魔法学園に通ってもらう事にする!」

「……な、ん……だと……!?……」
 たっぷり三十秒以上フリーズして、ようやく絞り出したのがこの台詞だった。

「エヘヘ……」
 ご主人様の後ろで、お嬢様が可愛いらしく笑った。ような気がする。

「何か異論はあるか?」
 子供のような笑顔のまま、ご主人様は問うた。

 異論は、それは勿論ある。
 確かに常識は無いかも知れないが、それを学ぶならわざわざ"魔法"学園に通う必要が無い。
 それに魔力が無い俺が魔法学園に入れるとも思えない。
 なにより、魔法学園と言えば生徒の過半数は貴族。
 魔力があれば平民でも入れるらしいが、俺は平民以下の元奴隷だ。
 本当に大丈夫なのだろうか?

 ……それが正直な、俺個人としての感想だ。しかし、その前に俺はご主人様の騎士。
 異論など言える筈が無い。

「いえ、ご主人様からの罰。謹んでお受けします」
「よろしい。では、手続きはこちらで済ませておこう。アリアよ、アッシュは学校がどういったものか詳しく知らない。お前が教えて上げなさい」
 ご主人様はそう言い残し、最後に何故かお嬢様にウインクをかまして、部屋を出ていった。

 ちなみに、剣士の性として何となく周りの気配が分かるのだが、ご主人様は行ったと見せかけて、ドアの前で聞き耳を立てている。
 それを知ってか知らずか、お嬢様はモジモジと話を始めた。

「あの、アッシュ様は今、お付き合いしている恋人は、いらっしゃいますか?」

 恐らく闘技場なんて野蛮な所で戦う俺が怖いのだろうが、その話題はナンセンスだ。
 赤くなった顔でそんな事を聞かれたら俺でも勘違いしそうになる。

「勿論、いませんよ。」
 出きるだけ冷静に、内心の緊張が出ないよういつも通りを装う。

「そうなんですね! 良かった。お父さんもいないって言っていたけど、アッシュ様はおモテになられるからきっと恋人がいると思っていたんです!」
 と、ニコやかに言うお嬢様。

 綺麗より可愛いという表現がぴったりの、あどけない笑顔に死にそうになる。
 普段女っ気ゼロのムサい生活をしている俺に対してはとてつもない破壊力を発揮する。効果はバツグンだ。

 しかし、それはそれとして、
「自分はいつも修練場にいますので、モテる、どころか女の子と会う事もありませんよ?」
 会ってもたまにくる掃除のおばさんくらいだ。
 お菓子をもらう=モテる、ならかなりモテモテなのだが。

「そうなのですか?剣闘士の方は大変人気があると聞いたのですが、……それなら学校なんかに行かずに囲ってしまった方が早かったかしら」

「あの、お嬢様?」
 何か不穏な台詞が聞こえた気がするが、きっと聞き間違い……だよな。

「あ、何でもありませんのアッシュ様。お気になさらないで下さい」
 と、笑顔で言われたら突っ込めない。
 それよりも、
「お嬢様はここが何をする場所かご存知無いのですか?」

「勿論、知っていますわ。闘技場、ですよね?」

 裏の、ですけどね。
 やっぱりお嬢様は知らないようだ。
 表の闘技場と違ってここには金持ちの貴族しか入れない。
 表でも平民同士で少額の賭けは普通に行われているが、裏のソレは文字通り一夜で国が変わる程の大金が動く。
 よってここの存在は完全に秘匿され、当然試合を行う戦士も表舞台では別の顔を持っている。

 魔法学園に通う事になれば多数の貴族の子供と会う事になるだろう。
 俺の相手に大金を賭けて破産した、とか大金を失ったとか、どこで恨みを買っているか分からない。
 出来るだけ大人しく、ひっそりと過ごす事にしよう。

「お嬢様、学校では自分が剣闘士だという事は秘密にして頂きたいのですが、よろしいですか?」

「え?えぇ、構いませんよ。ですが、いいのですか?学校には女の子も沢山いますし、正体を明かせば言い寄ってくる子はそれこそ山のように居ると思いますが」
 心配する、というよりは試すように聞いてくるお嬢様。

 正直沢山の女の子と遊ぶ、なんて普段の俺からしたら夢のような響きだ。
 しかし、自分の命には代えられないし、何より常識を知る為の罰として学校に行くのだ。
 そんな不純は許されない。
 それに俺が何かやらかせば一緒に学校に通うお嬢様、そして保護者のご主人様、両名の顔に泥を塗る事になる。

「構いません。自分にはお嬢様が側にいてくれればそれで十分ですから」
「……へ?」
 お嬢様の顔が一気に赤くなった。
 我ながら恥ずかしい台詞だよな、確かに。

「勿論、お嬢様が自分といるのが嫌なのでしたら」こっそりと影からお守りします。
 と言おうとしたのだが、お嬢様の叫びにかき消された。

「い、嫌だなんてそんな!そんな事ありません!わ、私もその、アッシュ様とずっと一緒に…………」
 そこから先は、下を向いて何かムニャムニャ言っていたがよく聞き取れなかった。

 良かった。ずっと嫌われていると思っていたが俺の勘違いだったようだ。
 学校にいる間はご主人様に代わって、しっかりとお守りしよう。
 お嬢様公認の護衛として。

「アッシュ様……」
 お嬢様が顔を上げて目を瞑る。
 目尻からうっすらと涙が出ているところをみるに、目の中にゴミが入ったのだろう。

「お嬢様……そのまま、動かないで下さいね」
 ゆっくり慎重にお嬢様の目に手を伸ばす。

 そして今触れる、
 その瞬間、ドアからご主人様が、叫びながら入ってきた。
「ストッッッッッッッッップゥゥゥゥゥゥゥゥ―――――――――――――――!!!!!!」
「待った待った待った待ったダメダメダメダメダメダメダメダメ!!!!!」

「ダメだぞ二人共!!!!!」
 バッ!と馬もビックリのスピードで俺とお嬢様の間に割って入るご主人様。

「ど、どうしたんですかご主人様?」
「いやいや、どうしたもこうしたもべらァァァァァァァァァァァァ!?!?!?」

 神速の正拳突きが突如としてご主人様の鳩尾を正確に射抜き、窓を突き破って奇怪な悲鳴と共に飛んでいった。

 その拳の達人、いやさ麗しのお嬢様は正拳に宿った炎を手を振って消し、俺の方を振り返った。
 その顔は先程見たあどけない笑顔そのものであったが、それゆえにとてつもない恐怖を感じる。

「あの、お嬢様。その炎って魔法の、」
「アッシュ様」
 俺に最後まで言わせず、お嬢様は無垢にしか見えない笑顔で言う。
「申し訳ありませんアッシュ様。手が滑ってしまいましたの」
「……手が?滑っ??」

 ちょっと思考が追い付かない。
 これは俺が元奴隷の低辺だからこの貴族様の言ってる事が分からないんだろうか?

 混乱する俺を余所にお嬢様は、
「お父さんにトドm……手当てをしなければなりませんので、申し訳ありませんがアッシュ様。続きはまた今度、よろしくお願いします」
 ニコりと笑ったと思いきや、お嬢様は俺の頬にキスをして、そのまま恥ずかしそうに、破れた窓から走り去って行った。

 続きって何の事だ?
 いや、それよりトドメって言ってなかったか?
 ……破れた窓から外を見るが二人の姿はもう見えない。
 その代わり晴天の空にある、お嬢様の髪色のような、柔らかな金色に輝く太陽が、俺の目を焼いた。

 今、目から涙の粒が流れるのは、今日の闘技会で優勝したからなのか、ご主人様が学校に通わせてくれるからなのか、
 それとも、あんなに可愛いお嬢様としばらくは一緒にいられるからなのか。

 分からないがとにかく、今日は凄く良い日だ。
 何も無い俺をここまで連れて来てくれたご主人様に感謝を。
 そしてその分のお返しは、お嬢様の快適な学生生活を守る事でお返ししよう。
 無論、それだけで返し切れる恩では無いが、今出来る事を、与えられた事をこなしつつ、少しずつ返していこう。

 今日という良き日の太陽に俺は心の中で誓うのだった。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

どうやら俺は、魔王を倒した英雄の両親より強いらしい。~オリハルコンを斬ってくっつけたら試験無しで王立学園に入学、いろいろやらかすハメに

試運転中
ファンタジー
山を割るほどに剣を極めたおとん「ケン」と、ケガなど何でも治してしまうおかん「セイ」。 そんな二人に山で育てられた息子「ケイ」は、15歳の大人の仲間入りを機に、王都の学園へと入学する。 両親の素性すらも知らず、その血を受け継いだ自分が、どれほど常軌を逸しているかもわからず。 気心の知れた仲間と、困ったり楽しんだりする学園生活のはずが…… 主人公最強だけど、何かがおかしい!? ちょっぴり異色な異世界学園ファンタジー。

異世界帰還者の気苦労無双録~チートスキルまで手に入れたのに幼馴染のお世話でダンジョン攻略が捗らない~

虎柄トラ
ファンタジー
 下校帰りに不慮の事故に遭い命を落とした桜川凪は、女神から開口一番に異世界転生しないかと勧誘を受ける。  意味が分からず凪が聞き返すと、女神は涙ながらに異世界の現状について語り出す。  女神が管理する世界ではいま魔族と人類とで戦争をしているが、このままだと人類が負けて世界は滅亡してしまう。  敗色濃厚なその理由は、魔族側には魔王がいるのに対して、人類側には勇者がいないからだという。  剣と魔法が存在するファンタジー世界は大好物だが、そんな物騒な世界で勇者になんてなりたくない凪は断るが、女神は聞き入れようとしない。  一歩も引かない女神に対して凪は、「魔王を倒せたら、俺を元の身体で元いた世界に帰還転生させろ」と交換条件を提示する。  快諾した女神と契約を交わし転生した凪は、見事に魔王を打ち倒して元の世界に帰還するが――。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

学年一可愛いS級の美少女の令嬢三姉妹が、何故かやたらと俺の部屋に入り浸ってくる件について

沢田美
恋愛
名門・雄幸高校で目立たず生きる一年生、神谷悠真。 クラスでは影が薄く、青春とは無縁の平凡な日々を送っていた。だがある放課後、街で不良に絡まれていた女子生徒を助けたことで、その日常は一変する。救った相手は、学年一の美少女三姉妹として知られる西園寺家の次女・優里だった。さらに家に帰れば、三姉妹の長女・龍華がなぜか当然のように悠真の部屋に入り浸っている。名門令嬢三姉妹に振り回されながら、静かだったはずの悠真の青春は少しずつ騒がしく揺れ始める。

調子に乗りすぎて処刑されてしまった悪役貴族のやり直し自制生活 〜ただし自制できるとは言っていない〜

EAT
ファンタジー
「どうしてこうなった?」 優れた血統、高貴な家柄、天賦の才能────生まれときから勝ち組の人生により調子に乗りまくっていた侯爵家嫡男クレイム・ブラッドレイは殺された。 傍から見ればそれは当然の報いであり、殺されて当然な悪逆非道の限りを彼は尽くしてきた。しかし、彼はなぜ自分が殺されなければならないのか理解できなかった。そして、死ぬ間際にてその答えにたどり着く。簡単な話だ………信頼し、友と思っていた人間に騙されていたのである。 そうして誰もにも助けてもらえずに彼は一生を終えた。意識が薄れゆく最中でクレイムは思う。「願うことならば今度の人生は平穏に過ごしたい」と「決して調子に乗らず、謙虚に慎ましく穏やかな自制生活を送ろう」と。 次に目が覚めればまた新しい人生が始まると思っていたクレイムであったが、目覚めてみればそれは10年前の少年時代であった。 最初はどういうことか理解が追いつかなかったが、また同じ未来を繰り返すのかと絶望さえしたが、同時にそれはクレイムにとって悪い話ではなかった。「同じ轍は踏まない。今度は全てを投げ出して平穏なスローライフを送るんだ!」と目標を定め、もう一度人生をやり直すことを決意する。 しかし、運命がそれを許さない。 一度目の人生では考えられないほどの苦難と試練が真人間へと更生したクレイムに次々と降りかかる。果たしてクレイムは本当にのんびり平穏なスローライフを遅れるのだろうか? ※他サイトにも掲載中

ダンジョン冒険者にラブコメはいらない(多分)~正体を隠して普通の生活を送る男子高生、実は最近注目の高ランク冒険者だった~

エース皇命
ファンタジー
 学校では正体を隠し、普通の男子高校生を演じている黒瀬才斗。実は仕事でダンジョンに潜っている、最近話題のAランク冒険者だった。  そんな黒瀬の通う高校に突如転校してきた白桃楓香。初対面なのにも関わらず、なぜかいきなり黒瀬に抱きつくという奇行に出る。 「才斗くん、これからよろしくお願いしますねっ」  なんと白桃は黒瀬の直属の部下として派遣された冒険者であり、以後、同じ家で生活を共にし、ダンジョンでの仕事も一緒にすることになるという。  これは、上級冒険者の黒瀬と、美少女転校生の純愛ラブコメディ――ではなく、ちゃんとしたダンジョン・ファンタジー(多分)。 ※小説家になろう、カクヨムでも連載しています。

学生学園長の悪役貴族に転生したので破滅フラグ回避がてらに好き勝手に学校を魔改造にしまくったら生徒たちから好かれまくった

竜頭蛇
ファンタジー
俺はある日、何の予兆もなくゲームの悪役貴族──マウント・ボンボンに転生した。 やがて主人公に成敗されて死ぬ破滅エンドになることを思い出した俺は破滅を避けるために自分の学園長兼学生という立場をフル活用することを決意する。 それからやりたい放題しつつ、主人公のヘイトを避けているといつ間にかヒロインと学生たちからの好感度が上がり、グレートティーチャーと化していた。

帰国した王子の受難

ユウキ
恋愛
庶子である第二王子は、立場や情勢やら諸々を鑑みて早々に隣国へと無期限遊学に出た。そうして年月が経ち、そろそろ兄(第一王子)が立太子する頃かと、感慨深く想っていた頃に突然届いた帰還命令。 取り急ぎ舞い戻った祖国で見たのは、修羅場であった。

処理中です...