時を進める妹

里海金以

文字の大きさ
3 / 3

最終章

しおりを挟む
 その日の夜、マリリが設置する時間に設置した。この日はマリリは、来なかったのだ。僕は、兄としての意識があるのだ。
 次の日早く起きて準備する。しかし、マリリが先だ。しかしマリリから出た言葉が
「おはよう。早いね」
と、
「いやマリリに負けたわ」
と、言うと
「あなた、私の起きている時間知っているの。私は兄ちゃんより1時間も早く起きているから」
「どうして」
「私は女性よ。女性は男性よりも大変よ」
と、言ってきた。
「なるほどそれでか」
「もう感心しないで」
と、言ってくる。しかし、夜来るとか来ないとかの会話は無い。この日は学校の日である。母親が
「あなたたち。遅刻するわよ」
と、行ってきた。僕とマリリは
「わぁわぁ」
と、行って慌てて準備して、出て行った。マリリが
「待って」
と、行ってきた。
「分かった」
と、言って待つと、マリリが近づいてきて
「兄ちゃん今日と、明日見てから考えるわ」
と、言ってきた。
「分かった」
と、言った。こうして3日間すぎた。3日目僕は、早起きした。マリリには敵わなかったが、マリリに、
「マリリ、もうマリリに頼らなくても起きるから
 マリリは、普通に生活してくれ」
と、言うとマリリは
「兄ちゃんの気持ち分かったわ。兄ちゃんこれから
 も続けてね。約束」
と、言ってきた。その可愛いさに僕は胸を打たれる。僕の足が止まると、マリリが
「もう兄ちゃん。早くいくよ」
と、言ってくるのだ。
 僕はこれからは、起きると誓った。
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

予言姫は最後に微笑む

あんど もあ
ファンタジー
ラズロ伯爵家の娘リリアは、幼い頃に伯爵家の危機を次々と予言し『ラズロの予言姫』と呼ばれているが、実は一度殺されて死に戻りをしていた。 二度目の人生では無事に家の危機を避けて、リリアも16歳。今宵はデビュタントなのだが、そこには……。

【完結】あなたに知られたくなかった

ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。 5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。 そんなセレナに起きた奇跡とは?

三十年後に届いた白い手紙

RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。 彼は最後まで、何も語らなかった。 その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。 戴冠舞踏会の夜。 公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。 それは復讐でも、告発でもない。 三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、 「渡されなかった約束」のための手紙だった。 沈黙のまま命を捨てた男と、 三十年、ただ待ち続けた女。 そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。 これは、 遅れて届いた手紙が、 人生と運命を静かに書き換えていく物語。

妹の初恋は私の婚約者

あんど もあ
ファンタジー
卒業パーティーで、第一王子から婚約破棄を宣言されたカミーユ。王子が選んだのは、カミーユの妹ジョフロアだった。だが、ジョフロアには王子との婚約が許されない秘密があった。

愛していました。待っていました。でもさようなら。

彩柚月
ファンタジー
魔の森を挟んだ先の大きい街に出稼ぎに行った夫。待てども待てども帰らない夫を探しに妻は魔の森に脚を踏み入れた。 やっと辿り着いた先で見たあなたは、幸せそうでした。

お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます

菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。 嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。 「居なくていいなら、出ていこう」 この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし

ちゃんと忠告をしましたよ?

柚木ゆず
ファンタジー
 ある日の、放課後のことでした。王立リザエンドワール学院に籍を置く私フィーナは、生徒会長を務められているジュリアルス侯爵令嬢アゼット様に呼び出されました。 「生徒会の仲間である貴方様に、婚約祝いをお渡したくてこうしておりますの」  アゼット様はそのように仰られていますが、そちらは嘘ですよね? 私は最愛の方に護っていただいているので、貴方様に悪意があると気付けるのですよ。  アゼット様。まだ間に合います。  今なら、引き返せますよ? ※現在体調の影響により、感想欄を一時的に閉じさせていただいております。

悪意のパーティー《完結》

アーエル
ファンタジー
私が目を覚ましたのは王城で行われたパーティーで毒を盛られてから1年になろうかという時期でした。 ある意味でダークな内容です ‪☆他社でも公開

処理中です...