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同性愛
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「緋奈さぁ。花香ちゃんのこと好き」
「ごめん。無理かなぁ」
「何で」
「私同性愛何て無理」
「えー。そんな。どうして同性愛という事を」
「お姉ちゃんが言っていたよ」
「お姉ちゃんめ!」
「でも緋奈が私のことどうしても好きなら、私でも良ければ付き合うよ」
「えっ、いいの?」
「うん。そのかわり。大切にするよね?私のこと」
「うん」
「じゃぁよろしく」
私の名は緋奈(ひな)。友達の花香(はなか)とは、幼なじみである。しかも小さい頃から、幼稚園に入る前からの付き合いだ。家がちかいし、近所だし。なんならお母さんお父さんの付き合いはなくても、おばあちゃんと、花香のおじいちゃんがどうきゅうせいだったとか、だからつきあいがあった。私はおばあちゃん子でよく、ついて歩いていたのだ。そのせいもあり、すごく仲良くなったのだ。小さい頃から好きという気持ちはあった。周りから、私と花香は友達同士で好き、と思われていた。私は周りが言うのもありそう思い込んでいた。花香は小さい頃は好きと言っていたが最近では好きではなく親友とか言う。そもそも、人と言うものは、好きの後に親友とかくるのか?親友とか、そういうものの後から好きがくるものか、答えてみろといわれて、答えれる人いるかい?どっちもという声が聞こえてきそうだ。私は親友と言われても最初は違和感なかった。いつだろうか違和感感じたのは、最小は、小学四年生の時。誕生日を迎えたころ。ほったんは、男子から告られたことから始まるのだ。告られた日私は
「ごめん。男には興味ない」
と、言った途端。驚いた顔をされたのだ。私自身はこのことを思い出した時すごく、えっ、えっ。てなった。同性愛があっても日本にはまだ広がりがない時期である。周りも、そして自分もそういうことに気づいていなかった。友達から
「男子から聞いたよ。あんた。男子に興味ないって失礼だよ。付き合えばよかったじゃん」
「私には好きな人いるから」
「そうなんだ」
「誰のこと?」
「うーん?誰だろう?」
「その人男性」
「うーん?女性かなぁ?」
「そうなんだ」
と、友達は不思議そうな言い方なのだ。
「緋奈。あんた男子振ったみたいだね。その子が泣きながら私に話してきたわよ。たまたま今日部活なくて早かったからだけど」
と、言ってくるのだ。
「なんでお姉ちゃんのこと分かる?まさかお姉ちゃん付き合ってた?」
「付き合ってないよ。なんでそうなるわけ?
私今年から中Iだよ。去年まで一緒だったよ?一緒に登校してあんたがワガママだから、くっついていたでしょう。別の登校班にいたけど見ていたから分かってるでしょう。あんたそんなことも気づいてないわけ」
「ふーん」
「なんなん。その反応。それに男に興味無いってどういうこと」
「興味ないって言ったら嘘になるけど、なんやろうなぁ?恋愛としてはないかなぁて感じ」
「まだあんたは恋心持てないわけ」
「恋バナとか、好きよ。だけど、自分なら女子と付き合いたいなぁて感じだよ」
と、四年生の時に常に言っていたのだ。思い出した時に出てきた。そんなこと大体忘れていた。その後姉が
「はぁ何言ってんの?女と付き合いたい?子供はどうするの?恋としてそれは認めれないよ」
と、私はその後怒っていたが何を言っていたのかは分からない。
その後姉は何も言わない。親にも話していないのだ。女が好きに関しては、私もその感情を一時的忘れていた。
何もないかのように友達の家に行ったり、来たりさらに2人で出かけていたのだ。
ある日また姉が私にこんなこと言ってきたのだ。
「あんた。周りの目きにしてない?あんた変な目で見られてるわよ」
「えっ、どういうこと?」
「どういうことって、あんたさぁ。友達繋ぎとか恋人繋ぎがあるって知っている?」
「知っているけど詳しくは知らない」
「じゃぁいつも繋いでいる繋ぎ方は?」
と、姉が手を伸ばしてくる。言葉にしなくても分かるのだ。実践しろの意味だ。私は恐る恐る手を伸ばして手を繋ぐと
「これ恋人繋ぎ」
「えー、これが」
「うん」
「やめなきゃ」
「知らなかったのが驚き」
「恥ずかしい」
「えっ、恥ずかしいって?まさか友達のこと」
「そ、そんなわけないでしょう」
「私さぁ最近知ったけど同性愛っていうものがあるみたい。男性たちからしって、ある日小説が読みたくって探していたら、女性たちの同性愛もあるみたいで、私も受け入れられないって否定してたけど、自分は無理だけど案外楽しそうだなぁて。じふんじゃないからいいかなぁて、でも、花香同性愛じゃないと思うよ。難しいかもね。あんたが好きでも花香は受け入れないわよ」
「花香とは、友達だって思っているよ。だから恋愛相手としては意識してない」
「あなたも自分の気持ちに正直になれば。本当は恋してんじゃないの」
と、いい。私の部屋をあとにした。何しにきたと思えば、私にもしかすると、恋人繋ぎを教えにきた?もしかして、同性愛のことはなしにきた?分からないけど。ただそれだけだった。
『なんなん。いきなり何を言うかと恋人繋ぎの注意に来たかと思えば、注意じゃなく同性愛の話にきやがって。なんなのー。私別に花香のこと・・・。でもなんか好き?』
と、思っていたのだ。そのせいでだんだん意識が変わってきたのだ。花香はいつも心配してくるのだ。
「どうしたの?」
「うんうんなんでもない。大丈夫だよ?」
「そうなんだ。もしかして好きな人いるの?」
「なんでそんなこと聞くのよ。いたところでどうにもならないから」
「そうなんだ」
と、何か知っているようなぁ。感づいているようなぁ。だけど知らないまま通すのだ。
高校まで上がったのだ。花香と相変わらず一緒だ。花香は何かを待っているのか、さりげなく、引き出そうとしているのだ。私もそれに気づいているからいつも拒否しているのだ。
ある日この日は、私の家で遊んでいた。遊んでいると言うより勉強会。勉強苦手な私のために、花香が教えてくれるみたいだ。だから2人でやっていたのだ。すると花香は、また恋の話をしたのだ。私は逃げたくなる。逃げようとすると、花香は捕まえてきて、こんなこと言ってきたのだ。
「逃げないでちゃんと話してよ」
と、言ってきたのだ。そこで私が・・・。
そこから恋人になった。周りに何言われようと、私と花香の関係は変わらないから。ずっと。
「ごめん。無理かなぁ」
「何で」
「私同性愛何て無理」
「えー。そんな。どうして同性愛という事を」
「お姉ちゃんが言っていたよ」
「お姉ちゃんめ!」
「でも緋奈が私のことどうしても好きなら、私でも良ければ付き合うよ」
「えっ、いいの?」
「うん。そのかわり。大切にするよね?私のこと」
「うん」
「じゃぁよろしく」
私の名は緋奈(ひな)。友達の花香(はなか)とは、幼なじみである。しかも小さい頃から、幼稚園に入る前からの付き合いだ。家がちかいし、近所だし。なんならお母さんお父さんの付き合いはなくても、おばあちゃんと、花香のおじいちゃんがどうきゅうせいだったとか、だからつきあいがあった。私はおばあちゃん子でよく、ついて歩いていたのだ。そのせいもあり、すごく仲良くなったのだ。小さい頃から好きという気持ちはあった。周りから、私と花香は友達同士で好き、と思われていた。私は周りが言うのもありそう思い込んでいた。花香は小さい頃は好きと言っていたが最近では好きではなく親友とか言う。そもそも、人と言うものは、好きの後に親友とかくるのか?親友とか、そういうものの後から好きがくるものか、答えてみろといわれて、答えれる人いるかい?どっちもという声が聞こえてきそうだ。私は親友と言われても最初は違和感なかった。いつだろうか違和感感じたのは、最小は、小学四年生の時。誕生日を迎えたころ。ほったんは、男子から告られたことから始まるのだ。告られた日私は
「ごめん。男には興味ない」
と、言った途端。驚いた顔をされたのだ。私自身はこのことを思い出した時すごく、えっ、えっ。てなった。同性愛があっても日本にはまだ広がりがない時期である。周りも、そして自分もそういうことに気づいていなかった。友達から
「男子から聞いたよ。あんた。男子に興味ないって失礼だよ。付き合えばよかったじゃん」
「私には好きな人いるから」
「そうなんだ」
「誰のこと?」
「うーん?誰だろう?」
「その人男性」
「うーん?女性かなぁ?」
「そうなんだ」
と、友達は不思議そうな言い方なのだ。
「緋奈。あんた男子振ったみたいだね。その子が泣きながら私に話してきたわよ。たまたま今日部活なくて早かったからだけど」
と、言ってくるのだ。
「なんでお姉ちゃんのこと分かる?まさかお姉ちゃん付き合ってた?」
「付き合ってないよ。なんでそうなるわけ?
私今年から中Iだよ。去年まで一緒だったよ?一緒に登校してあんたがワガママだから、くっついていたでしょう。別の登校班にいたけど見ていたから分かってるでしょう。あんたそんなことも気づいてないわけ」
「ふーん」
「なんなん。その反応。それに男に興味無いってどういうこと」
「興味ないって言ったら嘘になるけど、なんやろうなぁ?恋愛としてはないかなぁて感じ」
「まだあんたは恋心持てないわけ」
「恋バナとか、好きよ。だけど、自分なら女子と付き合いたいなぁて感じだよ」
と、四年生の時に常に言っていたのだ。思い出した時に出てきた。そんなこと大体忘れていた。その後姉が
「はぁ何言ってんの?女と付き合いたい?子供はどうするの?恋としてそれは認めれないよ」
と、私はその後怒っていたが何を言っていたのかは分からない。
その後姉は何も言わない。親にも話していないのだ。女が好きに関しては、私もその感情を一時的忘れていた。
何もないかのように友達の家に行ったり、来たりさらに2人で出かけていたのだ。
ある日また姉が私にこんなこと言ってきたのだ。
「あんた。周りの目きにしてない?あんた変な目で見られてるわよ」
「えっ、どういうこと?」
「どういうことって、あんたさぁ。友達繋ぎとか恋人繋ぎがあるって知っている?」
「知っているけど詳しくは知らない」
「じゃぁいつも繋いでいる繋ぎ方は?」
と、姉が手を伸ばしてくる。言葉にしなくても分かるのだ。実践しろの意味だ。私は恐る恐る手を伸ばして手を繋ぐと
「これ恋人繋ぎ」
「えー、これが」
「うん」
「やめなきゃ」
「知らなかったのが驚き」
「恥ずかしい」
「えっ、恥ずかしいって?まさか友達のこと」
「そ、そんなわけないでしょう」
「私さぁ最近知ったけど同性愛っていうものがあるみたい。男性たちからしって、ある日小説が読みたくって探していたら、女性たちの同性愛もあるみたいで、私も受け入れられないって否定してたけど、自分は無理だけど案外楽しそうだなぁて。じふんじゃないからいいかなぁて、でも、花香同性愛じゃないと思うよ。難しいかもね。あんたが好きでも花香は受け入れないわよ」
「花香とは、友達だって思っているよ。だから恋愛相手としては意識してない」
「あなたも自分の気持ちに正直になれば。本当は恋してんじゃないの」
と、いい。私の部屋をあとにした。何しにきたと思えば、私にもしかすると、恋人繋ぎを教えにきた?もしかして、同性愛のことはなしにきた?分からないけど。ただそれだけだった。
『なんなん。いきなり何を言うかと恋人繋ぎの注意に来たかと思えば、注意じゃなく同性愛の話にきやがって。なんなのー。私別に花香のこと・・・。でもなんか好き?』
と、思っていたのだ。そのせいでだんだん意識が変わってきたのだ。花香はいつも心配してくるのだ。
「どうしたの?」
「うんうんなんでもない。大丈夫だよ?」
「そうなんだ。もしかして好きな人いるの?」
「なんでそんなこと聞くのよ。いたところでどうにもならないから」
「そうなんだ」
と、何か知っているようなぁ。感づいているようなぁ。だけど知らないまま通すのだ。
高校まで上がったのだ。花香と相変わらず一緒だ。花香は何かを待っているのか、さりげなく、引き出そうとしているのだ。私もそれに気づいているからいつも拒否しているのだ。
ある日この日は、私の家で遊んでいた。遊んでいると言うより勉強会。勉強苦手な私のために、花香が教えてくれるみたいだ。だから2人でやっていたのだ。すると花香は、また恋の話をしたのだ。私は逃げたくなる。逃げようとすると、花香は捕まえてきて、こんなこと言ってきたのだ。
「逃げないでちゃんと話してよ」
と、言ってきたのだ。そこで私が・・・。
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