スローライフは仲間と森の中で(仮)

武蔵@龍

文字の大きさ
14 / 22

14

しおりを挟む
 人がいつ来てもいいように、家や道路などの整備を開始してから一週間がたったある日、西門を警備していた、ライナーがやって来た。

「主、西門に怪我をしたドワーフたちやって来ましたがどういたしましょうか?」
「ん? ドワーフ? 」
「はっ。ドワーフでございます」
「解かった。一緒に行こうか」
「はっ!」

 僕は、ライナーと西門に向かって歩き出した。

「お待たせしました。僕はここを拠点にしている、ユウトっていいますが、どういった要件でしょうか?」
「おう。儂らは西のドワーフからやって来たエリクってもんだ。」
「エリクさんですか。それで?」
「うむ。実は仲間が魔物にやられて怪我をしてしまってな、休ましてやりたくて休まるところを探してたんじゃが、丁度ここを発見してな…。」
「なるほど。そのけが人は何処ですか?」
「あぁ、こっちじゃ。」

 僕はエリクさんについていったら、怪我をしたドワーフの人達がいたので、急いで近寄った。

「大丈夫ですか? 今、治しますね。 【ヒールオール】これで大丈夫だと思いますが、無理はしないでくださいね。」
「「「「「!!!!!」」」」」

 何か僕の事を見ていてビックリしてるんだけど…。

「えっと…。」
「あ、ありがとうございました。」
「いえいえ。」
「取り合えず僕の拠点に入ってください。そこで詳しく話を聞きますので」
「「「「「はい」」」」」

 僕はエリクさん達を拠点に案内した。

「ユウトよ、ここの名前は何て言うんじゃ?」

 ここの名前考えてなかったなぁ。どうしようか…。

「ここはエスペランサ。希望っていう意味なんだ。」
「そうか。エスペランサ良いところじゃが、住人はいなのか?」
「うん。まだね僕を入れて、五人と僕が召喚したスケルトン達しか居ないんだよね。」
「なるほどのぉ。ユウトよ、ここの名品はなんじゃ?」
「ん~。まだないかぁ。人も居ないし、名産品とか作ってる暇も無かったからなぁ」
「そうなのか?」
「うん。これ作ったのが一週間前だから。」
「な、なんじゃとぉ」
「あははは。」
「これを、一週間とは…。まぁそこは良いとして、わしらをここに住まわしてくれんか?」
「ん? ここに住んでくれるなら喜んで提供しますよ。住む場所は好きに選んでください。ただし、通り沿いは商業区画なので、って言ってもエリクさんさんたちはドワーフだから大丈夫だと思いますけど。それで皆さんはなにが作れますか?」
「わしは武器と防具が作れるぞ」
「俺達は酒と装飾品が出来る。っていってもある程度なら何でも作れるから何か必要なら言ってきてくれ。」
「おお。それは助かります。この拠点はまだ酒とか無いから簡単なものでも作ってくれると嬉しいかも。」
「そうなのか? よし、それなら酒造りから始めるか。いくぞー!お前らー!」
「「「「おー!」」」」

 凄い勢いで走って行っちゃった。流石ドワーフ。酒には目が無いのか。

 ドワーフ達が来て二日目の朝元気な声が聞こえてきた。

「ユウトただいまー! 今、帰ったよー」
「フィーネお帰りー。」

 フィーネを抱きしめて迎える。久しぶりの匂いに満喫していた。

「ユウトくすぐったいってばぁ」
「あはは。久しぶりだったから思わずね。」
「うふふ。まぁ私もそうだけど」
「それで、どうだった?」
「うん。いっぱい買って来たよ。」

 そう言うと色んなものが出て来た。

「じゃがいもと人参とキャベツでしょ。果物の苗とトマト。後は牛と豚と鶏の番が二頭と二羽づつが外に居るよ。」
「おおー。でかした。流石フィーネだ。」
「えへへ。」
「さっそく鶏小屋を作って来なきゃ。」

 僕はさっそく庭に鶏小屋を作っって鶏をその中にしまったら、喜んでくれたのか「コケッココー』って鳴いていた。小屋の中に餌箱と水飲み場を用意してそっとしておいた。

 豚と牛用の小屋を畑の方に作って移動させておいた。柵の内側に餌用と水飲み場を設置。もちろん寝床も忘れないように設置。牛も豚も気に入ってくれたのか、寛いでいたのでそのままにして家に帰って来た。

 そういえばこの世界の通貨が気になったので聞いたら。

   銅貨1枚:  100
   銀貨1枚:  1000
   金貨1枚:  10000
  大金貨1枚:  100000
  白金貨1枚:  1000000

 で十進法だという。今回、魔物を売ったら白金貨200枚になったというので、いきなり大金持ちになって色々、奮発したらしい。フィーネ曰く『女にはいろいろと必要なものが有るのよ』 だそうだ。

 僕は久しぶりにフィーネとお風呂に入って、食事をし一緒にベットに入った。勿論おいしく三回も頂き、抱き合いながら眠りについた。 
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

『婚約破棄された悪役令嬢ですが、嫁ぎ先で“連れ子三人”の母になりました ~三人の「ママ」が聞けるまで、私は絶対に逃げません~』

放浪人
恋愛
「母はいりません」と拒絶された悪役令嬢が、最強の“ママ”になるまでの物語。 「君のような可愛げのない女は、王妃にふさわしくない」 身に覚えのない罪で婚約破棄され、“悪役令嬢”の汚名を着せられたクラリス。 彼女が新たに嫁いだのは、北方の辺境を守る「氷の公爵」ことレオンハルト・フォン・グレイフだった。 冷え切った屋敷で彼女を待っていたのは、無表情な夫と、心に傷を負った三人の連れ子たち。 「僕たちに、母はいりません」 初対面で突きつけられた三つの拒絶。しかし、クラリスは諦めなかった。 「称号はいりません。私が欲しいのは――あなたたち三人の『ママ』になれる日だけです」 得意の生活魔法『灯(ともしび)』で凍えた部屋を温め、『鎮(しずめ)』の歌で夜泣きを癒やし、家政手腕で荒れた食卓を立て直す。 クラリスの献身的な愛情は、頑なだった子供たちの心を解きほぐし、やがて不器用な夫の氷の心さえも熱く溶かしていく。 これは、不遇な悪役令嬢が「最強の母」となり、家族を脅かす元婚約者や魔獣たちを華麗に撃退し、最愛の家族から「ママ」と呼ばれるその日までを綴った物語。

悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる

竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。 評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。 身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。

神様の忘れ物

mizuno sei
ファンタジー
 仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。  わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。

第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。

黒ハット
ファンタジー
 前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。  

不倫されて離婚した社畜OLが幼女転生して聖女になりましたが、王国が揉めてて大事にしてもらえないので好きに生きます

天田れおぽん
ファンタジー
 ブラック企業に勤める社畜OL沙羅(サラ)は、結婚したものの不倫されて離婚した。スッキリした気分で明るい未来に期待を馳せるも、公園から飛び出てきた子どもを助けたことで、弱っていた心臓が止まってしまい死亡。同情した女神が、黒髪黒目中肉中背バツイチの沙羅を、銀髪碧眼3歳児の聖女として異世界へと転生させてくれた。  ところが王国内で聖女の処遇で揉めていて、転生先は草原だった。  サラは女神がくれた山盛りてんこ盛りのスキルを使い、異世界で知り合ったモフモフたちと暮らし始める―――― ※第16話 あつまれ聖獣の森 6 が抜けていましたので2025/07/30に追加しました。

【土壌改良】で死の荒野がSランク農園に!食べただけでレベルアップする野菜で、世界最強ギルド設立

黒崎隼人
ファンタジー
「え? これ、ただのトマトですよ?」 「いいえ、それは食べただけで魔力が全回復する『神の果実』です!」 ブラック企業で働き詰めだった青年は、異世界の名門貴族の三男・ノアとして転生する。 しかし、授かったスキルは【土壌改良】という地味なもの。 「攻撃魔法も使えない役立たず」と罵られ、魔物すら寄り付かない死の荒野へ追放されてしまう。 だが、彼らは知らなかった。 ノアのスキルは、現代の農業知識と合わせることで、荒れ果てた土地を「Sランク食材」が溢れる楽園に変えるチート能力だったことを! 伝説の魔獣(もふもふ)をキュウリ一本で手懐け、行き倒れた天才エルフを極上スープで救い出し、気づけば荒野には巨大な「農業ギルド」が誕生していた。 これは、本人がただ美味しい野菜を作ってのんびり暮らしたいだけなのに、周囲からは「世界を救う大賢者」と崇められてしまう、無自覚・最強の農業ファンタジー!

異世界転生~チート魔法でスローライフ

玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。 43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。 その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」 大型連休を利用して、 穴場スポットへやってきた! テントを建て、BBQコンロに テーブル等用意して……。 近くの川まで散歩しに来たら、 何やら動物か?の気配が…… 木の影からこっそり覗くとそこには…… キラキラと光注ぐように発光した 「え!オオカミ!」 3メートルはありそうな巨大なオオカミが!! 急いでテントまで戻ってくると 「え!ここどこだ??」 都会の生活に疲れた主人公が、 異世界へ転生して 冒険者になって 魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。 恋愛は多分ありません。 基本スローライフを目指してます(笑) ※挿絵有りますが、自作です。 無断転載はしてません。 イラストは、あくまで私のイメージです ※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが 少し趣向を変えて、 若干ですが恋愛有りになります。 ※カクヨム、なろうでも公開しています

辺境に追放されたガリガリ令嬢ですが、助けた男が第三王子だったので人生逆転しました。~実家は危機ですが、助ける義理もありません~

香木陽灯
恋愛
 「そんなに気に食わないなら、お前がこの家を出ていけ!」  実の父と義妹に虐げられ、着の身着のままで辺境のボロ家に追放された伯爵令嬢カタリーナ。食べるものもなく、泥水のようなスープですすり、ガリガリに痩せ細った彼女が庭で拾ったのは、金色の瞳を持つ美しい男・ギルだった。  「……見知らぬ人間を招き入れるなんて、馬鹿なのか?」  「一人で食べるのは味気ないわ。手当てのお礼に一緒に食べてくれると嬉しいんだけど」  二人の奇妙な共同生活が始まる。ギルが獲ってくる肉を食べ、共に笑い、カタリーナは本来の瑞々しい美しさを取り戻していく。しかしカタリーナは知らなかった。彼が王位継承争いから身を隠していた最強の第三王子であることを――。 ※ふんわり設定です。 ※他サイトにも掲載中です。

処理中です...