スローライフは仲間と森の中で(仮)

武蔵@龍

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 次に日の朝、僕たちはいつものように、食事をして、稽古をしてから探索に行くのだった。セバスとルヴィエラに話を聞くと、この場所から魔族側の国境の町に着くのに、片道二・三日掛かるという事が解かったので、調べることにしたのだ。 
 それは、僕たちには余りにも、人材が居ないし、野菜類が足りてないのだ。肉や魚、木のみに果物は豊富にある。肉は、そこら辺に居る熊や鹿、あるいはオークなどの魔物を狩ればいくらでも取れるし、魚は、湖と川から取れる仕掛けを用意している。
 森の中に行けば、木の実や果物が良く取れる。野菜は殆ど根野菜で青物が足りないから、町で買いに行こうって話。お金は、今まで狩って来た魔物の素材や、魔石を換金すればいくらでも手に入ると思う。
 その前に町の途中までの道と、魔物除けの結界石を、設置しないといけないんだけどね。

「買い物は、セバスとフィーネに、任せるけど良いかな?」
「うん。良いよ。野菜とだけで良いの?」
「今の所はね。人材に関しては、奴隷市に行かないとダメっぽいし自分で見ておきたいんだよね。」
「了解。じゃぁ行ってくね」
「いってらっしゃい。気を付けてね。セバスも頼むな」
「はっ! では行ってまいります」

 そう言って二人は出て行った。ルヴィエラはって言うと、上空で二人をサポート兼偵察を任せている。何かあれば、僕が作った魔道具の、通信機で知らせが来る事になっている。

 僕はライナーとラムズの二人と、家の構築と畑の場所作りするつもり。家は人数が増えたので、母屋の横に離れを作る。これはこの後人が増えてもいいように、大きく作る予定。畑は二面にして根野菜用と青野菜用に分けるため。

 後は井戸と治水工事と下水処理。こう考えると色々とやる事があることが解るんだけど、一人でやるとかなり疲れるので、少しずつやって行こうかと思ってる。しかし、人手がどうしても足りないし、スケルトン達ではどうにもならないので、我慢しよう。

 今日は、まず地道に整地と基盤を作ろうと思い、土魔法で整地を開始したら、面白くて縦横500メートルの空き地が完成してしまった。完成した空き地に、下水処理を施し、中央に井戸を作って、休憩した。

 休憩が終わると、中央の噴水から、東西南の門に向かって石畳で道路を北は僕が住んでる家の門まで築いていく。石は何処から持ってきたかって? それは創造スキルで作って引いただけなんだけどね。道路の端に雨が降ってもいいように、側溝を何か所も施してある。雨水は地下を通って湖に流れる仕組みだ。
 
 門まで作り終わったころには、日も傾いていたので、家に帰って、一人で食事の用意をした。

「そういえば一人で食事なんて何時ぶりなんだ? いつもフィーネが居たから忘れちゃったけどまぁ良いかぁ。」

 そんなことをボヤキながら食事を作っていく。今日はオークキングの肉でシチューと、我が家で作った野菜のサラダとパン。一人前では作り過ぎた感は有るのだけど、今は秋の真っ最中。腐ることは無いだろう。

「いただきます」
「うまい! 我ながら上手くいったと思う。」

 あっという間に食べてしまったので…。

「ごちそうさまでした」

 後片付けをして、休憩をしてお風呂に入ってベットに横になって居たら、いつの間にか寝ていた。

 そして次の日、外でいつもの日課の素振りをして汗をかき風呂に入って、昨日の残り物を食べて、昨日の続きをしに整地した所にやってきた。今日はメイン街道の両脇に家を建てて行くつもり。

 メインは将来を見据えて、商業などテナント。宿屋、道具屋、酒場などの店舗。その裏には、住宅やら路地などを作っていく。半分作ったころには、もう昼でちょっと休憩。午後にはもう半分を手掛けて終わりになると、日が暮れ始めていた。

「ふぅ。何とか終わったな。後は住人を募るだけなんだけど、うまくいくかなぁ。それはおいおい考えて行けばいいけど、まずは職業のスキル持ちを探してこなきゃね。」

 そう考えながら家に帰宅すると通信が入って来た。

『ユウト様ちょっと良いですか?』
『ルヴィエラどうした? 何かあったの?』
『はい。フィーネ様とセバスが町に着いたので報告に』
『了解。道中は何もなかった?』
『いえ特には無いですが、魔物を倒しながらだったもので、一日遅れたみたいですが、そのほかは順調だったようです』
『そうか、ありがとう。引き続き、頼むね』
『はい。』

 そうして通信が切れた。

「順調で何よりだね。さてと僕は取り合えず、汗もかいたし風呂入ろっと。」

 僕は風呂場に向かって行くのだった。

「ふぅぅぅ。あぁぁぁぁ…。気持ちがいいなぁぁ。」

 まだ十代なのにそんな声が出てくる。元日本人で中身はオッサンなのだからしょうがない気もするけど、そこは我慢しよう。

 風呂から出て、食事をして眠るのだった。
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