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番外編 3(情事3)*終
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身を捩るのはくすぐったいのか、感じてくれているのか。できれば後者であってほしい。
浅くから深くまで抽挿を繰り返すうち、瀧の感じるところを見つけたいからついつい凝視してしまう。けれどそれも、彼のほうから腰を揺すってくれるようになるまでのことだ。
すぐに余裕がなくなってしまう。
彼の腰を抱く手の指も力が入り、深くまで繋がりたいから奥を突き、捏ねてしまうのは止められない。
「あ、っあ、しげ、つ……そんな、奥、ばっか……!」
「すまない……たえられ、ない」
好きな人を好きにしていいなんて、理性も何もかもの歯止めなんて吹っ飛ぶ。
「ろう……ッ」
果てる時もナカから出すなんてことは思いもよらず、熱のすべてを瀧へ注いでしまう。
「あ……ッぁ……」
しがみついてくれる瀧も、精を放ったようで、荒い呼吸を繰り返している。
貪るという言葉がぴったりの情交は、一度で終わることは稀だ。けれど今日はここで止めておいて、瀧を抱きしめることにした。あまり求めすぎて、体ばかりと思われるのも困るから。
「ンッ、……? どうした?」
「……抱きしめて」
簡潔にねだると、瀧は優しく微笑んでくれる。瀧耀の頃と変わらない。
「体は大きくなったのに、甘えん坊な竜だな……よしよし」
体を離した後、梓玥は瀧の隣に寝そべると、早速瀧が腕を伸ばして抱きしめてくれる。彼の胸に耳を付けるようにして抱きしめられた。
「図体はオレより大きくなっても、かわいいのは昔と変わらないな……」
頭の上でくすくすと笑う気配。
反論したかったが、瀧が楽しそうなところに水を差したくはない。となると、甘んじて頭を撫でる手も受け入れなければならなかった。
「いつからこんな風にオレのこと好きになってたんだ」
オレはてっきり近所のお兄さんに懐いてるのと変わりないと思ってたぞ、と言われて少しだけ考える。
「わからない」
「わからない?」
「最初からずっと気になっていたし、感情の種類を理解して思い返せば、ずっと好きだったんだと思う」
「…………じゃあ、抱きたいって思ったのは?」
「…………」
「なんで黙るんだよ」
それはそうだ、おいそれと口を割れる話ではない。
少なくとも幼い頃は別だったはずで――だとすると、長じてからずっとということになってしまうが。
「……まあ……何百年かの分を溜め込んでたのか、再会してからなのかはわかんないけど。よく諦めなかったな」
「諦められていたら、今こうしてはいない」
「それはそう……」
よしよし、と頭を撫でられるのは嫌いではない。甘やかされているのか、あやされているのか、紙一重だとは思うが。
ふあ、と瀧が欠伸した気配。もう随分遅い時間だ。
「寝よう……ねむい」
「ん。明日は三限からだから、少し遅く起こすから」
「うん……よろしく……」
語尾が溶けていく。呼吸が寝息に変わったのを感じると、毛布をかけた。梓玥も目を閉じる。
好きな人の腕の中で眠るのが、こんなに温かく甘く安心するものだと、初めて知ったと思う。だから絶対に手放さないし、邪魔をする者があれば排除する。それが同じ神であろうとも。
決意を新たにすると、瀧の心音を聞きながら目を閉じ、穏やかな眠りについた。
*******
読了ありがとうございました!
票がもし余っていれば投票してくださると嬉しいです!!!
浅くから深くまで抽挿を繰り返すうち、瀧の感じるところを見つけたいからついつい凝視してしまう。けれどそれも、彼のほうから腰を揺すってくれるようになるまでのことだ。
すぐに余裕がなくなってしまう。
彼の腰を抱く手の指も力が入り、深くまで繋がりたいから奥を突き、捏ねてしまうのは止められない。
「あ、っあ、しげ、つ……そんな、奥、ばっか……!」
「すまない……たえられ、ない」
好きな人を好きにしていいなんて、理性も何もかもの歯止めなんて吹っ飛ぶ。
「ろう……ッ」
果てる時もナカから出すなんてことは思いもよらず、熱のすべてを瀧へ注いでしまう。
「あ……ッぁ……」
しがみついてくれる瀧も、精を放ったようで、荒い呼吸を繰り返している。
貪るという言葉がぴったりの情交は、一度で終わることは稀だ。けれど今日はここで止めておいて、瀧を抱きしめることにした。あまり求めすぎて、体ばかりと思われるのも困るから。
「ンッ、……? どうした?」
「……抱きしめて」
簡潔にねだると、瀧は優しく微笑んでくれる。瀧耀の頃と変わらない。
「体は大きくなったのに、甘えん坊な竜だな……よしよし」
体を離した後、梓玥は瀧の隣に寝そべると、早速瀧が腕を伸ばして抱きしめてくれる。彼の胸に耳を付けるようにして抱きしめられた。
「図体はオレより大きくなっても、かわいいのは昔と変わらないな……」
頭の上でくすくすと笑う気配。
反論したかったが、瀧が楽しそうなところに水を差したくはない。となると、甘んじて頭を撫でる手も受け入れなければならなかった。
「いつからこんな風にオレのこと好きになってたんだ」
オレはてっきり近所のお兄さんに懐いてるのと変わりないと思ってたぞ、と言われて少しだけ考える。
「わからない」
「わからない?」
「最初からずっと気になっていたし、感情の種類を理解して思い返せば、ずっと好きだったんだと思う」
「…………じゃあ、抱きたいって思ったのは?」
「…………」
「なんで黙るんだよ」
それはそうだ、おいそれと口を割れる話ではない。
少なくとも幼い頃は別だったはずで――だとすると、長じてからずっとということになってしまうが。
「……まあ……何百年かの分を溜め込んでたのか、再会してからなのかはわかんないけど。よく諦めなかったな」
「諦められていたら、今こうしてはいない」
「それはそう……」
よしよし、と頭を撫でられるのは嫌いではない。甘やかされているのか、あやされているのか、紙一重だとは思うが。
ふあ、と瀧が欠伸した気配。もう随分遅い時間だ。
「寝よう……ねむい」
「ん。明日は三限からだから、少し遅く起こすから」
「うん……よろしく……」
語尾が溶けていく。呼吸が寝息に変わったのを感じると、毛布をかけた。梓玥も目を閉じる。
好きな人の腕の中で眠るのが、こんなに温かく甘く安心するものだと、初めて知ったと思う。だから絶対に手放さないし、邪魔をする者があれば排除する。それが同じ神であろうとも。
決意を新たにすると、瀧の心音を聞きながら目を閉じ、穏やかな眠りについた。
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