40 / 101
三章
43
しおりを挟む
足裏をじわりと焼く砂の熱が、まるで時間を遡るように皮膚を炙る。奏は無言のまま、波打ち際まで歩いていく。潮の匂いが鼻腔を撫で、遠くから聞こえる子どもの笑い声が、どこか異国の風景のように遠く感じられた。
ざぶ、と足元に寄せてきた波が、思ったより冷たくて、思わず肩をすくめる。だが立ち止まらず、ざくり、ともう一歩踏み出して、膝下まで海水に浸したまま、奏はその場にしゃがみ込んだ。
砂のざらつきが、尻の下で不安定に崩れる。布越しに沁みてくる水が、ゆっくりと太腿の裏を濡らしていく。涼しさと生温さが混在したその感覚は、妙に現実感があった。
奏は膝を抱えこみ、その上に腕を乗せて、遠く水平線を見つめた。
──夏の海は、こんなにも騒がしく、こんなにも無関心だ。
背後で、タバコを吸う音がした。紙が焼ける小さな音、唇を湿らせるくぐもった気配。伊月が数歩後ろで立ったまま、煙草の火を灯しているのが分かる。
「……ノアのこと、さ」
落とすように言った声に、伊月の気配がふっと動く。奏の隣に腰を下ろす音が、波の音の間に挟まって聴こえた。
「……ああ」
伊月はそれ以上、何も言わない。火のついたタバコを指の間で回しながら、ただ隣に座り、黙って風に身を委ねている。
その沈黙が、妙にやさしかった。
「……受け入れたいとは、思ってるんだ。ノアのこと」
言葉にした瞬間、胸の奥で何かがざらりと動いた。
「でもさ、せめて……自分のことを自分で大切にできるようになってからじゃないと……ノアを、大事にしてやれない気がするんだ」
目を伏せ、水面を見つめる。波が立てた白い泡が足元をかすめるたびに、小さく身体が揺れる。
「昨日今日でどうこうできる話じゃねぇし……時間が欲しい。……ちゃんと考える時間、逃げたくなる時間、泣く時間も、全部込みで」
伊月は、黙って煙を吐いていた。横顔には何の感情も浮かんでいないようで、それが逆に居心地がよかった。
「……セックスは、まだ無理。恥ずかしいってより、終わったあと自分のことが嫌いになりそうで。そうなったら、多分取り返しがつかない気がしてさ」
小さく、空気を吸い込む。潮風が鼻腔を満たす。
「でも……ハグとか、キスくらいなら……我慢して、やらなくもない。きっと、たぶん……泣かないくらいにはできると思う」
それは、どこまでも不器用な誠意だった。愛される覚悟はまだできていない。けれど、拒絶ばかりしていた自分に、ようやくひとつ、小さな“受け入れ”の芽が芽吹いた気がした。
「薬も……辞めるよ」
ぽつりと零したその言葉に、伊月の指先がわずかに止まる。
「これからどうなるか分かんないけど……まずは、三食きちんと食って、一汁三菜。ちゃんとご飯で、自分に“おつかれ”って言えるくらいにはなりたい」
言いながら、自分で笑ってしまう。
「……バカみてぇだよな」
「いや」
伊月はそれだけ言って、タバコを灰皿がわりの空き缶に捻り消した。
沈黙がまた訪れる。でも今度は、重さではなく安堵が混じった静けさだった。
奏は両膝に頬を寄せ、吐息混じりに言葉を漏らした。
「……ありがとな、伊月」
それは、本当に小さな声だった。けれど、伊月の耳にはきちんと届いたようだった。
「……気持ち悪ぃな、急に」
伊月は鼻で笑いながら、わざとらしく頭を撫でようとしてきたが、奏はそれを払いのけて顔を背けた。
「うるせぇ」
その瞬間だった。
奏は思い出したように、ぱしゃ、と両手で海水を掬い上げ、伊月の顔面めがけて振りかけた。
「おっさん、冷たいのくれてやるよ」
「っ、てめぇ……!クソガキが調子乗りやがって!」
次の瞬間、伊月が立ち上がり、容赦なく反撃。大きな手で海水を掴んでは奏にぶつけ、奏も負けじと水を跳ね返した。
まるで子どものように、全身びしょ濡れになりながら、水をかけ合う二人。最初は戸惑っていた奏の顔にも、いつしか笑みが浮かんでいた。
──周囲の目なんて、どうでもよかった。
最悪な服と最悪な過去。けれど今だけは、風も、太陽も、潮の匂いも、ただ“いまここに生きている”という感覚を連れてきてくれていた。
気がつけば、海面の波は少しだけ落ち着き、空の青が深くなっていた。
笑い合う音が風に溶け、砂浜には二人分の足跡と、水飛沫が描いた複雑な模様だけが、ゆるやかに刻まれていた。
「──おい、こっち向け」
唐突に投げかけられた低い声に、奏は思わず手を止めた。まさに、今まさに手のひらに海水を溜め、伊月の胸元にぶちまけてやろうと構えていたその瞬間だった。声と同時に差し向けられたのは、あのくたびれたスマホのレンズ。
「……は?」
日差しを反射してわずかに光ったそれに、奏は不快そうに眉を寄せたが、すでに遅かった。
カシャッ──。
連写のように軽やかなシャッター音が鳴り、伊月は素早く画面を確認すると、にやりと笑う。
「──よし、撮れた。いい顔だ」
奏の頬には、滴る水と日焼けに赤みを帯びた熱が混じっていた。濡れた前髪が額に貼りつき、濃い影が睫毛の下に落ちている。険しいようでどこか拗ねたその横顔は、今この瞬間の夏そのものだった。
「何勝手に──消せよ、マジで」
奏が手を伸ばして奪おうとしたが、伊月はするりと後ろへ引いてかわす。
「……無理。もう送った」
そう言いながら、親指でひと押し──その一枚を、即座にメッセージアプリに添付し、短い一文もなく、送信ボタンを押した。
スマホの画面には、簡素なUIが表示される。伊月の履歴の一番上、名前のないメッセージ欄。その相手に、写真が小さな四角で浮かび上がった。
波しぶきを浴びて水滴に濡れた頬、手のひらから滑り落ちる雫、そして背後には、真っ白な陽光と透き通る水平線。
その一枚が切り取ったのは、「誰にも触れられたことのない」奏の素顔だった。
──同時刻。
軍の敷地内、鋼鉄の塀と規律の空気が張り詰めた中央ブロック。その一角にひっそりと佇む、かつての将校用住宅を改装した官舎。外部からは隔絶されたその家の奥、書斎の一室。
静まり返った部屋の中、分厚いファイルと報告書の間に置かれた一台のスマートフォンが、突如としてわずかに震えた。
ブッ──という、抑えたバイブ音。
何の通知音も鳴らさず、ただ沈黙の中で、机の上の木目に小さな波紋のような震えを刻む。
椅子に深く背を預け、背筋をまっすぐに伸ばした男が、その震えに目を向けた。
──ノアだった。
書類を読み進めていた彼の指先がぴたりと止まる。眼差しが、わずかに鋭さを帯びる。
デバイスを手に取り、ロックを解除。新着メッセージ──送り主は表示されない。ただ一枚の写真が、何の前触れもなく届いていた。
開いた画面に、すぐさま映し出されるのは──奏の姿だった。
濡れた髪、砂浜、陽光。そして何より、その顔。
いつもの尖った虚勢も、警戒心に覆われた拒絶も、そこにはなかった。
……知らない顔だった。
ノアの指が、微かに止まる。
数秒、写真を見つめたまま、彼は何も言わなかった。けれど、視線の奥にあった感情は、ほんの少しだけ揺れていた。
表情を変えず、写真を閉じた。何も返さない。だが、そのまま手元の書類に視線を戻すこともなく、ただ静かにスマホを伏せた。
「そんな顔も出来るのか」
机の表面に、もう震えはない。ただ、ノアの掌だけが、その上でじっと沈黙していた。
【伊月:上手く撮れてるだろう。多分、自分から話せるはずだ。何も言わずただ聞いてやるだけでいい】
そのメッセージが届いた瞬間、ノアの指先はスマートフォンの画面上で一瞬だけ止まった。既読の表示がつくと、すぐに親指が静かに動き、短く、簡潔な一文を打ち込む。
【11時にはそちらに着く】
文末の句点は打たれなかった。必要がないと判断したからだ
自分も感情のままにグレアを放ったことに対して謝罪せねばならない。
ざぶ、と足元に寄せてきた波が、思ったより冷たくて、思わず肩をすくめる。だが立ち止まらず、ざくり、ともう一歩踏み出して、膝下まで海水に浸したまま、奏はその場にしゃがみ込んだ。
砂のざらつきが、尻の下で不安定に崩れる。布越しに沁みてくる水が、ゆっくりと太腿の裏を濡らしていく。涼しさと生温さが混在したその感覚は、妙に現実感があった。
奏は膝を抱えこみ、その上に腕を乗せて、遠く水平線を見つめた。
──夏の海は、こんなにも騒がしく、こんなにも無関心だ。
背後で、タバコを吸う音がした。紙が焼ける小さな音、唇を湿らせるくぐもった気配。伊月が数歩後ろで立ったまま、煙草の火を灯しているのが分かる。
「……ノアのこと、さ」
落とすように言った声に、伊月の気配がふっと動く。奏の隣に腰を下ろす音が、波の音の間に挟まって聴こえた。
「……ああ」
伊月はそれ以上、何も言わない。火のついたタバコを指の間で回しながら、ただ隣に座り、黙って風に身を委ねている。
その沈黙が、妙にやさしかった。
「……受け入れたいとは、思ってるんだ。ノアのこと」
言葉にした瞬間、胸の奥で何かがざらりと動いた。
「でもさ、せめて……自分のことを自分で大切にできるようになってからじゃないと……ノアを、大事にしてやれない気がするんだ」
目を伏せ、水面を見つめる。波が立てた白い泡が足元をかすめるたびに、小さく身体が揺れる。
「昨日今日でどうこうできる話じゃねぇし……時間が欲しい。……ちゃんと考える時間、逃げたくなる時間、泣く時間も、全部込みで」
伊月は、黙って煙を吐いていた。横顔には何の感情も浮かんでいないようで、それが逆に居心地がよかった。
「……セックスは、まだ無理。恥ずかしいってより、終わったあと自分のことが嫌いになりそうで。そうなったら、多分取り返しがつかない気がしてさ」
小さく、空気を吸い込む。潮風が鼻腔を満たす。
「でも……ハグとか、キスくらいなら……我慢して、やらなくもない。きっと、たぶん……泣かないくらいにはできると思う」
それは、どこまでも不器用な誠意だった。愛される覚悟はまだできていない。けれど、拒絶ばかりしていた自分に、ようやくひとつ、小さな“受け入れ”の芽が芽吹いた気がした。
「薬も……辞めるよ」
ぽつりと零したその言葉に、伊月の指先がわずかに止まる。
「これからどうなるか分かんないけど……まずは、三食きちんと食って、一汁三菜。ちゃんとご飯で、自分に“おつかれ”って言えるくらいにはなりたい」
言いながら、自分で笑ってしまう。
「……バカみてぇだよな」
「いや」
伊月はそれだけ言って、タバコを灰皿がわりの空き缶に捻り消した。
沈黙がまた訪れる。でも今度は、重さではなく安堵が混じった静けさだった。
奏は両膝に頬を寄せ、吐息混じりに言葉を漏らした。
「……ありがとな、伊月」
それは、本当に小さな声だった。けれど、伊月の耳にはきちんと届いたようだった。
「……気持ち悪ぃな、急に」
伊月は鼻で笑いながら、わざとらしく頭を撫でようとしてきたが、奏はそれを払いのけて顔を背けた。
「うるせぇ」
その瞬間だった。
奏は思い出したように、ぱしゃ、と両手で海水を掬い上げ、伊月の顔面めがけて振りかけた。
「おっさん、冷たいのくれてやるよ」
「っ、てめぇ……!クソガキが調子乗りやがって!」
次の瞬間、伊月が立ち上がり、容赦なく反撃。大きな手で海水を掴んでは奏にぶつけ、奏も負けじと水を跳ね返した。
まるで子どものように、全身びしょ濡れになりながら、水をかけ合う二人。最初は戸惑っていた奏の顔にも、いつしか笑みが浮かんでいた。
──周囲の目なんて、どうでもよかった。
最悪な服と最悪な過去。けれど今だけは、風も、太陽も、潮の匂いも、ただ“いまここに生きている”という感覚を連れてきてくれていた。
気がつけば、海面の波は少しだけ落ち着き、空の青が深くなっていた。
笑い合う音が風に溶け、砂浜には二人分の足跡と、水飛沫が描いた複雑な模様だけが、ゆるやかに刻まれていた。
「──おい、こっち向け」
唐突に投げかけられた低い声に、奏は思わず手を止めた。まさに、今まさに手のひらに海水を溜め、伊月の胸元にぶちまけてやろうと構えていたその瞬間だった。声と同時に差し向けられたのは、あのくたびれたスマホのレンズ。
「……は?」
日差しを反射してわずかに光ったそれに、奏は不快そうに眉を寄せたが、すでに遅かった。
カシャッ──。
連写のように軽やかなシャッター音が鳴り、伊月は素早く画面を確認すると、にやりと笑う。
「──よし、撮れた。いい顔だ」
奏の頬には、滴る水と日焼けに赤みを帯びた熱が混じっていた。濡れた前髪が額に貼りつき、濃い影が睫毛の下に落ちている。険しいようでどこか拗ねたその横顔は、今この瞬間の夏そのものだった。
「何勝手に──消せよ、マジで」
奏が手を伸ばして奪おうとしたが、伊月はするりと後ろへ引いてかわす。
「……無理。もう送った」
そう言いながら、親指でひと押し──その一枚を、即座にメッセージアプリに添付し、短い一文もなく、送信ボタンを押した。
スマホの画面には、簡素なUIが表示される。伊月の履歴の一番上、名前のないメッセージ欄。その相手に、写真が小さな四角で浮かび上がった。
波しぶきを浴びて水滴に濡れた頬、手のひらから滑り落ちる雫、そして背後には、真っ白な陽光と透き通る水平線。
その一枚が切り取ったのは、「誰にも触れられたことのない」奏の素顔だった。
──同時刻。
軍の敷地内、鋼鉄の塀と規律の空気が張り詰めた中央ブロック。その一角にひっそりと佇む、かつての将校用住宅を改装した官舎。外部からは隔絶されたその家の奥、書斎の一室。
静まり返った部屋の中、分厚いファイルと報告書の間に置かれた一台のスマートフォンが、突如としてわずかに震えた。
ブッ──という、抑えたバイブ音。
何の通知音も鳴らさず、ただ沈黙の中で、机の上の木目に小さな波紋のような震えを刻む。
椅子に深く背を預け、背筋をまっすぐに伸ばした男が、その震えに目を向けた。
──ノアだった。
書類を読み進めていた彼の指先がぴたりと止まる。眼差しが、わずかに鋭さを帯びる。
デバイスを手に取り、ロックを解除。新着メッセージ──送り主は表示されない。ただ一枚の写真が、何の前触れもなく届いていた。
開いた画面に、すぐさま映し出されるのは──奏の姿だった。
濡れた髪、砂浜、陽光。そして何より、その顔。
いつもの尖った虚勢も、警戒心に覆われた拒絶も、そこにはなかった。
……知らない顔だった。
ノアの指が、微かに止まる。
数秒、写真を見つめたまま、彼は何も言わなかった。けれど、視線の奥にあった感情は、ほんの少しだけ揺れていた。
表情を変えず、写真を閉じた。何も返さない。だが、そのまま手元の書類に視線を戻すこともなく、ただ静かにスマホを伏せた。
「そんな顔も出来るのか」
机の表面に、もう震えはない。ただ、ノアの掌だけが、その上でじっと沈黙していた。
【伊月:上手く撮れてるだろう。多分、自分から話せるはずだ。何も言わずただ聞いてやるだけでいい】
そのメッセージが届いた瞬間、ノアの指先はスマートフォンの画面上で一瞬だけ止まった。既読の表示がつくと、すぐに親指が静かに動き、短く、簡潔な一文を打ち込む。
【11時にはそちらに着く】
文末の句点は打たれなかった。必要がないと判断したからだ
自分も感情のままにグレアを放ったことに対して謝罪せねばならない。
64
あなたにおすすめの小説
囚われ王子の幸福な再婚
高菜あやめ
BL
【理知的美形王子×痛みを知らない異能王子】
触れた人の痛みは感じても、自分の痛みに気づけない──そんな異能を持つ王子カシュアは、政略結婚で嫁いだ異国で幽閉され、四年間忘れられていた。
彼が再び人前に姿を現したのは、クーデターの混乱のさなか。そして、存在を持て余された末、次期宰相である王子との再婚が決まる。
冷静で無口な王子が、なぜかカシュアにだけは優しいのは、かつて彼が妖精物語に恋をした少年だったから――不器用な王子とともに、愛をたしかめ合うストーリー。※2025/11/26第三部スタート
秘匿された第十王子は悪態をつく
なこ
BL
ユーリアス帝国には十人の王子が存在する。
第一、第二、第三と王子が産まれるたびに国は湧いたが、第五、六と続くにつれ存在感は薄れ、第十までくるとその興味関心を得られることはほとんどなくなっていた。
第十王子の姿を知る者はほとんどいない。
後宮の奥深く、ひっそりと囲われていることを知る者はほんの一握り。
秘匿された第十王子のノア。黒髪、薄紫色の瞳、いわゆる綺麗可愛(きれかわ)。
ノアの護衛ユリウス。黒みかがった茶色の短髪、寡黙で堅物。塩顔。
少しずつユリウスへ想いを募らせるノアと、頑なにそれを否定するユリウス。
ノアが秘匿される理由。
十人の妃。
ユリウスを知る渡り人のマホ。
二人が想いを通じ合わせるまでの、長い話しです。
完結|好きから一番遠いはずだった
七角@書籍化進行中!
BL
大学生の石田陽は、石ころみたいな自分に自信がない。酒の力を借りて恋愛のきっかけをつかもうと意気込む。
しかしサークル歴代最高イケメン・星川叶斗が邪魔してくる。恋愛なんて簡単そうなこの後輩、ずるいし、好きじゃない。
なのにあれこれ世話を焼かれる。いや利用されてるだけだ。恋愛相手として最も遠い後輩に、勘違いしない。
…はずだった。
【完結】冷血孤高と噂に聞く竜人は、俺の前じゃどうも言動が伴わない様子。
N2O
BL
愛想皆無の竜人 × 竜の言葉がわかる人間
ファンタジーしてます。
攻めが出てくるのは中盤から。
結局執着を抑えられなくなっちゃう竜人の話です。
表紙絵
⇨ろくずやこ 様 X(@Us4kBPHU0m63101)
挿絵『0 琥』
⇨からさね 様 X (@karasane03)
挿絵『34 森』
⇨くすなし 様 X(@cuth_masi)
◎独自設定、ご都合主義、素人作品です。
【完結】『ルカ』
瀬川香夜子
BL
―――目が覚めた時、自分の中は空っぽだった。
倒れていたところを一人の老人に拾われ、目覚めた時には記憶を無くしていた。
クロと名付けられ、親切な老人―ソニーの家に置いて貰うことに。しかし、記憶は一向に戻る気配を見せない。
そんなある日、クロを知る青年が現れ……?
貴族の青年×記憶喪失の青年です。
※自サイトでも掲載しています。
2021年6月28日 本編完結
【完結】俺はずっと、おまえのお嫁さんになりたかったんだ。
ペガサスサクラ
BL
※あらすじ、後半の内容にやや二章のネタバレを含みます。
幼なじみの悠也に、恋心を抱くことに罪悪感を持ち続ける楓。
逃げるように東京の大学に行き、田舎故郷に二度と帰るつもりもなかったが、大学三年の夏休みに母親からの電話をきっかけに帰省することになる。
見慣れた駅のホームには、悠也が待っていた。あの頃と変わらない無邪気な笑顔のままー。
何年もずっと連絡をとらずにいた自分を笑って許す悠也に、楓は戸惑いながらも、そばにいたい、という気持ちを抑えられず一緒に過ごすようになる。もう少し今だけ、この夏が終わったら今度こそ悠也のもとを去るのだと言い聞かせながら。
しかしある夜、悠也が、「ずっと親友だ」と自分に無邪気に伝えてくることに耐えきれなくなった楓は…。
お互いを大切に思いながらも、「すき」の色が違うこととうまく向き合えない、不器用な少年二人の物語。
主人公楓目線の、片思いBL。
プラトニックラブ。
いいね、感想大変励みになっています!読んでくださって本当にありがとうございます。
2024.11.27 無事本編完結しました。感謝。
最終章投稿後、第四章 3.5話を追記しています。
(この回は箸休めのようなものなので、読まなくても次の章に差し支えはないです。)
番外編は、2人の高校時代のお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる