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一章
43
真城は、机の上に乱雑に置かれた玩具の中から、細くて銀色に光る一本を指先で持ち上げた。
無機質で冷ややかな輝き――刃物のような鋭さはないが、どこか医療器具を思わせるその形状は、見ているだけで背筋がざわつくような異質さを放っていた。
「……次はこれにしよっかな。」
真城は軽い調子でそう呟き、くるくると器具を指で回す。
禍々しい形状の他の玩具と比べると、見た目はまだ“普通”に思える。
だからこそ、蓮は一瞬だけ胸を撫で下ろしかけた。
――これなら、まだマシだ。見た目ほど酷くないかもしれない
――そう、思ってしまったのだ。
だが、その考えは甘かった。
「ふふ……油断した顔してる。」
真城は薄く笑い、蓮の反応を面白がるように視線を細めた。
銀色の器具がゆっくりと、しかし迷いのない動きで蓮の下腹部へと近づいてくる。
先端が中心部に触れた瞬間、冷たさが鋭い電流のように広がり、蓮の全身に鳥肌が立った。
「っ……や、やめろ、それ……なに……っ!」
腰を引こうとするが、真城の腕がしっかりと背を支え、逃げることは叶わない。
「怖がんなくていいよ。ゆっくり入れてあげるから――ね?」
声だけは柔らかく、けれどその奥には逆らう余地を与えない圧があった。
真城は準備とばかりに弛緩剤が入ったローションにそれを潜らせると蓮の中心にあてがう。
「やっ……だめだって、やめ……っ、うあぁっ!!」
器具の先端が、わずかに押し込まれる。
異物が入り込む感覚に、蓮の顔が引き攣り、全身が強張った。
「……冷たい?ローションの中に弛緩剤入ってるからもう少ししたら楽になるよ」
真城は愉快そうに囁きながら、器具を少しずつ深く押し入れていく。
「っ……あ、あぁ……っ、うぐっ……!」
声にならない呻きが蓮の喉から漏れる。
奥へ進むたび、これまで感じたことのない異物感と鋭い痛みが、じわじわと神経を侵してくる。
「う……や、やめっ……やめろぉっ……!」
涙が目尻ににじみ、蓮は必死に体をよじろうとするが、真城は逃がさない。
「ほら、力抜いて。塞がないと――蓮、勝手に出しちゃうでしょ?」
耳元で囁かれる声が、冷たく甘い。
さらに押し込まれ、器具が奥まで到達した感覚に、蓮は息を呑み、全身が硬直する。
喉から漏れる呼吸は浅く、肩で大きく息をしながら、どうにか痛みに耐えようとする。
「うん、いい顔してる。」
真城は満足そうに目を細め、蓮の顎を指先で持ち上げた。
「これで――もう勝手に出せないね。」
その言葉と共に、器具の冷たさと羞恥が容赦なくのしかかる。
蓮の心臓は鼓動を早め、耳の奥で脈打つ音がうるさいほどに響いた。
真城はそんな蓮の顔を至近距離で眺め、口角を上げて囁く。
「ほら、もっと可愛い顔、俺に見せてよ――ね?」
真城の膝の上で、蓮は小さく肩を震わせていた。
宣言通り、対面座位での騎乗位をさせられ足はもう限界だった。
冷たい銀色の器具が奥に収まったまま、その異物感が神経をじわじわと侵してくる。
痛みと羞恥、そして得体の知れない恐怖――そのすべてが絡み合い、蓮の胸の奥を締め付けていた。
――怖い。
初めて、心の底からそう思った。
これまで何をされても、プライドだけは手放さず、強がりを崩さないようにしてきた。
だが今、目の前で笑みを浮かべる真城は、完全に「遊んでいる」。
「俺、蓮の顔どストライクなんだよね。初めて会った日、こんなに俺好みの人間がいて興奮した」
真城は蓮の顎を軽く持ち上げ、愉悦を滲ませた声で囁く。
そのまま、真城の熱がゆっくりと蓮の後で出し入れされる。。
ゆっくりと深呼吸をした次の瞬間、温かい何かが押し込まれてくる。
強制的に飲み込まされる真城の熱――内蔵を押し上げられる息苦しさと羞恥が一気に押し寄せ、蓮は喉の奥を押し開かれる感覚に目を見開く。
「っ……んぐ、っ、うぅ……!」
声にならない呻きとともに、涙が目尻ににじむ。
そして、真城はさらに追い打ちをかけるように、前に固定された尿道のブジーをわずかに動かした。
鈍い痛みの奥で、的確に前立腺を突かれる感覚――それが、避けようのない快楽となって蓮を追い詰めていく。
「ほら、前も後ろも忙しいね。」
軽い調子の声とは裏腹に、その動作には容赦がなかった。
「あぁ……や、やだっ……っ!」
蓮がかすれた声で抵抗の言葉を漏らすと――
「わがままだね。」
真城の手が迷いなく動き、乳首につけられていたクリップをぐいっと引き上げた。
「――っああぁっ!!」
鋭い痛みが神経を走り、蓮の体がびくりと跳ねる。
「いい反応。」
真城は満足そうに目を細め、蓮の顎をまた持ち上げる。
「泣き顔、俺の好みどストライク。」
その笑みは柔らかく見えるのに、奥底に潜む残酷さがぞっとするほど冷たい。
その瞬間、蓮は理解した。
――この男の“玩具遊び”は、本当に怖い。
今日が初めて、心からそう思った。
そして蓮は真城が満足するまで何度も「ぃかせてくださいっ、…」と泣きながら懇願しやっとの許しで射精をすると全身を震わせ潮まで噴かさてしまったのだを
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