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3人視点
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大人気アイドルでもある光留、輝、照真がマネージャーの灯也を好きになって、告白し、あっけなく振られてしまった。
いくらアイドルとはいえ、彼らも人間の心を持っている。鋼の精神で悲しみを押し殺しても、身体は正直に不調を起こした。
楽屋で、輝と照真は落ち込んでいた。灯也に振られたのはもちろん、それで仕事に影響出してしまうほどの自分達の未熟さを。
「はぁ。どうしたもんか…さすがにこのままじゃダメだろ。」
「とは言っても灯也クンに振られたのショックすぎて…あぁ、もう無理ぃ…涙がでちゃうよぉ…」
2人は机に項垂れていた。
光留はただ、何かを考えているようだった。
「……ねぇ。今からめちゃくちゃな提案するけど、聞いてくれる?」
「は?なんだよ。くだらねぇことだったらはたくからな。」
とはいえいつも冷静な彼の提案ならば、今のこの状況をなんとか出来るのかもしれないと、2人は期待していた。
「いやね。灯也さんに彼氏役引き受けてもらって、3人で共有しない?」
「……へ?」
「……はい?」
しかし、提案された内容があまりにもトンチンカンなことで、2人は間抜けな声を出した。
「……光留クン、光留クンでさえ振られたショックで頭おかしくなるんだね。面白いよ、うん…」
「まぁ実際そうかもしれないけど、けどオレは本気だよ。」
「…………やっぱ叩いた方がいいか?」
あまりにも真剣に言うもので、2人は呆れていた。さすがに彼らにも倫理観はある。
「けど実際、仕事にも影響出てるし。何よりも灯也さんのこと諦められる?」
「お前後半が本音だろ。けどまぁ、諦められるかと言われたら…」
「正直、全然だよね…」
輝と照真は素直に口に出した。
「そもそもオレ達がここまで上り詰めたのは諦めない精神できたからだ。そんなオレ達がそう簡単に諦められるわけないだろ?」
「確かに…」
「いやまてまて、それと灯也に彼氏役させるのは違うだろ。あいつはおれ達を振った。役とはいえ、好きでもない奴の彼氏とか嫌に決まってるだろ。」
光留の言葉に照真は納得したが、輝はまだ理性があった。
「受けてくれるよ。灯也さんなら、だって彼はオレ達の“マネージャー“だからね。最終的に彼はオレ達の為にマネージャーとして受け入れてくれるさ。」
「そんな弱み付け入るようなマネ…」
「オレ達は今まで綺麗な水だけで生きてきた訳じゃない。時たまに泥水だって啜ってきた。この業界で生き残る為に、ね?もちろん灯也さんが彼氏役を引き受けてくれたら、じっくりと愛してあげるけどね?」
淡々とそう語る光留を見て2人は恐怖を覚えたが、しかし同時に自分達はまともでもないと自覚があった。
彼の言う通り、この立場になる為に卑怯なマネだってしてきた。綺麗事だけで生きてきた訳じゃない。
そして、何よりも灯也を自分のものにしたい。そんな欲望があった。
「……わかった。灯也が他の誰かの手に渡るぐらいならその提案に乗ってやる。」
「ちょっとだけ申し訳なさはあるけどね。けど、確かに灯也クンなら受け入れてくれるかも。」
「大丈夫だよ、2人共。オレ達は望んでいたものを手に入れた。なら、オレ達が灯也さんのこともいずれ“役“ではなく、本当の"恋人“に出来るさ。さて、まずは外堀を埋める為にも社長と相談しよう。なーに、社長はオレ達には頭が上がらないからね。」
欲望のアイドル達は、社長室に向かった。
その後、光留、輝、照真はとことん灯也にアプローチして、デートして、キスをして、身体を重ねて、ついには灯也の心を手に入れたのであった。
いくらアイドルとはいえ、彼らも人間の心を持っている。鋼の精神で悲しみを押し殺しても、身体は正直に不調を起こした。
楽屋で、輝と照真は落ち込んでいた。灯也に振られたのはもちろん、それで仕事に影響出してしまうほどの自分達の未熟さを。
「はぁ。どうしたもんか…さすがにこのままじゃダメだろ。」
「とは言っても灯也クンに振られたのショックすぎて…あぁ、もう無理ぃ…涙がでちゃうよぉ…」
2人は机に項垂れていた。
光留はただ、何かを考えているようだった。
「……ねぇ。今からめちゃくちゃな提案するけど、聞いてくれる?」
「は?なんだよ。くだらねぇことだったらはたくからな。」
とはいえいつも冷静な彼の提案ならば、今のこの状況をなんとか出来るのかもしれないと、2人は期待していた。
「いやね。灯也さんに彼氏役引き受けてもらって、3人で共有しない?」
「……へ?」
「……はい?」
しかし、提案された内容があまりにもトンチンカンなことで、2人は間抜けな声を出した。
「……光留クン、光留クンでさえ振られたショックで頭おかしくなるんだね。面白いよ、うん…」
「まぁ実際そうかもしれないけど、けどオレは本気だよ。」
「…………やっぱ叩いた方がいいか?」
あまりにも真剣に言うもので、2人は呆れていた。さすがに彼らにも倫理観はある。
「けど実際、仕事にも影響出てるし。何よりも灯也さんのこと諦められる?」
「お前後半が本音だろ。けどまぁ、諦められるかと言われたら…」
「正直、全然だよね…」
輝と照真は素直に口に出した。
「そもそもオレ達がここまで上り詰めたのは諦めない精神できたからだ。そんなオレ達がそう簡単に諦められるわけないだろ?」
「確かに…」
「いやまてまて、それと灯也に彼氏役させるのは違うだろ。あいつはおれ達を振った。役とはいえ、好きでもない奴の彼氏とか嫌に決まってるだろ。」
光留の言葉に照真は納得したが、輝はまだ理性があった。
「受けてくれるよ。灯也さんなら、だって彼はオレ達の“マネージャー“だからね。最終的に彼はオレ達の為にマネージャーとして受け入れてくれるさ。」
「そんな弱み付け入るようなマネ…」
「オレ達は今まで綺麗な水だけで生きてきた訳じゃない。時たまに泥水だって啜ってきた。この業界で生き残る為に、ね?もちろん灯也さんが彼氏役を引き受けてくれたら、じっくりと愛してあげるけどね?」
淡々とそう語る光留を見て2人は恐怖を覚えたが、しかし同時に自分達はまともでもないと自覚があった。
彼の言う通り、この立場になる為に卑怯なマネだってしてきた。綺麗事だけで生きてきた訳じゃない。
そして、何よりも灯也を自分のものにしたい。そんな欲望があった。
「……わかった。灯也が他の誰かの手に渡るぐらいならその提案に乗ってやる。」
「ちょっとだけ申し訳なさはあるけどね。けど、確かに灯也クンなら受け入れてくれるかも。」
「大丈夫だよ、2人共。オレ達は望んでいたものを手に入れた。なら、オレ達が灯也さんのこともいずれ“役“ではなく、本当の"恋人“に出来るさ。さて、まずは外堀を埋める為にも社長と相談しよう。なーに、社長はオレ達には頭が上がらないからね。」
欲望のアイドル達は、社長室に向かった。
その後、光留、輝、照真はとことん灯也にアプローチして、デートして、キスをして、身体を重ねて、ついには灯也の心を手に入れたのであった。
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