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「えっ…」
アーロ様は顔をあげると、その言葉に驚愕していた。
無理もない、こんなことを言われるとは思っていなかっただろうから。
「アーロ様、本当はオルレアン家の名を背負っていくのが嫌なんじゃないですか?いや、それ以前に、置かれている状況に不満を感じているのではありませんか?」
アーロ様は図星を突かれたのか、青紫色の瞳を下に向けた。
「……あぁ、あの場所は僕にとって辛かった。…父上は僕に関心はなかったし、良くない目で見てくる奴らしかいなかった。」
ぎゅっとアーロ様はベッドのシーツを握りしめた。
「…僕は、オルレアン家を継ぎたくない…自由に、なりたい…」
弱々しく俺にそう言った。
ずっとアーロ様の美しい部分しか見てこなかった。いや、見て身振りしていただけかもしれない。
だからもう、彼から逃げださない。
「俺は、ずっと貴方のお側に居ます。」
その言葉を聞いたアーロ様は、再び涙を流す。
「本当、にか?本当に、ずっと僕と一緒に居てくれる、のか?」
「はい、これからずっとです。」
俺は笑みを浮かべて、再び唇を重ねた。アーロ様は手を俺の頭に添えて、深く返してくる。
口を開ければアーロ様の舌が俺の中に入ってくる。それに応えるようにアーロ様の舌に自分の舌を絡ませた。
互いに熱を与えているような感覚に陥る。
するとそのままアーロ様に押し倒された。
「ルドルフ…今一度、お前を抱きたい…良いか?」
まるで初めて抱くかのような言い方に思わず笑いそうになる。
「はい…どうか、アーロ様と繋がっていたいです…」
それを聞いたアーロ様は衣類を脱ぐ。そして何も着てないありのままの姿を俺に披露する。白い肌に引き締まった身体はまるで神の彫刻を見ているようだった。もう、何もかもが美しい。
そしてアーロ様は自分のモノを手に取り、俺の後孔に当てる。
「アーロ様…早く、早く俺の中に入ってください!」
「言われなくとも、そうするつもりだ。」
ゆっくりと挿れてきた。もう何度も俺の中に入ってきたソレをすんなり身体は受け入れる。
けれどもこんなにも幸福感を感じるのは初めてだった。ずっとずっと、彼にこうされたかった。愛されたかったのだ。
「んんぅ!あぁっん!」
奥まで入ると今度は腰を振り始めてきた。肌と肌がぶつかる音が部屋中に響き渡る。
俺はアーロ様の首に腕を回して必死に抱きついた。
「あぁっ!アーロさまぁ!もっと、もっとあなた、の熱をかんじたいっ!」
「ルドルフ…!あぁ、もちろん、だ。」
そう言ってさらに動きが激しくなっていく。
快楽が次々と身体を支配していき、息が出来なくなる。なのに心地良い。
それはアーロ様も同じなのか、荒い呼吸を繰り返していた。
「あぁぁぁ!でるっ、でちゃい、ます!」
「なら、共に…」
その瞬間、俺達は達した。
同時に達した時、俺の中に熱いものが注がれた。それがとてつもなく嬉しかった。
互いに息を整えた後、視線を合わせる。
そして互いに求めている、求められていることを理解して、何も言わずに俺達は唇を重ねた。
この瞬間、ようやく俺達は結ばれた。
それから俺達は何もかも捨てて、遠く、はるか遠くまで駆け落ちした。
アーロ様は顔をあげると、その言葉に驚愕していた。
無理もない、こんなことを言われるとは思っていなかっただろうから。
「アーロ様、本当はオルレアン家の名を背負っていくのが嫌なんじゃないですか?いや、それ以前に、置かれている状況に不満を感じているのではありませんか?」
アーロ様は図星を突かれたのか、青紫色の瞳を下に向けた。
「……あぁ、あの場所は僕にとって辛かった。…父上は僕に関心はなかったし、良くない目で見てくる奴らしかいなかった。」
ぎゅっとアーロ様はベッドのシーツを握りしめた。
「…僕は、オルレアン家を継ぎたくない…自由に、なりたい…」
弱々しく俺にそう言った。
ずっとアーロ様の美しい部分しか見てこなかった。いや、見て身振りしていただけかもしれない。
だからもう、彼から逃げださない。
「俺は、ずっと貴方のお側に居ます。」
その言葉を聞いたアーロ様は、再び涙を流す。
「本当、にか?本当に、ずっと僕と一緒に居てくれる、のか?」
「はい、これからずっとです。」
俺は笑みを浮かべて、再び唇を重ねた。アーロ様は手を俺の頭に添えて、深く返してくる。
口を開ければアーロ様の舌が俺の中に入ってくる。それに応えるようにアーロ様の舌に自分の舌を絡ませた。
互いに熱を与えているような感覚に陥る。
するとそのままアーロ様に押し倒された。
「ルドルフ…今一度、お前を抱きたい…良いか?」
まるで初めて抱くかのような言い方に思わず笑いそうになる。
「はい…どうか、アーロ様と繋がっていたいです…」
それを聞いたアーロ様は衣類を脱ぐ。そして何も着てないありのままの姿を俺に披露する。白い肌に引き締まった身体はまるで神の彫刻を見ているようだった。もう、何もかもが美しい。
そしてアーロ様は自分のモノを手に取り、俺の後孔に当てる。
「アーロ様…早く、早く俺の中に入ってください!」
「言われなくとも、そうするつもりだ。」
ゆっくりと挿れてきた。もう何度も俺の中に入ってきたソレをすんなり身体は受け入れる。
けれどもこんなにも幸福感を感じるのは初めてだった。ずっとずっと、彼にこうされたかった。愛されたかったのだ。
「んんぅ!あぁっん!」
奥まで入ると今度は腰を振り始めてきた。肌と肌がぶつかる音が部屋中に響き渡る。
俺はアーロ様の首に腕を回して必死に抱きついた。
「あぁっ!アーロさまぁ!もっと、もっとあなた、の熱をかんじたいっ!」
「ルドルフ…!あぁ、もちろん、だ。」
そう言ってさらに動きが激しくなっていく。
快楽が次々と身体を支配していき、息が出来なくなる。なのに心地良い。
それはアーロ様も同じなのか、荒い呼吸を繰り返していた。
「あぁぁぁ!でるっ、でちゃい、ます!」
「なら、共に…」
その瞬間、俺達は達した。
同時に達した時、俺の中に熱いものが注がれた。それがとてつもなく嬉しかった。
互いに息を整えた後、視線を合わせる。
そして互いに求めている、求められていることを理解して、何も言わずに俺達は唇を重ねた。
この瞬間、ようやく俺達は結ばれた。
それから俺達は何もかも捨てて、遠く、はるか遠くまで駆け落ちした。
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