目付きの悪い俺が黒猫に振り回されてます。

海野(サブ)

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前編

36 ※

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「く、くろっ、あ、っ、クロ……!」

「なーに?」

 クロは俺と目を合わせてきた。もうその目は次に俺が何を言おうとしているのか分かっているようだった。
 その目で見られるだけでも、ゾクゾクと疼く。

「……!!あ、あぁっ、く、くろの、お、おれの、なかに、い、いれて、くれっ!」

 俺は必死に欲望を口に出した。顔が熱い、耳も熱い、身体の全てが熱い。恥ずかしくてこのまま蒸発してしまいそうだ。

「……いいよ♪」

 そう言ってクロは指を引き抜いて、自身のズボンを脱ぐ。そして、クロのモノを出してきた。
 俺は息を飲み込んだ。クロのモノは俺のとは違って先端に棘のようなものがあった。猫の陰茎には棘があるとは聞いていたが、クロにも当てはまるらしい。
 いざクロのを見ると、怖くなってきた。不安で手に汗が滲んでくる。
 クロは俺を四つん這いにさせてきた。四つん這いといっても俺は手首を縛られている為、お尻を突き出している体制になっている。

「大丈夫だよ、シロウ。力抜いて…」

 そう言ってクロはローションを付けた指で孔に軽く触れていく。そして、次に指じゃないモノが孔に触れてきた。

「あっ……」

「じゃあ挿れるよ?」

 そのままズブっと孔を広げてゆっくりと挿れてきた。

「あ゛ッッ……!」

 明らかに今まで挿れてきた指やディルドとは違う、主張が全く違うのだ。熱い肉棒が俺の中を支配していくようだった。クロはゆっくり挿入してくる。それが返ってじわじわと熱が伝わってくるのだ。

「くうっ…ふぅ、うぅ…」

「シロウ、息吐いて、そう、その調子。」

 こわばっている俺をなだめながらも更に奥に挿れてくる。
 ま、まだ奥に入るのか…?これ以上入ってしまったら壊れてしまうんじゃないだろうか…?

「シロウ、全部入ったよ。」

「あっ……」

 すっかり俺の腹の中はクロのモノでいっぱいになっているようだった。
 挿れられてる。本当に俺、挿れられてるんだ…!

「ははっ、シロウの中熱いね…それでどうする?もう動いちゃう?」

「えっ、あっ…」

 正直今でもだいぶヤバいのに、ピストンでもされたら刺激受けて死ぬんじゃないだろうか。
 で、でもここまでして本当に挿れるだけってのもなんだかもったいない気もしてきた。
 というか、本当はされたい。中を刺激してほしい。
 じゃあもう答えは決まってるじゃないか。

「う、う、ごいて、ほしい…」

「わかった。」

 クロは俺の腰を掴んでそのままゆっくり動き出した。

「あ゛っっっっ……!はぁっ…ゔぐっ…!」

 ずぶっ…くちゅ…
 中が擦れるたびに熱さが増してきていやらしい音が部屋に響いてきた。自分のペースではなく、クロのペースでやってる為、予想ができずただされるがままでいた。
 そして前立腺にクロの先端が当たる。

「あ゛っっっん!!く、くろっ、そこっ…!」

「うん、ここいっぱい突いてあげる♪」

「おっ、あっ、あんっ、あっ、ひっ、あっ…!」

 グリグリグリッと前立腺ばかり突いていく。口から涎が止まらない。必死に止めようとしても感じまくってしまい、喘ぎ声が出てしまい閉ざせない。俺の身体は今まで以上に反応してしまう。

「あ゛っイクッ!イクッッ!!!!」

 散々寸止めされて発散出来なく溜め込んでいたこの身体はもう、我慢が利かなかった。

「…………いいよ、イッて♪」

「~~~ッッッ!!!!!」

 クロのその言葉で、俺は我慢出来ずに達してしまった。モノから勢いよく性液が飛び散って、ベッドを汚していく。

「はぁっ……はぁ……はぁ…」

 ナカだけでイッてしまった。溜め込まれたせいなのか今までの射精より気持ちよかった気がする。

「…ねぇ、まだ物足りないんじゃない?」

「!!!」

 そう言ってクロは挿入したまま俺を仰向けにしてきた。そしてクロの姿がはっきりと目に映った。
 相変わらずすました笑みを浮かべているが、いつもより頬が赤く、汗をかいているようだった。

「い、いや、も、もういいっ!イったからもういい!」

 とりあえず射精は出来た。これ以上する必要はなかった。そう、たとえ射精したはずなのにまたモノが興奮していたとしても。

「…射精したら終わりなの?じゃあ僕まだイッてないから終わりじゃないね♪」

「へっ?あぁっ!!く、くろっ!??!」

 クロは再び腰を振り始めた。しかもさっきよりも早く激しく揺らしてきた。

「あっ、はげっしいっ、あっ、あっあぁっっ!!」

 息つく暇なんてない、パンパンパンパンッと肉がぶつかるたびに身体が激しく熱を帯びていく。

「射精、したいんだよね?じゃあここも擦ってあげる。」

「やっあっ!!それ、さわっちゃ、だめっ!!」

 ただでさえ今、中が熱くて気持ちよくておかしくなりそうなのにソコも触られたら意思が飛びそうになる。
 もう、余裕なんてない。最初からそんなものなかったようなものだけど。クロのモノを中で感じまくって息をするのも忘れてしまうほど俺はただこの快感に溺れかけていた。

「あっ、あっ、んっ、あっ、あっ、あっ。」
 
 ふと、クロの顔を見ると、余裕がなくなってきたのか息をこぼしていた。
 その姿を見て、どこか安堵していた。安堵するのもおかしな話ではあるが、クロは妖怪で俺とは違う。いつも余裕のある笑みを浮かべて好き勝手に身体を弄ってくる。だから距離があるような気がしていた。
 だからクロの余裕ない表情を見ていると、親近感が湧くという訳ではないが、身近に感じた。

「……何見てんの?」

「んあっ!?!!!」

 俺に見られるのに気付いたのか、奥にグイッと突いてきた。

「シロウ、余裕ありそうだね?ならもうちょーと激しくしても大丈夫だね♪」

「へっ?!い、いやむ、むりっ、あ゛っっ!!!」

 ただでさえ激しくて余裕なかったというのに、更にぱちゅんぱちゅんとリズム良く、なお激しく音を立てながら突いてきた。
 俺はもう情けない喘ぎ声すら出せそうになかった。クロがイく前に俺は2度目の射精をしたが、クロは止まることなかった。

「あ゛っっっっっっっ!」

 イッたばかりなのに、熱が加されて一気にまた身体が熱くなり感じまくっている。
 もう解放して欲しいという気持ちと、このまま突いて欲しいという欲が混ざり合ってもう何が何だかわからない状態だった。

「はぁっ、はあっ、シロウっ、……ぼく、いきっそうっ……」

 流石にクロも限界を感じ始めたのかそう口に出した。そして次の瞬間、俺の中に熱い何かが注がれた。

「あ゛う゛………………」

 俺は中に注がれたのがクロの性液だと分かると、その熱さえもビクビクと感じてしまった。

「はぁ、はぁっ……」
 
 クロは一旦、孔からモノを取り出した。中はクロの性液だけが残った。

「……シロウ。」

 クロは俺の前髪に触れて上に流した。そしてそのまま頬に触れてきた。

「…可愛い、シロウ。」

「……へっ?」

 突然何を言い出したのか分からず困惑していると、クロはそのまま顔を近づけて、
 そして俺の唇に自分の唇を当てた。
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