7 / 15
第7話「腹ペコメイドは徘徊する」
しおりを挟む
《魔王城のとあるメイド》
私の名前は、エリナ。魔王城で働くメイドです。
まだ新米の私は、上司のリュシー様によく怒られます。
蛇女族特有の、氷のような冷たい視線を向けられながら怒られると、怖くてうっかりお漏らししてしまいそうになります。
ついさっきも、掃除をしていたときに客間のテーブルを壊してしまいました。
リュシー様に、「この馬鹿力狼っ娘!」と怒られました。
でも、しょうがなかったのです。
あの虫を見たら、反射的に体が動いてしまったのです。
黒くテカった体に、あのカサカサと素早い動き。
嫌悪感と本能で、反射的にテーブルを叩き壊してしまいました。
今は休憩時間ですが、トボトボと廊下を歩いているところです。
「お腹空きました……。ひもじいです……」
テーブルを壊した罰として、お昼抜きの刑に処されたのです。
リュシー様は、悪魔です。獣人を兵糧攻めするなんて、とんだ人でなしです。
そんな時に、たまたま通りがかった厨房からは、とても美味しそうな匂いがしてきます。
「ちょっとくらい、良いですよね……」
いつもは大勢いるコックの人たちが、今は居なそうです。
昼食の準備が終わり、今は休憩中で出払っているのかもしれません。
というわけで、チャンスです。
ちょっとだけなら、誰にも迷惑にならないはずです。
厨房の中を覗き込み、人がいないかを確認します。
その時でした。
「おおー! 獣耳メイドじゃん! 犬……? いや狼耳かな?」
「――!?」
いきなり声を掛けられて、かなり驚きました。
後ろめたい行動中だったためか、驚きもひとしおです。
ちょっと漏らしそうになったのは、秘密です。
振り向くとそこには、見た目あまり特徴のない男の人が立っていました。
この厨房のコックの人たちは、見た目からして濃い方ばかりなので、そういう意味でも驚きました。
それにしても……、全く気配を感じさせませんでした。
銀狼族の私は、魔族の中でも特に気配に敏感なのにです。
気配を感じないのは、凄く弱い人か、はたまた強者が気配を消している時です。
この方は初めて見ますが、誰でしょうか。
つい緊張してしまいます。
「唐揚げを作っていたんだけど、味見してみる?」
“からあげ”とは何でしょうか。
言い方からすると料理の名前……。
ふとそこで思い出したことがあります。
一昨日、魔王様が変わったとの通達がありました。
国民への発表はまだですが、お城で働く私たちには極秘事項として通達されたのでした。
あの可愛い見た目からは想像できない程に、超強い魔王様が屈して、その座を譲ったと、このメイドは聞いております。
初めその話を聞いたときは、私にも優しかったローザベル様に……と憤りの気持ちがあったのですが、どうやらそのローザベル様も嬉しそうにしているらしく、今は憤りの気持ちはありません。
あれでしょうか、自分より強い方に仕える喜びを、ローザベル様も感じたということでしょうか。
“からあげ”という単語は、たしかその新魔王様がらみで聞いた気がします。
「あの……、お名前をお聞きしてもいいでしょうか」
聞くのが怖いですが、つい問いかけてしまいました。
「お、俺? イツキ、だけど。……獣耳メ……仲良くしてくれると嬉しいな」
イ・ツ・キ……様。
間違いありません。新魔王様です。
リュシー様が、たしかに言っていました。
冷や汗が止まりません。
あのローザベル様が屈したという以上、強さの天井がまったく想像できません。
気配を感じさせなかったのは、その強力な力を隠していたからですね。
私が黒いカサカサを叩き潰すように、この方の怒りに触れたら私も叩き潰されてしまいます。
さらに思い出しました。
“からあげ”というのは、コカトリスの肉を使った料理のことだと、皆が噂していました。
あの石化を使う魔獣は、手練れの者でも簡単には仕留められないと聞いています。
確かAランクの魔獣だったはずです。
石化を食らったら、私の自慢のモフモフ尻尾もカチカチになってしまうのでしょうか。
そんなコカトリスを倒して料理してしまうとは、さすが新魔王様です。
きっと、いとも容易くコカトリスの群れを蹂躙したのでしょう。
「私はメイドのエリナです。私のことは食べても美味しくないと思いますっ」
コカトリスのことを考えていたら、変なことを口走ってしまいました。
言ってから気づくとは、まさにこのことです。
「……ぷっ。面白い子だね。ちょっと待っててね」
イツキ様は、そう言って奥の方に行ってしまいました。
怒っていない様子で、ほっとします。
戻ってくるときには手に大きなお皿を持っていました。
「それが……からあげ……ですか」
それがコカトリスの料理ですか。
コカトリスは食材としても超高級なものだったはずです。
通常、メイド風情が口にできるものではありません。
「そう、これが唐揚げ。いっぱいあるから、遠慮しないで食べてごらん」
イツキ様が笑顔で大皿を差し出してくれました。
その時、つい反射的に体が動いてしまいました。
黒いカサカサをテーブルごと叩き潰した時と同じよう……、同じにしたくはありませんが、目の前の茶色い料理を反射的につかんで口に入れていました。
この料理、見た目の派手さは無いのですが、匂いがヤバいです。『美味しいです』という匂いを全く隠す気がありません。
もっとヤバいのは、想像をはるかに超えて美味しいことです。
「……モグモグ」
口の中が美味しさでいっぱいです。
この美味しさは、コカトリスだから?それとも料理方法が上手いから?
きっと両方なのでしょう。
美味しすぎて、下半身に力が入らなくなり、足が少しカクカクしてしまいます。
美味しすぎて、ちょっと涙ぐんでしまいました。
美味しすぎて、漏らしそうになったのは、きっと気のせいです。
私は狼であって犬ではないので、マーキングはしないのです。
「味はどう?」
「…………(コクコク)」
イツキ様が問いかけてきます。
失礼なことだと分かっていますが、口を開けたら美味しさが逃げてしまいそうで、必死にうなずいて肯定の意思表示をします。
「そっか、なら良かった。もっと食べていっていいからさ」
お言葉に甘えて、大皿の“からあげ”を全部食べてしまいました。
食べてから、さすがに全部はまずかったかと思いました。
「ごめんなさい! 美味しすぎて、全部食べてしまいました」
こんなに美味しいものを食べさせてもらっても、私にお返しできることはあまりありません。
「いいよ、いいよ。色々試したくて作ったやつだからさ。美味しそうに食べてもらえて嬉しいよ」
「……イツキ様にこれだけのことをしてもらって、何もしないというのはあまりにも申し訳ないです。何でも言ってください!」
魔王様とメイドの関係である以上、この料理は関係なしに逆らえないのです。
それなのに、一方的にこんなに美味しい思いをさせてもらって、何もしないではメイドが廃ります。
「じゃあ……、耳を少し触ってもいいかな?」
「……えっ?」
「い、いやなら良いんだ。ごめん、変なこと言ったね」
イツキ様がワタワタしています。
そんなことでいいんでしょうか……。
「いえ、存分にお触りください。もしよろしければ、尻尾もいかがでしょうか」
イツキ様は触りたいと仰いましたが、この方なら私の方から触って欲しいくらいです。
つい尻尾も追加してしまった私は、はしたない子でしょうか。
「じゃあ……」
イツキ様が優しく耳と尻尾をなでてくれます。
「……ぅん」
気持ちよくて、つい目を細めてしまいます。
「フワフワで最高だよ」
イツキ様はそう仰いますが、美味しいものをご馳走になって、優しくなでられて、最高なのは私の方です。
リュシー様の罰には感謝です。
とても幸せなひと時でした。
私の名前は、エリナ。魔王城で働くメイドです。
まだ新米の私は、上司のリュシー様によく怒られます。
蛇女族特有の、氷のような冷たい視線を向けられながら怒られると、怖くてうっかりお漏らししてしまいそうになります。
ついさっきも、掃除をしていたときに客間のテーブルを壊してしまいました。
リュシー様に、「この馬鹿力狼っ娘!」と怒られました。
でも、しょうがなかったのです。
あの虫を見たら、反射的に体が動いてしまったのです。
黒くテカった体に、あのカサカサと素早い動き。
嫌悪感と本能で、反射的にテーブルを叩き壊してしまいました。
今は休憩時間ですが、トボトボと廊下を歩いているところです。
「お腹空きました……。ひもじいです……」
テーブルを壊した罰として、お昼抜きの刑に処されたのです。
リュシー様は、悪魔です。獣人を兵糧攻めするなんて、とんだ人でなしです。
そんな時に、たまたま通りがかった厨房からは、とても美味しそうな匂いがしてきます。
「ちょっとくらい、良いですよね……」
いつもは大勢いるコックの人たちが、今は居なそうです。
昼食の準備が終わり、今は休憩中で出払っているのかもしれません。
というわけで、チャンスです。
ちょっとだけなら、誰にも迷惑にならないはずです。
厨房の中を覗き込み、人がいないかを確認します。
その時でした。
「おおー! 獣耳メイドじゃん! 犬……? いや狼耳かな?」
「――!?」
いきなり声を掛けられて、かなり驚きました。
後ろめたい行動中だったためか、驚きもひとしおです。
ちょっと漏らしそうになったのは、秘密です。
振り向くとそこには、見た目あまり特徴のない男の人が立っていました。
この厨房のコックの人たちは、見た目からして濃い方ばかりなので、そういう意味でも驚きました。
それにしても……、全く気配を感じさせませんでした。
銀狼族の私は、魔族の中でも特に気配に敏感なのにです。
気配を感じないのは、凄く弱い人か、はたまた強者が気配を消している時です。
この方は初めて見ますが、誰でしょうか。
つい緊張してしまいます。
「唐揚げを作っていたんだけど、味見してみる?」
“からあげ”とは何でしょうか。
言い方からすると料理の名前……。
ふとそこで思い出したことがあります。
一昨日、魔王様が変わったとの通達がありました。
国民への発表はまだですが、お城で働く私たちには極秘事項として通達されたのでした。
あの可愛い見た目からは想像できない程に、超強い魔王様が屈して、その座を譲ったと、このメイドは聞いております。
初めその話を聞いたときは、私にも優しかったローザベル様に……と憤りの気持ちがあったのですが、どうやらそのローザベル様も嬉しそうにしているらしく、今は憤りの気持ちはありません。
あれでしょうか、自分より強い方に仕える喜びを、ローザベル様も感じたということでしょうか。
“からあげ”という単語は、たしかその新魔王様がらみで聞いた気がします。
「あの……、お名前をお聞きしてもいいでしょうか」
聞くのが怖いですが、つい問いかけてしまいました。
「お、俺? イツキ、だけど。……獣耳メ……仲良くしてくれると嬉しいな」
イ・ツ・キ……様。
間違いありません。新魔王様です。
リュシー様が、たしかに言っていました。
冷や汗が止まりません。
あのローザベル様が屈したという以上、強さの天井がまったく想像できません。
気配を感じさせなかったのは、その強力な力を隠していたからですね。
私が黒いカサカサを叩き潰すように、この方の怒りに触れたら私も叩き潰されてしまいます。
さらに思い出しました。
“からあげ”というのは、コカトリスの肉を使った料理のことだと、皆が噂していました。
あの石化を使う魔獣は、手練れの者でも簡単には仕留められないと聞いています。
確かAランクの魔獣だったはずです。
石化を食らったら、私の自慢のモフモフ尻尾もカチカチになってしまうのでしょうか。
そんなコカトリスを倒して料理してしまうとは、さすが新魔王様です。
きっと、いとも容易くコカトリスの群れを蹂躙したのでしょう。
「私はメイドのエリナです。私のことは食べても美味しくないと思いますっ」
コカトリスのことを考えていたら、変なことを口走ってしまいました。
言ってから気づくとは、まさにこのことです。
「……ぷっ。面白い子だね。ちょっと待っててね」
イツキ様は、そう言って奥の方に行ってしまいました。
怒っていない様子で、ほっとします。
戻ってくるときには手に大きなお皿を持っていました。
「それが……からあげ……ですか」
それがコカトリスの料理ですか。
コカトリスは食材としても超高級なものだったはずです。
通常、メイド風情が口にできるものではありません。
「そう、これが唐揚げ。いっぱいあるから、遠慮しないで食べてごらん」
イツキ様が笑顔で大皿を差し出してくれました。
その時、つい反射的に体が動いてしまいました。
黒いカサカサをテーブルごと叩き潰した時と同じよう……、同じにしたくはありませんが、目の前の茶色い料理を反射的につかんで口に入れていました。
この料理、見た目の派手さは無いのですが、匂いがヤバいです。『美味しいです』という匂いを全く隠す気がありません。
もっとヤバいのは、想像をはるかに超えて美味しいことです。
「……モグモグ」
口の中が美味しさでいっぱいです。
この美味しさは、コカトリスだから?それとも料理方法が上手いから?
きっと両方なのでしょう。
美味しすぎて、下半身に力が入らなくなり、足が少しカクカクしてしまいます。
美味しすぎて、ちょっと涙ぐんでしまいました。
美味しすぎて、漏らしそうになったのは、きっと気のせいです。
私は狼であって犬ではないので、マーキングはしないのです。
「味はどう?」
「…………(コクコク)」
イツキ様が問いかけてきます。
失礼なことだと分かっていますが、口を開けたら美味しさが逃げてしまいそうで、必死にうなずいて肯定の意思表示をします。
「そっか、なら良かった。もっと食べていっていいからさ」
お言葉に甘えて、大皿の“からあげ”を全部食べてしまいました。
食べてから、さすがに全部はまずかったかと思いました。
「ごめんなさい! 美味しすぎて、全部食べてしまいました」
こんなに美味しいものを食べさせてもらっても、私にお返しできることはあまりありません。
「いいよ、いいよ。色々試したくて作ったやつだからさ。美味しそうに食べてもらえて嬉しいよ」
「……イツキ様にこれだけのことをしてもらって、何もしないというのはあまりにも申し訳ないです。何でも言ってください!」
魔王様とメイドの関係である以上、この料理は関係なしに逆らえないのです。
それなのに、一方的にこんなに美味しい思いをさせてもらって、何もしないではメイドが廃ります。
「じゃあ……、耳を少し触ってもいいかな?」
「……えっ?」
「い、いやなら良いんだ。ごめん、変なこと言ったね」
イツキ様がワタワタしています。
そんなことでいいんでしょうか……。
「いえ、存分にお触りください。もしよろしければ、尻尾もいかがでしょうか」
イツキ様は触りたいと仰いましたが、この方なら私の方から触って欲しいくらいです。
つい尻尾も追加してしまった私は、はしたない子でしょうか。
「じゃあ……」
イツキ様が優しく耳と尻尾をなでてくれます。
「……ぅん」
気持ちよくて、つい目を細めてしまいます。
「フワフワで最高だよ」
イツキ様はそう仰いますが、美味しいものをご馳走になって、優しくなでられて、最高なのは私の方です。
リュシー様の罰には感謝です。
とても幸せなひと時でした。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
ギルドの片隅で飲んだくれてるおっさん冒険者
哀上
ファンタジー
チートを貰い転生した。
何も成し遂げることなく35年……
ついに前世の年齢を超えた。
※ 第5回次世代ファンタジーカップにて“超個性的キャラクター賞”を受賞。
※この小説は他サイトにも投稿しています。
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
転生したら幼女でした!? 神様~、聞いてないよ~!
饕餮
ファンタジー
書籍化決定!
2024/08/中旬ごろの出荷となります!
Web版と書籍版では一部の設定を追加しました!
今井 優希(いまい ゆき)、享年三十五歳。暴走車から母子をかばって轢かれ、あえなく死亡。
救った母親は数年後に人類にとってとても役立つ発明をし、その子がさらにそれを発展させる、人類にとって宝になる人物たちだった。彼らを助けた功績で生き返らせるか異世界に転生させてくれるという女神。
一旦このまま成仏したいと願うものの女神から誘いを受け、その女神が管理する異世界へ転生することに。
そして女神からその世界で生き残るための魔法をもらい、その世界に降り立つ。
だが。
「ようじらなんて、きいてにゃいでしゅよーーー!」
森の中に虚しく響く優希の声に、誰も答える者はいない。
ステラと名前を変え、女神から遣わされた魔物であるティーガー(虎)に気に入られて護られ、冒険者に気に入られ、辿り着いた村の人々に見守られながらもいろいろとやらかす話である。
★主人公は口が悪いです。
★不定期更新です。
★ツギクル、カクヨムでも投稿を始めました。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる